塾長日記

2018年06月30日

市川大野特別支援校

 市川大野特別支援校の学校公開に伸栄学習会の放課後等デイサービスのスタッフと一緒に参加した。

 この学校はかつての県立市川北高校の跡地に作られたもので、7年目を迎えたとのこと。

 以前の市川北高校時代には何度も足を運んだことがあったが、特別支援校になってからははじめて。4階建ての校舎が2階建てになり、グランドが農園に変わっていた。

 懐かしさと同時に年月の移り変わりを感じた。

 知的障がい児を対象にした学校ではあるが、志願者が多く、特別支援校では珍しく入学試験が課せられている。この日も生徒・保護者300名強が参加していた。

 民間企業への就職を目指す学校で、園芸技術科・工業技術科・生活デザイン科・流通サービス科の4学科から成り、それぞれに応じた職業訓練が中心に行われている。

 校舎はとてもキレイ。ゴミ1つ落ちていない。

 それもそのはずで、流通サービス課にはメンテナンスサービスコースが設置されていて、ここでは、専門的な清掃業務が指導されている。

 このコースの子どもたちが、毎日、校舎全体のメンテナンスを行っているそう。

 1学年96名で、昨年度の実績ではこのうち85名が一般企業に就職しているとのこと。特別支援校としては著しく高い就職率を誇っている。

 全体説明の後、4学科それぞれについてていねいに見学をさせていただいたが、子どもたちがとてもイキイキと学んでいるのが印象に残った。



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2018年06月21日

働く意味

 「何のために働くか」は永遠のテーマ。学習塾にとっても、子どもを指導する上で、いつも頭の片隅に置いておかなければいけない課題の1つ。

 そんな問題意識から、専門家をお招きして伸栄学習会の若いスタッフを対象に勉強会を開催した。

 この日は、新幹線の車内販売員がカリスマ社員に成長するサクセスストーリーをテーマにしたスゴロク式ゲームを行った。
働き方












 この女性販売員は、子ども時代から入社後もさまざまな苦労を重ねて、独自の工夫と行動によって成長された方。

 自分らしい仕事ををするためにどうしたらよいか、そのためにはどんな心構えを持つべきかなどについて、その販売員の姿を重ねつつ学んだ。

 これは講師として子どもを指導するときに大切な視点であるし、同時に若い講師が自分自身を仕事を振りかえるヒントにもなるのではないかと感じた。

 仕事を好きになるとはどういうことか、好きになるためにはどうしたらよいか、そもそも好きな仕事とはどういうことなのか………等など原点に立ち返った話をスタッフから聞けたのは貴重な体験だった。



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2018年05月18日

研究課題

 東京ビッグサイトで開かれた「教育ITソリューションEXPO」に出かけた。 

教育IT












  この展示会、今や塾をやっている者にとっては、行って当たり前のイベント。知り合いの多くの方も出かけたよう。

 英語教材・デジタル教材・e-ラーニング・タブレット等など、塾で使えそうな教材がヤマのように出展されていた。

 当然のことながらそのすべてがコンピュータを利用したもの。「ITソリューション」と銘打たれていたので当たり前と言えば当たり前だが、今や教育とコンピュータが切っても切れない関係にあるのを改めて痛感した。

 伸栄学習会でも取り入れたい教材がいくつかあり、業者の方と連絡先の交換をした。

 それはそれとして面白かったのが、同時に開催されていた「学校施設・サービス展」。防災・空調・音響商品などと並んで、机やイスなどの備品も出展されていた。

 昔ながらの机やイスとは異なり、機能性に富みデザインも斬新。上手く使えば授業の効率化が図れるのではないかと感じた。 

 ただ、使い方にアイディアが必要そうで、下手に導入すればゴミの山にもなりそう。

 スタッフ含めて、これからの研究課題にすることにした。



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2018年05月10日

異業種交流会

 異業種交流会で「経営力向上セミナー」と銘打たれた講演会で講師を仰せつかった。

 当学習会は言うまでもなく零細弱小の学習塾。「経営力」なんて持ち合わせていないし、そもそも、日々の活動が「経営」と呼べるようなものであるかも疑わしい。

 ただ、事務局から強い要請があり、勉強になりそうなのでお引き受けした。

 この異業種交流会には学習塾はどこも参画していない。それどころか、サービス業もほとんどなく、大半が製造や建設など物づくりに関係して企業が多い。

 従って、学習塾の運営について話をしてもほとんど意味がなさそう。

 そこで、塾での子どもの指導が、各社の社員研修になればと考えて、この共通点になりそうなことを中心に話を進めた。

 改めて、構想を練るとけっこう話題がたくさん見つかった。これをすべて話すとなるととても持ち時間で収まりそうもない。そこで、いらない部分をかなりカットしたが、それでも内容は盛りだくさん。

 当日は時間との戦い。

 時計を片目で見つつ話を進める。内心は時間オーバーになるのではないかという恐怖でヒヤヒヤ。

 ただ、運のいいことにちょうどピッタリで終了。何とかお役目を果たすことができた。

 ふだん、学習塾仲間の中で話をするのとかなり違う。緊張感もあった。

 振り返ればいい経験をさせていただいたと感謝している。  



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2018年04月10日

ISO更新審査

 昨日、本日の2日間にわたってISO更新審査が行われた。

iso2018












 大きな問題はなく、無事に認証登録が継続されることになり、まずはホッとした。

 ISO29990の認証を取得したのが平成23年5月、従って、もう7年が経過したことになる。

 PDCAを回すこと、記録をしっかり残すこと、そして、これらを通じて授業をはじめて会社全体の改善を図っていくことがISO取得の意義と感じている。

 今日の審査でも、現場の講師から思いもかけない提案があったり、認識の微妙な違いに気づかされた。

 伸栄学習会のような小さな塾でも、コミュニケーションを円滑にして、方向を一致させることが大切であることを改めて認識。

 審査では9つの改善の機会を与えられた。

 これを機に、講師が一丸となってさらにシステムの改善を図らなければならないことを強く感じた。



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2018年04月05日

AI

 東京ビッグサイトで開かれている「AI・人工知能 EXPO」に講師と一緒に出かけた。

 AIは今や話題沸騰。教育の分野も例外ではない。

 りんかい線の国際展示場駅を降りて、まずビックリ。文字通り、人の列。

AI1













 AIの訴求力に今さらながら感心。

 会場内も当然ながら満員状態。人が多すぎて、説明を聞くのに順番待ちをしなければならないブースも多い。

 一方、会場内には、具体的な導入に向けてというより、AIとはどんなものなのかとか、AIでどんなことができるのかを学ぶために来ている人もいるよう。

AI2





















 会場で配られたパンフの中にも、「AIの仕組み解説」とか「意外と知らないAI」とか「AI勉強会」などがチラホラ見受けられた。

 以前より、伸栄学習会としても、業務改善や保護者などのコミュニケーションツールして是非、AIを導入したいと考えてきた。

 この日、数社とAI導入に向けて具体的な糸口をつかむことができた。

 予算の制約もあるが、何とか具体化したいと思っている。



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2018年03月27日

受験は団体戦

 この日曜日、伸栄学習会の講師たちと一緒に「ウェブデザイン技能検定3級」なる試験を受けた。
 
 この検定は、Web業界唯一の国家資格で、インターネットやホームページについての一般知識や、Webサイトを制作する際に必要な知識やスキルが問われる。

 実技試験と学科試験があり、合格すれば「ウェブデザイン技能士」と称することができるらしい。

 受験申込みしたのが2月末。それから、アタフタと勉強を始めた。

 受けたのは私も含めて、webについてド素人の者ばかり。

  いざ、テキストを取り寄せて、勉強をしようとしたが全くチンプンカンプン。そもそもテキストは素人向けに書かれていない。プロトコルとかエンコードとか言われても何のことかわからない。

 仕方ないので、1つ1つの言葉をネットで検索して謎解きをしていく。

 それに、もっとワケのわからないのは実技試験。何が求められているのか、何をどうすればよいのか、これまた、全くのナゾ。

 しかし、よくしたもの。

 そうこうするうちに、なぞ解きに成功する講師が現れて、それを教えてくれる。だんだん全貌が明らかになり、勉強が少しづつ進んでいく。

 この試験、もし、私一人でチャレンジしたなら、恐らく、スタートラインにも立てなかったと思う。

 でも、仲間の力を借りて、何とか、乗りこえることができた。

 これ、考えてみれば、伸栄学習会に通う生徒も同じ。周囲はライバル。でも、お互いに助けあえば勉強がはかどる。

  「受験は団体戦」

 同じ塾に通う仲間が助け合いば勉強はもっとはかどる。これをもっともっと伝えていかなければならないことを改めて勉強させてもらった。



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2018年03月10日

教學半

 専門家を招いて3Dプリンタの勉強会を開いた。

 伸栄学習会では、昨年秋、3Dプリンタを導入して関心のある生徒にその使い方などを指導してきた。

 これをさらに発展させようということになり、3DプリンタやCADなどに詳しい専門家をお呼びした次第。

 学習塾や放課後等デイサービスの講師7名が参加、専門家を囲んでその使い方などについてディスカッションを行った。

 伸栄学習会では、これまで、3Dプリンタの指導においては、どちらかというと作品を作る方に主眼を置いてきた。ただ、せっかくの3Dが、それだけではもったいないというのが専門家の意見。

 作品をつくるのはよいが、もっとCADの指導に力点を置いて、その上で作品を作るように指導を進めた方が、生徒の興味・関心を広げられるとのこと。

 確かにその通り。

 3DプリンタはCADの上に成り立っている。CADを指導してこそ深みが増すのはその通り。

 そのためには、まず、講師自身がCADの勉強を深めなければならないというのがこの日の結論。

 教學半(キョウガクナカバ)

 中国の古典(礼記)にある言葉で、教えるということは即ち学ぶことであり、学ぶということは即ち教えるということを改めて実感。 



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2018年02月05日

マズイ!

 バツ、またバツ、次の問題も、その次も………。

 自信のあった問題も情け容赦なくバツ。

 昨日は社会福祉士の試験。

 昼間に受けた試験で書き込んだ答えを、解答速報を見ながら自己採点する。

 ところが行けども行けどもバツばかり。それなりの手応えがあったのに、何で??

 社会福祉士の受験は結構メンドウ。1年半にわたる通信教育を受けないと受験資格が与えられない。

 一昨年の4月に通信教育をスタート。その後、毎月、レポートを提出。それに10回以上のスクーリングを受けてようやく得られた受験資格。

 それなりに受験準備もしたこの日の試験。それなのに、結果は悲惨すぎる。

 やがて、気づく。正答が2つ求められているのに、模範解答には1つしか答が書かれていない。いくら何でもおかしい。

 改めて解答速報の表題を見る。そこに書かれているのは、何と「介護福祉士国家試験」の文字。

 この日、社会福祉士と介護福祉士の試験が同時に実施されたのを思い出す。

 別の試験の模範解答では、答が合うはずがない。ホッとするやら情けないやら。

 改めて、社会福祉士の解答速報で自己採点。

 何とか滑り込みセーフ。

 イヤハヤ、長い一日でした。   



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2018年01月31日

LED

 北栄教室の照明をLEDに変えた。

 現在、1Fと2Fの一部を放課後等デイサービス、2Fを学習塾で使用しているが、このすべてをLEDにした。

LED













 実は月に1〜2回くらいのペースで、LED業者から営業の電話がかかってくる。

 以前、ある業者のトークに乗せられて話を進めたことがある。ところが、途中から話の雲行きがおかしくなり、結局、その業者とは連絡が取れなくなってしまった。

 それ以来、LEDについては胡散臭さを感じ、すべてお断りすることにしてきた。

 そんなところ、先日、ある会合でたまたまLED業者の方と席が隣り合わせになり、話がトントン拍子に進んだ。

 変えてみて感じたのは、まず、明るいこと。

 話によると蛍光灯のように寿命が短くなく10年くらいは持つとのこと。それに、電気代も大幅に節約なるとのこと。

 この辺りはまだ正直なところ、まだピンとこない。

 ただ、目にも優しく紫外線も大幅にカットされ、子どもたちの健康にもよいそう。少しでも良い影響があるならそれに越したことはない。

 変えてよかった、というのが今の実感。



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2018年01月08日

3Dプリンタの授業

 3Dプリンタを使った授業を行った。

3D_3












 3Dプリンタとは、データをもとに、樹脂などの材料を少しづつ積み上げながら「立体物を印刷する」装置。

 パソコンで自由にデザインすることができ、複雑なものも作ることができる。

 製造・建築・医療分野ですでに活用されているが、子どもたちにとってはまだまだ珍しい装置ではないかと思う。

 今日は放課後等デイサービスに通う子どもを対象に、パソコン操作も含めて基本的な使い方を指導した。

3D_2












 かなり手こずるのではないかと心配していたが、子どもたちは、驚くほどスムースにパソコンを操作して、完成物のデザインを作っていく。

 早く早くとせかされて、むしろ、講師の方があおられがち。

3D_1












 子どもの顔はとても明るい。ふだん、あまり表情を見せない子も、この日は、浮かべていた。

 あっという間の90分。子どもたちはデザインしたキーホルダーを持ち帰った。

 近いうちに第2回目の授業を行う予定。参加を希望される方がいらしたらお申し越し下さい。



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2018年01月07日

時の流れ

 新しい年を迎えたと思ったら、もう1週間が経過した。今日は冬期講習の最終日。

 毎年同じようなことを感じているが、本当に時間のたつのがはやい。月曜に朝を迎えて1週間が始まる。気がつくと、もう日曜日の夜。

 昔、会社員をしていたとき、月曜日の朝(むしろ、日曜日の夜?)は気が重かった。週末を迎えるのが待ち遠しかった。そんな感覚は今となっては信じられない。

 特に昨年はいろいろなことがあった。

 伸栄学習会の発祥の場であった教室を移転。40年弱使った教室にはさまざまなメモリーが残されていて、その整理に忙殺された。ついでに、自宅も転居。契約・決済、引っ越しなどでバタバタした。

 教室移転とほぼ同じ時に、就労移行支援(障害者に対する就職支援)を新たにスタート。申請書類の作成や教室開設の準備などで忙殺された。

 それに、学習塾の新指導システムの開発。これは、経済産業省の補助金1000万円をいただいた伸栄学習会にとって大プロジェクト。

 システムの作りやIT会社との打合せ、それに関連する教材の準備などで、これもアタフタした。しかも、補助金の性格上、期限が付けられている。年末はあれこれ重なって毎日、何をやっているのか訳がわからなくなった。

 もちろん、塾にとって授業は生命線。冬期講習は準備などに忙殺されたが、それも今日で終わり。

 受験生にとってはいよいよ入試本番。成果を上げて欲しいと願う。



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2017年12月14日

人間理解

 東京葛飾区にある宿泊型自律訓練事業所(通勤寮)の施設見学をさせていただいた。

 通勤寮とは知的障害者で就職をしている方を対象に、親元を離れて生活・就労を安定させるための入所施設。入所期間は2年から3年程度とのこと。

 単なる寮ではなく、お金・身の回りの管理など各種のプログラムが用意されている。

 施設は驚くほど豪華。建物内にバスケットコートも用意され部屋は個室。階段も廊下も広々としていて、まるでホテルのよう。ここに男子25名、女子10名が生活している。

 責任者の方の説明がとても面白く勉強になった。

 「精神的自立」「生活的自立」「社会的自立」「経済的自立」の4つの柱の支援をしている。

 「精神的自立」とは、どんなことにも負けない強い心を持たせること。
 「生活的自立」とは、生活のリズムを安定させること。
 「社会的自立」とは、コミュニケーション力を身につけさせること。
 「経済的自立」とは、仕事を安定させること。

 これって、知的障害者の話だけではなく、一般の健常の子どもにも若い社会人も共通して言えること。そもそも、この4つがキチンとできたら、子どもが勉強で困ることなんかなくなるはず。

 まずは、挨拶を。イヤな人がいても決して無視しないように。

 時間を守れ。時間はギリギリではなく余裕を持って。

 相談を上手くするように。自分のできることと、助けてもらえばできることを本人が意識できるように。

 入所1年目の人に「あなたの課題は何か?」と質問すると、「全部自分でできるので課題はない」と答える。それが、2年目以降になると、自分で課題を見つけるようになる。それが成長。

 いつも感じるのは、障がい者の抱える問題は健常者と同じ。本質は何も変わらない。

 障がい者と向き合うことは、人間理解を深めることと今日も感じた。



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2017年12月09日

多摩科学技術高校

 東京都立多摩科学技術高校を訪問した。

 前身は小金井工業高校で「科学技術高校」として生まれ変わり、8年目を迎えた特色ある都立高校の1校。

 進学指定推進校としての指定を受け、全員が理系、それもできれば国公立の理系大学の進学を目指すこととしている。昨年は39名が国公立大学に進学して、そのうち1名は東大に推薦入試で合格して注目を集めた。

 単なる進学校ではなく、高校の段階で大学の研究先取りをするのが特色とのこと。BT(バイオテクノロジー)、ET(エコテクノロジ−)、IT(インフォーメーションテクノロジー)、NT(ナノテクノロジー)の4分野について、1年では全分野で、2年からは1分野を選んで研究を進める。

 しかも、これらの専門教科については10名程度の少人数で授業が進められる。教室には最新設備が配置され、大学同様の先端研究を行うことが可能とのこと。

 校長・副校長から説明のあった同校に理念について、「答えのない課題に対して納得解を見いだす」「自ら課題を発見して他社と協働して答えを見いだす」という部分は、そのまま伸栄学習会のあるべき姿に重なるのではないかと感じた。

 授業を見学して感じたのは、とにかく生徒が活き活きしていること。理科や実験の好きな子ども、「オタク」的な子どもにはピッタリな学校と感じた。




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2017年12月01日

歴史から学ぶ?

 電気新聞が募集した記念論文で塾団体の理事長が優秀賞を受賞した。

 この授賞式が経団連会館で行われ、縁あって出席させていただいた。

 式典は粛々と進行したが、この中の記念公演がとても面白かった。講師は歴史学者の本村凉二東大名誉教授で、同大学の教養学部で長い間教鞭取られたとのこと。

 タイトルは「エンルギーと環境の文明史」。古代から現在に至るまでのエネルギーの活用と環境問題について長いスパンにわたって話が及んだ。

 プラトンは古代ギリシャにおける森林伐採と土壌不毛化を嘆いたが、必ずしも事実ではなかった。むしろ、19世紀の人々が、古い時代への憧れなどを背景に話を増幅した、との切り出しで始まった。

 その後、16世紀以降、ヨーロッパもアジアも燃料用木材の伐採のため森林が減少して、木材価格が7倍以上上昇。「エネルギー危機の時代」を迎えた。

 つまり、木材を石油などに置き換えれば、昔も今もエネルギー問題の本質は変わらない、ということ?

 講演の終盤は、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」について。

 この有名なビスマルクの言葉について、歴史学者の演者は、「個人は歴史から学んだことはあるかもしれないが、集団が歴史から学んだことは一度もない」、と一刀両断。

 「人間が歴史から学ぶことができたただ1つのことは、人間は歴史から何も学ばないということ。」というヘーゲルの言葉で講演が終わった。



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2017年11月20日

公立入試

 塾の団体が開いた研修会に出席した。

 この日のテーマは、千葉県公立入試制度と入試問題の動向についての最新情報。いずれも、学習塾にとって重要な課題。

 これまで、断片的に集めてきた情報が整理されて有意義な会だった。

 公立高校の前期選抜の2日目には、各高校が独自に設定する入試が行われる。多くの高校では面接が実施されるが、一部の高校では、「適性検査」と「自己表現」が行われる。

 恥ずかしながら、実は、これまでこの両者の違いがよくわからなかった。

 この日の説明で、その高校で学ぶ内容に即した試験が行われる場合は「適正検査」、それ以外の場合は「自己表現」というのをはじめて知った。

 つまり、例えば、体育学科が体育の試験をした場合や、芸術学科で美術の試験を行った場合は「適性検査」、普通科で百メートル走をした場合は「自己表現」になる、とのこと。

 なるほど納得。

 これまで、実際の運用では、必ずしも厳密に定義に即して運用がされてこなかったので混乱があった。しかし、県教委の指導で、この春から、定義に即して実施されることになったとのこと。 

 これも含めて、今まで2日目の試験や内申特記の扱いなどが必ずしも点数化されておらず、千葉の入試は不明朗、と言われてきた。

 来春の入試ではすべての高校で点数化されることになり、だいぶスッキリする。

 いずれにしても、案外これらの実態は生徒・保護者に正しく伝わっているとは限らない。

 12月には生徒・保護者対象のセミナーを開く予定。是非、ご出席下さい。 



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2017年11月11日

経営革新計画

 
このたび、経営革新計画が千葉県から承認された。

経営革新2

























 経営革新計画とは、中小企業が新事業活動に取り組み、経営の向上を図ることを目的に策定する中期計画。この計画が承認されるとさまざまな支援の対象となる。

  本年の春ごろ、経営革新の承認に向けて作業を開始、このたび承認にこぎ着けることができた。

 今回の計画の中心は、障がい児の支援の質を向上させるための新規のシステム開発。

 実は、伸栄学習会では、これまで学習塾の運営の質を高める目的で、過去に2度、この経営革新計画を取得している。従って、今回は3度目。

 ただし、障害児支援を対象としたものでははじめてだった。

 障がい児の支援を行う「放課後等デイサービス」は、制度化されてまだ歴史が浅い。従って、運営の効率化や支援の質を高めるためにやらなければならないことがたくさんある。

 今回、この経営革新に盛り込んだのはその一部。この計画を実現する中で、子どもたちにとって、よりよい放課後デイサービスになるよう努力していきたいと考えている。

 なお、経営革新の承認に当たっては、千葉県中央会の多大なるご支援をいただきました。この場をお借りして暑く感謝申し上げます。




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2017年10月12日

パズル研修

 算数の指導法について研修を受けた。

 この研修会、知り合いの塾長にお願いして、伸栄学習会の伸栄学習会のスタッフに対してお願いしているもので、この日で4回目となった。

 パズル研修会と銘打っているが、実際の中身は「ペーパーレス教材」の指導法ともいうべきもの。

教材


















 毎回、図形の展開図、立方体を積み上げた立体の把握、平行四辺形の等積分解等などオリジナル教材を使った指導法を教授いただいている。

 この学習塾では、毎年、四谷大塚の小学生テストで全国一位を輩出しているとのこと。確かにこの指導なら成果が上がることを実感している。

 実際、この塾長の模擬授業を受けると頭がクラクラになる。ふだん、使っていない思考力が試されているのがよくわかる。

 空間認知能力、直感力、忍耐力などが鍛えられるのがよくわかる。

授業


















 伸栄学習会のスタッフも同様のようで、毎回、来たときと帰るときの顔色がわっているのが感じる。

 伸栄学習会でもこの手法を取り入れていく方針。まずは放課後等デイサービスの授業に反映させることにしている。



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2017年09月19日

補習授業

 中学生の補習授業を行った。

 この授業は浦安市から協力要請を受けて受けて行うもので、塾生以外の授業を行うのは久しぶり。

 今日から来年2月まで市内の中学生12名に数学の補習を行う予定。

 原則として個別指導で進めるように依頼があったが、初日のこの日、参加者の話を聞くと、9月下旬に行われる定期試験に自信がないとのこと。

 それならばと、当初の予定を変更して、一斉授業で二次方程式を指導した。

 台本も何も作っていなかったが、二次方程式の基礎の基礎からスタートして、何とか計算問題を一通り終えることができた。

 はじめて会う生徒ばかりで、理解度などは何もわからず手探りで進めたが、何とか計算方法をマスターさせることができたのではないかと思う。

 次回は二次方程式の計算の続きと文章題をやることを約束した。

 塾の授業とは異なり、学校の授業の延長で行うため勝手が違う。ただ、子どもたちの反応は基本的に変わらない。

 やはり、授業は面白い。



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2017年09月15日

新たな歴史を

 今日は猫実教室の授業最終日。

 昭和55年(1980年)から37年間にわたってお世話になった大金ビルともお別れ。

 この大金ビル、先日、ある方から、恐らく浦安市内で最も歴史のある鉄筋のビル、と聞かされた。

 伸栄学習会も同様に、恐らく浦安市内で最も歴史のある学習塾。

 猫実を去るのはとても心残り………

 ここ数日、引っ越しの準備のために片付けに忙殺されている。書棚などから昔の教材がたくさんで出てくる。

 いずれも授業のために準備した手作りのもの。当時の生徒の顔も浮かんできて懐かしい思い出に浸った。

 残しておきたいものもたくさんある。でも、キリがない。思い切って、そのほとんど全てを処分した。

 明日は引っ越しのために臨時休業とさせていただき、月曜日(9月18日)から海楽教室に引っ越し。

 新たな歴史を築けたらと思う。



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2017年08月31日

夏の終わり

 夏期講習が今日で一段落、子どもたちも明日から新学期が始まる。

 今日の気温は驚くほど低い。夏の終わりを実感。

 例年、夏は慌ただしく時間が過ぎるが、今年は一段と慌ただしかった。

 就労移行支援事業の立ち上げ、塾の教室移転、それに補助金をいただいて進めている塾の新しい指導システムの開発が重なった。

 就労移行支援の立ち上げにあたっては、これまで多くの事業所や支援学校などを訪問させていただき、いろいろなご指導をいただいてきた。

 1つ1つが新しい経験のため、いろいろな発見や学びがあった。その意味では、今年は人生でもっとも「充実」した夏かもしれない。

 明日から5日まで塾の授業は休み。

  ただ、放課後等デイサービスはいつも通り授業を行う。塾のスタッフも残務整理や引っ越し業務などで,休みを取る時間はほとんどないよう。

 さぁ、秋に向けて再始動しなければ。



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2017年08月26日

猫実教室を移転します

 9月に猫実教室を移転することが決まりました。

  この猫実は伸栄学習会発祥の地です。昭和55年(1980年)秋に開業以来、ずっとこの大金ビルで生徒を触れあってきました。

 とても残念でたまりません。

 もともとは先代のビルのオーナーと不思議なご縁で知り合い、そのご厚意でビルの一室をお借りしたのがはじまりでした。この方からは、浦安の歴史などについても多くを教えていただきました。

 できることなら離れたくない、というのが本当の気持ちです。

 ただ、如何せん、ビルの老朽化が進んでしまいました。水回り、その他、いろいろな面で支障が出てきました。

 先代からは、そもそも、このビルを建てたのは、浦安市内に打ち合わせする会議室がなかった、というのが理由だったとお聞きしていました。

 大金ビルが竣工後、浦安市庁舎が建てられ会議室も用意され、ビルを作った当初の目的は達成された、ともお聞きしたことがあります。

 その浦安市庁舎も当時のビルがなくなり、新しいビルに生まれ変わりました。大金ビルが古くなったのもやむを得ないのかもしれません。

 9月からは近くの海楽に引っ越しします。

 消防署のすぐ前です。

 生徒の皆さんには、しばらくご不便をおかけするかもしれませんがお許し下さい。



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2017年08月24日

就労移行支援事業を始めます

 伸栄学習会では障がい児のための支援(放課後等デイサービス)に引き続き、障がい者のための就職支援(就労移行支援)来る9月1日から始めることにしました。

 就労移行支援とは就職を希望している18歳以上の障がい者を対象に、就職に必要な技能や知識を指導・支援するものです。

 伸栄学習会ではこれまで1000名以上の求職者に対して職業訓練を行いましたが、対象を障がい者に広げて行うのがこの就労支援事業です。

 場所は南行徳のイオンの正面です。教室が2階のために、一部の身体障がい者にはご利用いただくのが困難ですが、精神・発達・知的・難病の障がい者にご利用いただけたらと考えております。

 ご関心をお持ちの方はお気軽にお問い合わせ下さい。



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2017年07月10日

センター試験はなくならない

 大学入試が2020年から抜本的に変わると言われて久しいが、この実態についてセンター入試の責任ある立場にいた方を招いて勉強会を開催した。

 話はそもそも試験とは何か、センター入試の知られざる実態、高校教育と大学教育の違いなど多岐にわたった。

 ただ、やはり中心になったのは、さる5月16日に発表された「センター入試」に代わる「大学入学共通テスト(仮称)」についてだった。

 この日の結論は、センター試験の名称は代わる、一部、記述式問題は導入される。ただし、試験の実態は何も変わらない、というものだった。

 今、マスコミ報道を表面的に見ると、2020年から大学入試は記述式問題が導入され、記憶力だけでは対応できなくなる。

 思考力・創造力などを駆使しないと解けない問題が中心になる。だから、小中段階から 勉強のやり方を変えなければならない………というニュアンスの記事を目にすることが多い。

 ただし、この4〜5年、伸栄学習会がこの問題について勉強してきた限りでは、実態は全く違うという結論に至っており、この日の勉強会もこれを裏付ける形になった。

 もちろん、今の試験制度が好ましいとは考えていない。ただ、だからといって、現実の試験制度が変わるかどうか(変えられるかどうか)は別物。

 むしろ、子どもたちにとっては、現実とは異なる机上の理想論を振りかざされる方がよほど迷惑ではないかと思う。  

 善し悪しは別にして、センター試験はなくならない。この事実をベースに、子どもたちには地に足のついた指導をしっかりやっていきたいと改めて考えた。



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2017年06月26日

教育の原点

 何人かの塾長から、これまでの教育実践の報告や子どもの教育に対する思いなどの発表があり、ふだん、ともすると忘れがちな教育の原点について考え直す機会になった。

 ある塾長は、万葉集や漢詩など古典を指導を行っているとのことで、漢詩なら中国語、インドの詩ならヒンディー語の朗読を聞かせてリズムなどを味合わせているとのことだった。

 この塾長の人脈は広く、数多くの外国人の知り合いがいるため、多くの原語の朗読を集められるのであるが、言語にまでこだわって指導を進めている塾は少ないのではないと思う。

 これ以外にも、「問いを立てる教育」「パズルを使ったペーパーレスの算数指導」などさまざまな紹介があった。

 改めて、一口に「塾」といっても、その内容は多岐にわたっていることを痛感した。

 塾は学校の成績を上げるところ、入試のテクニックを教えるところ、というのが一般の評価ではないかと思う。

 しかし、そうではない塾もたくさんある。伸栄学習会は「生涯喜びを持って学び続ける人間を育てる」ことを目的に、しっかりした教育を行っていかねばと改めて考えた。



rr3000rr at 14:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年06月14日

定期考査

 東京学館浦安中高の塾対象説明会に出た。

 東京学館浦安は浦安市内にある私立学校。生徒人数も多く、毎年、何人かの塾生が進学している。

 同校の説明会に出たのは久しぶり。この時期に説明会が開かれるが、このところ他の用事と重なってなかなか出席できなかった。

 この説明会、非常によいことに、説明会に先立って授業見学をすることができる。授業の様子を見ると,学校の特色などが浮き彫りにされてとても勉強になる。

 ところで、本日の説明会、中学生の定期考査期間に当たっていて、何と試験中の子どもの様子を見ることができた。

 実は、定期考査の様子を見る機会は滅多にない。多くの学校では(ほぼすべての学校では)、学校見学会の日程は定期考査を避けて設定される。

 長年、塾をやる中、いろいろな学校で授業見学をさせていただいたが、定期考査を見せていただいた記憶はほとんどない。

 そんなこともあり、定期試験中の子どもの様子を見て、ある種の興奮が沸き起こった。

 塾にとって,子どもの成績を伸ばすのことは大切な命題の1つ。成績は多くの場合、テストの結果で決まる。だから、塾の授業は定期考査を常に意識して行っている。その光景を目の当たりにしたというのが興奮した理由のその1。

 もう1つは、年甲斐もなく、自分自身の中学時代を思い起こしてしまったこと。私自身も,大昔、定期試験を受けて育った。かつての自分を、答案に取り組んでいる子どもたちの様子に重ねて合わせて、懐かしい思いにかられたのがその2。

 東京学館浦安が意図したものとはズレがあるかもしれないが、いい説明会だった強く感じた。



rr3000rr at 20:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年06月05日

広尾学園

 広尾学園を教育研究会のメンバーと一緒に訪問して、同校の取り組みについて3時間にわたり説明を受けた。

 1つの学校の取り組みについて、これほど長時間の説明を受ける機会はあまりない。ふだんの学校説明会では、せいぜい1時間程度。おかげで広尾学園について理解を深めることができた。

 同校の前身は順心女子学園。マスコミ報道によると「潰れかかった私学」。これが、2007年に共学化・校名変更とともに学校改革に着手して,わずか数年で都内有数の人気校に変貌した。

 さまざまな取り組みについて説明を受けたが、一番印象に残ったのが、中1から、生徒に先端分野の研究活動と、ボランティアとして翻訳活動。

 多くの学校は「授業」と「部活」をベースに教育活動を行っているが,それは時代遅れ。この2つに留まらず、研究活動や社会貢献活動などできる限り多くの活動を学校に取り組み、生徒に「機会」を与えるのがこれからの教育活動のあるべき姿………という説明が印象に残った。

 学校の多く(ほとんど)は、授業と部活によってある意味で生徒を縛ってきた側面がある。そうではなく、学校は生徒を縛るのではなく、機会を提供する場に変わらなければならない、という同校姿勢の共感した。

 広尾学園も含めて学校は変わりつつある。塾も新しい姿を模索すべき時期に来ているのを強く感じた。



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2017年05月30日

障がい児支援スタッフ研修会

 2月から12回にわたって行ってきた「障がい児支援スタッフスキルアップ講座」が本日をもって終了した。

 伸栄学習会では「放課後等デイサービス事業」を行っており、障がい児の学習支援を行っている。毎日、障がい児と接する中で、特性などは理解を深めているが、理論的な根拠などを専門的に学んだ人は少ない。

 そんなこともあり、障がい児支援の専門家をお招きして、スタッフ全員を対象に研修会を行ってきた。

その1

























 発達心理学、脳と感情、薬学、発達障害の概要、遺伝、学習障害、事例検討など幅広いテーマについて、専門的な見地も含めて講義やディスカッションを行ってきたが、私も含めて障害に対して理解を広めることができたように思う。

 最終回の本日は、「しつけ」「保護」「過保護」「過干渉」「子どもが望んでいること」など、障がい児に対する指導に当たって、支援者としての立場、保護者との関係や立ち位置など、原点とも言えるテーマについてディスカッションした。

 スタッフ一人ひとりの考えの違いも披露され、スタッフの理解にもつながり有意義だった。

 この種の研修会を開くには、スタッフの理解、時間の確保、費用の捻出など解決すべき問題が多々あるが、今後も、是非、継続的に行っていきたいと思う。



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2017年05月17日

原点

 「教育ジャーナリストの視点から、学校のどんなところを見ているのか」というテーマの講演会に出た。

 出席者の多くは私立学校の広報担当者。従って、話の内容は学校(私学)が中心だった。

 学校を取材していて一番ガッカリするのが、「ウチは困ってませんからいいです」と言われること。取材の目的は、必ずしもその学校のPRや悪口を書くことではない。

 むしろ、社会的使命として、教育に対する考えを表明する機会と考えて欲しい。

 学校は未来の社会の縮図、理想の社会の縮図であるべきであり、学校の使命とは、どんな社会をこれから作っていきたいかにあると思う。

 従って、学校の広報は自校のPRだけとは考えないで、社会へのメッセージの発信と捉えて欲しい。

 学校のパンフレットやHPには、建学の精神・沿革・校長の言葉が書かれているが、「建学の精神」とは不易、世の中の複合的課題に対するスタンス、「沿革」とは不易が有効であることの証明、「校長の言葉」とは、流行をどう捉えているか、流行と不易をどう照らし合わせているかを指し示しているものである。

 教育と人材育成とは別物であるべき。人材とは使う側の論理であり、教育を最初から人材育成と捉えるのはオカシイと感じている

 …………………以上、学校の話であったが、このまま学習塾にも当てはまる部分が多いと感じた。

 学校の広報と塾の広報は同じではない。
 
 ただ、自分のことだけを考えるのではなく、社会的使命の果たし方やこれからの社会をどう作っていくのかは、塾も学校も共通のテーマ。

 改めて、塾の原点を考えさせられる講演だった。 



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2017年05月08日

AO・推薦入試

 大学入試結果説明会に出た。

  この説明会は毎年この時期に開かれているものだが、この説明会に足を運んだのは久しぶり。

 今日は「AO・推薦入試の結果速報と次年度の動向」についての講演会と、いくつかの大学のブースを回って情報を入手した。

 AO・推薦入試については、学力低下の元凶としてマスコミで叩かれることがよくあるが、国公立も私立も募集枠を広げる大学が増えている。

 国公立については、国立大学協会(国大協)が「国立大学の将来ビジョンに関するアクションプラン」の中で、入学者全体の3割を推薦入試やAO入試などにより選抜する目標を設定していること、私立については入学定員の厳格化により,入学者の歩留まりの読みやすいAO・推薦にシフトしているのが背景と言われる。

 実際、配布された数値を見ると、国公立も私立もAO・推薦入試の入学者を今後も増やす様子がうかがわれた。

 いつくかの大学のブースでAO・推薦入試による入学者の動向について聞いたが、「入学時の学力は見劣りするが、その後の伸びは高い。卒業時にはむしろ一般入試のレベルを上回っているケースが多い」との話が多かった。

 実はこの傾向は今に始まったことではない。 

  AO・推薦入試の場合、小論文や面接などで、志望動機や将来の目標などについて突っ込んだ答えが求められる。多くの高校生はAO・推薦入試は「楽な入試」と誤解しているが実態は全くそうではない。

 長年、AO・推薦入試の指導をして感じるのは、この入試対策は「入社試験」対策とあまり変わらない。

 従って、入学時に、大学で学ぶことについて自覚や目標が明確になり、この効果は大きいと感じている。

 もちろん、AO・推薦がよいか一般入試がよいか生徒によって異なる。ただ、AO・推薦を望む生徒には、キチンとした(厳しい)指導を行なわねばと考えている
  



rr3000rr at 21:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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千葉県浦安市で伸栄学習会の塾長をやっています。塾の教師となって早くも30年が経ちました。塾という窓から見た子どもたち・保護者・学校の様子などをお知らせします。

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