RS232C の 9ピン Dsubコネクタ について
![DSUB9オスメス](https://livedoor.blogimg.jp/rs485/imgs/f/9/f907bba8-s.jpg)
わりとよくある質問なので
DTE ピンアサイン
と
DCE ピンアサイン
についてまとめます。
他のサイトにも詳しい説明記事があるので
このサイトではもういいと思っていましたが、
難し過ぎるくらい書いてあったり、要点が判りにくかったりしたので
出来るだけ簡潔で実用的な記事を書くことにしました。
RS232C の DTE や DCE とは
過去において、どちらが端末装置か、終端装置かを現わしていました。
大型コンピュータから見たらパソコンは端末装置でした。
しかし今となっては、パソコンがホストになっているシステムが多いですね。
またモデムやスキャナーやインテリジェントセンサーなど
小型装置すべて終端装置のDCEとも言い切れません。
その理由は装置内部にCPUを搭載しており、
分類的には終端装置だよねと思われる装置も何かの都合で
ピンアサイン的にPCと同じものも存在するからです。
ですのでDTE、DCEを見分ける方法は
唯一ピンアサインでの判断となりました。
以下に前提説明と、Dsub コネクタのピンアサインを示します。
■ 信号名称は、一般的に使用されている名称を使用しました。
■ CTSやRTSやDTRやDSRなどはいずれも制御線とひとくくりに記載しました。
( ハード的ハンドシェイクではRTS⇒CTSとか
DTR⇒DSRなど意味も用途も決まっていますが、
ユーザコントロールに使う場合は、ソフトでもハードでも
ただの入出力I/O ピンなので名称に意味がありませんし、
特に定まった使用法もありません。
貴方のシステム内で決めれば自由に使ってよいのです )
■ 入出力方向は、その装置本体からの方向を示しました。
( まれに、接続相手側の信号名称を書いてある取説もあるので要注意です。
これは入出力方向を注意深くよく見る事です )
■ 1番、9番は空きのものもあればFGのものや
DCDやRIのものや独自だったりさまざまですし、
使われている例がFOMAなどモデムに多かったのでここでは割愛しました。
(モデムを使っている人はとても詳しいからです)
【DTE】 Dsubコネクタ 9ピン 一般的にオスが使用されます。
勘合ネジは一般的に#4−40サイズのインチネジです。
1
2 RxD 入力 受信データ
3 TxD 出力 送信データ
4 DTR 出力 制御線
5 GND − シグナルグランド
6 DSR 入力 制御線
7 RTS 出力 制御線
8 CTS 入力 制御線
9
Case GNDもしくはFG
【DCE】 Dsubコネクタ 9ピン 一般的にメスが使用されます。
勘合ネジは一般的に#4−40サイズのインチネジです。
1
2 SD 出力 送信データ
3 RD 入力 受信データ
4 DR 入力 制御線
5 SG − シグナルグランド
6 ER 出力 制御線
7 CS 入力 制御線
8 RS 出力 制御線
9
Case GNDもしくはFG
そして各接続方法は下記のとおり。
DTE ←ストレートケーブル→ DCE
DTE ←クロスケーブル→ DTE
DCE ←クロスケーブル→ DCE
これで上記表の入出力方向に矛盾はありません。
かならず、出力は 入力に 接続されるという事です。
まれに、オスとメスの関係が逆の製品もありますので注意です!
ピンアサイン仕様(名称&入出力方向)で確認しましょう。
次にDsub25ピンです。
今でも健在です。
特にDsub9ピンとの接続時にストレートとかクロスと言われても
ピン数がちがうので困りますね。
同数ピンのコネクタの場合は、
ストレートなら例えば2番と2番や、
3番と3番が接続されているのがストレートと素直に判りますが、
しかし25ピンと9ピンだとなんじゃこりゃとなります。
この業界では、
元来ストレートケーブルで接続する関係の
DTE⇔DCEを全部ストレートと呼ぶのです。
元来クロスケーブルで接続する関係の
DTE⇔DTEやDCE⇔DCEを全部クロスと呼ぶのです。
よろしいでしょうか?
【DTE】 Dsubコネクタ 25ピン 一般的にオスが使用されます。
勘合ネジは国内なら一般的にM2.6サイズのミリネジが多いと感じます。
1
2 TxD 出力 送信データ
3 RxD 入力 受信データ
4 RTS 出力 制御線
5 CTS 入力 制御線
6 DSR 入力 制御線
7 GND − シグナルグランド
8 DCD 入力 制御線
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 DTR 出力 制御線
21
22
23
24
25
Case GNDもしくはFG
【DCE】 Dsubコネクタ 25ピン 一般的にメスが使用されます。
勘合ネジは国内なら一般的にM2.6サイズのミリネジが多いと感じます。
1
2 RD 入力 受信データ
3 SD 出力 送信データ
4 CS 入力 制御線
5 RS 出力 制御線
6 ER 出力 制御線
7 SG − シグナルグランド
8 CD 出力 制御線
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20 DR 入力 制御線
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Case GNDもしくはFG
ですのでやっぱり各接続方法は考え方が同じなので、
Dsub9同士と同じになり下記のとおりです。
DTE ←ストレートケーブル→ DCE
DTE ←クロスケーブル→ DTE
DCE ←クロスケーブル→ DCE
前述したようにDsub9とDsub25も各接続方法も
考え方が同じであり下記のとおりです。
DTE ←ストレートケーブル→ DCE
DTE ←クロスケーブル→ DTE
DCE ←クロスケーブル→ DCE
お役にたちましたか?
<<こちらは、RS232C、RS485、RS422、USB変換、LAN変換、特殊変換の専門情報館です>>
![DSUB9オスメス](https://livedoor.blogimg.jp/rs485/imgs/f/9/f907bba8-s.jpg)
わりとよくある質問なので
DTE ピンアサイン
と
DCE ピンアサイン
についてまとめます。
他のサイトにも詳しい説明記事があるので
このサイトではもういいと思っていましたが、
難し過ぎるくらい書いてあったり、要点が判りにくかったりしたので
出来るだけ簡潔で実用的な記事を書くことにしました。
RS232C の DTE や DCE とは
過去において、どちらが端末装置か、終端装置かを現わしていました。
大型コンピュータから見たらパソコンは端末装置でした。
しかし今となっては、パソコンがホストになっているシステムが多いですね。
またモデムやスキャナーやインテリジェントセンサーなど
小型装置すべて終端装置のDCEとも言い切れません。
その理由は装置内部にCPUを搭載しており、
分類的には終端装置だよねと思われる装置も何かの都合で
ピンアサイン的にPCと同じものも存在するからです。
ですのでDTE、DCEを見分ける方法は
唯一ピンアサインでの判断となりました。
以下に前提説明と、Dsub コネクタのピンアサインを示します。
■ 信号名称は、一般的に使用されている名称を使用しました。
■ CTSやRTSやDTRやDSRなどはいずれも制御線とひとくくりに記載しました。
( ハード的ハンドシェイクではRTS⇒CTSとか
DTR⇒DSRなど意味も用途も決まっていますが、
ユーザコントロールに使う場合は、ソフトでもハードでも
ただの入出力I/O ピンなので名称に意味がありませんし、
特に定まった使用法もありません。
貴方のシステム内で決めれば自由に使ってよいのです )
■ 入出力方向は、その装置本体からの方向を示しました。
( まれに、接続相手側の信号名称を書いてある取説もあるので要注意です。
これは入出力方向を注意深くよく見る事です )
■ 1番、9番は空きのものもあればFGのものや
DCDやRIのものや独自だったりさまざまですし、
使われている例がFOMAなどモデムに多かったのでここでは割愛しました。
(モデムを使っている人はとても詳しいからです)
【DTE】 Dsubコネクタ 9ピン 一般的にオスが使用されます。
勘合ネジは一般的に#4−40サイズのインチネジです。
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2 RxD 入力 受信データ
3 TxD 出力 送信データ
4 DTR 出力 制御線
5 GND − シグナルグランド
6 DSR 入力 制御線
7 RTS 出力 制御線
8 CTS 入力 制御線
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Case GNDもしくはFG
【DCE】 Dsubコネクタ 9ピン 一般的にメスが使用されます。
勘合ネジは一般的に#4−40サイズのインチネジです。
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2 SD 出力 送信データ
3 RD 入力 受信データ
4 DR 入力 制御線
5 SG − シグナルグランド
6 ER 出力 制御線
7 CS 入力 制御線
8 RS 出力 制御線
9
Case GNDもしくはFG
そして各接続方法は下記のとおり。
DTE ←ストレートケーブル→ DCE
DTE ←クロスケーブル→ DTE
DCE ←クロスケーブル→ DCE
これで上記表の入出力方向に矛盾はありません。
かならず、出力は 入力に 接続されるという事です。
まれに、オスとメスの関係が逆の製品もありますので注意です!
ピンアサイン仕様(名称&入出力方向)で確認しましょう。
次にDsub25ピンです。
今でも健在です。
特にDsub9ピンとの接続時にストレートとかクロスと言われても
ピン数がちがうので困りますね。
同数ピンのコネクタの場合は、
ストレートなら例えば2番と2番や、
3番と3番が接続されているのがストレートと素直に判りますが、
しかし25ピンと9ピンだとなんじゃこりゃとなります。
この業界では、
元来ストレートケーブルで接続する関係の
DTE⇔DCEを全部ストレートと呼ぶのです。
元来クロスケーブルで接続する関係の
DTE⇔DTEやDCE⇔DCEを全部クロスと呼ぶのです。
よろしいでしょうか?
【DTE】 Dsubコネクタ 25ピン 一般的にオスが使用されます。
勘合ネジは国内なら一般的にM2.6サイズのミリネジが多いと感じます。
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2 TxD 出力 送信データ
3 RxD 入力 受信データ
4 RTS 出力 制御線
5 CTS 入力 制御線
6 DSR 入力 制御線
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20 DTR 出力 制御線
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Case GNDもしくはFG
【DCE】 Dsubコネクタ 25ピン 一般的にメスが使用されます。
勘合ネジは国内なら一般的にM2.6サイズのミリネジが多いと感じます。
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2 RD 入力 受信データ
3 SD 出力 送信データ
4 CS 入力 制御線
5 RS 出力 制御線
6 ER 出力 制御線
7 SG − シグナルグランド
8 CD 出力 制御線
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20 DR 入力 制御線
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Case GNDもしくはFG
ですのでやっぱり各接続方法は考え方が同じなので、
Dsub9同士と同じになり下記のとおりです。
DTE ←ストレートケーブル→ DCE
DTE ←クロスケーブル→ DTE
DCE ←クロスケーブル→ DCE
前述したようにDsub9とDsub25も各接続方法も
考え方が同じであり下記のとおりです。
DTE ←ストレートケーブル→ DCE
DTE ←クロスケーブル→ DTE
DCE ←クロスケーブル→ DCE
お役にたちましたか?
<<こちらは、RS232C、RS485、RS422、USB変換、LAN変換、特殊変換の専門情報館です>>
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