湘南 海 安全 放射能

April 18, 2011

湘南の海は安全か? ガイガーカウンタ編

放射線量を測定するガイガーカウンタ(名前が必殺技ぽくてカッコいいと思うのはボクだけでしょうか?)という機器があります。

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ECOTEST社 TERRA MKS-05




今、「欲しい物リストNo1」のこのアイテムについて、調べてたところ、ウクライナ製(ECOTEST)、ドイツ製(COLIY、GAMMA-SCOUT)アメリカ製(Inspector+)などが『ガチ』な感じで性能も高く評判も良かったです。




では、そもそも「放射線」とはどのようなものなのでしょうか?(しつこく池上彰風にw)

放射線」とは、簡単に言えば光の仲間です。放射線を出す能力を「放射能」といい、放射線を出す物質を「放射性物質」といいます。

わかりやすくする為に「懐中電灯」に例えてみましょう。



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放射線 →懐中電灯の光

=放射能による人体への影響度を表す単位

(シーベルト)



放射能 →懐中電灯の光を出す能力

=放射能を出す能力(ベクレル)


放射性物質 →懐中電灯そのもの




放射線、放射能を光にたとえると、放射線は光で、放射能は光を出す能力といえます。放射能をもつ物質が放射性物質です。放射能の強さは「ベクレル」という単位で表わされ、放射線の人体への影響は放射線を受けた量である「シーベルト」という単位で表わされます

科学的に言うと放射線とは、高いエネルギーをもち高速で飛ぶ粒子(粒子線)と、高いエネルギーをもつ短い波長の電磁波の総称です。

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放射線の種類は大きくわけてα(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、X(エックス)線、中性子線に分けられ、各々物質を透過する能力が異なります。

これらの放射線量を計測するのがガイガーカウンタです。ガイガーカウンターで検出可能な放射線の主な種類として、X線、
β線、γ線などがあります。機種によってはα線なども検出対応としているものがあります。 


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Radiation Scanner Model 900+ 



わたしたちは普通に暮らしていても、年間約2.4ミリシーベルト(世界平均)の放射線を受けています。

放射線防護の観点からICRP(国際放射線防護委員会:International Commission on Radiological Protection)では、この2.4ミリシーベルトに加えて、一般の人々の放射線を受ける量の限度を年間1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)と定めています(レントゲンなどの医療行為での被曝は除く)



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放射線は様々な国で利用されているため、日本においても、国際的に統一された安全基準が必要であるという認識から、ICRPの勧告を尊重して安全基準が決められています。

なのに・・

政府や原子力安全委員会は放射線量の高い地域の住民の年間被曝限度量について 現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げようとしています。


って一気に20倍かよっ!!!


って思わずツッコみたくなるような酷すぎる方針ですが、要するに20年の放射線を1年で浴びてもOK!そしてリスクも20倍!・・って国際基準は無視ですか???

さらに文部科学省は、福島の小学校などの児童生徒の年間被曝許容量も20ミリシーベルトにしようとしています。20ミリシーベルトって放射線業務従事者の平常時基準ですよ!!!(平常時は、5年間で平均年20ミリシーベルト、尚且つ1年間で50ミリシーベルト以内 ※平常時と緊急時で基準が違います)

つまり児童を原子力発電所で働いている人と、同じ条件に晒すことになります。もはやあいた口がふさがりませんね。この国の未来を背負う子供達に、多大なリスクを背負わせるわけです。

利権や権力にまみれ癒着している政府、官庁、東電は言わずもかな、フェアな報道をしないマスコミも信用できないとなれば、自分で考え判断し、やはり自己防衛していくしかないのです。

市販されているガイガーカウンタもその自己防衛の手段の一つだと思っていましたが、家庭で水や野菜などを計測するには不十分だと専門家や機器メーカーは指摘しており、残念ながら有効な手段ではなさそうです。




食品の放射能測定、家庭でのガイガーカウンター利用は「無意味」も
4月13日(ブルームバーグ)


米検査・分析機器メーカー、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィックの放射能測定部門責任者、ジョゼフ・ルトゥンダ氏は、検査結果を得るには実験室のような環境で大量のサンプルを検査する必要があると指摘しています。

また日本分析化学会の会員である片山淳氏によると、食品や水、牛乳の安全性を確かめるには専門知識に加え、インターネットで販売されているような機器より高度な装置が求められるとしています。

片山氏は、食事の前に食品に計測器を差し向けるだけではほとんど無意味だとし、例えば水道水や魚について意味のある測定結果を得るには特別な処理が必要だと説明しています。

日本の厚生労働省の説明書によると、緊急時における測定サンプルは5キログラムないし5リットル以上が必要。同省の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」では、ガンマ放射線への感度が低いとしてガイガーカウンターを食品や飲料の測定に用いないよう勧告しています。

一方、同省は牛乳や野菜に含まれる放射性ヨウ素131の測定ではNaⅠ(T1)シンチレーションサーベイメータ、ウラン分析では誘導結合プラズマ質量分析計の利用をそれぞれ勧めており、放射性ストロンチウム測定では高温で24時間程度にわたって灰化したサンプルや硝酸が必要なのです。

片山氏は、放射能の種類によって対応する機器も異なるとし、測定結果は国際社会が注視しているため、政府のデータを信用するのが安全だと話しています。

ということで、空間線量測定としては機能するが、一般家庭では今のところ必要ないというのが結論です。ただし、福島原発の状況が悪化したり、今後起こりうる地震で、日本に54基ある原発がまた被害を受けないという保証はないので(例えば浜岡原発がアウト!になったら鎌倉は170km圏です)リスクマネジメントとして、不確実性に投資できる人は持っておいても損はないかもしれません。

 


BOSS



湘南の海は安全か? 放射能編


湘南の海は安全か? 津波編






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April 13, 2011

湘南の海は安全か? 海洋汚染編

東京電力・福島第1原発事故が、国際原子力事故評価尺度(INES)でチェルノブイリ事故に並ぶ最も深刻なレベル7になりました。

3月15日~17日の時点で、すでにレベル7に相当する量の放射性物質が放出されていたのに発表されたのは4月12日でした。

政府、原子力安全委員会、保安院、東電は、事故の初動からこれまでも後手後手の対応で、この問題の解決の糸口は、未だ見えない状況です。『まったく信用できない!』と国民から怒りの声があがるのも肯けます。

最も信頼すべき国家からも、正確な情報や放射線の数値が公表されないとなると、自分や家族などの健康は、自己防衛するしかありません。


汚染水拡散「最初は南北沿岸」…仏が予測 (2011年4月5日14時39分  読売新聞)


福島第一原子力発電所から、高濃度の放射性物質を含む水が海に流れ出している問題で、放射性物質の拡散は方向によって大きな差があり、最初は沿岸を南北に広がり、東西にはすぐに広がらないことが、仏国立科学研究センターなどの計算でわかっています。


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仏グループは国際原子力機関(IAEA)の要請を受け、福島県沖の海底地形や潮流、水温、塩分濃度をもとに拡散を予測。公表された画像では、同原発から海に出た放射性物質が沿岸に沿って南北に広がった後、北側の仙台湾から東西に拡散していく様子がわかります。

 

 

Managing water is Fukushima priority (4 April 2011 BBC News)

 

またBBCニュースの科学担当記者、

『放射性物質が太平洋に放出されることは誰も見たくないが、その一方で、日本は少なくとも、幸運にも国の周囲が、海水が大規模に動く作用の通り道にある。

北太平洋の黒潮は、大西洋のメキシコ湾流に相当する。黒潮は北緯35度付近まで、アジア大陸外縁の島々に沿って進み、そこで東に向きを変え、黒潮続流として深海に入っていく。

つまり、排水に含まれる汚染物質は、時の経過とともに太平洋の中心部に運ばれ、そこでかき混ぜられ、薄められる傾向にある。』とし、


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地球表面全体の重力の変化を測定し、海面の高さのデータと関連づけ、海流の方向と速度の解明ができるという欧州宇宙局の人口衛星ゴース(Goce: The Gravity Field and Steady-State Ocean Circulation Explorer-重力場および定常海洋循環調査衛星)のデータを元に、黒潮の動きの解明が放射能物質の拡散には不可欠だと言及しています。

これらのデータを見る限り、湘南(相模湾)などへの放射能物質の流出は、今のところ大丈夫そうだと判断できますが、中部大学の武田邦彦教授は、湘南地区でも、一応警戒することを提言されています。

 


武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(53) 海と魚

 


武田邦彦教授は、福島の海岸には沖の黒潮と海岸の間に「南下する沿岸流」があり、少なくとも銚子までいくと予測されています。以下、サイトから抜粋します。


★海には、ヨウ素とセシウムの他に、ストロンチウム、プルトニウムもふくんだ汚染水が流れた。


★ストロンチウム、プルトニウムはまだ測定されていない。


測定しているヨウ素、セシウムは基準値を上回っていた。 


★ごく一部の海や魚しか測定されていない。 


だから、福島沖から茨城沖、千葉沖でとれる魚を食べることはできない。


特に、海底に沈むセシウム、ストロンチウム、プルトニウムは魚ばかりではなく、貝、海藻にも取り込まれる.


★海外で日本製の魚を拒否しているのは、測定していないからで、理屈にあっている。


★放射性物質で被曝しないためには、「測っていないものは食べない」ということが大切だ。
 

千葉から南の湘南まで海が汚染されるのは1ヶ月ぐらいかかると思うが、計ってていないので、判らない。


福島から湘南までの海での釣り、サーフィンを含めて「測定されるまで」は気をつけた方が良いだろう。


現在は小魚、そのうち中型、さらに4ヶ月後から大型の魚に放射性物質が取り込まれる(大型の魚の放射能が増えるのは6ヶ月後).


ヨウ素が初期、セシウムも早くて肉に蓄積するが、ストロンチウムやプルトニウムは骨にたまるので、小魚のように「骨ごと食べる」ものはやめておいた方がよい。   


北海道、四国沖、九州、日本海の魚はまだ大丈夫
    


ということです。



県内の水産物から微量の放射性物質検出、県「健康に影響ない」/神奈川



県内の海水の放射能濃度測定結果について (神奈川県)



神奈川県は13日、県内の水産物5品目を対象に行った放射能濃度の検査結果を発表しました。ナマコとヒジキ、マイワシから微量の放射性ヨウ素を検出。マイワシからは微量の放射性セシウムも検出されましたが、国の暫定規制値を下回っており、健康に影響はないとしています。

また、県は12日に茅ケ崎市で採取した海水も調査した結果、ヨウ素-131、セシウム-137、セシウム-134などの放射性物質は検出されなかったとのことです(12日時点での計測ということですが、ちょっと安心しましたね!)


自己防衛する手段として『ガイガーカウンタ』を調べたりしたんですが、正確な数値を検出するようなものは数百万~1000万ぐらいするらしく、市販の5万~30万ぐらいのものは、空間線量測定が主な機能で、水や野菜などの測定には向かないような記述も散見したので、正直迷っています。

早急に自治体レベルで海の放射能濃度について、水道水のように毎日発表することを望みます。

以前も書きましたが、被爆はたし算(合計)なので、用心するにこしたことはないと思います。必要以上に怖がることもないし、逆に甘くみてもいけません。

このような事象は万人にあてはまる「正解」とか「答え」などなく、各自がリスクを鑑みながら冷静に自己責任で判断することが大切だと思います。

これから湘南は最高の季節を迎えますが、一刻も早く、子供からお年寄りまで何の心配もなく安心して豊かな自然と親しめる状況になることを願います。




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湘南の海は安全か? 放射能編


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April 09, 2011

湘南の海は安全か? 津波編

湘南の海における放射能の影響について素人考えながらブログで書いたところ、かなーり多くのアクセスがありました。

みなさん「湘南 海 放射能」などで検索されて来られたようで、湘南にお住まいの多くの人が海への安全性に関心を持ち、不安に思っているのがわかります。

福島の原発は現在も復旧活動が続き、放射能汚染に対する警戒も予断を許さない状況なのですが、今回の震災で亡くなられたり、行方不明になった方の9割以上が津波によるものであり、多くの街を丸ごと破壊しつくし甚大な被害をもたらしたことをを鑑みると、相模湾に面する湘南地区では、津波に対する対策も考えなければなりません。

鎌倉だけでも、


★明応地震(1498年)

★元禄地震(1703年)

★大正関東地震(1923年)


という大きな震災があり、津波による被害も記録されています(約200年に1回?)

明応地震では、そのときの津波で大仏の殿舎が流出したという話は有名です。年表によれば、「津波が紀伊から房総の海岸を襲い、伊勢大湊で家屋流失1千戸、溺死5千、伊勢・志摩で溺死1万、静岡県志太郡で流死2万6千など」とあり、津波の被害が甚大であったことがわかります。

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大仏は海岸から800m以上離れており、標高は12~13mあります。さらに大仏は台座を含む高さが13.35mあり、それよりも大きい殿舎が流されたという事実は驚きです。その当時は建物も少なく、地盤も今よりも低く、海岸から大仏への距離も短かったと思われますが、海岸付近でなくても津波に対する警戒が必要であることを示しています。

神奈川県を直撃する地震としては、「都圏直下型地震」「小笠原地震」「南関東地震」「東海地震」などが予測されていますが、「いつ起ってもおかしくない」と言われており規模も大きいと考えられているのが「東海地震」です。

ではなぜこの地震が問題なのか? じっくり探っていきましょう(池上彰ぽくw)

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駿河湾の海底に、駿河トラフと呼ばれる細長い凹地が走っています

これは、日本列島の南側にあり伊豆半島を乗せた「フィリピン海プレート」が、その北西側の日本列島を乗せている陸側のプレートの下に向かって沈み込むプレート境界だと考えられています。

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このプレート境界を震源域として、近い将来大規模な(マグニチュード8程度)地震が発生すると考えられています。これが「東海地震」です。

その根拠として、過去に起きた大地震の歴史が挙げられます。駿河湾内にある駿河トラフから四国沖にある南海トラフにかけては、過去100年~150年おきにマグニチュード8クラスの巨大地震が繰り返し起きていたことがわかっています。

しかし、前回の地震(東南海地震 [1944年、マグニチュード7.9]、南海地震[1946年、マグニチュード8.0])の際に、駿河トラフ周辺の部分の岩盤だけがずれずに残ってしまいました。そのため、駿河トラフ周辺の部分の岩盤は150年以上もずれていないことになり、「東海地震はいつ起こってもおかしくない」と言われているのです。

また、駿河湾周辺の地殻の歪の蓄積状況が測量などによって調べられており、現在まで着実に歪エネルギーが蓄え続けられていることが確かめられています。すなわち、駿河湾周辺域は日本列島で最も地殻の歪が蓄積された地域のひとつであり、このことがさらに東海地震の切迫性を裏付けています。

そして、現在日本で唯一予知できる可能性があると考えられている地震でもあります。

ちなみに浜岡原発は、想定される東海地震の震源域の直上にあります(どう考えても危ないと思いませんか?)

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東海地震(マグニチュード8程度)が発生すると、静岡県、山梨県の一部では震度7となるところがあります。また、静岡県全域及び山梨県、愛知県、神奈川県、長野県、岐阜県の一部を含む広い地域では震度6強か6弱、それに隣接する周辺の地域では震度5強程度になると予想されます。

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そして、太平洋沿岸の広い地域に津波の来襲が予想されます。特に、伊豆半島南部、駿河湾から遠州灘、熊野灘沿岸及び伊豆諸島の一部では5mから10m、ところによってはそれ以上の大津波となるおそれがあります。相模湾と房総半島では、ところにより3m以上と予想されます。 

相模湾は3m以上と、東日本大震災より小規模のように思えますが、自然は人間の「都合」や「予測」など関係なく「1000年に1度」「想定外」が常に起りうるものですので、甘くみるのは危険だと思います。地球には人間のセンチメンタリズムなど関係ない非情さがあることを忘れてはいけません。

東海地震が発生した場合、地震の揺れや津波等により、建物全壊約26万棟、死者数約9,200人という甚大な被害が予想されるため、日頃からの十分な備えが必要です。

鎌倉市では、神奈川県が作成した津波浸水予測図を基に、避難所情報等を記載した「鎌倉市津波ハザードマップ」を公開しています。

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鎌倉市津波ハザードマップ ※南関東地震を想定したものです

・ 材木座から稲村ガ崎(PDF:2,803KB)

・ 稲村ケ崎から腰越(PDF:2,905KB)


これを見ると坂ノ下、長谷など海沿いの低地や、滑川沿い(津波は河川などを遡上します)の材木座などはかなりの広範囲で津波の被害が予測されています。

また過去の震災では、鎌倉警察所のさらに先まで津波が達していた記録があることがわかります。

ジムのある稲村ヶ崎地区は、R134沿いの地点で海抜5.5m~6.1mの高さがあり、鎌倉山方面に向けて斜面になっているので、この規模の震災の津波での影響は(湾岸地区を除き)すくなさそうです(もちろんあくまでも予測なので、油断はできませんが)

グーグルでは海抜があがった場合の浸水を予測をするsea level Mapを公開しています。これで、自分が住む地区に津波が来た場合の検証をしてみるのもいいかもしれません。20m、30mでやってみるとゾッとします(一応ジムは安全圏でした)

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東日本大震災で津波被害を受けた岩手県宮古市の田老地区では、陸地の斜面をさかのぼって到達した津波の高さ(遡上高)が37.9メートルにまで達していたことが、東大地震研究所の都司嘉宣准教授(地震学)の現地調査で分かっています。もちろん地震の規模も地形も違うので、安易に比べることはできませんが、自然災害には常に「想定外」があることは、念頭に置いていいと思います。

関東地方では関東大震災でも元禄地震でも大きな津波災害が発生しています。低地の多い関東平野にとって津波災害は避けて通ることができない災害なのです。


※神奈川県津波浸水予想図 神奈川県が「南関東地震」「神奈川県西武地震」を想定し予測


津波から生き残るためには、地震に強い家に住んで「揺れを感じたらできるだけ早く避難する」か「津波の来ないエリアに住む」しかありません。そして津波に伴う浸水エリアは、海沿いにとどまらず、思っている以上に広い範囲に及ぶ可能性があるのです。


※自分でできる我が家の耐震診断 鎌倉市


幸いにもジムの建てられている場所は、硬い岩盤の上で(学校や病院を建てられる基準値の強度があるそうです)海抜もかなり高いにも関わらず、体感上はほぼ平坦な道で、駅や海まで数分(自転車なら1分)で行けるという、絶妙な場所であり、我ながらナイスなチョイスだったと思います。

ジムの建物も、数百キロの重たいマシンを複数設置する前提で作られているので、一般の家よりも強度はかなり高くなっています。

湘南地方では、「海沿い」「海に近い」「海が見える」などの条件の土地が比較的地価が高い傾向がありましたが、今後は価値観も変化していき、「原発からの距離」「地盤が強い」「津波の被害の可能性が低い」などの条件も考慮され、そういった場所の地価が上がることもあるかもしれません。

宮古市姉吉地区では、港から約700メートル内陸にある「此処より下に家を建てるな」という石碑が、12世帯約40人の住民の命を守りました。石碑に刻まれた先人の教えに従い、住民たちは全員そこよりも高台に居を構えていたからです。

浦安市の埋め立て地における液状化も、かなりの被害で問題になっています。

利便性、合理性、ステータスなどよりも、命や家族が一番大切なことは言うまでもありません。住んでる場所が生死をわける、自分のチョイスひとつで人生が変わる。政府も行政もまったく頼りにはならない。自分の命は、自分で守る。日本の安全神話が音を立てて崩壊し、行動や決断の全てに自己責任が問われる1億3000万総サバイバルの時代になったのではないでしょうか。

これから湘南はマリンスポーツの本格シーズンを迎えますが、サーフィンなどをしてると、地震の発生には気がつかない場合があります。突然、強い引き潮があったら、津波を警戒し速攻で高台に逃げましょう。

Be safe! Be sure!



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湘南の海は安全か? 放射能編


湘南の海は安全か? 海洋汚染編






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