2015年05月16日

銀翼のイカロス

半沢シリーズの最新刊。といっても昨年出た本で、ずっと前に予約していたのにようやく借りられました。

銀翼のイカロス銀翼のイカロス
池井戸 潤

ダイヤモンド社 2014-08-01
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ぐいぐいあっという間に最後まで読んでしまい、池井戸さんの本は面白いな〜、と改めて思いました。

Amazonのレビューをみて、名前はかえられているけど、モデルになっているのがJALや民主党であることを確認。

タイトルのイカロスはギリシャ神話に出てくる話で、あまり高く飛んではいけないと父に忠告されたのに、調子に乗って高くまで飛んでしまい墜落してしまう話。
銀翼と名付けたのは飛行機の翼にかけているようで、しゃれたタイトルです。





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2015年05月05日

ヴァチカン教皇庁図書館展II @印刷博物館


ヴァチカン教皇庁図書館展

会 期 :2015年4月25日(土)〜2015年7月12日(日)
休館日 :毎週月曜日(ただし5月4日(月・祝)は開館)、5月7日(木)
開館時間 :10:00〜18:00(入場は17:30まで)
入場料 :一般800円、学生500円、中高生300円、小学生以下無料


20150505



2002年に行われた「ヴァチカン教皇庁図書館展」の第2弾。

前回、印刷博物館へ行ったのは、なんと10年前の「グーテンベルクからプランタンへ」
月日がたつのは本当に早いです。。

そして、今日は5月5日ということで無料開放!
その割にはあまり混んでいなくて、でも展示内容はいつまでいても足りないくらい充実していて、本当に穴場です!

第4部の「ヴァチカン貴重庫でみつけた日本・東アジア」のコーナーでは、「ぎやどぺかどる(「罪人を善に導くの儀也」)」や「どりちいな・きりしたん」など、聞き慣れないタイトルの本を見つけて、必死に原書のタイトルを推測してみたり、などの楽しみ方も(笑)。


今回特筆すべき点の一つは、今流行のプロジェクションマッピング
行ったことのないヴァティカン教皇庁図書館の世界を立体的に楽しめます。
スケール的には姫路城やディズニーで行われているプロジェクションマッピングよりかなり小規模ではありますが、観ていてまったく飽きませんでした。

今回特筆すべき展のもう一つは、VRシアターで、2つプログラムが楽しめること。

「海のエジプト 海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリア」
「古代ローマ帝国 ポンペイ『庭園の風景』」


そして、展示会場で見つけた見逃していた本。ますます時間が足りなくなります。。。

芸術教養シリーズ28 芸術理論古典文献アンソロジー 西洋篇芸術教養シリーズ28 芸術理論古典文献アンソロジー 西洋篇
加藤 哲弘

幻冬舎 2014-06-20
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そして、芋づる式に見つかる見逃していた本。

怪物から天球へ: 講演・書簡・エッセイ (ヴァールブルク著作集)怪物から天球へ: 講演・書簡・エッセイ (ヴァールブルク著作集)
アビ ヴァールブルク 加藤 哲弘 伊藤 博明 石井 朗 Aby Warburg

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いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式
ジョルジョ・アガンベン 上村 忠男

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2015年04月29日

虚ろな十字架

久しぶりに東野圭吾氏の本。

虚ろな十字架虚ろな十字架
東野 圭吾

光文社 2014-05-23
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今回は、本当に泣けました!

休日だったこともあり、一気読みしてしまいましたが、涙が止まらず次の日目が腫れて大変なことに(笑)。

東野氏の本は、死刑制度や加害者・被害者の心情に迫る作品が多いですが、この作品はそれが顕著。

人が人を裁くことはできない、と安易に死刑制度に反対することは簡単。
でも、再犯率の高さや、被害者の親族の心情などを考えると、そんな簡単に死刑制度を否定してよいのか?
実際に自分が被害者になったら、考えが変わるのでは?
そして、自分や自分の親族が加害者になったら・・・?
法は人間がつくるものだし、その法も時代や場所によって変わるもの。
人間の命が平等だなんて絵空事だと、小学生でもわかる。

どこまでも永遠に続く問い、簡単に答えることなんてできないってことだけはわかりました・・・。


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2015年04月25日

ビブリア古書堂の事件手帖6

昨年6月に5巻を読んだので、ほぼ1年ぶりですが、ようやく読めました。

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
三上 延

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-12-25
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今回は太宰治に特化していて、個人的には太宰は若干ひいてしまう作家ということもあり、読者層が離れてしまわないかしらん、と心配に。
いつも、古書にまつわる話はどこまで本当のことなのだろう、と思いながら読んでいるのですが、そのあたり(実際に太宰が書き込みしている本が実在しているのか否か)を解説しているサイトもなく、気になっています。
古書に実際に精通している人にぜひ聞いてみたいです。

第6巻で終わりかと思ったら、どうやら7巻で完結らしく、最終巻が出るのが待ち遠しいですね。



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2015年04月18日

ルーブル美術館展 @新国立美術館

先週になりますが、4/12に久しぶりに、新国立美術館へ行ってきました。
以前は六本木駅から美術館へ行っていましたが、今回初めて乃木坂駅から行ってみると、なんと近い! 
6番出口だとかなり便利で、2007年に開設されたそう。(知らなかった・・・)

20150412_01



14時から講演会があるというので、その前に展示を楽しむことに。

気になった作品はこちら、

・《アモルを売る女》ジョゼフ=マリー・ヴィアン
 愛の神アモルを商売品のようにつまんで売る行商人、嫌がるアモルの姿が印象深いです。

・《両替商とその妻》クエンティン・マセイス 
 講演会で知ったのですが、背景の右手の奥には、議論している男、両替商の妻が見ている本には、アントウェルペンの守護聖人である聖母子、手前にある鏡には、聖書を読む男の姿が描かれているとのこと。

・《物乞いの少年》ムリーリョ
ネーデルランド中心かと思っていたら、このスペインの画家ムリーリョはじめ、有名どころの風俗画が多数有り、驚きました。

・《天文学者》フェルメール
目玉ということで、間近にみたいひと(止まることはできない)と、遠目でも止まってみたい人向けに行列が分かれていました。

・《冬の寓意》アブラハム・ブルーマールト
知らなかった画家ですが、何故か印象に残る作品。

・《鏡の前の女》ティツィアーノ
これぞティツィアーノ、といいたくなる作品。


さて、講演会の内容は、というと・・・

「レンブラントとフェルメールの時代」
講師:尾崎彰宏(東北大学大学院教授)
日時:4月12日(日)14:00-15:30(開場13:30)


尾崎先生は、ネーデルランド美術がご専門ということで、今回はレンブラントの話も含まれると思っていたのですが、フェルメールの話がメインとなったのは、今のフェルメール人気に応えてのことなのでしょう。

特に面白かったのは「画中画」についてのお話で、主要場面を明確にするために、正反対の行為をあわらす場面を「画中画」に描く、というルールでみれば、主要場面のテーマがわかる可能性がある、ということ。
ドアがあいて向こう側がみえる「見通しの空間」と、絵の中のもう1つの場面である「画中画」では共通する機能を持っていそうですが、何を描いても成り立つ「画中画」と、自然な風景であるべきドアの向こうとでは、制限がかなり違うのかとも思ったり。


今回、展覧会の最後には「アトリエの芸術家」というコーナーがありますが、フェルーメルの作品はきていませんが、フェルメールファンなら知っている「画家のアトリエ」を思い出し、比較しながらみたくなるコーナーになっているのでは、と思いました。












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2015年04月05日

アクアマリンの神殿

アクアマリンの神殿 (単行本)アクアマリンの神殿 (単行本)
海堂 尊

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久しぶりに読んだ海堂尊氏の本。

しばらく時間を空けて読んだせいか、しみじみ感じたのが自分は海堂氏の文体が好きなだなー、ということ。

第一に明快で、思わす吹いてしまうことがしばしばで、時にひねくれていて、、要所ではじーんとなり。。。。
今回は若者が主人公なので、こんなに明晰な若人がいるものかしら、などと思いつつも、本当に最後まで楽しく読むことができます。
電車の中で読んでいて、思わずニヤニヤしてしまった自分。これから読む人は、気をつけてください(笑)。





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2015年03月29日

「ボッティチェリとルネサンス」


先日紹介した講演会の展示会「ボッティチェリとルネサンス」展に行ってきました。


「ボッティチェリとルネサンスーフィレンツェの富と美」
2015年3月21日(土・祝)〜2015年6月28日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム

ボッティチェリとルネサンス



今回の展示会で感じたのは、解説のわかりやすさ。
副題に「フィレンツェの富と美」とあるうように、経済と美術がどのような関係にあったか、がわかりやすく解説されていました。

フィレンツェのフィオリーノ金貨が美術的にも美しく、国際通貨として信頼を勝ち得、ヨーロッパで広く使われ、模造金貨もつくられたこと。
利子は時間によって得られるもので、時間を扱えるのは神だけというキリスト教の考え方があったため、利子を取る高利貸しは卑しい職業とみられたこと。
時間によって利子を得るのではなく、外貨との交換により利益を得ることに成功し、さらに為替手形の発明により富を増やすことに成功したメディチ家。
金融、商業で成功した商人達が増えることにより、豪華な衣類や装飾品へのニーズが増え、奢侈禁止令を度々出さなければならなくなったこと。


展示会で何よりインパクトがあったのは、やはりボッティチェリ最盛期のフレスコ画《受胎告知》

他、第5章にある《若い貴婦人》というトスカーナの彫刻家の大理石浮彫りが大変美しく、印象に残りました。


確認したかった点については、以下の通り。

1)今回の展示会のための出品で、背景に描かれているのはサン・マルコのファサードである、という発見があった。
→確認したのですが、どの作品だったのか思い出せず・・・。残念。


2)修道女プラウティッラ・ネッリ(帰属) 《聖人としてのジロラモ・サヴォナローラ》の肖像。
→実物はスライドでみたよりもクリア(明暗がない)ではなく、拍子抜け。こちらも残念。


3)ボッティチェリは虚飾の焼却において、自ら焼却しなかった、という話。
→こちらについては、第6章の解説に、はっきりとボッティチェリは「自ら焼くことはなかった」とありました。
 そもそも、サヴォナローラがサン・マルコ修道院長に就任したのが1491年、火刑に処されたのが1498年。
 影響を受けたのは確かでも、自ら燃やしたとはいえないようです。


4)スタイルを変更したボッティチェリの作品
→こちらも最後の第6章で確認できました。ボッティチェリと工房、とある作品が多く、どこまでがボッティチェリ自身の手によるものかわからない作品が多かったです。


ミュージアムショップでは、楽しみにしていたチケットホルダーをGET。
ちょっと大きいな、と思ったら、ポストカードがすっぽり入る大きさで、なるほど、と関心してしまいました。

チケットホルダーとポストカード






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