2014年11月09日

ロスジェネの逆襲

またまた池井戸潤さんの本。

ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲
池井戸 潤

ダイヤモンド社 2012-06-29
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タイトルにあるように、今回はロスジェネ世代が大活躍。

銀行から証券会社に出向となった半沢が、親銀行に仕事を横取られ、親銀行に反旗を翻す。
もう銀行には戻れない片道切符確実と思われたのに、疑問を徹底的に追求した結果、最終的には親銀行を救うことになる。

「どんな場所であっても、また大銀行の看板を失っても輝く人材こそ本物だ。真に優秀な人材とはそういうものなんじゃないか。」
これは中野頭取が半沢を評価していった言葉。

半沢が何故輝いていられるのか。
それは、半沢が信念をもって仕事をしているからなのかもしれない。


ただ批判しているだけでは駄目だ。
正しいことを正しいといえること。世の中の常識と組織の常識を一致させること。ただ、それだけのことだ。ひたむきで誠実に働いたものがきちんと評価される。そんな当たり前のことさえ、いまの組織ではできていない。

仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためにだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。




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2014年11月08日

オレたち花のバブル組

ようやく以前から読みたかった本を読みました。

オレたち花のバブル組 (文春文庫)オレたち花のバブル組 (文春文庫)
池井戸 潤

文藝春秋 2010-12-03
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ドラマの 半沢直樹の名台詞「倍返し」はスカッとしたし、ギリギリバブル世代の自分にとっては共感できる所も多々。
ただ、銀行の世界は知らないことばかりで、金貸し業は昔からあることとはいえ、お金を転がして金儲けというのはやはりどうしてもピンと来ない。
サラリーマンとしては、むしろ近藤に感情移入してしまいますし、ドラマをみた後では、ドラマが原著よりも劇的に面白く脚色されているなぁ、と思えました。あのドラマの後では銀行を就職先として選ぶ人が減ったのでは、と心配にも。





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2014年11月03日

ガンコロリン

海堂 尊氏の短編小説。
5つの短編集からなっていて、タイトルの「ガンコロリン」は3番目の癌治療の新薬のお話。

目次

健康増進モデル事業
緑剥樹の下で
ガンコロリン
被災地の空へ
ランクA病院の愉悦

ガンコロリンガンコロリン
海堂 尊

新潮社 2013-10-22
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短編も気軽に読めて楽しいですが、個人的には長編がやっぱり面白いなぁと。





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2014年11月02日

ローマ亡き後の地中海世界


またまた塩野七生氏の本。

ローマ亡き後の地中海世界(上)ローマ亡き後の地中海世界(上)
塩野七生

新潮社 2008-12-20
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ローマ亡き後の地中海世界 下ローマ亡き後の地中海世界 下
塩野 七生

新潮社 2009-01
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一言でいえば、聖戦という名を借りたイスラムの海賊と、キリスト教の世界。
本書では海賊=イスラム、と描かれていますが、海賊にもいろいろあって、ノルマン人に住んでいたのがヴァイキング、ネーデルランドから追い出されたゴイセン、そして北アフリカを基地にしたのがバルバリア海賊、といろいろ呼び方があるよう。本書に出てくる海賊は、バルバリア海賊とみてよさそう。


私はハードカバー(上・下)で読みましたが、美しい城砦の写真は上巻の末尾にまとまられているので、下巻を読みながらついつい上巻を見たくなりました。
今は文庫(4巻)にもなっているので、電車の中で読むならこちらのほうが便利。

ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生

新潮社 2014-07-28
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ローマ亡き後の地中海世界2: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)ローマ亡き後の地中海世界2: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生

新潮社 2014-07-28
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ローマ亡き後の地中海世界3: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)ローマ亡き後の地中海世界3: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生

新潮社 2014-08-28
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ローマ亡き後の地中海世界4: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)ローマ亡き後の地中海世界4: 海賊、そして海軍 (新潮文庫)
塩野 七生

新潮社 2014-08-28
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2014年10月13日

夢幻花

久しぶりに読んだ東野圭吾さんの本。

夢幻花(むげんばな)夢幻花(むげんばな)
東野 圭吾

PHP研究所 2013-04-18
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タイトルの夢幻花とは、幻の花といわれた黄色い朝顔のこと。

江戸時代にはあった黄色い朝顔ですが、青い薔薇と同様に、実際の話として黄色い朝顔は自然界には存在しないのだとか。

物語は、この黄色い朝顔を巡る殺人事件だったのですが、「黄色い朝顔」で検索してみたところ、なんと3日前の記事(10月10日)に、基礎生物学研究所が幻の「黄色いアサガオ」の実現に成功、という記事を発見。

サントリーニュースリリース:幻の「黄色いアサガオ」の実現に成功

でも、よくみると黄色というよりは淡いクリーム色で、やはり鮮やかな黄色の朝顔を実現するのは難しいのかもしれません。


朝顔の話ばかりになってしまいましたが、夢幻花は2002年から2004年に「歴史街道」に掲載された小説で、9年後に東日本大震災などを受け、大幅に書き直して単行本になったのだそう。
書き直された話では、主人公は原子力を学んでいた大学院生で、東日本大震災をきっかけに進路を考えざえるをえなくなってしまうのですが、オリジナルではどのような設定だったのか、気になります。


rsketch at 20:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)東野圭吾 | ミステリ

2014年10月05日

統計学が最強の学問である

2013年に出版されたベストセラーの本。

統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である
西内 啓

ダイヤモンド社 2013-01-25
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前半はなるほど、という点が多いのですが、後半になるにつれて専門的な話になってついていけなくなりました。

実用には向かないので、あくまでも全体像をつかみたいなら良いですが、これで何かできるようになるか、というとまったくそんなことはないので要注意。





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2014年09月15日

十字軍物語3

塩野七生氏の本の続きを読みました。

十字軍物語〈3〉十字軍物語〈3〉
塩野 七生

新潮社 2011-12
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目次
第1章 獅子心王リチャードと、第三次十字軍
第2章 ヴェネツィア共和国と、第四次十字軍
第3章 ローマ法王庁と、第五次十字軍
第4章 皇帝フリードリッヒと、第六次十字軍
第5章 フランス王ルイと、第七次十字軍
第6章 最後の半世紀
第7章 十字軍後遺症


第3巻の主人公は獅子心王リチャード、といってよいぐらいの英雄っぷり。
そして、後半にもう1人・・・皇帝フリードリッヒ二世なのですが、なんとここにきてまた以前読んだ以下の本と重複の嵐。
いやいや、順番としてはこちらを先にかいていたわけだから、こちらを肉付けしたものが、以下の本ということなのででしょう。

別の本なのだから重複は構わない、とでも編集者は思われたかもしれませんが、私のような読者もいることも考えて欲しいですね。残念です。

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上
塩野 七生

新潮社 2013-12-18
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rsketch at 22:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)