2010年04月18日

パラドックス13

久しぶりに東野圭吾氏の本を読みました。
あまりの面白さに、勿体ないことに1日で読んでしまいました・・・。
パラドックス13パラドックス13

毎日新聞社 2009-04-15
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この作品は、他の東野氏の作品とちょっと違ってSF的な要素が含まれていますが、あくまでもメインは人間ドラマ。
内容紹介では、東野圭吾氏は以下のように紹介されています。

「世界が変われば善悪も変わる。
人殺しが善になることもある。
これはそういうお話です」

立場がかわれば、善悪が変わるのはよくありますが、この本では“P‐13現象”により本当に世界が変わってしまいます。
世界が失われ、何もかもが変わってしまった場合、人はどうなってしまうのか?
一見、パニックもののサバイバルゲームのようでもありますが、人が人として生きていくということはどういうことなのかを考えさせる様々な要素がちりばめられていると思いました。


続きの感想はネタバレになるので、読んだ方だけどうぞ。


今日からドラマがはじまるこの原書も早く読みたいところです。

新参者新参者

講談社 2009-09-18
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日曜夜21:00より
TBS 「日曜劇場 新参者」



個人的には、リーダー格の兄、誠哉が放った以下の言葉(P143)が印象的でした。

「人はいろいろなものを拠り所にして生きている。それは家族だという人もいるだろうが、会社だという人間がいてもおかしくない。どういうことで喪失感を覚えるかは人それぞれ。そこへ土足で踏み込むなんてことは、誰にも出来ない。許されることじゃない」


キャラクターの小峰は、後半になるにつれて軽視されていってしまいましたが、標準的なサラリーマンとしては一番共感を呼びやすい人物だと思うので、小峰の過去や設定なども踏まえて後半のストーリーが展開されれば、もっと感動があったのかも?

“P‐13現象”の揺り戻しについて、河瀬が発見したことになっていますが、あの誠哉が気づかなかったはずはない。
他のメンバーが知ったら元の世界に戻れるかもしれないという夢にすがり、新しい世界で生きようとしないだろうと予期し、あえてみんなに伝えなかったのだと思う。


rsketch at 19:22│TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 東野圭吾 

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この記事へのコメント

2. Posted by うっちゃん   2010年11月03日 10:10
ありがとうございます。
先ほどトラックバックさせていただきました。
こちらへのトラックバックがうまく反映されていないようなので(ご確認いただいているようにコメントは表示されます)、念のためご連絡させていただきますね

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
1. Posted by 藍色   2010年11月02日 02:15
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしています。