ケン
2010年04月17日
大聖堂―果てしなき世界
以前読んだケン・フォレットの『大聖堂』の続編(―果てしなき世界 )をようやく読みました。
続編ということで、前回ほどおもしろいのかちょっと心配だったのですが、まったくの杞憂でした。
『大聖堂』は12世紀のイングランドが舞台でしたが、今回は時代が200年ほどくだります。
前回の主人公であるレディ・アリエナとジャック・ビルダーの末裔が出てくるので、前作を読んだ方にはうれしいですが、もちろん前作を読んでいない方も大いに楽しめる作品になっていると思います。
建築に関する部分が前回よりも若干少なかったのは残念。
今回、アリエナとジャックに対応する人物として登場するのが、カリスとマーティン。
カリスは、若い頃の奔放な態度や独立心旺盛なところなど、現代の女性観から描かれているな、と思う箇所がちらほらと。
マーティンは若干女性に甘すぎ&もてすぎのようにも思いますが、本当に心広すぎです・・・!
でも、読者によっては、○○○なんて許せない!と思う人も出てくるのではないかと???
個人的には、14世紀の病気に関する一般の認識についての記述が興味深かったです。
「病気は、目から入ってくる」という説があったり、現代のマスクに相当するものを利用したり・・・と著者が歴史的な背景をどこまで調査して記載されたのか気になるところです。
上、中、下の3巻ですが、あっという間に読めるので、臆せずぜひご一読を・・・!
続編ということで、前回ほどおもしろいのかちょっと心配だったのですが、まったくの杞憂でした。
『大聖堂』は12世紀のイングランドが舞台でしたが、今回は時代が200年ほどくだります。
前回の主人公であるレディ・アリエナとジャック・ビルダーの末裔が出てくるので、前作を読んだ方にはうれしいですが、もちろん前作を読んでいない方も大いに楽しめる作品になっていると思います。
建築に関する部分が前回よりも若干少なかったのは残念。
今回、アリエナとジャックに対応する人物として登場するのが、カリスとマーティン。
カリスは、若い頃の奔放な態度や独立心旺盛なところなど、現代の女性観から描かれているな、と思う箇所がちらほらと。
マーティンは若干女性に甘すぎ&もてすぎのようにも思いますが、本当に心広すぎです・・・!
でも、読者によっては、○○○なんて許せない!と思う人も出てくるのではないかと???
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