海堂尊

2018年04月30日

ブラックペアン

久しぶりにブログのログを見たところ、日曜日に急激アップ。
不思議に思ってログを確認すると、原因はテレビ「ブラックペアン」の影響でした。
原作を読んでいるので登場人物のイメージができあがっていて、どうしてもテレビの配役には違和感がありますが、二宮さん、竹内君など人気ぶりには圧倒されますね。

さて、オリジナルのストーリーは、2007年に出版された海堂尊氏の「プラックペアン1988」で、舞台はバブル崩壊前の1988年。もちろん、テレビでは脚色でそれほど古い時代設定にはなっておらず、1988はカットされています。

結末を知っているとはいえ、テレビなりの演出もあり、毎回テレビに釘付けでまんまとはまっている次第。

【追記】
せっかくなので、もっと登場人物のことを知りたい!という方のために原作をご紹介。

まずは原書。エンディングを知りたくない方は、読まないで。
でもテレビとの違いを楽しむ、というのも楽しみ方の一つ。
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海堂 尊

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このシリーズの続きはこちら。
ブレイズメス1990 (講談社文庫)ブレイズメス1990 (講談社文庫)
海堂 尊

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さらに続編。こちらは今年の3月出版された最新作。
ただ、海堂さんの作品は他にもいろいろあるので、できれば他の本を読んでからのほうが倍楽しめます。
スリジエセンター1991 (講談社文庫)スリジエセンター1991 (講談社文庫)
海堂 尊

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竹内さん演じる世良さんファンに特におすすめなのはこちら。
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海堂 尊

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極北ラプソディ (朝日文庫)極北ラプソディ (朝日文庫)
海堂 尊

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世良という名前から、自分的には世良公則さんの若かりし頃を想像して読んでいた私。
歳がばれますね・・・(汗)

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2015年04月05日

アクアマリンの神殿

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海堂 尊

KADOKAWA/角川書店 2014-06-30
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久しぶりに読んだ海堂尊氏の本。

しばらく時間を空けて読んだせいか、しみじみ感じたのが自分は海堂氏の文体が好きなだなー、ということ。

第一に明快で、思わす吹いてしまうことがしばしばで、時にひねくれていて、、要所ではじーんとなり。。。。
今回は若者が主人公なので、こんなに明晰な若人がいるものかしら、などと思いつつも、本当に最後まで楽しく読むことができます。
電車の中で読んでいて、思わずニヤニヤしてしまった自分。これから読む人は、気をつけてください(笑)。





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2014年02月02日

輝天炎上

ようやく予約していた本が読めました。

海堂尊氏のバチスタシリーズ、白鳥・田口コンビが登場するのはもちろん、過去の登場人物がたくさん出てくるので、まずは他の作品を読んでから、がよいです。

輝天炎上輝天炎上
海堂 尊

角川書店(角川グループパブリッシング) 2013-02-01
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久しぶりに海堂尊氏の作品を読んで思ったのが、やっぱり海堂尊氏の文章は面白い!
電車の中で読んでいて、思わずニヤニヤしている自分がいて、こっぱずかしい(汗)。

レビューの中には、他の作品で知っている内容なので既視感があって面白くない、という意見もありますが、個人的には視点がかわればこんなに変わるのか、とか、よくまあ複数のストーリーをこんなに上手に結びつけるものだ、と感心しきり。

医療に興味のある方はもちろん、縦、横、斜めと複雑にからみあうストーリーを楽しみたい方には、オススメの作品です。





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2013年07月28日

スリジエセンター1991


今回は、海堂尊氏のファンにはたまらない作品!

スリジエセンター1991スリジエセンター1991
海堂 尊

講談社 2012-10-25
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天才外科医・天城幸彦が登場!
『ブラックペアン1988』、『ブレイズメス1990』を読んでいない方は、まずはこの作品を読むことをオススメ。

そして、チーム・バチスタを読んで速水さんのファンになった人には、速水さんの若き日のじゃじゃ馬ぶりを楽しんでもらいたい。なにより、あのデパート火災の日、別の視点でみると大変なことが起きていたのだな、と知ることができます。

さらに、北極シリーズで世良と花房の関係が気になる人には、二人の若き日の関係を楽しむことができます。

登場人物としては、これまでの作品の人物がたくさん出てくるので、まずは過去の作品を読んでから、ですね。

何より興味深かったのは、若き日のクイーン高階ことゴンの介。
院内政治とか派閥とか、正直患者にとってはどうでもよいと思うのだけれど、これまでの作品ではそれも時には大切よね、と思えたのが、今回は高階講師の魑魅魍魎っぷりに辟易してしまいました。

日本の将来の医療のために、といいながら、結局は自分のテリトリーを守り、自分の主義・主張を通すことに優先順位が置かれているのでは、と思ってしまいます。
外部に強力な敵がいないと、一致団結できないものなのでしょうか。、
そういう意味では、日本の医療や政治の世界は内部抗争があるだけ、まだ瀬戸際に追い込まれておらず平和ぼけしているのかもしれません。。



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2013年07月06日

ケルベロスの肖像


海堂尊氏の白鳥・田口コンビの最終シリーズ。


ケルベロスの肖像ケルベロスの肖像
海堂 尊

宝島社 2012-07-06
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海堂尊氏の作品はほぼ読んでいる自分には面白かったですが、この作品だけ読む人には、次から次へと登場人物が出てきて伏線も理解できないのでは、と。

『輝天炎上』、『スリジエセンター1991』はまだ読んでいませんが、書評をみるとどうやらこの作品の後に読むべきもの。

海堂尊氏の作品は、共通で登場する人物が多いので、読む順番を間違えると面白さが半減してしまうので要注意。

以下は、読む順番のメモです。(小説のみ)

(1) チーム・バチスタの栄光
(2) ナイチン・ゲールの沈黙
(3) ジェネラル・ルージュの凱旋
(4) 螺鈿迷宮
(5) 夢みる黄金地球儀
(6) 医学のたまご 
(7) ジーン・ワルツ 
(8) ブラック・ペアン1988
(9) ひかりの剣
(10) イノセント・ゲリラの祝祭
(11) ジェネラル・ルージュの伝説
(12) 極北クレーマー
(13) マドンナ・ヴェルデ 
(14) ブレイズメス1990
(15)アリアドネの弾丸 
(16) モルフェウスの領域
(17) ナニワ・モンスタ-
(18) 極北ラプソディ
(19 )玉村警部補の災難
(20)玉村警部補の災難
(21)ケルベロスの肖像
(22)スリジエセンター1991
(23)輝天炎上

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2012年06月09日

玉村警部補の災難

久しぶりに海堂尊氏の本。

玉村警部補の災難 (『このミス』大賞シリーズ)玉村警部補の災難 (『このミス』大賞シリーズ)
海堂 尊

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2007年より『このミステリーがすごい! 』に掲載してきた4編をまとめた、著者初の短編集ということで、タイトルの玉村警部補こと通称タマちゃんによる事件簿という体裁になっています。
グッチ-こと田口の類友ともいえるタマちゃんがなんとも愛くるしいキャラクターとして描かれていて、好感度急上昇。

個人的にはグッチ-ファンなので、田口センセーが活躍する場面がもっとみたかったかな。

田口センセーの活躍は次に期待!!


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2012年03月24日

極北ラプソディ

ようやく借りることができた、海堂尊氏の医療ミステリー。
いや、もうミステリーではないな、と改めて思ったり。

極北ラプソディ極北ラプソディ
海堂 尊

朝日新聞出版 2011-12-07
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『極北クレイマー』の続編ともいえる作品ですが、ほかにもジェネラルルージュの速水医師ブラックペアンの世良医師など、過去の作品の登場人物がいろいろ出てくるので、過去の作品を読んでいないと本来の楽しさが半減してしまうかも?

海堂尊非公式ファンサイトで作品の登場人物が確認できるので、これは大変助かりますね!


まさか、あの花房師長が・・・のどんでん返しは読んでからのお楽しみということで。


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2012年02月18日

救命―東日本大震災、医師たちの奮闘

またまた海堂尊氏の本。
とはいっても、海堂氏は監修者で、海堂氏による文章は最後の章だけ。
それでも、読んでよかったと思える本でした。

救命―東日本大震災、医師たちの奮闘救命―東日本大震災、医師たちの奮闘
海堂 尊

新潮社 2011-08
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震災からはや1年近く。おそらく、3月11日にはTVでは特集番組など放映されるのでしょうが、その前に読んでおいてよかったと思います。
読んでいてすごいと思うのが、医師の方々の強い使命感。
医師というのは、やはり特殊な人間と思いがちですが、実際には同じ人間。
この本には出てこなかった医師の方で、医師らしい行動がとれなかった人もいると思うし、その一方信念をもって目覚しい貢献をした人もいる。
それが実際の人間らしい、人の姿だと思う。
自分には決して真似はできないけれど、こういう人が実際にいるのだ、とわかるだけでもこの世界もまだ捨てたものじゃない、と思えるかもしれません。


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2012年02月12日

ナニワ・モンスター

久しぶりにまた海堂尊氏の本を読みました。

ナニワ・モンスターナニワ・モンスター
海堂 尊

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レビューにありましたが、海堂氏の他の作品を読んでいれば、いろいろな登場人物が出てきても、「おっ、ここで登場したか!」と楽しめると思いますが、初めての人は登場人物が多すぎて混乱するかも?

面白いのは、実在の人物や話からネタを拾っていると思われるところ。
政治家が注目をあびてはまずい事件が発生した場合はめくらまし的に不祥事や芸能ネタをリークする話もよく聞く話。
今話題の大阪の中央からの独立などは、時代を先取りしているかもしれません。

読んでいて、「そんなに簡単な話じゃないでしょ」と思うところも多々あるのですが、政治的な駆け引きをくだらないと思う息子と、地域を守るために必要だと思う父との確執の例などは、両方の立場を経験していないと描けないのではないかと思ってしまいました。
欲を言えば医療の話と日本国内の話に偏りすぎているので、グローバルな視点を持った人物が登場したらもっとリアルになるのかも、と。



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2011年08月06日

モルフェウスの領域

これもずっと前に予約してようやく読めた、海堂尊氏の本。

モルフェウスの領域モルフェウスの領域
海堂 尊

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-12-16
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Amazonサイトでは、海堂尊氏の紹介ムービーもみられます。

モルフェウスというのはギリシャ神話の神で、通常モーフィアス(Morpheus)という夢の神。
マトリックスでもモーフィアスって人物が出てましたよね。
なぜ夢の神さまがタイトルに出てくるかというと、今回は「コールドスリープ」つまり人工冬眠がテーマになっているから。
「医学のたまご」を読んだ方なら、あのアツシ君が眠るのか、とピンとくるかと。
思わず感情移入してしまうかも。

本書の中では医療のために開発されたはずのコールドスリープの技術が、例によって官僚の自己保身のために「癌患者は対象外」とされてしまいます。
厚生労働省の御用学者による見解は下記の通り。
「癌患者は未来のために医学を夢見て人工冬眠する。だが、5年後、仮に画期的な治療法が確立されていなければ、患者の希望はみたされない。(中略)医療行政としてはいたずらに法律適用者を増やすのではなく、厳正な話し合いの下、適用をコントロールし、将来のリスクを未然に回避することが医療資源の無駄遣いを省く最良の方策である。」

上記の見解はいかにも現実にありそうな話で、著者の見解としては「自己保身ばかり考え有効な技術を生かすことができない官僚のばかたれ」ってことになるのでしょうが、ある意味官僚のいうことは正しいと思ってしまいます。
本来、誰もが平等に受けられる医療行為、というのが建前としてありますが、現実的には先端医療を受けることができるのはお金持ちばかり。
そんな状態の中、高額のコールドスリープを一般的に認めてしまえばますます医療格差が大きくなるのは必然。
格差が広がれば広がるほど、より不満は大きくなる。
今も財源確保にやっきになっていますが、まずは最低限の医療を国民に保障することが先決、という話になってくるのかと。
政府は必要な金をなんとかしろ、って吠えているだけでは結局何の解決にもならないですし。

コールドスリープの主人公が子どもではなく、財界に必要な老人という設定だったら、どういう展開になるかしらん、と思ってしまいます。


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