菅波亮介のエナジー・カウンセリング(石川県金沢市)

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2013年07月

加島祥造著「タオーー老子」

 2年ほど前でしょうか、持ち物を大幅に処分して、本当に自分にとって大事なものだけを残しました。

 その時、2000冊ほどあった書物は、200冊ほどに減らしました。

 手元に残った書物の中には、何度も何度も読み直したい私の宝物のような本が何冊かあります。

 そういう一冊が、加島祥造著「タオーー老子」です。

 実は、加島氏と私には1つの共通点があります。それは、二人とも老子の「道徳経」を英語版を通して知ったことです。

 私の老子との出会いは、マサチューセッツ時代にアメリカ人の友人が私の誕生日プレゼントに英語版の「道徳経」をくれた時でした。

 墨絵のイラストが入って、禅寺の庭園を彷彿とさせるような、視覚的にも美しい本でした。そして、81章の文章の1つ1つも、読むたびに深い平安へと誘(いざな)ってくれました。

 中国の古典は、漢文として日本語式に読むと、私には大変古めかしくて難解に感じますが、英語訳はとても平易な現代文となっていて、とても近づきやすかったのです。

 仏教にしても、ヨガにしても、またこの老子もそうですが、東洋の英知の多くは、私が西洋に住んでいる間に、西洋人の目を通して吸収したようなところがあります。

 東洋の英知の神髄は、伝統の固さから解放され、外国人に分かりやすいモダンな形となって提供されたからこそ、私にも受け取ることができたのかもしれません。

 加島氏の「タオーー老子」は、2500年ほど前に老子が書いたとされる、81章からなる「道徳経」の自由訳なのですが、アカデミックな訳ではなく、原文の精神をご自分の感じたままに自由な形で表現なさっているので、とても生き生きとして、本質が現代のわれわれのことばで伝わってくるところがとても好きです。

 頭で訳したのではない、ハートで訳した感じがとてもいいのです。

 少しだけ引用したいと思います。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

タオにつながる人も
この天と地の在り方を知っているんで、
先を争ったりしない、そして
いつも、ひとの
いちばん後からついてゆく。
競争の外に身をおいて無理をしないから、
身体(からだ)は長保ちするわけだ。
つづめて言えば、
我を張ったりしない生き方だから、
自分というものが
充分に活きるんだ。
(第7章より)



もっと大きなタオのライフに
つながっている自分こそ大切なんだ。
そのほうの自分を愛するようになれば
世間からちょっとパンチをくらったって
平気になるのさ。だって
タオに愛されてる自分は
世間を気にしてびくつく自分とは
別の自分なんだからね。
(第13章より)


大いなる道(タオ)の働きは
水とよく似ている。
水は溢れ出て、左へゆき、右へゆく。
その流れによって
千万の生き物は生まれ、
育ってゆくんだが、
水は、自分の力を自慢しない。

タオの働きはそれなんだ、
すべてのものを養い育てるけれど
自分はその親だなんて言わない。
何かに成功したって
おれが為(し)たんだなんて名乗らない。
そんな欲なんて持たないから、
ごくちっちゃなものと思われかねないがね、
しかし、小さいと思われるところに
タオの偉大な働きがあるんだよ。
何か仕遂げても、それを
自分が為(し)たとしないーーこの自我のない、
こういう無邪気な働き方こそ
偉大さの証拠なんだ。
(第34章より)


タオの人ってのは
あちこち出かけないでいて
ちゃんと知ってるんだ、
キョトキョト見廻さなくたって
大事なものが見えてるんだ。
だから、ゆったりと
何もしないでいて
とてつもなく大きなことが
仕上がってゆくんだーー君のなかでね。
(第47章より)


推薦図書

加島祥造『タオ—老子』(筑摩文庫)

BE TRUE TO YOURSELF

 ここ20年ほど私の人生の指針としてきた言葉があります。

 それは・・・

 
Be true to yourself. (自分自身に正直であれ・忠実であれ)

  と

 Follow your heart. (自分のハートに従え)

 です。

 これらの言葉は、他のどんな言葉よりも私を導いて来てくれました。そして、これらの言葉の真実性は、20年経った今でも少しも陰ることなく、輝き続けています。

 多分、この人生の最後までこれらの言葉を胸に抱いて生きていくのだろうと感じています。 

NHK は性的少数者を応援しています

 NHK は多くの番組を通して、LGBT(性的少数者)への理解が深まるように、また偏見や差別が減るように、働きかけをしてくれています。

 日本の公共放送を担っている NHK が、LGBT に対して明確なスタンスを取ってくれていることは、とても大きな推進力になっていると思います。LGBT 当事者としてとても有り難く、また力強く思います。

 NHK のホームページでは、LGBT のテーマに絞ったページも設けられていて、いろいろな情報発信や、多くの方からのコメントも載せています。

 現在、民主党、公明党、みんなの党、日本共産党、社会民主党の5政党が LGBT に関する公約を掲げており、LGBT の差別撤廃と人権擁護の取り組みは国政レベルで展開しています。

 LGBT の自殺率が非 LGBT より著しく高いこともあり、社会全体の意識改革と制度改革が強く求められます。

 → NHK のホームページ (LGBT)

お薦めの一冊「ゴードン博士の人間関係をよくする本」

 どんなに素晴らしい人間関係でも、相手が自分の欲求に合わなかったり、自分が相手の欲求に合わなかったりして、問題になることはあるものです。

 すべて善意で言動したとしても、相手はそれに嫌な思いをするということがあり得るのです。

 人間関係において問題が起こらないことを望んでも叶わないのですから、問題が起こった時にどのように対処したらいいのかを学ぶ方がずっと建設的だと思います。

 つまり、相手ときちんと対立して、困っていることを伝え、相手にもそうしてもらうという関係を築くにはどうしたらいいのか、ということを書いてあるのが「ゴードン博士の人間関係をよくする本」です。

 関連記事1:トマス・ゴードン「コミュニケーションを阻む12の障害」

 関連記事2:ゴードン博士の親業に学ぶ「人との対立を解決する方法」


推薦図書

トマス・ゴードン『ゴードン博士の人間関係をよくする本—自分を活かす相手を活かす』(大和書房)

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