菅波亮介のエナジー・カウンセリング(石川県金沢市)

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2014年01月

人間関係の悩みを解決する3つの鍵

 人間関係の悩みが上手に解決できない時というのは、コミュニケーションに問題があるか、相手と自分の境界線に問題があるか、深層心理に問題があるかの3通りが考えられます。また、2つ以上が混在しているケースもあります。

 そこで、私は自分が人間関係に悩む場合も、クライアントの悩みを解決するための支援をする場合も、この3つの領域を吟味することにしています。

1.コミュニケーションに問題はないか?
2.境界線に問題はないか?
3.深層心理に問題はないか?

 逆に言えば、人間関係の悩みを解決するには、3つのアプローチがあるとも言えます。

1.コミュニケーションを健全化することで解決する
2.境界線を健全化することで解決する
3.深層心理を健全化することで解決する

1.コミュニケーションの健全化とは

 感情を相手にぶつけて責めること(攻撃的コミュニケーション)と、言いたいことを言わずに溜め込むこと(消極的コミュニケーション)は関係を悪化させることが少なくありません。

 欲求と欲求を平和的に交渉できる能力を育むと、全く違った協力的なコミュニケーションが可能になります。

 「靴下を脱いだら洗濯カゴに入れてほしい」と相手に伝える場合、これは「立場」を表現しているに過ぎません。「立場」とは特定の形をとった行動であり、解決方法です。それに対して、「脱いだ靴下を洗濯カゴに入れてくれたら、家をきれいに保つために協力してくれていると感じられるから、私は気持ちよく過ごせる」と表現すると、「協力してくれていると感じたい」という「欲求」が伝わりやすくなります。つまり、「なぜ洗濯カゴに入れてほしいのか」「それがどういう意味をもっているのか」という、「欲求」(=その「立場」によって満たされたい心)を表現できることが大事なのです。「立場」だけ言うと、相手は命令されたように感じたりして、深いレベルであなたを理解することが難しい場合もあるのです。

 また、相手が「洗濯カゴに入れたくない」と言ったとしましょう。そうすると、それに対して怒ったり、批判したりするのではなくて、「洗濯カゴに入れない」という「立場」によって、相手がどのような「欲求」を満たしたがっているのかを、聞き出すコミュニケーションをとるのです。

 人間が選ぶ行動には、すべて欲求が絡んでいます。相手を理解するとは、相手の言動の背後にある欲求を理解することです。相手の「立場」に同意できなくても、その背後にある「欲求」は必ず人間に普遍のものなので、理解することができます。「欲求」を聞き出せた時点で、2人の「欲求」の両方を満たす解決法を一緒にクリエイトしていけばいいのです。

相手の「立場」に NO と言うだけでなく、「欲求」に YES と言うことが大事
自分の「立場」に相手が NO と言っても、「欲求」を表現することが大事 

 喧嘩は、「立場」と「立場」の衝突であることがほとんどで、「欲求」レベルまで掘り下げられれば、両方がハッピーな解決法が見つかる可能性は十分にあります。

 これは、エレン・ライダー著『協調的交渉術のすすめ』にある例です。

 ある姉妹が1つのオレンジを取り合って喧嘩をしていました。姉も妹も「私はこのオレンジが欲しい」と言って譲りません。この場合、「私はこのオレンジが欲しい」は「立場」です。姉の立場と妹の立場が対立していて、一方の立場を認めれば、他方は負けてしまうしかありません。

 ここに父親がやってきて、「ところでどうしてオレンジが欲しいのだ?」と聞きました。姉は「マーマレードを作りたいから皮がいるの」と答え、妹は「オレンジを食べたい」と答えました。

 「オレンジが欲しい」の奥にあった「欲求」を引き出すことで、「姉が皮を全部もらい、妹が実を食べる」という解決が実現しました。

 さて、すべての対立がこのようにきれいに統合的解決に至るとは限りませんが、しかし、「欲求」レベルにまで気づいてから話し合うことによって、いろいろな可能性が初めて見えてくるので、とても有意義なことだと思います。

「立場」でなく「欲求」を伝え合えると解決する場合がある

2.境界線の健全化とは

 相手が自分の期待に沿わないので怒るという場合、境界線の問題があります。

 自分が相手の期待に沿うために生きているのでないのと同様に、相手は自分の期待に沿うために生きているのではないのです。

 私は以前とてもお節介焼きでした。「ねえ、この本を読んでみて。絶対あなたの役に立つから」などと勧め、相手が読まないと「何で読まないんだ!」と怒っていたのです。こういう経験を繰り返した末、私は相手が何をするかしないかをコントロールしようとしていたことに気づきました。相手が何をし、何をしないか、それは相手の問題であって、私が立ち入るべきものではありません。私が相手のためにいいと勝手に思ったとしても、それが本当に相手にいいかどうか確信はできませんし、たとえ相手にいいものだったとしても、その選択肢をとるかとらないかは、相手の自由なのです。相手がこちらのアドバイスに従わなかったことで私が不愉快になるならば、それは私の相手への期待が私を怒らせているに過ぎないことに気づいたのです。

 「相手はこうすべきだ」「相手はこうすべきでない」などというあらゆる思いは、相手を通して自分を満足させようとする執着であり、愛や親切とは違うのです。

 相手は自分とは違う人間であり、相手がどう生きようと、それは私が決めることではない。同様に、相手がどう思おうが、私がどう生きるかは私だけが決められることだ、ということでもあります。

 結婚しない息子にやかましく結婚を勧める親とか、子供が失敗するのを見ておれず、つい手を出して助けすぎてしまう親などは、子供の問題を自分の問題として所有して、境界線が混乱している典型的な例です。

 「相手の問題は相手に返す」「自分は自分の問題を解く」という姿勢をもつことで、関係性が健全化されることがあります。

相手と自分の間の「境界線」を明確にすると解決する場合がある

3.深層心理の健全化とは

 コミュニケーションと境界線を改善しようとしても、深層心理から出てくる怒りや怖れなどの感情によって、マイナスの考えや行動をやめられないという場合があります。

 怒鳴るコミュニケーションは関係を壊してしまうと頭では分かっているけど、どうしてもしてしまうとか、子供のことは子供に任せればいいと頭では自分に言い聞かせるけれど、どうしても心配になってしまうなどの、自分ではどうにもコントロールできないマイナス感情に悩まされる場合です。

 こういう場合は、最も深い意識の取り組みが必要です。

 それは、深層心理の浄化です。

 私たちの意識の深いところには、前世も含め、長い過去の体験から蓄積した、あらゆるマイナス感情やマイナス信念などがあり、癒しを求めて表面に浮上してきます。

 私が開発した「心をデトックスする EMT」はそういうマイナスエネルギーを深層心理から解放する1つの方法です。

 関心のある方は、カテゴリ「心をデトックスする EMT」をご覧ください。ケータイの方は、Google などで「心をデトックスする EMT」と検索してください。

解決には深層心理の浄化を必要とする場合がある

人生の枠組みとルールを自分で作る

 NHK の「スーパープレゼンテーション」という番組が好きで毎週見ています。

 昨日は「ネット婚活で成功する方法」というタイトルで、アメリカ人女性、エイミー・ウェブさんが講演していました。

 婚活サイトには「あなたは猫派ですか犬派ですか?」「好きな映画のジャンルは?」などの質問があり、これは相性のよい相手を見つけるためのアルゴリズム(問題の解き方・算法・方程式)として誰かが作成したものなのですが、エイミーさんは「自分が求める相手と出会うためには、何を問うべきなのか」を自分で考え、自分にあったアルゴリズムを作りました。

 自分の結婚相手としての「ふさわしさ」を測るための条件を書き出し、絶対に譲れないものを1軍、できれば満たしてほしいものを2軍にして、各項目について点数を決めました。

 たとえば、エイミーさんはユダヤ系で、相手もユダヤ系であることが必須条件でした。当時30歳だった彼女にとって、望む相手の年齢は30〜36歳。彼女は旅行が好きなので、一緒に楽しみを分かち合えるように、旅行好きの人。ゴルフばかりやるような体育会系は NG。このように、条件を明確にしていきました。

 700点以上の相手にはメールの返事を出す。900点以上なら一度デートに行く。1500点以上なら長期の関係を考慮してもいい、という具合に決めて実行しました。

 そして、理想的な男性が見つかったのですが、相手は彼女のことをそれほど好きになりませんでした。

 そこで、エイミーさんがとった次の行動は、自分にとって理想的な男性の条件をもつ10人の架空の人物の口座を作って、女性たちに連絡をとり、自分と同じような男性をターゲットとする女性たちのデータを収集したというのです。ここまではなかなかできませんよね!

 その結果、これらの女性たちのプロフィールの書き方とか、アップロードしている写真などから学び、自分のプレゼンのしかたを向上していったら、サイトで最も人気の高い女性になってしまったのだそうです。

 いろいろな失敗談も面白可笑しく語っているエイミーさんでしたが、最終的には自分の条件にぴったり合った男性と出会い、今では子供も生まれて幸せな結婚生活をしているとのこと。

 数回目のデートで彼氏に自分のスコーリングシステム(点数制)について伝えたそうですが、彼女の求める条件を見て、彼は感動したそうです。というのは、書いてあることがすべて彼そのものだったから、というのです。

 エイミーさんのメッセージはとてもパワフルなものです。

"So whether you're looking for a husband or a wife, or you're
trying to find your passion, you're trying to start a business, all
you have to really do is figure out your own framework and play
by your own rules, and feel free to be as picky as you want."

--Amy Webb

「ですから、夫や妻になる人を探しているにせよ、生き甲斐を探しているにせよ、起業しようとしているにせよ、唯一しなくてはならないのは、自分自身のフレームワーク(枠組み)を作り、自分自身のルールに従ってプレイすることです。そして、好きなだけ選り好みをしてくださいね!」
ーーエイミー・ウェブ

自分は何に幸せと意義と満足を感じる人間なのか
それは自分にしか決められない
人生というゲームをどのようにプレイするか
どのようなゲームだと捉えるのか
それは自分で決めるしかない
好きでもないゲームを
納得した訳でもないルールでプレイして人生を終えるなんてバカバカしい

枠組みとルールは自分で創作しよう
ここに自分らしい生き方・自己実現・個性の活かし方の
本質がある

 

自分に寄り添い心を整理する方法

 これは、私がカリフォルニアに留学している間にひらめいた、私独自の「自分でできる心理療法」の1つです。

 紙とペン(鉛筆)を用意します。 

 これから10分か20分のあいだ、心の中にある「感情」や「思考」や「欲求」を、1つ1つ浮かぶままに書き留めていきます。

 1つ書いたら、しばらくそれに寄り添って沈黙し、次にまた1つ書いてそれに寄り添って沈黙するという作業を繰り返します。 

 たとえば、職場で上司に叱られて悩んでいるとします。いろいろな感情や考えがごちゃごちゃしていて、すっきりしません。怒りもあるし、落胆もあるし、傷ついてもいます。どうしたらいいのか見えてこず、悶々としています。

 いろんなものが心の中に混在していて、グルグルと巡っている状態は苦しいものです。同じところを行ったり来たりして、整理されているようでされていません。何か新しいものが見えてくるわけでもありません。

 こういった場合に、1つ1つ書き留めるという行動が、とても役立つのです。それは、2つ理由があります。1つには、紙に書き留めることで、1つ1つの思いが心から吐き出され、しかも形となってその存在を認められるので、次に進めるのです。もう1つには、1つ1つの思いに沈黙の中で寄り添うということは、深くそれに共感し受容するということであり、同時にマインドより深いところからの反応を促すということでもあります。

 このプロセスは、悩み苦しむ心の内容物を1つ1つ明確にして、それを沈黙の中で受け入れて寄り添うことで、深い意識にある愛と智慧の反応を呼び起こす「メディテーション」だと言えます。

 では、先ほどの上司に叱られて悩む人が、これをやった場合、どんなふうになるか見ていきましょう。

 最初に浮かんだのが、「イヤだなあ」という思いだったとすると、紙に「イヤだなあ」とそのまま書きます。そして、それを見ながら、この思いにしばらく寄り添います。寄り添うということは、何もしなくていい、ただ一緒にいることを許すだけです。「これを解決しなければ」とあれこれ考えを巡らせる必要はありません。

 1つのことを書くと、心は動いて自然に次を書きたくなります。「あの上司はどうしていつも私を叱るんだろう?」という疑問が出てきました。では、それをそのまま紙に書きます。そして、しばらくこれに寄り添います。この思いを解決する必要はありません。ただ、じっと一緒にいるだけです。

 そして、次に浮かんだことを書きます。「もう、あの職場辞めたいよな」が出てきました。それを書いて寄り添います。

 私は矢印を使って、紙に次のように書きます。

イヤだなあ
あの上司はどうしていつも私を叱るんだろう?
もう、あの職場辞めたいよな

 こんな感じです。

 「どうして上司は叱るんだろう?」という疑問が出てきたら、沈黙の中でこの疑問について考えてみるのも方法です。「上司は私が嫌いなのだろうか?」「上司は私のことを思って叱っているのかもしれない」「上司は優しくものが言えない人かもしれない」などなど。

 考えた末、「やっぱり私は怒鳴られたくない。もっと尊重した言い方をしてほしい」という強い気持ちがあることに気づいたとすると、紙にそれを書くのです。そして次に進みます。

 多くの人は、感じることより考えることに偏る傾向があるので、できるだけ「感情」「フィーリング」「欲求(欲していること)」を書くことをお勧めします。

 「なんで叱られなくちゃいけないの?」という知的疑問として書くより、「叱られて困惑している」「納得できない」「傷ついている」と感情を書いたり、「もっと優しくしてほしい」「怒鳴らないでほしい」など願望や欲求を書いたりして、それをじっくりと感じるようにするのです。感情や欲求に1つ1つ寄り添うことはとてもパワフルです。

 時々わからなくなったら、「今どんな感情がここにあるだろうか?」「私は何を欲しているのだろうか?」と問うて、しばらく沈黙してみるのは1つの手です。

 あまり難しく考えずに、ただやってみてください。そして体験から学んでください。

 これをやっている最中に、どんどん新しい疑問や、もっと深いところにある感情が浮上してくることがあります。これは、自己探求が進んでいるサインです。

 ある時には、上司に叱られることを扱っているつもりだったけど、小さい時に父親から叱られて苦しかったことが浮上してくるようなことがあります。

 そうしたら、それをそのまま書きます。「お父さんに叱られて辛かった」という具合に。そして、またそれに寄り添ってじっとしているのです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まとめ

1.紙とペン(鉛筆)を用意し、10〜20分人から邪魔されない静かな環境に身をおきます。

2.心に浮かんでくる「感情」「思考」「疑問」「欲求」「願望」などを1つずつ書いて、しばらく沈黙の中で寄り添います。

3.次に浮かんできたことをまた1つ書いて、同じ作業を続けます。

4.沈黙で寄り添うとき、心の奥と触れるようなつもりでやります。頭を速く回転させず、ゆったりと受け身になり、深いところから洞察やインスピレーションが浮かんできたらそれを受け取れる状態で待ちます。

5.1つ1つ思いを書き留めるごとに、リラックスしていき、心身が落ち着いてくるはずです。そして、どんどん心の深いところと交流していることに気づくでしょう。

効用

1.落ち着いて楽になる

2.混乱状態を脱して、はっきりと何かが見えてくるようになる

3.意識の表面でグルグル巡っていただけの状態を脱して、問題の深いところにあるものに触れるようになる

4.自分の感情や思考を拒絶して苦しかった状態を脱して、あるがままの感情や思考を受け入れる平安を味わい、そこから新しいものが生まれる

5.深いところにあった抑圧した感情が浮上して癒される
 

マイナス信念・マイナス感情の手放し方

 私たちの心を苦しめるものの代表が、マイナス信念とマイナス感情です。

 そして、マイナス信念やマイナス感情を手放すことができれば、それらが生んでいた苦しみはすぐに止みます。手放した瞬間に、苦しみはストップします。

 今日のお話は、マイナス信念やマイナス感情がすでに特定されているというところから出発します。何のマイナス信念やマイナス感情によって自分が苦しんでいるのかが分からないという場合は、特定する作業をまずしなくてはなりませんが、そのやり方は他の記事で述べていますので、割愛します。

  さて、自分を苦しめているのが、「私は愛される価値のない人間だ」という信念だとか、「恨み」という感情だという具合に、原因が特定されたならば、後はそれを手放してしまえばいいだけです。

 手放し方をいくつかご紹介しましょう。

1.手放すという意図を心の中で明確に宣言する

 最も簡単な方法は、「私はこれを手放します」という風に、心の中心からしっかりと明言することです。ポーズを置きながら、数回心の中でしっかりと唱えます。

 手放せたかどうかを確かめる方法は、いくつかあります。1つは、キネシオロジー(Oリングテスト)によって、「手放せましたか?」と潜在意識に尋ねる方法。もう1つは、心身が軽くなっている実感があるか、フィーリングで確かめる方法。つまり、苦しみが実際に減っているかを、感じてみるということです。信念の場合は、手放す前と後で唱えてみて、変化を感じる方法もあります。つまり、手放す前は、「私は愛される価値がない人間だ」と唱えると、苦しい反応がからだに生じてきますが、手放した後で同じように唱えても、苦しい反応が生じなくなっていることが多いのです。ただし、手放せていても、イヤな反応がゼロになっていないこともあります。それは、他の信念や感情がある場合もあるので、失敗したと即断しないように注意が必要です。 

2.EFT により、つぼをタップする

  EFT (Emotional Freedom Technique) はいろいろなところで教えられています。マイナス信念やマイナス感情を思い浮かべながら、特定のつぼをタップして刺激することで、それらを解放していく方法です。これはとても簡単で誰でもやりやすいのでお勧めです。

3.バイロン・ケイティのワーク(ザ・ワーク)を使って吟味する

 ザ・ワークの場合は、信念だけに使えます。「私は愛される価値がない人間だ」という信念があるとすると、それに対して4つの質問を投げかけて、意識の奥から答えていくことで、解放されていきます。 

4.セドナメソッド

 セドナメソッドでは、鉛筆を握った手を開くだけで鉛筆をすとんと落とすことができるのと全く同じ方法で、心が握っているマイナス信念やマイナス感情をすとんと手放すことができると教えています。

 これは、先ほどご紹介した1番の方法に近いのですが、いくつかのステップを踏みます。

 まず、マイナス信念やマイナス感情をいったん歓迎して受け入れます。自分の中に存在すること、それを感じることを許すのです。

 次に、「手放そうという意志さえもてば、手放せると思うか?」と自問します。そしてイエスの場合は、「意志さえもてば手放すことができるなら、手放すという決断をするか?」と自問します。そしてイエスなら、「いつ手放すのか?」と自問します。「今」と答えます。

 これらはすべて意識の奥から、つまり表面的に頭だけでやるのではなく、本気でやらなくてはなりません。「本当は思っていないけれど、まあ言っておこう」ではダメです。建前でやっても通用しません。本音で問い、本音で答えなくては機能しません。 

5.守護霊や天使に助けを求める

 「これを手放せるように援助をしてください」と守護霊や天使に祈ります。そして委ねます。これも大変有効な方法です。 

 
 他にもたくさんありますが、代表的なものを今日はご紹介しました。ご自分に合ったものを1つ、2つ選んで実践を積まれるとよいでしょう。そして、必要ならばレパートリーを広げていくことができます。

 私は上に書いた方法はすべて使っています。
 

タラ・ソフィア・モア「天職を見つける7つの方法」

 タラ・ソフィア・モア(Tara Sophia Mohr)さんは、何百人ものクライアントに天職を見つけるガイドをして来た方だそうです。

 彼女のプレゼンを YouTube で見て感心したので、ご紹介します。英語のタイトル以外は、私のことばで表現し直していることをご了承ください。

1. A Vision of What Could Be(何か未来へのヴィジョンがあるか)

  社会に存在する、あるニーズや問題について、「こうなったら素晴らしいなあ」というヴィジョンが繰り返し思い浮かぶとき、それはあなたの天職と深く関わっている可能性があります。

 それは、「もっと子供にはこういう教育をあげたい」というヴィジョンかもしれないし、「もっと環境をこのように大事にすれば素晴らしい」というヴィジョンかもしれないし、私のように「もっと自分の中に生じるマイナス感情の扱い方を皆が理解したら素晴らしい」というヴィションかもしれません。

 政治に天職がある人は、政治領域のヴィジョンが浮かびますし、農業に天職がある人は、農業領域でのヴィジョンになるでしょう。私のヴィジョンは、政治でも環境でもなく、心であり意識なのです。

2. A Pain or Frustration with What Is(どの社会問題に最も心が痛むか)

 社会にある多くの問題の中で、いつも自分が悲しみや欲求不満を感じて、繰り返し繰り返し考えてしまうものがあるとき、それはあなたの天職と繋がっているかもしれません。

 今のままの社会だとどこが不満ですか。一番変えたいと強く感じるものは何ですか。個人的に気になるものは何ですか。

3. "I feel like I'm supposed to do this."(「私に与えられた仕事だと感じる」)

 なぜか分からないけれども、自分がこれをやることになっていると感じるようなことはありませんか。「人を笑わせるのが自分の仕事だ」と、いつの間にか子供の頃から感じていたとか。「人を助けることになっている気がする」とか。

4. Sense of Resonance and Flow(共鳴している感じ・フローの感じがあるもの)

 それをやっていると、他のことを忘れて没頭でき、自分を忘れてすべてが順調に流れていくように感じるものがあれば、天職かそれと繋がっているものである可能性があります。

5. You Will Resist Your Calling!(天職に対して強い抵抗を感じることがある)

 私たちの多くは、天職に出会っても、「自分には大き過ぎる」と感じて、反対の方向に走って逃げようとする場合があります。私たちは自分の偉大さ、自分のパワーが怖いのです。

 本当に関心のないことを提案されても、「いやあ、それはやりたくないなあ」で終わりです。でも、関心が実は深いけれど、自信がないものを提案されると、「いやあ、無理無理無理!」と強い抵抗を示します。強い抵抗があるということは、深い関心があることの裏返しかもしれません。

 「自分に怖れが全くなくて、どんな能力でも十分にあって、無限の協力が得られるとしたら、心の底からやりたいと思うのは何?」と自問してみてください。

6. You Don't Have Everything You Need(必要な資源はやりながら整える)

 天職を歩み始める段階では、遂行に必要な資源は整っていません。資源とは、歩みながら整えていくものなのです。整っていないから「やっぱりこれは私に向いていないんだ」と結論づけないように。志を持ち続けることで、必要な材料を集めながら一歩一歩すすむのです。

7. You Are Not Yet Who You Need to Be(遂行できる人間にはこれからなっていく)

 天職に出会ったとき、あなたはまだこの天職を遂行できるだけの器ではありません。そういうものなのです。この天職によって、あなたは成長し、それに相応しい器になっていくのであって、事前にその器になっている必要はないのです。

 天職とは、それによって世界に貢献することと、自分自身がその道を通して大きく成長すること、という2つの目的をもっています。

 ですから、自分はすでに何を与えられる人間かと問うのではなく、自分は何を与えられる人間に成長していきたいか、と問う方が答えがえられるかもしれませんね。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 モアさんの「7つの方法」に加えて、私はもう1つ加えたいと思います。

 それは、「あなたが感動するのはどんな人ですか?」「あなたが最も深く敬愛するのはどんな人ですか?」「私もこんな人であれたら嬉しいと思うあこがれの人は誰ですか?」「あなたの模範とする人は誰ですか?」

 ここに、自分らしさが大きく表れます。 

 私を訪れたある人は、「尊敬する人は?」と私が聞くと、「IKKO さん」と答えたのです。この人は、「美」に関わる仕事をしたいという強い気持ちと関心をもっていらっしゃいました。

 私は IKKO さんは大好きですけれど、自分がこうなりたい、自分の憧れの対象とは思いません。それは、私とは畑違いだからです。天職の場がまったく違うからです。

 アスリートなら、長嶋とか松井とかイチローなんて言うかもしれません。

 ビジネス関係の天職の人なら、松下幸之助かもしれませんし、スティーブ・ジョブスと答えるかもしれません。

 ご参考までに。
 
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