今回は「WIZMAZE」をレビュー。
WIZMAZE_title


第11回ふりーむ!ゲームコンテスト 最優秀賞作品
貴方が選ぶベストフリゲ2016 7位入賞作品
作者HP

DL

作者:Jakalope 殿

【ゲーム紹介文(引用)】
帝都クレルモフェランの魔道士養成所<宵闇の学院>の見習い魔道士のあなたは
正式なウィザードとなるための試練――ウィズメイズの通過に挑もうとしています。

仲間と協力して無事試練を突破するか、それともまったく別の結末を迎えるか、
全てあなた次第です。



【プレイ時間】
5~8時間程度

【ゲーム概要】
本作はプレイヤー自身が主人公となり、一人前の魔術師として認められるために
試練「WIZMAZE(ウィズメイズ)」という迷宮を制覇することが目的。

ジャンルとしては「ダンジョン探索RPG」。

【見所・長所】


1 魔法学院を初めとしたハイファンタジーな世界観・雰囲気
wiz_4


本作はプレイするとわかるとおりファンタジー世界の中で
擬似中世時代を彷彿させる「ハイファンタジー」の世界観である。

既存作品で言うと「ファイナルファンタジータクティクス」に近い。
歩くたびに足音がでたり(エリアによっては足音も違う)、BGM等の雰囲気もまさにそれを感じさせるセレクション。

wm2-9wm2-8

魔法はレベルアップではなく、プレイヤー自身が選んで覚えていく。(覚えるには欠片=お金を消費)
※ 最新バージョンから覚えた魔法がさらに見やすくなりました。



wiz_10wm2-5
著書もこのとおり世界観にちなんだ内容。


wm2-3

※ 最新バージョンでは読書することで経験値がもらえるようになりました


2 純粋なダンジョン探索RPGなだけに、謎解きギミックが豊富。(乗り越え方も多種多様)
wiz_1
ダンジョン探索RPGで必要な「謎解きギミック」が各階層でちりばめられている。
もちろん一部、地力でクリアできない人にも救済措置がつけられている。
(ボーナス報酬はもらえないが、ゲーム進行が躓くということはない)


wiz_6
「誰が嘘をついているか?」探し


3 EDが完全なマルチエンドで、結末や展開もまったく違う。
本作はエンディングが3つあり、どれもハッキリとした分岐がある。

王道的な終わり方があれば、中立的・・・・
そして悪に堕ちる結末まで。
それを選ぶのもプレイヤー自身です。
(普通のプレイヤーであれば、Bルート→その後CかAルートになると思います。)

WIZMAZE_ss
ライバルと殺し合う分岐も


【短所】
1 世界観の説明が固有名詞を多用しているため、非常にわかりづらい。
本作の最も問題点と思うところ。

固有名詞が多用しているため、世界観が非常にわかりづらい。
中世ハイファンタジーの宿命からか、独特の世界観を表現しているのはわかるが、何も知らないプレイヤーがここに来たら最初にとまどうだろう。
(ゲームに関するルールは非常に丁寧だったので残念)

いかに独特な世界観やルールはプレイヤーにわかりやすく伝えることができるかがゲームや創作におけるポイントの一つでもあります。シンプルイズザベスト。

wiz_10
物語中、様々な書物があるが、初見だと何を言っているのかちんぷんかんぷん。何周もしないと理解はまず難しい。

2 ダンジョン探索RPGかつマルチエンドなためか、全体を通してのインパクトはない。
 ハッキリと別れた分岐のマルチエンドで探索RPGなためか、物語全般においてインパクトというものはない。物語重視のゲームではない。
  
3 イベント面での演出は良いが、バトルアニメの演出はデフォ。
イベント系の演出がオリジナルだったのにバトルの戦闘アニメーションがデフォアニメ
だったのが非常に勿体ない。魔法の覚え方以外にも色々工夫をできる要素があったはず。

【総評】
本作はゲーム性重視のダンジョン探索作品で、ハイファンタジーの世界観、要所の演出、サブイベント探索の楽しみなど随所に作者殿のセンスが見受けられました。ハイファンタジーは中々見られないジャンルであり、つぼにはまる方はつぼにはまるでしょう。

次回作はさらにこれから入り込むプレイヤーへわかりやすくその世界観を理解でき、且つ同様な世界観でのストーリー重視の作品が是非見てみたいです。


ハイファンタジーな中世世界観でかつダンジョン探索を楽しみたい方

是非とも見習い魔術師として入校し、ウィズメイズの試練を乗り越えてみてください。


-------------------------------------------------------

「WIZMAZE」長所短所まとめ

【長所】
・魔法学院を初めとしたハイファンタジーな世界観・雰囲気を作り上げている。
・純粋なダンジョン探索RPGなだけに、謎解きギミックが豊富。(乗り越え方も多種多様)
・EDが完全なマルチエンドで、結末や展開もまったく違う。

【短所】
・世界観の情景が固有名詞を多用しているため、非常にわかりづらい。
・ダンジョン探索RPGかつマルチエンドなためか、全体を通してのインパクトはない。
(=物語重視のゲームではない)
・イベント面での演出は良いが、バトルアニメの演出はデフォ。