今回は「メイジの転生録」をレビュー。
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貴方が選ぶベストフリゲ2016 2位入賞作品

作者HP

DL

作者:unbreaktell 殿

【ゲーム紹介文(引用)】
前世の運命を以って 超常の異能を操る者達は
“メイジ”と呼ばれた…

禍つ摩天楼 宿命ヶ原
因果運命を持つメイジ達が徘徊す 魔都

狂奏の織り成す旋律と 呻り響く戦慄の警鐘の狭間で
彼らは何を想う? 何を願う?

―悲劇はまた、繰り返して。
 因果歪曲の果てに、輪廻転生す―

― † 前 世 覚 醒 せ よ † ―


【プレイ時間】
5時間程度
全13話(実際はそれ以下)

【ゲーム概要】
本作は話数形式でイベントがどんどん進行していく
ADVとRPG要素を組み合わせたRPGツクール2000作品である。


【見所・長所】

1 清々しいくらいの厨二病な台詞回しと世界観
この作品は一言で言うと
「清々しいくらいの厨二病な世界観」である。
(それも良い意味で。)

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清々しいくらいのノリが厨二病。

登場人物のセリフも中々インパクトなものが多い。

<例>
「(戦うとき)俺の運命が、オマエを…デリートるって事だったって事だよ!」

世界観も基本そういうノリなので
プレイヤーもブレることなく、そのノリに引っ張られていってしまうのである。

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メイジ語録の一つ。「運命的に体が動き出す」

2 ノリや見た目とは裏腹にシステム関連が丁寧に作られている
本作の見所その2はシステム関連が丁寧に作られていることである。

たとえばフィールドマップの代わりに設定されているADVパート部分。
説明文章が世界観のノリではあるが、実は

ショップA、ショップB、ダンジョンA(サブダンジョン)、ダンジョンB(メイン進行)


の構成で成り立っている。

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説明文章も世界観通りのノリで期待を裏切らない。

ダンジョンは最下層部(=ボス寸前)でブレイクゾーンがあり
「ボスを倒すまでそのダンジョンの最下層からいつでもスタート可能なゲート(町に帰ってアイテム補充もできる)」まで用意してくれる親切機能付き

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こちらのゲームでもあったダンジョン用インターフェース。

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ダンジョン最下層寸前ではブレイクポイントも自動作成してくれる親切設計。

ゲームバランスについても、登場人物の発言をよく聞いて戦えば理不尽な全滅で何度も
やられることはなく、テンポ良く進める良好バランスなのでRPGが苦手な人でもクリアは可能だ。


3 世界観のノリを盛り上げる演出力
3つめは「演出力」。このゲームの最も特筆すべきところである。

こういった電波系(?)および厨二病世界観のノリにプレイヤーをのめり込ませるには演出力が
カギとなるが、本作はそれを生かしている。

例を挙げると
・OPムービー
・エンカウント時のバトル演出
・強敵がバイクで颯爽と乗り込むシーン


が挙げられる。

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OPムービーもほぼ自作でこのゲームはこういう作品ですと冒頭で示している。

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初めてみたら あまりにもカッコよすぎる バトル前演出。BGMのチョイスもかっこいい。

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颯爽と道路を走るシーンは清々しい。


バトル時の演出についても、敵の大技が繰り出される前に「DENGER!!(本当はDANGER)」表示がなされて大技が炸裂したりその炸裂条件やアニメーションも凝ったモノも多く、デフォルト戦闘を飽きさせない作りなのも大きい。


【短所】
1 非常にクセが強いので万人向けの作品ではない
題目の通り、本作は非常にクセが強く、万人向け(=ライトユーザー)の作品とはいえない。
長所で述べたことが短所でもあります。


2 物語がノリと勢いで終えているため、深く考えてはいけない。
シナリオについてはあまり深く追求するような内容ではない。
突っ込み要素が多すぎるので真面目に考察してはいけない。
(例:MEGAMINOIDって何?)

それらはすべて「だってそういう世界観だから。」の一言で片づけられるからだ。

もっというならば
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こまけぇこたぁいいんだよ!


【総評】
本作はいわゆる単なる厨二病系ゲームと見せかけて
演出特価型の作品です。

世界観のノリとは裏腹にシステム周りが丁寧な作りと物語のノリを引きつける演出力が最大の武器です。

清々しいくらい厨二病でノリと勢いのある作品をやりたいという方
是非とも自分自身の運命を動き出して、プレイしてみてください。
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「メイジの転生録」長所短所まとめ

【長所】
・清々しいくらいの厨二病な台詞回しと世界観
・ノリや見た目とは裏腹にシステム関連が丁寧に作られている
・世界観のノリを盛り上げる演出力

【短所】
・非常にクセが強いので万人向けの作品ではない
・物語がノリと勢いで終えているため、考察しようにも「だってそういう世界観だから」で片づいてしまう。