今回は サイドビューRPG 「ふしぎの城のヘレン」をレビュー。
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作者:さつ  殿
【ストーリー・概要(引用)】
・道具の使いかたを
・迷宮の仕掛けを
・敵との戦いかたを
・自分について
すこしだけ考えるRPGです。

※制作ツール RPGツクール2000

【プレイ時間】
4時間程度

【長所・見所】
1 視覚的に操作ができ、単純かつ戦略性がある自作戦闘システム
本作の見所は、リードミーやチュートリアルがなくとも視覚的に理解できる自作システム

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自作システムというと、長くて煩わしいチュートリアルやわかりづらさなだけのゲームもあるが、本作はまったくそれがない。

(1) バトルはタイマンのCTB(チャージタイムバトル)
(2) 経験値は装備品の強化に振り分けてレベルの概念はない
(3) 爽快感、テンポの良さはちょうど良い

 
CTBシステムは複数PT系RPGでやるとテンポが悪く、ごちゃごちゃしてしまう重いシステムだが、本作はタイマンなので敵の行動対策をシンプルに練ることができます。

バトルテンポもちょうど良く、1戦1戦 急がされず、ダラダラ長くないというジャストなテンポの良さなのも地味に効いています。

まさにゲーム性を最大限に重視されている作品といえます。

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相手の次の行動と必要ターンを考慮して自分の行動を考えよう。


2 細かいドット絵が動く賑やかなアニメーションと演出

本作のドットアニメーションは必見。敵も味方もデフォルトで動きます。ツクール200X系のシンプルな解像度ならではのアニメーションでまだまだ200Xツクールも健在です。あげるとキリがないのですが必見な一例を。

(1) 戦闘中はニュートラルモーション~戦闘時~戦闘終了まで
(2) メインメニューを開いている時にヘレンがニュートラルポーズで動く


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メニューを開いて装備品を整理しているときにヘレンがウィンクをしたときは正直驚きました。(しかもこれが後々シナリオ進行の際に必要になるとは・・・・)


3 飽きがこないように特殊なギミックを入れたり、ミニシナリオを導入したりと工夫がなされている

本作品はゲーム性重視ということだけに、途中からは数々のギミックが用意されている。

例を挙げると
(1) 重しが必要なスイッチ部屋で敵エネミーを利用して押させてそのスキに扉に入る
(2) 静かな(BGMがない)部屋でダッシュをすると開かない扉
(3) かっこいいポーズをしないと魔王の玄関が開かない


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暗闇部屋はもちろんあります。

物語後半になると、字を読むことができるようになり、本作のミニシナリオや世界観が暴かれます。

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字を読むことができるようになり、過去の階層の書物を読みあさりにいこう!


これらのギミックとミニシナリオにより、1時間程度ですぐに飽きがちなハクスラゲーの弱点を打開しているのが本作品の隠れた強みである。


【短所】
1 シナリオ重視の作品ではないので、濃厚な物語が好きな人向けではない
短所を強いて上げるとすれば、本作品はライトユーザー向けの作品で、シナリオも前述したとおりミニシナリオレベルなので濃厚な物語重視が好きな人向けの作品ではないのであしからず。(短編かつRTPメインで癖の強いVIPネタもほとんどないので内容的には及第点レベル)


【総評】
ゲームシステム重視の作品では非常にシステムの理解しやすさ、テンポの良さ、戦略性がある作品
視覚的な楽しみやギミックもあり、RTPメインといえどもまったく飽きのなさがこないのも大きいです。



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「ふしぎの城のヘレン」長所短所まとめ
【長所】
1 視覚的に操作ができ、単純かつ戦略性がある自作戦闘システム
2 細かいドット絵が動く賑やかなアニメーションと演出
3 飽きがこないように特殊なギミックを入れたり、ミニシナリオを導入したりと工夫がなされている

【短所】
1 シナリオ重視の作品ではないので、濃厚な物語が好きな人向けではない