2017年の最後に一本フリゲのレビューを
今回は短編RPG「迷える猫と風詠みの羽衣」をレビュー。
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作者HP

DL

作者:ユウ氏
【ストーリー概要】
※ふりーむから抜粋
ネコに似た姿の獣人種が平和に暮らす国は、
ならず者傭兵団の魔手によって未曽有の危機に晒される。

祖国の危機に一人の少年戦士が立ち上がるも、
力を奪われ、か弱い少女の身体に変えられてしまった。

動乱の中、一族の姫ナギに見出された少年は、
やがて迷える民を導く巫女となるべき己の命運を知る……
キャプチャ10



【ゲーム概要】
本作はRPGツクール2003で作られた短編RPGである。


【プレイ時間】
5~6時間

【見所・長所】
1 一貫性のある基本要素と印象に残る主要人物で世界観に入ることが容易。

この作品は、TS(性転換)+ケモナー(亜人)+百合の基本要素が基本ベースとなっており、途中R-18の内容が含まれている
「脚本」、「世界観」、「ゲームシステム(状態異常)」もそれに倣い、一貫性のある内容で組み込まれている。
また、登場人物においても主要キャラである「ティキ」や「ナギ姫」と言った印象に残るキャラがいるのも非常に良い。

キャプチャ3キャプチャ5
物語の導入も目的、敵、問題点がハッキリ示されていたので世界観に入ることは非常に容易であった。

キャプチャ13キャプチャ26
主力キャラであるナギ姫のスキル能力など、インパクトは〇
特殊スキルもそうだが、状態異常ではR-18ネタでおなじみのアレも・・・。



2 動くサイドビューアニメーション

色々とケチがつけられているツクール2003のデフォ戦をしっかり使いこなしている。
蹴り、攻撃、ニュートラルモーションまで動く。サイドビュー戦闘の醍醐味を生かし切っているのが一つの見所だ。そのモーションは不朽の名作であるこの作品を思い出させてくれる。

キャプチャ20キャプチャ21
これがサイドビューだ、ドット絵だ。

3 デフォシステムに加え、独自のシステムを付加導入
以下のシステムが加えられており、デフォシステムに違和感なく溶け込んでいる。

その1 CPというお金代わりのポイントを使用して、キャラクターを序盤から自由にチューニングすることが可能。
キャプチャ14キャプチャ19
もちろん、視覚的に操作することができるので初心者でもわかりやすい。

ただし、このシステムの弊害からか、アイテムは原則敵からの現地調達となり
リソース管理が大事
となる。(特にボス戦)
※ 要所に設置されたセーブポイントで全回復でき、ドロップ率も高いのでちゃんと準備をしていれば問題なし。

ラストエリクサー症候群にならず、ちゃんとアイテムは使い切ること。それでバランスとしてはちょうど良くなる。

その2 詰まったら「相談」コマンド。
キャプチャ18
次に何をすればいいか端的に述べてくれるのは助かる。

【短所】

R-17~18要素が中盤波状攻撃で出てくるので、基本要素に加えて好き嫌いが分かれやすい

長所で述べたところでもあるが、短所でもある。そういう作品であることを受け入れずにプレイをすると落とし穴がある。(相談コマンドのダベりでも出てくる)


【総評】
アニメーションはしっかり動き、これがツクール2003だ、サイドビューだと言わしめてくれる希少な「ちゃんと遊べる」ツクール2003作品。
TS+ケモナー+百合要素があるが、王道的な内容も含まれているので基本要素に極端な嫌悪感がない限りは、問題なし。
※ ただし、R-18要素が途中波状攻撃で出るので注意。

短編作品でさっくり遊ぶことができますので週末にどうぞ。



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「迷える猫と風詠みの羽衣」長所短所まとめ
【長所】
・一貫性のある基本要素と印象に残る主要人物で世界観に入ることが容易
・動くサイドビューアニメーション
・デフォシステムに加え、独自のシステムを付加導入
【短所】
・R-17~18要素が中盤波状攻撃で出てくるので、基本コンセプトに加えて好き嫌いが分かれやすい