2010年03月26日
甘いのは好きだけれど - 1910フルーツガム・カンパニーのベスト盤

お酒も好き、甘いものも大好きなルドルフです。昨晩も食後にチョコレートを食べました。

最近、足の指の付け根が痛いです。(←大丈夫かよ)

さて甘いといえば、バブルガム・ミュージックの総本山、ブッダ・レコード。その一番のヒットメーカーが1910フルーツガム・カンパニー(以下1910)だというのを知ったのは、このブログをはじめたくらいのころだったと思いますが、この度、やっとそのサウンドに触れる機会を得ました。図書館のレンタルCDですが。

借りたのは、ジャケットがなく音盤のみで、しかもレーベル面に図書館のコードか何かのシールが貼ってあり、どんなジャケットなのかも、アルバムタイトルなのかもわからないようなやつです(ネットで検索してもわかりませんでした)。ただ、音を聴いてわかったことは、1910のベスト盤である、ということのみだということを最初にお断りしておきます。

CDに収録されている全24曲中の1曲目は「Simon Says」。これ、どこかで聴いた記憶がかすかにあります。1910の活躍期は60年代から70年代前半にかけてなので、もちろんリアルタイムに聴いたわけではないのですが。ネットで調べてみたら、彼らの代表曲みたいですね、ふむふむ。

こんなものかと聴き進めて驚いたのは6曲目「Bubble Gum World」。これ、モロに「サザエさん」のエンディング曲じゃん。作曲は○見京平・・・。さすがです。



パクられ曲があるかと思えば、1910自身もパクったのでは?と思われる曲も。このオープニングは・・・



この「The Train」をはじめ、楽曲の中にはニューロック、サイケデリックロックといった当時の流行のサウンドの影響が垣間見れます。だがしかし、全体的には甘い。いや〜、うわさ通りというか想像以上に甘い。正直、1枚通して聴くのはツラいっすね。単発(シングル単位)で聴くならよいのですが。

全体的にカヴァーも多いですが、こんな曲(↓)は彼らの演奏スタイルにピッタリかも。オリジナルはディラン(来日公演では演奏されたのかしら?)。ついこの前記事にしたマンフレッド・マンのカヴァーでも有名な隠れ名曲。



甘いのも、ほどほどにしないとね。[FIN]

Posted by rudolf2005 at 07:19Comments(8)TrackBack(1)

2009年11月18日
コーヒーソング(その1) - ダイアナ・ロス「マホガニーのテーマ」

私ルドルフはコーヒーが好き

・・・なんてことを、以前にも書いたことがあります。

私はコーヒーが好きだし、コーヒーでくつろぐひととき、というシチュエーションも好き。

仕事休みの日、ゆったりとした時間が流れるときのコーヒータイムはたまりません。

ごくごくシンプルなコーヒーミル最近はコーヒー好きが高じて、専門店でコーヒー豆を買ってきて、知人からもらったコーヒーミル(→)でガリガリとやってからドリップして飲むのがマイブーム。

先般もそんな至極のひとときを堪能すべく、ゆっくりTVでも見るべぇと、このたびやっと地デジ対応になった我が家のTVチャンネルをあちらこちらに移動していたとき、興味深い映画に出くわしました。

コーヒー片手にしばしの間見入ってしまったその映画の名は「ウィズ」。1978年公開のミュージカル映画です。

オリジナルはおなじみ「オズの魔法使い」。主演は当時34歳のダイアナ・ロス。若かりし頃のマイケル・ジャクソンがかかし役で出演した映画といえば、洋楽ファンには通じるでしょうか。

しかしまぁ、これが見事なカルトっぷりでして(笑)。公開当時のことはよく知りませんが、映画評論家に酷評され、興行面でも惨敗に終わったというのもうなずけます(ただし、音楽的には楽しめましたが)。

これ、制作はモータウン・プロダクションズ。要するに、モータウンの(当時の)総帥ベリー・ゴーディーJrの息がかかった映画というワケですね。彼の肝入りで、ダイアナ・ロス主演で作られた映画には、1975年公開の「マホガニー物語」もありますが、これも失敗作だったそう。つまり、懲りない人たちなんですね(笑)。

ただし「マホガニー物語」は、全米1位に輝いた「マホガニーのテーマ(Theme from Mahogany (Do You Know Where You're Going To))」を生み出したという実績が光ります。音楽に関しては腐ってもモータウン、腐ってもダイアナ・ロス。やはり両者とも偉大です。



ところでこのメロディ、ネスカフェのTV CMでもおなじみですよね。

聴くと思わずコーヒーが飲みたくなるこの曲、実は私の“ダイアナ・ロスNo.1大好きソング”でもあります。

♪どぅゆの〜

[To Be Continued...]
Posted by rudolf2005 at 22:56Comments(8)TrackBack(0)

2006年01月21日
コニカミノルタのカメラ事業売却であのレコード会社を思い出す

私ルドルフは、70、80年代の洋楽と同じくらいに熱を入れている趣味があります。それはカメラ。大のカメラファンでもある私は、このブログサイトを立ち上げるときに、ジャンルを洋楽にするかカメラにするかを迷ったくらいです。

そんな私ですから、昨今相次ぐカメラ事業の縮小や撤退の報道はとても気になります。今年に入ってからも1月11日には、あの“世界の”ニコンがフィルムカメラの開発を終えるというショッキングなニュースが流れたばかりだというのに、一昨日(19日)には、老舗のコニカミノルタがカメラ事業をソニーへ売却という報道がなされ、またまたビックリ仰天させられました。

フィルムカメラからデジタルカメラへという時流の中、勝ち組と負け組みがはっきりと色分けされつつあるカメラ業界の再編は避けては通れないものなのでしょうね、きっと。

競争の激しい音楽業界にも同様のことがありますね。コニカミノルタの報道を聞いたときに、真っ先にピンと来たのがレコード会社のことでした。

話は1979年にさかのぼります――

ディスコが登場したあと、ニューウェーブやテクノサウンドも加わり、ますます混沌とした当時のミュージック・シーンを象徴する出来事として、あるインストゥル・ナンバーが大ヒットしたことがあります。ヒット曲といえば歌という概念を覆したこのナンバーは、ハーブ・アルパートのトランペットをフィーチャーした「ライズ」という曲です。ビルボードチャートでNo.1に輝いたこの曲は非常にポップであり、しかも都会的なセンスのよさを感じさせ、歌重視の私も、例外的に大好きになりました。

当時、私の幼なじみのS君がこの「ライズ」のレコードを持っていました。ある日、彼の家でライズを聴きながらレコードのライナーを読ませてもらうと、ハーブ・アルパートは、このレコードをリリースした会社の設立者であるというではないですか。そういえば、レコードには、トランペットがあしらわれたロゴマーク(A&M)が・・・このとき以来、私はA&Mレコードを意識するようになり、気がつけば我が家にもカーペンターズやスティックス、ポリスなど、A&Mマーク入りのレコードがどんどんと増えていくようになりました。なお、日本におけるA&Mレコードの販売元は、当時はアルファレコードでしたので、私の中ではA&M イコール アルファと刷り込まれています。

しかし、1970〜80年代に栄華を誇ったA&Mレコードは90年代にポリグラムの傘下に入り(ここら辺のいきさつはよくわかりませんが)、そのポリグラムは後に世界最大手のユニバーサル・ミュージックに買収されてしまいます。ハーブ・アルパートのA&Mレコードは、いまやユニバーサル・ミュージックの1レーベルにその名を残すに過ぎません。A&Mの象徴的なマークだけは、かろうじて健在のようですが、以前のような誇らしさはもはやありません。

ちなみに、日本のアルファレコードも、いつのまにか音楽業界の表舞台からはすっかり消えてしまいました。A&M・アルファ(のアルバム)は、中古店でひっそりと余生を送っています。

話を元に戻します。コニカミノルタという会社は、日本最古の写真用品メーカーであったコニカと、日本で最初にカメラの製造販売を始めたミノルタが2003年に合併してできた会社です。合併する以前のそれぞれのメーカーは、カメラの歴史に名を刻む優れた仕事をしてきました。その中でも、ミノルタが1985年に世界に先駆けて発表したオートフォーカス機能付き一眼レフは、世界中のカメラファンの度肝を抜く偉業でした。このカメラは、同社の看板人気機種として、機能をグレードアップさせながら、ミノルタがコニカミノルタとなったいまでもその名を綿々と引き継いできました。

世界初のオートフォーカス一眼レフを始祖とするこの機種の名を、アルファ(α)シリーズといいます。

さて、売却先ソニーでの、αシリーズの命運やいかに。[FIN]
Posted by rudolf2005 at 00:53Comments(0)TrackBack(0)

2005年11月01日
H君と東芝EMIとハードロックの思い出

気がつけば最近は「リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ」(クイーン+ポール・ロジャース)ばかりを聴いています。だってこのCD、誰がなんと言おうと楽しいですもん。

このCDの日本における発売元は東芝EMI。東芝EMIとえいば、ビートルズやクイーンをはじめ、英国系のビッグアーティストがラインナップに名を連ねる、日本におけるビッグ・レーベルの1つです(J-POPも充実しています)。ロックファンであるなら必ず世話になっているはずです。かく言う私ルドルフも、東芝EMIにはひとかたならぬ思い入れがあります。というか、鮮烈な思い出かもしれません。

さかのぼること四半世紀前、私が中学3年生のときにH君という小柄でおとなしい少年と同級生になりました。彼と打ち解けて話をするようになると、(見た目とは裏腹に)どうやら彼も相当の洋楽好きであることが判明。当時は洋楽好きの中学生なんて少数派でしたから、流行のポップスやロックの話をするうちに、すぐに仲良しになりました。

H君は、私とは趣向が少々異なり、相当なハードロックファンでもありました。また、洋楽のキャリアも私よりはるかに長く、コンサートにも何回か行ったことがあるとのこと。さらに、中学生の身分にして何十枚ものLPレコードを持っているということだったので、早速おねだり(?)して彼の自宅に上がらせてもらいました。

彼が話すとおり、彼の部屋にはお宝もののアルバムがザックザク。いま思えば、レコード何十枚というレベルではなく、百枚以上であったかもしれない。

「これH君が全部買ったの?」
「自分で買ったものもあるけど、ほとんどがロックファンの兄貴からのお下がりとか、オヤジから貰ったものとか・・・」
「え、オヤジさん?」
「そう、オヤジがくれるんだ」
「へぇ〜、H君のオヤジさんもロックファンなんだ」
「違うよ、オヤジは東芝EMIというレコード会社に勤めているんだ」
「!」

なるほど、中学生としては膨大なレコードの品揃えには、そういう理由があったのか。H君は東芝EMIにお勤めのお父様から、発売前の試聴版のLPレコードをもらっていたのだそうです。彼が年齢の割りに年季の入ったロックファンであることの謎もこれで解けました。

それからというもの、私のH君を見る目が変わりました。私はたびたび彼の家を訪問し、ロックに関する“教え”を授かるようになりました。

フォリナーヘッド・ゲームスよりもダブル・ビジョンのほうが良いよ」なんてことをサラッと言うH君は、ある日、私に1枚のアルバムを差し出しました。「これ聴いてみなよ」

H君が差し出したLPレコードのジャケットにはおどろおどろしい、ホラーチックなデザインが施されていました。レコードのタイトルは「IRON MAIDEN」。試聴版のラベルが貼ってあるそのレコードに針を落とすと、いきなりの大音響に度肝を抜かれました。

「これからはヘビーメタルだよ」とH君。重厚なサウンドの中にもまとまりがあり、私も「ふむふむ、そうだね」とすっかり気に入ってしまいました。

d7e73b57.jpg







アイアン・メイデン「鋼鉄の処女(Iron Maiden)」


邦題が「鋼鉄の処女」と銘打たれたこのアイアン・メイデンのデビューアルバムは、ヘビメタブームの先駆けとなった歴史的な1枚です。H君の教えにすっかり感化された私は、以降ヘビメタファンになり、AC/DCサクソンスコーピオンズなども聴くようになっていました。

しかし、ヘビメタのマイブームはそのときのほんのわずかな間だけで終わりを告げました。翌年に高校受験を控えた中学3年生の身には、ヘビメタの大音量ははっきり言って向いていません。受験勉強のためにヘビメタ断ちをしたとたん、いつの間にかヘビメタに対する熱が醒めていってしまいました。

ほんのわずかな間だけの、私のヘビメタブームは、後にアイアン・メイデンの強烈なインパクトだけが残りました。いまでもヘビメタというと、アイアン・メイデンと「鋼鉄の処女」が真っ先に思い起こされます。というか、「ヘビメタ=アイアン・メイデン」という感じです。

H君と私は、別々の高校に進学してからというもの、お互いにまったく音沙汰なく今日に至っています。したがって、いま彼がどこで何をしているかも知らない。でも、いまでも彼はハードロックを好んで聴いているような気がするんです。私の師匠ですから、なんとなく・・・ですけどね。[FIN]
Posted by rudolf2005 at 00:52Comments(5)TrackBack(3)