いよいよ、二足のわらじの一足分を完全に脱ぎ捨てることになり、
このところ、事務所で30年分の作品やら資料やらの後片付けに追われています

片付けし始めると、思い出まじりに、これまでの作品に見入ったりして
これが、なかなか進まない

もう忘れるくらい昔に賞をもらった作品なんかが出てきたり…、
今では恥ずかしいくらい青臭い作品なのですが、これまで捨てられなかった意味が
よくわかって、ちょっぴり切なくなったりしています。

昔の広告業界は、クライアントと代理店と制作マンが一体になって、
良い作品を創り上げようと燃えていたものでした。
今でも、そういう作品づくりをしている若者たちがたくさんいるとは思いますが、
ご時勢柄、どんなに小さな仕事でも…というわけにはなかなか行きません。

制作現場にパソコンが持ち込まれるようになってから、仕事のやり方が
大きく様変わりしてしまったせいもあるでしょう。

出来るだけ早く、出来るだけお金をかけないで…このところの不景気と
相まって、制作現場にはいろんなしわ寄せが来ているのです。

その点、昔は、どんなに小さな仕事でも、手間暇かけて、時間をかけて
思いをかけて、意地かけて…

今でも私は、徹夜が平気な人なのですが、昔の現場は、徹夜なんかへっちゃら、
事務所で何日も寝泊まりしている男性社員もたくさんいましたっけ…。

なんてねえ、昔の現場を懐かしがっているようでは、
第一線で仕事なんかできませんよね
反省、反省。

せめて、これからは、‘いまこの一瞬を生き切る’仕事を、
楽しみながらやり続けたいものです

というところで、
頑張って、後片付け続けま~す