出産

2007年08月22日

独身ですがママになりました

続き。

あと少しがおりなくていよいよ体力がなくなった時に、あの愛想のない先生がアクビをしながら登場した
7時半くらいだった。

先生に手を突っ込まれると、ドバドバと羊水だか血が出てきた。

そしてウトウトしてる私に「眠いの?」と聞いた。
「はい、眠いです」夢まで見そうなぐらいだった。

それから先生は助産師に小声で何か指示した。
どうやら注射器を用意するようだ。一体何に使うんだ
先生は長いホースを持っていた。

「ちょっとお手伝いしますからね。でないとお昼までかかっちゃうかも」
と助産師に言われた。
昼までなんて無理だよ
「はい、お願いします」
「ちょっとお腹を押して、下から赤ちゃんを引っ張るからね」
「…はい、誰が押すんですか?」
「もう一人の人が」
ふーん、押すのかあ…

すると別の助産師が入って来て、分娩台のふちに座った。
なんでこんなとこに座るん??

陣痛の時に麻酔を射たれたようで、下をバチンと切られた。「痛い」と思わず叫んだ。

誰だよ、切開は陣痛の痛みで感じないなんて言った奴は
私は陣痛の痛みに慣れて来てたのか切開が痛かったのだ

そして何かでっかい物を膣に入れられた。吸引カップだったようだ。

3人体制でスタンバイし、陣痛の波がきた時、お腹を全体重をかけるようなすごい力で押されて、あまりの痛みにすごい声をあげた

なんてひどいことをするんだ!

死んだらどうするんだ!


激痛のパニックで呼吸もいきみもめちゃくちゃになった。
「どうしたの、今は陣痛きてないでしょ?」と言われ、
私は涙目で憎しみ込めた目で彼らを見た

どうにか呼吸を整えて、次の陣痛でまた腹を押された。
「うぐぅぅぅ!!」
と悲鳴をあげた。

すると何か大きなものが中を通っていくのが分かった。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」
助産師の指示で犬の呼吸をした。このあたりはあっという間。
また私は目をつぶりそうになった。
「ハイ!目をあけて見て!」
先生がそう言うので見たら、赤ちゃんが出ていてすぐにオギャアと泣いた。
「7時56分に産まれましたよ。女の子です」

ああ、出た…

でも大きい!こんなの入ってたなんて!
本当に人間が入ってたんだ…
赤ちゃんて本当に赤いんだなあ。


意外ときれいな肌をしてた。
ともかく終わって心から安心した。

上半身に白いシートを被せられ、ヘソの尾がつながったままの赤ちゃんが乗せられた。
ちょっ…肛門が引っ張られてますけど

赤ちゃんを見た。
これが私に散々蹴りを入れてたものの正体か…
もう爪が伸びてる。手足の指もちゃんと五本ずつあるな、良かった…


助産師が写真を撮ってくれた。
それからヘソの尾を自分で切らせてもらった
ヘソの尾って白いんだな。胎内では青くて、出ると白くなるらしい。
先生が触ってみる?と言うので触ると、ヘソの尾はブヨブヨ柔らかかった。
それから胎盤がスルッと出てきた。
見るとA5版くらいの大きさかな…どす黒い赤い臓物だった。
「私、こんなの食べようとしてたんだ…」
「そうだよ」
グロイ…けど食べれない事もないかもと思った

先生たちは片付けに忙しそうだった。
私は胸の上に乗ってる赤ちゃんを見て、ほっとして感動してグスグスと少しだけ泣いた。

へんな顔…どっちにも似てないな。



私、この子をずっと守っていこう…


助産師から連絡を受けた母が入ってきて、赤ちゃんを見て「あら〜、良かったねぇ」と言った。

それから体重を測ったらなんと3,002gもあってすごいビックリした
前の検診では2600g代だったのに。すごい誤差じゃない

それから母が外に出され、また麻酔をして切開したところを縫合した。
「元のようにお願いします。ガバガバにしないで」と頼んだら先生は苦笑していた
時々痛い。10分ほど縫って、「まだですか?」と聞くと、「いや、まだ3分の1」と言われた。
な、長いな
「それはご丁寧に…」と答えるしかなかった。結局25分ほどかかった

しかしあっさり切ってくれて助かった
自然の分娩を推奨しているわりにはガンガンいろんな事してくれて良かった

「ところで私は安産なんですか?難産なんですか?」
「うーん、時間的には6時間半だから短いんだけどね…」
やっぱり安産とは言えないか
会陰マッサージも意味なかったし
「でもあまり騒がなかったですね。よく勉強されて来てるし。看護師さんなの?」と聞かれたので驚いた

なぜいきんでも出なかったのかは原因は分からないが、眠気で体力がなく、力不足だったのだろう。

陣痛は部屋で母といた時くらいが一番キツかったかな
いきみの時はそこまでじゃなかったから、切開の痛みを感じたんだな。
どれも死ぬようなものじゃなかったかもしれないけど、最後の腹押し(クリステレル圧出と言う)は壮絶だったな!!
あれに比べたら陣痛なんて!


そして分娩室まで朝ご飯を運んで来てもらって、ベッドに入れられた赤ちゃんを横に置いて、再び呼ばれた母と豪勢な朝食を二人で分けて食べた

起き上がって腹を見て皮のたるみに驚いた
なにこれ、ダルダルのブヨブヨじゃん

食べ終わると産後二時間くらいになっていたので、車椅子に乗せられ部屋に戻った。

それからは興奮してか眠れず、午前中にNポンが来てくれた。
話を聞いて欲しかったので、来てくれて嬉しかった
短時間で産まれた事と私にしては大きな赤ちゃんを産んだ事に驚いていた。
母もNポンも帰り、午後に少しウトウトしていたら、誰かがノックした。

この前会ったKちゃんだった。まだ知らせてなかったからビックリした
出産した友達のお見舞いに来たら、偶然私の名前を見つけたので慌てて来てくれたらしい
私は縫合した傷の痛みと後陣痛で横になったままだった。

それから友人たちに出産報告のメールをたくさん送った。

夕方に新生児室で授乳とオムツ換えを教わった。
乳はまだ出ない。
夜にももう一回あった。

しかしすごい1日だったなあ。人生で一番すごかったかも。
人間を産むってすごい事だ。
いや、むしろあれだけ苦しまないと人間なんて産まれないんだ


信じられない事だけど、私は本当にママになったんだ!!


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ruhruhlilia at 23:50|PermalinkComments(10)TrackBack(0)

2007年08月21日

お産とは突然始まるもの

昨日はスタイをひとつ作った。
今の私にはスタイなんて超簡単に作る事が出来るようになっていた

寝ようとしても、昼まで寝ていたので全然寝付けない
一応、階段上下運動だけしといた。

またいつもの前駆陣痛みたいなのがあるくらいで、少しおとなしくなったとは言え、まだ結構動くしあまり下がってもないよなあ
そろそろ出てこない?と珍しく腹をナデナデした。

そして寝付けないまま、三回目のトイレに行こうと布団に座りこんだ夜中1時半
激痛とともに、水道の蛇口のようにドジャーっと何かが股から流れ出た

破水だ!

えらいこっちゃ!


破水したら普通は24時間以内に産まれる。
つまり24時間以内に私はお母さんになるのだ

バスタオルをふんどしのように巻いて、母を起こし身の回り品をまとめた。
そして病院に電話をした。
その間、こんなに出ていいのってくらいジャージャーと羊水が出てきた。

母は慌てて兄となぜか父まで起こし、あっという間に出かける準備をしていた。

私はわりと落ち着いてて、とりあえずシャワーで下だけ流して着替えた。
はいてたパジャマのズボンの生臭さったらもう
ナプキンなんて敷いても意味ないので、いらないタオルをパンツに敷いた。

うーん、腹も結構痛いな

兄の車に私と母が乗り込んで、出発した。
二人とも慌てていたが、私はまだ陣痛の合間に冗談を言ってヘラヘラしていた

しかしおかしい。
痛みの間隔が五分もあいてない。いや、三分くらいだったのかも。

私は明日Nポンとランチの約束をしていたのを思い出して、メールしておいた。
ランチ食べながら破水しなくて良かったよ

病院に着いたら、兄はすぐに帰って、母が付き添った。夜中2時半だった。

まずは助産師が内診したが、まだ子宮口は1.5センチしか開いてない
うわ〜これは先が長いな

次に分娩監視装置(ノンストレステスト)で胎児と陣痛の様子を見た。

時折、かなり痛い陣痛があった。鼻から吸って口から長く吐き出す深呼吸をした。
呼吸法はよく練習していたのだ

しかし私の予想した通りの痛みだな
でも生理痛のMAXも前駆陣痛も全然目じゃない激痛

とりあえず、部屋で待機する事になった。
いくつも空いてて、助産師に入院する部屋を選ぶように言われた。
腹が痛いのに選べないよ〜

結局、見学の時に見たゴージャスな作りの部屋を選んで、母と入った。

痛い
間隔も短いし、顔からダラダラと汗が出る。
ベッドに横になり、足をもぞもぞと動かし、タオルを握って陣痛に耐えた。
暑い
だけど足は冷える。
クーラーを何度も繰り返し、27℃と28℃に変えた。
母に頼むとリモコン操作が上手く出来ず、すごいイラッとした
というかこれが旦那だったりすると、もっと八つ当たりしてたんだろうな。
それくらい激しく痛い

タオルで顔の汗を繰り返し拭いながら痛みに必死で耐えた。
このタオルがないとダメなくらいだった。

吐きそう。
手足もしびれてきた。

助産師にそのことを言うと、
「吐き気は陣痛が早い、いい証拠。しびれは息の吸いすぎで酸素が行ってないね」
と言われた。つまり過呼吸なのだと。

短時間で子宮口が開くと陣痛がキツイと、先日Nポンから聞いたばかりだった。

破水と陣痛が同時に始まったから、ともかく痛みが早い。
それに眠かった少しでも寝ていればまだマシだったのに

痛みがお尻の方に来たら呼ぶように言われていたので、ブザーを押して再び助産師を呼んだ。
もうイヤだ耐えられないかも

「少し早いけど、分娩室まで行こうか。お母さんはどうする?」
母に立ち合ってもらうのもちょっとな…
まずは眠いだろうから、部屋で寝ててもらうことにした。

分娩室までの移動が恐ろしく遠く感じた。なんで奥の部屋を選んじゃったんだろ

まずは分娩室の隣の部屋に入るように言われた。
「じゃあ私は分娩の準備をするので、しばらくここにいてください」と助産師は行ってしまった。
ちゃんと準備しといてよー
どれくらいこの部屋にいたか覚えていない。

分娩室に入ったのは朝の6時くらいだった。
ここからは助産師とのマンツーマンだ。
まずは分娩台に四つん這いになってみた。
意外と苦しい。横向きも同じく全然楽じゃない。
結局、内診スタイルになった。

ひたすら呼吸に集中した。声を出すと余計に痛いので上手く吐くよう心掛けた。
やっと子宮口が9センチまで開いた
この前の触診なんてどうでもいいくらい膣にグイグイ手を入れられるが、もうどうにでもしてくれという感じだった

「初産だとここから2時間以上かな」と助産師は言った。
えー無理

時々お茶をストローで飲ませてもらってたが、助産師はなぜか急に小さいアイスを持ってきた。
痛すぎてあまり食べたくなかったが、少しずつ口に突っ込んでもらった。

「深呼吸をやめて、いきむのに変えようか」と言われた。
この病院はいきまないお産を推奨してたがやる時はやるんだなあ。

いきむと目の周りの毛細血管が切れて、クマになると聞いた事あるが、それどころじゃなかった
陣痛の波に合わせて、2〜3回はいて、グッといきむ。
お腹をへこませてのけ反らないようにと言うが、なかなか上手く出来ない
2〜3回いきむと助産師はすぐに「ちょっと休憩しましょう」と言う。
子宮収縮のタイミングに合わすためだ。

さっきから少しずつウンコが出てたが、いきむと本格的に出る。
途中からもう気にせず出してた。
助産師もむしろ全部出そうとしているようだった。
産まれるのはンコばかりで、果てしない気がした。
不思議と全く臭くなかったが、助産師は臭かったのかも
そして眠そうだった。

ちょっと休憩、を嫌になるほど繰り返した。

尿がたまってきたからと、尿道に管を通すと言う。
これが痛いと知ってたから「おしっこはたまってません」と言ったが、「抜いた方がお産がしやすいから」と言って管を通された。
やっぱり痛い思わず叫んでしまった。

もうぐったりで陣痛の合間に何度もウトウトしてしまった
陣痛がないときは寝れるから幸せとまで思っていた。

苦しいけど、いきめる分はさっきまでの陣痛よりはずっとマシ

しかし赤ちゃんはあと少しのところで、どうしても降りて来なかった。
このまま2時間たつのか?



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ruhruhlilia at 23:21|PermalinkComments(2)TrackBack(0)