催眠エロ戦争9 ブリーフ愛撫

「や、やめて……」
 加代子ちゃんは、泣きそうな顔で俺を見た。しかし、俺の手を振り解こうとはしない。自分のために殴られてしまった俺に対する負い目がある、という理由だけではないだろう。万引きの事実を握っている俺が不機嫌になることを、恐れているのだ。

 店員は不問にしてくれたが、このままなかったことになるかどうかは、俺次第だ。
 確か、前に万引きで捕まった奴は、1週間の停学になっていたっけ。真面目な生徒である加代子ちゃんが、万引きで停学になった後に、どのツラを下げて再び登校するというのか。周りはおそらく気を遣ってやるのだろうが、加代子ちゃん本人からすれば、耐え難い状況に違いない。
 そんな事態を避けるためならば、多少の我慢はするだろう。
「この辺も腫れてない? ほら、どう?」
 俺は加代子ちゃんの手の甲を掴み、さらに股間に引き寄せた。
 ブリーフ越しに、睾丸が加代子ちゃんの掌に包まれる。
 陰茎はみるみるうちに勃起した。
 加代子ちゃんは、ブリーフの盛り上がりを見て、恥ずかしそうに顔を伏せた。
「そのまま、さすってみて」
 俺は彼女の手を解放した。
 それですぐにブリーフから手を離そうとするのなら、超能力で動きを止めてやろうと思っていたが、意外にも加代子ちゃんはそうしなかった。手の平をブリーフに密着させたまま、部屋の隅を見つめている。
 俺の言う通りにするかどうか、迷っているのだろうか? 表情を見る限り、股間を触ることには普通に嫌悪感があるようだが。
「手だけでいいからさ。今日だけのことだよ。そうすれば、クラスのみんなは、何も知らないまま」
 ここで手コキさえすれば、万引きを学校に知られることはないが、手コキを拒否すれば、どうなるかは分からない。そういう意味を込めた言葉だった。
 加代子ちゃんは、ちらりと俺の股間に視線をやってから、目を逸らし、また股間に視線を戻した。今度は逸らさなかった。手の平で、ブリーフの上から、睾丸をさすり始める。
「これで、いいの?」
「おー、そんな感じ」
 全く力が入っておらず、まるで、くすぐっているかのような触り方だった。
 男の汚らしい下着なんて不潔な感じがして、まともに触りたくはないだろう。俺のブリーフなんて、陰茎の当たっている部分が少し黄ばんでいたりするしな。
 触っているのか触っていないのか分からないような擦り方になるのも、仕方がない。まあ、これはこれで気持ちが良いし。
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