南野の風

 幸せになって良い。その資格がないなんて考えなくて良い。 「自分は不幸だけど娘には幸せになってもらいたい」、そうじゃなくて、親が幸せになってはじめて娘もそうなろうとする。 親は、許して・認めて・・幸せになって良いと思えるまで何年もかかった。ごめんなさい。                

エルネスト~もう一人のゲバラ~ 通常版 [DVD]
オダギリジョー
TCエンタテインメント
2018-03-28


2017年、チェ・ゲバラの没後50年にあたり、日本、キューバの合作映画。阪本順治監督。
オダギリジョーが好きなだけで、チェ・ゲバラの何たるかをまったく知らない私が、
果たして理解できる映画なのだろうか。
1959年、チェ・ゲバラが日本に来た。大阪から広島にゆき、原爆資料館を訪ね、
「君たちはアメリカにこんなひどい目にあわされ、どうして怒らないのだ?」と言ったそうだ。
続いて原爆病院へゆき、入院している患者の両手をとって、スペイン語で語り掛ける。
日本人患者は「ありがとう」と答える。言葉はわからなくとも気持ちが伝わったのだ。
さて、ボリビアで生まれた日系2世の「フレディ前村ウルタード」(オダギリジョー)。
医師になる夢を持ち、ハバナ大学を目指してキューバに来た。
二十歳のフレディはヒロン医学校で予備課程を学ぶ。
やがて1963年「キューバ危機」が来て、学業を中断して軍事訓練に励むことになる。
母国ボリビアにもクーデターが起き、フレディは革命支援隊として、チェゲバラのもと
戦士「エルネスト・メディコ」として身を投じてゆく。

キューバとアメリカの複雑な政治関係にソ連の核まで加わり、やはり私にはよく呑み込めなかった政情ではあるが、フレディ前村という人の優しさ、医学を学んで人のために尽くしたいという情熱、
そんな心根はよく伝わった。チェ・ゲバラという人も、基本は弱い者の味方なのだと感じたが今断定するには勉強が足りない私である。
フレディは十代の頃から、貧しい村を回り、食材や薬品を届けてきたのに、
その村で大きくなった青年が、フレディの25年の短い生涯に、銃弾を撃ち込む役目を果たしたとは
なんと悲しいことだろうか。
その青年だって、貧乏でなければ、仕事があれば、人を憎まずに生きたはずだ。
悲しい映画だった。
「核戦争に勝者はいない」チェ・ゲバラ。

バッド・ウェイヴ ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
ブルース・ウィリス
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2018-04-18


ブルース・ウィリスの女装なんか、見たくもないが。
カルフォルニア。観光地ベニスビーチ。
深夜の街中を全裸でスケボーするブルース・ウィリス。どうしてそんな事になってるんだ?
警察やめて、探偵事務所を開いたウィリス。依頼人が関係あるかどうか不明だが、女のコと仲良くしてる時、急に黒服のオジサンたちがワッ!と入ってきて、ピストルとスケボー抱えて逃げたというわけです。アーユーオーケイ?
街中の逃亡をガーガー長めに映してるだけあって、それほどひどいシロモノじゃない。
(まさか尻のシワをCGで修正する手間なんかかけてないダロが。)
どこぞのシュワ様やマコノヒ様より、よほどピシ!としております。
問題は「頭かくして尻かくさず」の格言が、成り立たないことだ。
ウィリスの場合、どっちを隠そうがピカピカで区別がつかない。
で、追ってきた警官に「手をあげろ」と言われ、両手を挙げたウィリス。
果たしてピストルはどこに?(笑)器用なおっちゃんダ!

観光地ベニス。西海岸は陽気だ。
ウィリスが次に捕まっちまったのが、お騒がせ女装軍団。
拘束されて目を覚ませば、なんと金髪カツラを被せられ、口紅やらアイシャドーを
塗られてる。その顔でキッと睨みつけられても、怖いんだか怖くないんだか・・。
おまけに、男ってどうしても足がボウル2個分開くでしょ、
女装軍団さん、集団で階段降りてきても、集団ガニマタで、わー、かっこわり。
何らかの需要があっての場面なんだろうか。

で、お話の中心に「可愛がってた犬を取り戻す」ってプロットが。
(ジョン・ウィックか??)
(内容はジョン・ウィックに遠く及ばないよ)
こんな中途半端な作品作ったのは誰なんだとみれば、監督はマーク・カレン。
「ワンス・ア・ポン・ア・ベニス」笑
ジョン・グッドマンらが出演。期待しなければそこそこ面白いかも。

SF巨大生物の島 [DVD]
マイケル・クレイグ
Happinet(SB)(D)
2015-10-02


(1961年製作・イギリス)サイ・エンフィールド監督。特撮担当・レイ・ハリーハウゼン。
南北戦争のさなか、捕虜になっていた北軍のハーディング大尉らが気球で脱走する。
どこへゆくかもわからず風に飛ばされ、とある島の海岸に流れ着く。
無人島らしき島だったが、そこにはなんと、巨大なカニがいた・・。
(カニ〇楽の看板どころじゃない、店舗がそのまま歩いてきたかのような巨大。)
運の良いことに、煮えたぎった間欠泉が吹き上がっており、カニさんは都合よくドボン、
見事に茹で上がる♪
谷にゆけば普通サイズの山羊の群れがおり、「チーズを作れるぞ!」と狂喜する。
(いやはや、なんであんなデカイかにがいるか誰も疑問を呈しない。)
食糧さえあれば、何とか生き延びられそうじゃん。
そこへこわれた難破船が流れ着き、これも都合よく美人の奥様と、ナイスバディの
姪御さんが、気を失いつつも漂着。男の執事は絶命している。(さすが英国のレディファースト)
さらにご都合主義で、ドンブラコと流れ着いた持ち主不明のトランクには、
「地図、ライフル、鏡、金属」まで入っているという有難さ!!
(こりゃ、3連単当たった他にウイン5まで当たったようなラッキーですな)

巨大カニの次は何かというと、これは・・ニワトリなんですかね?
まさか手塚治虫の「鳳凰」ではないと思いますが。ハデで調子よさそうな鳥さんです。
これも戦って見せ場を作ったあと、ゴージャスなチキンの丸焼きになる。
(あのぉ〜それ、卵を産むかどうか先に確かめたらいかがです?ジャックと豆の木読んでない?)
ま、みなさん、幸せそうに満腹なりまして。
さて、レモン色のパンティ丸見えの姪御さん(ヤギ革が足りなかったのか超ミニなんですぅ、
ツィッギーさん誕生はまだまだ後なんですがね)
その姪御さんと恋に落ちる、一番若い少しビビリで優しそうなお兄ちゃん。
二人で森の奥深くへゆくと・・
「あら、このベトベトしたのは何かしら?」
「なんや!ハチミツや!行ってみよっ」
洞窟の奥に行けば、あらまー、見事な黄金の六角形が連続。巨大なハチの巣なのでした。
ひとマスが、カプセルホテルより大きいんですよ。(笑)キレイですわー。
すると・・やってきた!モスラだ!!(いや、ハチだ)
こわいっちゃ、このモスラ、ハチさんだけじゃないですかね?
あとは人間に食われるための・・・・・・おうっとっとっとー!!
そこなんですよ、実は。
話は後半に繋がります。島にかくれていたのは、ネモ艦長と潜水艦ノーチラス号。
無人島とは思えないりっぱな設備に、流線形の美しいノーチラス号の船体。
食べ放題の店から、急にモデルハウスの一角に商談の場を移したようなダブル構造。
作者のテーマはこれだったのか?
いわく、食糧が足りていれば戦争は起きない。戦争はイカン!
人類が飢えないよう、巨大な動物をこしらえたのさ・・。って。
(あのぉ〜、その動物、何を食べて大きくなるんです?)
ま、ま、疑問なら原作「神秘の島」を読んでね。
楽しかったよ、ハリーハウゼン!!

巨大蟻の帝国 [DVD]
ジョーン・コリンズ
JVD
2012-06-08


1977年製作・アメリカ(約40年前)
巨大な生物が人間を襲うという映画ばかりを撮っていたバード・ゴードン監督。
またの名は「ミスター・BIG」
──人間が船の上からボトボトと海中にドラム缶を捨てている。なんと、放射性廃棄物だ。
テキトーに捨てているものだから、やがて浜辺にドラム缶が一個流れ着く・・。
ここは、とある海辺のリゾート地。物件の見学にきた7人ほどの男女。
画面には、円形の窓が20個くらい並び、すべての窓に同じ映像が映っている。
これはアリから見た複眼映像なのだ。(ホントですかね?笑)
ギギィ〜、ジ・ジィ〜・・
「あの音はなに?」振り返ればヤツが、じゃなく驚きの巨大アリが!!
核廃棄物の影響で巨大になっちまったのだ!
で、どうでしょう、みなさん、(他のレビュアーさんも書かれてるように)
明らかな、気持ちのいいくらいズバリな合成なんですね。
「こわい」が来る前に「可笑しい」が先に来るんですよ。
だって、森の中広いのに、上のアリンコが下のアリンコ押しつぶして満員電車なんですよ。
海へ続く桟橋には、きれいに一列に並んだ黒い巨大アリが。
(黒い紙を切り抜きして貼り付けた?笑)
まぁ、40年前だとこんなものなのでしょうか?
で、モンスターパニックらしく、人間が襲われてギャアギャアしました。(と、アッサリ。)

──驚いたのが後半の展開です。
なんとこの町にはりっぱな砂糖工場がある!
(砂糖をねらって、アリたちが襲撃するんだなと誰でも思うじゃないですか。)
ここで冒頭のナレーションが思い出される。
「ひとつのメッセージがアリからアリへ送られる。」
「媒体となるのはフェロモンという物質。これによって服従が促される。
アリがアリに服従しているのだ。」
砂糖工場の一室で巨大女王アリが、人間にブフォッ!と噴霧すると、
その人間はアリに仕えたくなる、のだそうだ。
アリは人間より優秀だ・・仕えて当然だ・・

(あぁっ、そのフェロモンください!!夫に吹きかけますからっ!!)

さすが、原作はH.G.ウェルズ。特撮は笑えたが、話はちょっとコワイぞ。

未知空間の恐怖 光る眼 & 続・光る眼 宇宙空間の恐怖 [DVD]
ジョージ・サンダース
ワーナー・ホーム・ビデオ
2004-10-15


1960年製作・イギリス(ウルフ・リラ監督)
ジョン・ウインダム原作「呪われた村」の映画化。
1995年ジョン・カーペンター監督の「光る眼」を先に見て、興味を引かれてこちらも鑑賞。
35年も以前でありながら、なぜかこちらの街並みが豪華でりっぱ。(イギリスだから?)
女優のバーバラ・シェリーさんがとてもきれい!
ストーリィは同じなので書かないが、こちらはインパルスがどうのレーザーがどうのと
科学的論争の場面が多い。
知能が高く、金色に光る眼をもつ彼らを科学者たちは、未知空間から飛来した未知なる生命だろうと推測する。理屈には納得する。
ソ連、カナダなど他の地に、同じように生まれた子供たちは、金髪ゆえに母子ともに
抹殺されたそうだ。気の毒な事ではあったが、宇宙人の計画もなかなか大変じゃのと思った。
原作を読んでいないので何とも言えないが、一斉に出産する場面や、死産のコの映像を見せ、
デヴィットの個性を際立たせたカーペンター版の方がメリハリあって良かったかなと思った。

DVDにはもう一作、収められていて「続・光る眼」となっていますが、前作とのつながりはなく
セルフ・リメイクのような感じ。
アメリカ、ソ連、フランスなどから集められた知能優秀な子供たち。
その才能や能力に恐怖感をもった大人たちが、
「相手国には渡すまい」とけん制しあい、
「やがて人類の敵になる。抹殺してしまおう」とまで考える。
それほど面白いという話ではないが、人間の利己主義はよく表している。
監督は「戦争に対する寓話」という意味で仕上げたそうだ。

エンドレス 繰り返される悪夢 [DVD]
キム・ミョンミン
TCエンタテインメント
2018-04-04


(2017年製作・韓国)
またか、という感じのタイムリープものだが、観ればこれはちょっと違う。
先に書いておきたい、原題は「ハル」。一日という意味もある少年の名前だ。
──有名な外科医(キム・ミョンミン)が飛行機で帰国。
娘と待ち合わせした場所へ車で向かうが、娘は目の前で交通事故死。
ハッ!と目を覚ますと、最初の飛行機のシーン。
なんとか事故を回避したいが、一日は繰り返される。
※   ※  キム・ミョンミンの寝起きで驚いた顔を何回も見せられるのはタマンネ〜っ、
(悪い意味でね。こちらが悪夢よ。)と、思ったがそこは編集がうまい。クドイ感はなし。
さて、事故現場でボー然とするミョンミンに、若い男(ピョン・ヨハン)が近づく。
「アンタも繰り返しているのか?」
ヨハンは妻を亡くした一日に閉じ込められている。
二人でいろいろ変化を起こすが、結果は変わらない。
やがて、カギとなる第三の「繰り返し男」が登場する。
(はい、三人が同じ一日の中でグルグルと・・・)
この三人の関係に気づいたとき、医者は自分のとるべき道がわかる。

ピリピリした緊張感が続いたあとの感動は、格別なものがありました。
第三の男の子供であるハルは、ひとことも言わないけども主役でした。
韓国お得意の交通事故が、これでもかとドカン!ぐしゃっ!
車がぶつかる、つぶれる、ひっくり返る、車内から引き出される血みどろの体・・。
(スタントを褒めるべきか?)
可哀想に、美少女(チョ・ウニョン)12歳・が、何回轢かれたことか!
しかし、「ただ娘を助けたい」で奔走する父親の愛は成就する。
父親たちの償い切れなかった気持ちも解放された。
最後はウルウル来ました。終わりよければ全て良し!!
スピーディな90分でちょうど良し!オススメ。



原作はスティーヴン・キングの「素晴らしき結婚生活」。(いいタイトルです。笑)
実在した殺人鬼、16年間に10人の命を奪ったデニス・レイダー。
彼と34年間結婚していた(映画では25年間)妻・ポール・レイダーは、
夫のした事をまったく知らずに過ごしていたと述べたが、地元の人たちは信じようとしなかった。
だがキングは「信じて」この話を書いた。
──赤いドレスが良く似合う金髪美人のダーシー(ジョーン・アレン)。軽やかにダンスしている。
まさかこの(美人な)おばさんが主役ではあるまいな?とふと不安に思う。
しかし、まさにそのとおりで、若干お年を召したといえ結婚25周年の夫婦の話なのだから、
ジョーン・アレンで、しかも芸達者なアレンでなきゃ務まらかった難儀な役だ。
──家庭も仕事も万事順調な一家、家族を愛してここまできて、社会的にも認められている夫、
その夫が連続殺人鬼だとわかったら、どうしますね?
私ならば、一目散に逃げますわ!!
子供のためにも、逃げますわ!!
いくら良い父親でも高収入でも、そこは酌量の余地ない、比較以前ですから!!
法の手、医療の手に引き渡すでしょう。
ところが!
ダーシーは違う、夫も夫だ(アンソニー・ラパリア)。俺の中の別人格がやったことだと
実際はどうかも苦悩や逡巡は見せない。
「奥様〜、シャンペンお持ちします♪いけないウエイターと遊びましょっ」
と、ラブラブというか能天気だ。
夫は会計士として社会的にも自己実現しているし、犯罪に走る満たされない鬱屈した動機なぞ
無縁なはずだと思うし、別人格が10人も殺している時間、どう辻褄を合わせたのか。
考えれば考えるほどわからないのだが、わかっても困るしわかりたくもない。
映画としては、奥様の感情が主体なので、夫の方が手薄に描かれるのも仕方ないが
後半はサスペンスが強まり、まあまあの作品かと思う。
奥様は用意周到だ。手際が良い。
(まさか奥様にも別人格が降りたのではないだろうが。)


人間人形の逆襲 [DVD]
ジョン・ホイト
ランコーポレーション
2017-09-29


1958年の作品が、60年の時を経て、DVD化2018年3月レンタル開始。
「新作」カテゴリーとなっております。
蟻んこが巨大生物になったなど、大きさにこだわる作品を多く手掛け、「ミスタービッグ」の異名をとるバード・ゴードン監督の作品。
巨大イグアナや巨大クモから一転、逆に人間が人形サイズになってしまったというお話。
「SFホラー」のくくりだけど、全然こわくない。
(ジャケはうそ。犬にほえられる場面はあるが一瞬。ナイフも飛ばない。ネコはミニになるだけ)

──とあるビルで人形工房を営むフランツ氏(ジョン・ホイト)。彼の周りでは行方不明者が多く
発生していた。新しく秘書になったサリー(ジェーン・ケニー)は、恋人が突然消えたことから、
フランツ氏が人形に変えたのだと警察に訴えるが、そんな話警察が真に受けるはずもない・・。
そして、そんなサリーもある日、フランツ氏に・・・。

人形が、生きて食べてお風呂に入るはずもないので、完全なるファンタジーなのだが、
プロットは似てても、江戸川乱歩などとは恐怖もおどろおどろしさも一ミリもないのは、
比較するのが間違ってるのだろう。
かわいい服を着て、仲間もおり、まるでリカちゃんハウスである。
人形やさんが生物縮小装置など発明しちゃイカンだろう!と怒ってはいけない。
そういう話なのだ。
天蓋孤独らしいフランツ氏が長年作り続けたお人形。彼がお人形をとても愛した、というお話です。
たまにはいいかも。

ファミリー・マン ある父の決断 [DVD]
ジェラルド・バトラー
TCエンタテインメント
2018-01-12


よくある話だ。仕事一筋の男、会社で人望があり、上から目をかけられ、次の成績次第でトップに昇進だよと。男は誰よりも早く会社にゆき、誰よりも遅く帰る・・。
しかし、そんなとき、10歳の息子が急性白血病にかかり、家庭も大事にしてくれと妻に責められ
仕事にブレーキがかかる、という話だ。
ジェラルド・バトラーの社畜ぶりがすごい。
毎日忙しく働くことのどこが悪いんだ?俺が働いているからお前は家にいられるんだろう、ときたもんだ(ため息)
ここで逆上しない妻(グレッチェン・モル)もえらい。
前半は、職場の場面が多く、なまはげのような顔して、ジェラルドが電話でまくしたてている。
案件成立すると、職場の鐘がジャンジャン鳴り、そこだけ見るとホストクラブがドンペリ購入で大騒ぎするのと同じである。上司はウィレム・デフォー。渋い。(最近よくみる。笑)

入院した子供は、意外にも「ママの目がこわい」と言い、(不安でガン見するママ・・)
パパの言うことは何でもきく。家庭を顧みない父親のようだったが、(趣味や女遊びするわけでなく)自分たちのためだと理解していたようだ。
子供だけど建築物を見るのが好きで、ビルの壁に耳を当ててみたり、眺めのいいポイントで深呼吸したりする。車でゆっくりとビル群を眺めるのも好きな子だ。
仕事に没頭する男は、子供に対しても全力で付き合うんだなと、「なまはげ」から「一休さん」、に変換したジェラルドの顔をみて思った。
相変わらず、子役は本当に可愛い。
仕事も大事、家族も大事、そして物事は突然くる。
テーマはありふれているだけに、格別の切り口もなく、私のオススメ度は中の上くらい。

光る眼 [DVD]
クリストファー・リーブ
ジェネオン・ユニバーサル
2012-05-09


カルフォルニア州の海沿いにある村、ミッドウィッチ。
このオープニングは好きだ。海面を流れるように映し、雲を映す、青い空を映したかと思えば
空がクルクルと回転する。何かは不明だが、飛行物体が回転し着地したのだ。
ザワザワと不気味な音と、ため息のような地鳴り・・。何者かの気配。
その日、アラン(クリストファー・リーヴ)は、何かの音で目覚めた。
ミッドウィッチ村はその日の午前10時、人間、鳥、馬牛などすべての生命体が失神した。
車を運転していた者は事故にあい、焼き肉していた者は網に倒れて黒焦げで死んだ。
そして6時間後に、一斉に失神は解けたのだが、後日判明するには、妊娠可能な10人の女性が
妊娠していたのだ・・。
──実に迷惑な話ですよね。その中には処女もいれば、セックスレスもいる(疑われて死にたくもなりますわ)。政府筋から研修者がきて、この不思議な事態を検査させてほしい、産む生まないは自由だが、検査協力料として毎月3000ドル払うとな。
これ、明らかに夫のコじゃないのに、よく産む気になりましたよね・・。
この辺が判断すべきポイントだったと思いますが、まぁ次にいきましょう。
月満ちて、10人は一斉に産気づく。小さな村で・・大変なことだ・。
なぞの妊娠、一斉出産。ユーモラスと言えなくもない場面であるが。
9人は無事出産したが、1人は残念ながら死産となる。
(急いで持ち帰り、研究室に保管する博士まる)
やがて、その9人の子供たちは、揃ってプラチナブロンドの髪で姿勢もよく
二列横隊で行動するのだった。(最後が一人なのは死産でいないから)
このペアのいない一人がデヴィット。この子だけが人間らしい感情を持ち始める。
9人の子供たちは、人間を思い通りに支配しようとするとき、ピカリと眼が光るのだった。
産みの親を操って自殺させ、ニヤリと笑う子供たち。(ざまあみろ感がすごい)
眼が光ってないときは、どの子も一等可愛い。素直に机に向かって勉強してる。
まだ、子供なのだ、さあ、どうするクリストファー・リーヴ。

原作はジョン・ウインダムの「呪われた村」。SFの古典的存在らしい。
(このジャンルは詳しくなく、余程こわいのかと思ったがそれほどでもなく。)
(つまり、宇宙人が侵略の方法として妊娠させたということか?)
製作は1995年、やはり古さは感じる。が、それはある意味なつかしさでもある。
この辺のSF作品に興味が湧いた。

↑このページのトップヘ