南野の風

 幸せになって良い。その資格がないなんて考えなくて良い。 「自分は不幸だけど娘には幸せになってもらいたい」、そうじゃなくて、親が幸せになってはじめて娘もそうなろうとする。 親は、許して・認めて・・幸せになって良いと思えるまで何年もかかった。ごめんなさい。                

2018甲子園。金足農業。

監督は勘違いしてないか。
いくら吉田輝星がすごくても、連投連投で彼一人に負担負わせるとは。

決勝まで進むなら、投手が一人で間に合うはずもない。
近江戦、日大三戦で、他の投手を起用するなり、吉田をやすませてやれば良かった。
その結果、負けてもそれは仕方ないだろう。

全国が注目している決勝で、もはや力を出し尽くした吉田が、ボロボロの姿をさらすとは。
カッコいいところを、見せつけてやりたかった。
監督が無能すぎる。
わかってたろ、今まで運も良かった、もう、勝利の女神はそっぽを向く頃だと。

選手たちは頑張った。力を出し切った。
采配だけが無能だった。




これも良かった。




この本は良かった。

トルコの詩人ナジム・ヒクメット

戸をたたくのは私  でも誰にも聞こえないの 誰にも見えないの
私は死んでしまったから

私は死んだの 7つのときに あのヒロシマで
でも今でも7つ

炎が髪を焼いたの
目がボンヤリして見えなくなった
私は死んで骨の粉になったの
風が私を撒き散らしたの

果物もいらない  ごはんもいらない  飴もパンもいらない
なんにもいらないの 私は死んでしまったの


私がほしいのは平和
どうぞ どうぞ 戦って下さい
世界の子どもたちが
生きて大きくなって 笑って遊べるように

(訳・阿牛)

(2013年製作・アメリカ)
「セッション」や「信じる男」などで強烈な印象を残しているマイルズ・テラー主演の青春物語。
今さら青春もの?という感じですが、2013年の製作なので「セッション」を演ずる一年前の作品になりますね。
日本では劇場未公開作品。

ちょっとお調子者の高校生、マイルズは酒も飲めば夜通しパーティもする。
そんな男が、真面目で頑張り屋の同級生エイミーと親しくなる。
彼も徐々に投げやりじゃない生活になってゆきますが・・。
高校生で酒浸り、という所は、なかなか理解できないが、さして盛り上がる展開もなく
低空飛行な作品だと思う。
エイミーちゃんが格別美人でもなく、大人しいので、あるいはそこが等身大で良いのかもしれない。

マイルズのせいで危険な目にあったのに、優しく許してあげるエイミーに感心する。
それなのに、ラストではやっぱり悲しませて、同年代の男って、自分の事でせいいっぱいなんだから、
彼女になんかなるもんじゃないと思った。
マイルズ・テラーが好きなら楽しめるかもしれません。
特に得るもののない作品のように感じましたが、どうかしら?(ご参考までに。)

科学の進歩で人間を14分の1(180センチ→13センチ)に縮小することが
可能になった。環境やゴミ問題、経済格差、住宅問題の解決につながると歓迎される。
平凡な生活のポール(マット・ディモン)とその妻は大豪邸に住めて資産も何倍にもなるという夢の生活を目指し、その縮小化手術(ダウンサイズ)を受ける事にした。

この手術の様子がすごく楽しくて、スッポンポンにされて点滴されたポールらは、
流れ作業みたいに歯の検査されたり、○○を洗浄されたり。ウイ〜ン、ガチャと
稼働して数分後には・・ちびっ子チビ太みたいになってるのですね(笑)
看護婦さんたちが、なんとフライ返し(バターピーター)みたいなのでポールたちをすくい、シルバニアファミリーのベッドにヒョイと乗せるんだわ。プッ。
さあ、ベッドで目が覚めたポールは・・(男ってどうして「ある」かどうか確認するの?)
妻を探すが、妻はどこにもいない。土壇場で気が変わった妻は元の世界に逃げたのでした。
広々とした豪邸に一人暮らすポールは冴えない毎日でした。

これ、このままブラックユーモア風に展開してくれれば、発想が良いだけに面白くなったと思うんですがね。宅配便が運んできた、フラフープのようなものが二人の結婚指輪だったり。(笑)
残念ながら、中盤からベトナム人のお手伝いさんとめぐりあい、彼女に連れられ、ミニになった世界にも貧民街などがあって経済格差が存在するのがわかります。
そしてお話は、(私が感じるには)全然面白くない、説教くさい方向に進みます。
──、監督はアレクサンダー・ペイン。
船で行ったノルウェーの景色はきれいでした。が、前半と後半にギャップがあり、評価は分かれるのではと思います。

(2013年製作・○)
「セッション」や「信じる男」などで強烈な印象を残しているマイルズ・テラーの青春物語。
今さら青春もの?という感じですが、2013年の製作なので「セッション」を演ずる一年前の作品になりますね。
日本では劇場未公開作品。

ちょっとお調子者の高校生、マイルズは酒も飲めば夜通しパーティもする。
そんな男が、真面目で頑張り屋の同級生エイミーと親しくなる。
彼も徐々に投げやりじゃない生活になってゆきますが・・。
高校生で酒浸り、という所からなかなか理解できないが、さして盛り上がる展開もなく
地味な作品だと思う。
マイルズのせいで危険な目にあったのに、優しく許してあげるエイミーに感心する。
それなのに、ラストではやっぱり悲しませて、同年代の男って、自分の事でせいいっぱいなんだから、
彼女になんかなるもんじゃないね。
マイルズ・テラーが好きなら楽しめるかもしれませんが、特に得るもののない作品でした。

(2016年製作・カナダ・アイルランド)
ニューヨーク・ポスト紙で働くスザンナ・キャハランさんが患った自己免疫疾患について
彼女の発表した「Brain on Fire」(日本語版タイトル「脳に棲む魔物」)を映画化。
監督はジェラード・バレッド。シャーリーズ・セロンが製作に参加している。
主演はクロエ・グレース・モレッツ。

スザンナ(クロエ)は、記者として順調に歩んでいたが、ある時から物忘れや遅刻をするようになり、
それは次第にひどくなる。幻覚や幻聴があり、自分で医者にゆくがMRIまで
とっても「異常なし」と言われる。しかし、ついに激しい痙攣の発作を起こし入院する。
両親や恋人は「酒の飲み過ぎ」とか「ドラッグ」のせいと言われ納得するはずはない。
検査をしても「異常なし」と言われ、「統合失調症」として精神科へ送られようとしていた。

映画が始まって一時間以上経っても「診断がつかない」という状況なので、
私は少しイラッとしましたが、実はこの「病名がつかない」という部分こそが、本作のテーマだったのですね。
「彼女が目覚めるその日まで」というタイトルから植物人間状態を想像してしまいましたが、彼女は幻覚に悩んで眠れなかったわけですから、あきらかに間違いであるこのタイトル、スタッフは考えてほしいものです。

痙攣まで起こし、手足が硬直している状態なのに医者は「異常はない」という。
家族と恋人に励まされるスザンナだが、日に日に体と感情はコントロール不能になる。
終盤、ナジャー医師の診断により「抗NMDA受容体脳炎」と判明する。
100万人に0.3人の発症だそうだ。身体を守るはずの抗体が、まちがって自分の脳を攻撃すると言う。
幸いにも健康を取り戻したスザンナさんは、免疫系疾患について正しい診断と治療が行われるよう今も活動している。
患者の7割以上が女性だそうで、奇行やヒステリー状態で「悪魔憑き」などと片づけられてきた女性はこの病気だったのではないかと、症状を軽んじないで真剣に向き合うようにと訴えている。

これは、レヴューに迷う作品ですね・・、好き嫌いが極端に分かれそうだ。
とりあえず「エル・ファニングは最高に可愛い!!」そこは不動の軸。ゆるぎない。
続いて、ザン(エル・ファニング)が宇宙人(異種)であるという設定に
素直に入り込めるか?
ライヴハウスで出会った可愛いエルが、こともあろうに宇宙人?
いろんなDVDを楽しんでいる身であれば、別に珍しくもないのかな?
もっと奇想天外なお話だってゴロゴロあるよね、大丈夫?
平気の平左?。よし、そこはオッケーと。
そして「パンク」。時は1977年、まさに70年代ロンドンはパンクロック発祥の地!
ここはパンクってなに?という人でもエルとアレックスのライブ熱唱で好きになっちゃいます!
シャウトだぜ!叫びだぜ!セックスピストルズだぜ、
♪縛られるのはイヤなんだー、人間だろうが宇宙人だろうがー、自由にさせろベーベー♪
はい、パンクオッケー!
ここで監督のジョン・キャメロン・ミッチェルについて。
これまで問題作をドッカーン!と投入、しかも、ロックの世界じゃ一角の人物だ、
男や女、という仕切りのないボーダーレスな作品を撮る。
今作は「人間」と「宇宙人」というボーダーをはずした。
甘くもない辛くもないが、青春という苦みを加えて絶妙。
食わず嫌いや、理解しない人は捨て置け、という独走姿勢がステキだ。
しかしながら矛盾するようですが、私はですね、その他多数の宇宙人さんの
ビジュアルと行動がイミフ、意味がわからないから宇宙人なんだよと、それもそうなんですが、
たとえばカーペンター映画のように目が光って頭が銀髪だよと、それならある種美しいのです。
だけど、時代が40年前ということを考慮しても、あのサイケな?ファッション、
ヘンな組体操、高校の文化祭か?ドン引き。はまれませんなぁ・・・。アホすぎて。
多数決なんかでエルちゃん追い詰めるヤな感じのボス。
この辺はかなり嫌気がさすんですが。──ですが、です。
ストーリーとしては、この辺から動きます。
エルちゃんが宇宙人として決断する場面は、思いのほか引き込まれます。
若者はいつだって、恋愛を自分を犠牲にしちゃうのだ。ピュアというヤツよ。
そしてラストは15年後の場面になる。
売れっ子の作家になったアレックス・シャープ。
(この子、小藪に似てると言うけど、ポール・マッカートニーに似てない?)
(んじゃ、小藪はポールに似てるの?)
アレックスがサイン会を開けば、そこにゾロゾロと集まってきたのは・・・!
ちょっとナゾは残るけど、すごく感動するラストとなりました。
このラストは原作にはない付け足し部分なので、そこに感動する私は、やはり本質的には
理解できていないのであろうと思ったことでした 。

(2015年製作・アメリカ)
1987年、カルフォルニア州のクロスカントリー競技で優勝したマクファーランド高校の実話。
アメフト部のコーチだった教師ジム(ケヴィン・コスナー)は、態度の悪い生徒を
殴ってしまいクビになる。
採用してくれた高校はマクファーランド高校だけだった。
そこはヒスパニック系の子供が多く、貧しく、街には大きな刑務所があった。
妻、二人の娘とともに転居してきたジムは不安をかくせない。

さて、体育の授業でジムは生徒たちの脚力が、強く速いのに驚く。
ジムには指導経験のないクロスカントリー部を立ち上げようとするが。
生徒たちは、朝4時半から母親に情け容赦もなくたたき起こされる。
畑で作業し、時間になると畑からそのまま学校にゆく。走ってゆくのだ。
広大な畑を横切って走る走る!自転車などは買えない。
クロスカントリーの練習に時間をとられると、収穫作業に遅れが出るから、当然親は許可しない。
教師ジムは、自分も手伝うから子供たちをよこしてくれと畑に入るが・・
たちまちグロッキーになり腰を痛め、「人生で一番きつい日」となった。

が、次第に住民たちも心を開き、クロスカントリーを応援するようになる。
州大会に出場できれば、大学進学も夢ではなくなり、貧乏からぬけだせると生徒たちも
希望を持つようになった。
そしていよいよ、州大会がやってくる。

ある意味、王道なサクセスストーリーではあるが、63歳(撮影時は60歳か)のケヴィン・コスナー
昔とちっとも変わらず(ちっとは変わったが)カッコ良す!!
山野を走る競技シーンも迫力があった。

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