2010年07月30日

2倍の定員数 あさかぜ21 第4夜

1341d5c7.jpg「あさかぜ21」は青函フェリーで最も新しく、昨年の3月に就航されたばかりの船です。
青函フェリーは貨物中心であり、案内所やレストランがない、客室も最低限という合理化された総トン数は約2000トンと小さめの船船ですが、旅客をより多く乗せるようにするため旅客スペースを大幅に広げ、定員数は他の船と比べると約2倍、なおかつ車椅子の人でも乗船できるようにバリアフリーも対応しています。

これだけ旅客スペースが増えたということは、青函フェリーに旅客数が増えたということでしょうか?
以前は徒歩客を断ったぐらい旅客が少なかった、という印象でしたが、旧東日本フェリーが高速船導入、運賃値上げ、在来線便数減便などの影響からして青函フェリーに客が流れ込むという現象が起きたのかもしれません。
いや、その前からでしょうか? その前から断ることなく旅客も乗せるようになり、青函フェリーの方が明らかに運賃が安いから、どんどんと人が増えたのかもしれません。
確かにサービスは青函フェリーの方が少なく船の規模が小さいですが、移動できるならこれでも充分という人にとってみれば安い方を選びます。

そうそう、初めてこの2つの会社を知ったとき、なぜこんなに運賃が違うの? と思ったのですよ。1000円ぐらい違っていたかな? それなのに当時、東日本フェリーの方が多かった、知名度が高かったのか?(青函フェリーが断っていたのもありますが)

現在、青函フェリーは旅客のことも考えているのでしょうか? これが今の「あさかぜ21」の設計を見れば表しているかのように思います。旅客が乗らなければ旅客スペースなんて増えません。

この前の船「あさかぜ」は完全に女性向けの船ではなかったようですね。トイレが共同だったり、シャワーが男性用しかなかったり、女性としては非常に避けたい船だったと思います。
「あさかぜ21」はもちろん男女別のトイレがあり、両方ともシャワーがあります。ちなみに女性用シャワーがないのは「はやぶさ」と「あさかぜ5号」です。

写真は、案内所はないけどこんなスペースがあります。

rumirumiferry at 21:23│Comments(0)TrackBack(0)clip!乗船日記 | 短距離航路

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔