「やれやれ、パンツまでビショぬれだよ」


僕は心の中でそう思った。

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この写真は別のレース(どの大会でしょう?)

それは6
年前、2012年のことだった。

12月にも関わらず、気温は25度を超えていた。

そうここは、沖縄県那覇市。


僕はなぜか、パンツまでビショ濡れになっていた。


なんてことはない。


僕は雨の降りしきる中、マラソン大会のスタート地点に立っていたのだ。

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それも、ただの雨じゃない。

本当にバケツをひっくり返したような、豪雨だ。


1万人以上の参加者がずらりと並ぶ、

NAHAマラソンのスタート地点。


僕らはスタート前にも関わらず、

男も女も関係なく、

パンツも、靴下も、なにもかも全部、

ずぶ濡れになっていた。


考えてみれば、世にも奇妙な光景だ。



「ぐしゅっ、ぐしゅっ、ぐしゅっ、ぐしゅっ、、、」



スタートの号砲とともに走り出した僕の足元からは、

美しき音色が響いていた。


シューズの中は、まるで池。


これまで感じたことのない異様な感触とともに、

僕は1キロ4分15秒の速度で、

国際通りに向け走っていた。


僕は、心を決めた。



「ヤルっきゃない」



、、、これが、

僕の人生初フルマラソン挑戦の日。


実はこのとき、
僕の両足には合計
26本のキネシオテープがねっとりと巻き付いていた。


足底筋膜炎と腸脛靭帯炎を併発していたのだ。


しかも練習のしすぎで、ひどく悪化させていた。


朝起きぬけの1歩に足裏に激痛が走り、

屈伸をしただけで膝の外側に「ピキッ」と痛みが走った。


ランナー膝

それでも、僕は走らなくてはいけない。


どうしても、この初フルマラソンで



「3時間切り」



を果たさなくてはいけなかった。


マラソンとは無縁の人生を送ってきた僕にとって

(当然、陸上競技経験はゼロ)、


そのハードルはジャイアント馬場さんの身長以上に高いといえた。


その上、深刻なケガに見舞われている。

もはやアンドレ・ザ・ジャイアント以上である。

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しかし、そんなことは関係ない。


僕はどんなことをしてでも、


「3時間切り」


を達成しなくてはいけないのだ。


そんなことを思いながら、

沖縄の象徴、「国際通り」の坂を駆け抜ける。



前方には、人、人、人。


数百、数千人のひとが列をなして僕の前方を走っている。

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「やれやれ、キロ4分15秒で必死こいて走ってんのに、このざまか、、、」


僕は目の前にひろがる無数のランナーの光景に、苦笑いするしかなかった。


そして顔面に浴びせかかる豪雨の勢いに、打ちひしがれていた。

しかしまた同時に、まだ足裏と膝に痛みが出ていないことに安堵していた。


この後、あんなことになることも知らずに、、、



僕の目標タイムは2:59:59なので、
理想とされるイーブンペースで走りきるとすると、
1km進むのにかけるべき時間は4分15秒。
それ以上でも以下でもなく。


つまり、


5km地点 21:15

10km地点 42:30

15km地点 1:03:45

20km地点 1:25:00

25km地点 1:46:15

30km地点 2:07:30

35km地点 2:28:45

40km地点 2:50:00

Finish 2:59:20  


となる。


しかし当時の僕は、マラソンど素人の初心者。

マラソン熟練者の話を聞いてみると、
「30km以降は確実にペースが落ちる」ので、

「30kmを2:05台で通過しないとまずサブスリーは厳しい」
とのことであった。


でも、ある書籍には
「序盤はイーブンペースよりも遅く走って脚を温存し、

25km以降にイーブン以上のペースで走る後半型のほうが良い」
などとも書いてあった。



知識が氾濫している。

だから僕は、
「実際の体験」だけを信頼する。

「他者の実体験」はよく参考にするし信用しないわけじゃないけど、「頼り」にはしない。



なので、僕のNAHAマラソンでのペース目標は


「サブスリー達成イーブンペースから遅くとも5km単位で+60秒以内のペースを保ち続ける」


にした。

走るペースを「4分15-25秒/kmに保つ」ということだ。


専門家に言わせると、それでは僕の走力的に「突っ込みすぎ」だ。明らかに。

でも誰が何と言おうと目標が「サブスリー」である以上、
サブスリー達成の光が届く範囲内に留まっていなければならない。

その結果つぶれてしまうなら、ただそれまでなのだ。

それが「チャレンジする」ということなのだ、僕にとって。



5km地点のラップタイムは0:21:14。


予定通り。号砲からのロスも考慮するとわずかにハイペース。
まあ、いいぞ、俺。

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ちんすこう食いてぇ、、


NAHAマラソンのコースは大枠で20kmまでは上り、20km以降は下りというコース。

フルマラソンコースとしては全国有数のアップダウンがあるコースと言われているらしい。

つまり「タイムが出にくいコース」なのだ。


NAHAマラソン熟練ランナーからは

「10-20kmの上りがキツいけど、それをすぎたらずっと下りだから、ペースを上げれると思う。その頃脚がまだ残っていたら、だけどね」

とアドバイスをもらっていた。


僕は自分が「アップダウンにはわりと強いほう」だと思っていた。

そしてそれなりの練習をしてきた。

そして、「下りで貯金を増やす、もしくは借金を返す」タイプだと思っていた。


なので全体的なコース戦略は、


ハーフまでは抑えながらイーブンペース+数分で通過し、

下りでその数分の借金返済+貯金。


35km以降のフラットコースからは

貯金を目減りさせながらもペースダウンを最小限に抑え、

最後は気合いでもっていく。


という展望があった。


そして


10km地点 42:45


15km地点 1:04:35


20km地点 1:26:45



と、おおむね予定通りにレースを進行させていった。


ちなみに天候のほうはまったく予定通りではなく、

相変わらずのどしゃ降りだ。

もうびっしゃびしゃだ。


そんな中、僕の脳裏に不安がよぎり始める。



脚が少しだけ、痛い。


痛み身体的な

そもそも今回、レース3週間前に脚を深刻に痛めてから、僕はほぼ走らずに本番を迎えていた。

直近3週間の練習は、5kmを軽く2度走っただけ。

テーピングを一巻き使い切るくらいテープまみれの脚で、僕は本番に臨んでいた。


脚さえもてばサブスリーはいけるかも、という感触はあったけど、どこかで限界が来るだろうという現実的な予想もしていた。


そして皮肉なことが起きた。

故障箇所に痛みはなく順調に脚を運んでいたのだが、

まったく不安なくテーピングも施していない右側の臀部にはじめに異常を感じた。


パーフェクトピッチング中の5回裏、8番打者にクリーンヒットを打たれた感じだ。

Hip Weakness and Flat Feet

でも僕はこんなことでくじけてはいけない。

スティール・ボール・ラン・レースを思い出すのだ。(ジョジョの奇妙な冒険 第7部 参照)

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19km地点の長い上りでは、


「東中野から恵比寿に向かう山手通りに比べたら、NAHAのアップダウンなんてないようなものですよ」


と、レース後のコメントを考えるくらいの余力がまだ僕には残存していた。まだこの時は。


長い坂を上り終え、ハーフ地点を通過。

いよいよ下りに差し掛かった。


ここからが追い上げ局面だ。狼煙を上げろ。


が、しかし。

ここから僕のレース・チャートは下降曲線を描き始める。

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下りに差し掛かった僕のペースは予定なら、

イーブンペースの4:15/km以上に上がるはず。


なのに、時計を見ると4:45/km。



な、な、なにぃーーッッッ?!





②へつづく


これは、僕が「とあるモノ」と出会う前の話。
このときにもし「それ」と出会っていたら、、、

、、もったいない。本当にもったいない。

でも、時間は元に戻すことはできない。
歴史に「たられば」はない。

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