2005年08月29日
08/28 @岡崎シビコ裏 限界破滅GIG vol.2

長丁場なイベントだったので、全体的にあまり記憶に残っていないのだが、一番印象的だったのは新潟のDeride(写真)。あまりこの辺の音楽を知らない僕にはうまい具合にバンドで例えられないのだけど、ものすごいスピードで駆け抜けていくファストなハードコアで、すんごくカッコいい。というか、ボーカルの人が細身のパンツに真っ赤なシャツを着ている時点でカッコいい。ものすごく実直な佇まいや、とにかく余計なものなしに曲を連発する姿には惚れた。ちなみに秋にはOval Reocrdsというレーベルから、同じく新潟のSpraypaintとのスプリットが出るみたいで、ぜひ買いたいと思う。
Maniac High SenceのメンバーがいるKeep Away From Childrenもカッコいいライブ。基調になっているのはメロディックパンクだと思うのだけど、キーボードが入っていたり、パーカッションが入っていたりで、シンガロングできるメロディと多様な音使いがうまい具合に融合されていたと思う。ちなみに、ボーカルの方がMCで話していたのだけど、今回初めてここで限界破滅GIGをやる許可がとれたそうだ。今までいろいろな軋轢(警察がきたり、苦情がきたり)があったことを聞いていたので、これを聞いてすごくホッとした。許可が出るまで14年、というのはものすごい時間だけど、こうやって働きかけていった結果が出たことは当事者でなくても嬉しい。
さて、夕陽を目の前にして演奏が始まったのは、最後のTurtle Island。初めて見たけれど、すんごいライブだった。メンバーにはOrderとかNice ViewとかNahtとか、いろいろな経歴をもったバンドの人がいて、この日は総勢11人ぐらいの編成。大太鼓からシタールからキーボードからいろいろなものが飛び交い、非常に雑多なライブだった。感覚としてはこの間見た赤犬に近い部分も少なからずあるけれど、もっと土俗的でエンターテイメントというよりは祭に近い印象。
この頃には、お客さんは200人以上になっていて、バンドの周りを扇状に囲んでいたのだけど、鋲ジャンを着たパンクスが踊り、遠目からあか抜けない中学生がこちらを覗き、シビコに買い物にきたらしいお爺さんが拍手を送っている光景はほんとに異様だった。正直、どこまでこのイベントが街に浸透しているのかはわからない。きっと、訝しげに思っている人も少なくはないだろう。しかし、特出するようなものが見当たらないようなこの町で、強い意思のもとに行われるこの限界破滅GIGの意味はすごく大きな気がする。次は11月頃に行われるそうだ。興味がある人は、ぜひ足を運んでみてほしい。
Posted by runaways666 at 21:09│Comments(0)│TrackBack(1)
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