雪燐置き場(R系)

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兄に捧げます。

  • August 12, 2011
ギシリ。
ベットの軋む音が部屋中に響く。
夜には人通りがまったくなくなる寮では聞こえるのは時計の針の音くらいだ。
雪男は差ほど気にもせず目的のベットに侵入する。
バサリと派手な音を立てて布団を剥いだ。
気づいて欲しいから・・・・


「ん・・・?雪男?」
薄目を開いた燐。自分の真上にいる弟をぼやけた視界の中で確認した。
「ただいま。兄さん。」
ニコリと笑って兄の上に乗っかる弟。

「えっ・・・何でベットの中に・・・」
「うん。久しぶりだね。」
雪男は質問とは検討違いの言葉を言って燐の上に四つんばいに見下ろす体勢をとる。

「や、嫌だっ!?」
「久しぶりなんだし、いいじゃないか。」
燐の寝巻き代わりのTシャツの中に片手を滑り込ませる。
「わあっ!もう、嫌なんだっ!」
「何が?そういえば前はいつしたっけ?」
燐は雪男が剥がした掛け布団を探り、しがみついた。
「駄目?兄さんとしたいんだけど。」
「やっ、駄目!駄目だ!」
雪男はうつ伏せになった燐の体に覆い被さり密着した。
ふうっ・・と、急に優しい吐息を耳に掛けられた燐の体が震え上がった。

ここが弱いのは知っている。
「嘘・・駄目じゃないだろう?」
スルリと背後から短パンの中に手を入れる。
「ふあ、わっ!」
燐の肌は手のひらに吸い付く様なまろやかな肌をしている。
男ならば一度触れてしまえば癖になる程の柔らかい感触。
一撫でだけで雪男は自分が息を呑むのを感じていた。
「あ!や、嫌だってば!んっ・・・」
ジタバタと暴れ出す燐を無視してその極上の尻を揉みしだく。
空いた片手は腹部に回り込み膝に力を入れて燐の体を軽く中に浮かせた。

「わ!・・・あ!」
脱がされる!そう気付いたであろう燐の短パンを掴んだ手も無理矢理に下着ごと引きずり下ろした。
「つっ!」
何かを引っかけたかの感触。
雪男の腕にしがみつき耐える姿は雪男の嗜虐心を煽った。
「ああ、ごめんね。痛かった?」
「・・・・・つぅ・・・」
「足も脱がすよ。」
燐は観念したのか素直に足を交互に上げて、雪男の行動を助けた。



高校生になってから・・・
ここでの寮生活が始まってから・・・
燐が悪魔になってから・・・ 
間もなく。

雪男は燐を抱いた。


最初は何と言ったのだろうか。
もう遠い出来事だったかのように記憶が曖昧だ。
忘れてしまった。
いや、思い出したくない。
血を別けた兄を欲望のままに陵辱する。
これが人から聞いた話であったならば、僕は間違いなく軽蔑し、その人間性を疑った。
違いない・・・
気持ち悪い・・・

僕は最低の人間なのだ。




「雪男。」
拒むでも訪ねるでもなく、燐が雪男の名を呼ぶ。
雪男は燐を自身の前に座らせ、膝で挟み込む体勢で自分の座る場所を確保した。
「ベットは狭いな。」
「・・・・・・」
「床でするのは嫌だよね?」
「うん。」
両手で太ももを撫でてやる。燐の体が小さく跳ねた。
「兄さんは柔らかいね。」
「ん、・・・」
あんなに嫌だと言った燐も雪男の手のひらの感触に翻弄されつつある。
雪男はわざわざ手の動きを燐に見せる為にこの体勢をとる。
何をしようとしてるのか、何をされるのか教える為に。
そして、いつでも逃げれるように・・・

自分の体が、自分よりも大きい手のひらに撫で回されている。
「ふ・・・・」
燐は不意に漏れてしまう声音に唇を噛んだ。
背に感じる雪男の広い胸板の雄々しさが、燐を小さく惨めにさせた。
燐とて年齢からみれば決して小さい訳ではない。
ましてや男に組み敷かれるのを簡単に許すような男ではないのに、
「はあっ・・・!」
「胸、気持ちいいんだ?」
太ももを揉み込んでいた両手は淡い茂みを素通りし、腹を渡って両胸にたどり着いていた。
「ん、ああっ!ふあん・・・」
まるで女の様な反応をする。

「ああっ!!それダメ!んっ・・・ん!」
胸の飾りに指をかすめる。小さいながらもプクリと膨れて愛らしい。
「や、やあ・・・」
指の腹でクリクリと捏ねれば、雪男の肩に頭を押し付けて喜んだ。
雪男はその額に頬ずりし、両手を繰り返しす。
「ふうん、んあっ!あっ!」
たまらないとばかりに燐の尻が雪男の腰に押し付いてきた。
快楽の虜となった体は燐の意思とは別に勝手に動く。
奥が、その奥が雪男を欲しがってヒクつきだす。欲しい。欲しいと。
「ン、・・・や!」
葛藤の繰り返しに踊る身体。後ろでその始終を観覧している男の目。
ふいにその手が燐の待ち望んだ場所に辿り着く。
「ああっ!」
クチュン!
簡単に上った水音に雪男が顔を乗り出した。
「やあっ!見ちゃだ・・・めぇ・・!!」
「・・・凄いね、兄さんのココ・・」


「ははっ!兄さんもう我慢できないんだね・・・」
「あっ、雪男ぉ」
「いいよ。すぐあげるね。」
雪男は燐の体を両手で軽々と持ち上げ少し前に置き、自身のベルトを開いた。
既に持ち上がっている。
苦笑いの横を汗が流れた。

「っ、兄さんいいよ。ここに座れる?」
呼ばれた燐が振り向く。膝は力無くペタリと座り、震える腕はやっと身体を支えていた。
「っ、う・・・・」
雪男の手が放れて着ていたTシャツは腰まで隠してはいるが、大事なところは雪男の目に映る。
「ソコ、どんどん小さくなってくね。可愛いけど。」
この数ヶ月で燐のそれはだいぶ形を変えていた。雪男に抱かれ始めてからの変化。それは明らかだった。
「おっ俺、悪魔っ、だから・・・」
「そうだけど・・・何?どうなっちゃうの?」
「・・・・」
燐はフルフルと首を振った。わからないと。
「・・・・来なよ。」
雪男は自身を見せ付ける様に体を広げた。
「嫌だ・・・・」
「また、そういう事を。嫌じゃないだろ?」


「・・・・っ・・・・雪男は・・・したいと思ってないから・・・」
「何?」
雪男は仕方なく膝立ちで燐に寄る。そのままTシャツに両手を入れれば特に抵抗もなく燐は息を詰める。
「ゆっ雪男、本当はしたくないんだろう・・・?」
肌を撫でる手の動きが止まった。
「え?」
「俺はっ!嬉しいけど・・・」
「・・・・そんな事ないよ。ほら、僕の見なよこんなになってる。」
燐の手を掴み自身に触れさせた。
「これで兄さんとしたいんだよ。」

「・・・すご・・い・・・・」
その熱さに触れただけで、燐の尻肉の奥はその味を勝手に思い出した。
「うっ・・・雪男・・・雪男ぉ・・・」
縋り泣き、胸に凭れ掛かる姿は愛らしかった。
雪男はなだめる様に額にキスを繰り返し、ゆっくりとベッドに横にする。



「あ・・・」
大きく足を開かせば、やはり特に抵抗は無い。
「はは!もう、濡れてるね。」
「やあ!やだ・・・ん!あん!」
ヌプっと、一番長い中指が入れられた。喜んだ身体がびくびくと跳ねる。
「慣らす事ないかな。入れるよ。」


「はあっん!あああっ!あっ、あっ!」
入れてしまえば燐は早かった。自分から足を絡め腰を振る。
体に巻き付く二本の足を乱暴に抱え直すと、体重で押さえつけた。
ガシガシとやや乱暴に。
「っ、は・・・・」
「あっ、あ・・・んっ、ゆ・・きお・・・・」
ひっきりなしに上る声が、縋る腕が雪男を安心させた。
「はあ・・・良かった・・・」

「あっあっ!や、んあっ!あん!」
「もう、いっちゃいそう?・・・・」
中の動きで判る。
「あっ!!ああっああぁぁぁ!!」
燐の熱さを腹に感じながら、雪男は動作を続ける。
雪男の中心は未だに力強いまま、先が見えない。

ここからが長い。なかなかいけない。

「アアァッ・・・・!うぁ・・・ンッ・・・・!」
喘ぐ兄さんが遠くの幻想に感じてくる。
「ハッ・・・くそっ!」
がむしゃらに腰を打ち付け、果てを追いかけた。
ふいに腕の中から声が掛かった。
「ゆ・・きお・・・ごめっ・・・あん!」
「はぁ・・・・何?・・・」
「あっ!あああっ、俺が・・・悪い・・んあ!」
雪男の動きが止まった。

「何?なにが?・・・」
「おっ、俺のせいで・・・ゆ、きお、」
燐の言葉の続きを待つ。
「雪男、本当はしたくないのに。俺のせいで・・・ごめ、ごめん・・・」
「何言ってるの?」
「好き・・・雪男、好き・・・!」

「!」
顔を見たくて体を屈めた。
「んあ!」
自身を包む燐の中は今もまだヒクヒクと収縮を繰り返している。
「・・・・」
吸い込まれそうなその動き。
好きだ好きだと、言葉も身体も全てで雪男に訴えている。



・・・・初めて聞いた。
というか、
やっと言ってくれた・・・・


「ありがとう。兄さん・・・」
雪男はそのまま燐に口づけた。そっと触れるだけの優しい口付け。
そういえば口へのキスは初めてだった。


兄さんが嫌がるならばすぐにでも止めるつもりの気持ちはあったのだ。
ただ・・・ 弟に流されて受け入れているだけならば
ただ・・・ 欲望のままに兄との繋がりを求めるだけならば
口付けはしてはいけない。

いつか好きな人と・・・
好きになった子としなよ・・・


「っ!雪男!」
燐は驚いたのか指で唇を押さえ見開いた瞳で雪男を見つめた。
「キスは好きじゃなきゃしちゃダメだからね。」
「だけど雪男は・・・」
「好きだよ・・・どうしてそんな事言うの?」

「俺・・・悪魔だから・・・」
燐は顔をくしゃりと歪めて雪男に

「思った事がその通りになっちまう・・・」
「思った事・・・?」
「だから・・・雪男としてみたいと思ったら・・・その日、雪男本当に・・・」
「・・・・!」

「最初は気づかなくて、おっ俺っ・・・・」
燐の両頬を一筋の涙が伝った。

「兄さん、まさか・・・!・・・そんな事・・・」
「夢が叶ったって、よっ喜んでた・・・ゆきお・・ごめん・・・ごめっ!・・・」
燐は両腕で顔を覆い声を凝らして泣き出した。


「・・・・・」
言葉が出ない・・・
まさか、そんな事が・・・

最初に兄さんを抱いた時、僕はどうした?
何と言った?
・・・・・
思い出せない・・・
思い出せない・・・
・・・・・

悪魔にはそんな力があったのだろうか。
兄さんはサタンの子なのだから・・・あってもおかしくは・・・ない。
今、この状況が全て・・・

僕は、最低という訳でもなかったんだ・・・・
「そうか・・・はあ・・・良かった・・・」
いや、どっちにしろ最悪だ。



「うぇ・・・ひっ、ごめん・・・」
今も繋がったままの身体。
兄さんは・・・・
愛ある行為で愛が無いと知ったんだ。それも何度も。

「かわいそうに・・・」
「雪男・・・」
ポロポロとこぼれ落ちる涙に触れた。



考えろ
今、この場の答えを間違えてはいけない・・・
僕は・・・



「兄さんはどうしたいの?もう止める?」
「えっ・・・あ・・・」
「それで嫌なら止めても良いよ・・・」
「あっ・・・」
「抜くね。ちょっと我慢して・・・」
「あっ!や、やだっ!!」
燐が雪男にしがみついた。中にも力が加わって雪男は苦しさに眉をしかめる。
「いやぁ!あっ、雪男、いやぁああ!あああっ!?」
グイッ!
勢いよく燐の背に腕を回し、引き寄せ上げた。
向かい合わせに抱きしめる。
「あああ!いやだ・・・嫌ぁ!雪男・・・」
肩にこぼれる雫を感じて胸が詰まる。
「スキって言ってよ・・・」
「あ・・・雪男・・・好き、好きぃ・・・」
「うん・・・うん。」



こんなに泣いて・・・すがって・・・
こんなに僕を欲しがってる・・・

僕は・・・

兄さんを守ると誓ったんだよ。
それは人生を
僕を全て捧げると・・・

どんなに強靭な精神力があったとしたって僕は兄さんの望みを叶えただろう・・・



「言ってよ・・・どうしたい?どうして欲しい?」
「言ったら・・そうして・・・くれるのか?」
燐の髪を梳き優しく口付けた。もう一度。
「そうだよ・・・」
「っ・・・・ゆ・・きおに・・・好きに・・・なって欲し・・・」
「好きだよ・・・」
「ちがう・・・こっ恋人・・・に・・・」
自然と顔が綻ぶ。
「うん・・・恋人同士になろう。これからは もう嫌だなんて言わせないよ。」
「言わない・・・うっ・・・」
また燐の瞳から涙がこぼれた。
それは雪男に与えられた褒美の宝石にも思えた。

そっと燐の身体を横に戻す。
「ねえ。続けてもいい?その・・・長いかもしれないけど・・・」
「いい!雪男がいくまで・・・俺でいって・・欲し・・・」
「ははは!」



兄さんもまた人生を賭けてくれると・・・・
そう信じていい?
いや。嘘になったってもう構わない。

この日、この時に、
僕を好きだと言って泣いてくれた。
これ以上の理由があるだろうか?

もう一度口付けを・・・
今度は長く・・・


全てを

僕の全てを捧げよう・・・・



兄に・・・






  • Posted by 蜜星ルネ
  • 00:29 | Edit
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