無題

2017年02月20日

1604・モエレアドミラル

先週はフェブラリーSなど4つも重賞があったのであまり更新出来ませんでしたが…

また新しい1週間…

気持ちを切り換えてやっていきたいと思います。

で、今回取り上げるのは、ダート馬シリーズでビクトリーテツニーを書いている時に思い出したこちらの馬…


『モエレアドミラル』





いや〜、この馬は初めて出会った時テンション上がりましたよね〜!

え〜と、自分が初めてはっきりモエレアドミラルを意識したのは2005年の京成杯の時…

POGの指名馬だったアドマイヤジャパンが1番人気だった京成杯ですね…

実はモエレアドミラルは地方出身馬で、このレースが中央移籍初戦だったんですけど…

それにも関わらず僅差の2番人気に推されていたんですよね〜

これはなかなかない事だと思うんですが…

それでもこの2番人気…納得の2番人気なんです。


まずはそこまでのモエレアドミラルの成績…

2歳8月にホッカイドウ競馬でデビューしてから…

デビュー戦・圧勝…

2戦目・クラキングオーの妹クラキングレディ相手に圧勝…

サンライズC・圧勝…

そして…

北海道2歳優駿・圧勝…

…の、4戦4圧勝ですからね?

中央馬相手の重賞を圧勝している訳ですから能力は疑いようがないんですよね…


で、次に『芝がどうなんだ?』と言う事なんですが…

ただでさえ、その年の京成杯は雨で不良馬場だったので、ダートで結果を出したモエレアドミラルに向いていそうなのに…

もう1つ『芝でもいける!』と思わせる大きな要素があったんです…

それはズバリ!

モエレアドミラルの血統!

父ブライアンズタイム!

これだけでもテンション上がるのに…

母バウンドトゥダンス!

=オークス馬シルクプリマドンナの全弟!

ですもんね〜

オークス馬の全弟なんて、芝で期待したくなるじゃないですか?

しかも、母の父はノーザンダンサーで『ブライアンズタイム×ノーザンダンサー』はナリタブライアンと同じですからね〜

個人的にはビリビリきましたよ。

…あ、それから『そんな良血馬が地方でデビューなんて、なんかしらの欠陥や弱点があったんじゃないの?』とも取れなくもありませんが…

その問題はこの『モエレ』の冠名が消し去ってくれていたんですよね。

当時のモエレ軍団はモエレエスポワール・モエレフェニックスと立て続けにホッカイドウ競馬から中央で勝利する馬を出していましたからね。

逆に『ホッカイドウからやってきたモエレの馬』と言うのはプラス要素だったんですよね。


…と言う訳で、ここを勝つようならディープインパクト(当時1勝馬)と並んでクラシック最有力候補に踊り出そうなほど魅力満載だったモエレアドミラルだったんですが…

この馬のクライマックスは早くもここで終了…

京成杯で10頭中7着に敗れると…

一息入れて出走したダービートライアルのプリンシパルSではシンガリ負け…

さらにダートのユニコーンSも12着…

ラジオたんぱ賞も13着…

京成杯前の好評価は一気になかった事になる…


と言う訳で、かなりガッカリさせられたモエレアドミラルだったんですけど…

それでも決して弱い馬ではなかったんですよね…

続くダートのオープン特別で4着に好走すると…

その後はちょいと長い休みを挿みながら5歳の11月まで準オープンを主に14戦して半数の7戦で掲示板をキープ…

で、5歳暮れの中山ダート1200mの準オープン…

ここで遂に念願の中央初勝利!

よくよく思い出してみると、姉のシルクプリマドンナもデビュー2戦目にダート1200mを勝ってオープン入りしているんですもんね…

『オークス馬の弟』って事で勝手にこちらがクラシックでの活躍を期待してしまっていましたが…

弟のモエレアドミラルも十分『シルクプリマドンナの弟』として立派な成績を残していたんですね…


と言う訳で、何はともあれ良い形で5歳を終えたモエレアドミラルだったんですけど…

6歳初戦のオープン特別で10着に敗れると、またホッカイドウに出戻り…

で…

復帰戦の1200m戦・圧勝…

続く1800m戦・2着…

と、なかなかの走りをしたんですけどね…

怪我か何かしたのか、このレースを最後に引退…

結局、ホッカイドウでは6戦5勝、2着1回と、ほぼ完璧な成績のまま現役生活を終える事になってしまうのでした。


…と、モエレアドミラルはこんな感じの成績の馬だったんですけど…

やはり印象的だったのは京成杯前のワクワクですよね〜

中央初見参で重賞2番人気って、オグリキャップやライデンリーダーと同じですからね?!

なかなかいない魅力的な存在だったと言えると思います。

またそう言った馬が現れ、そして出来たら今度は結果も伴ってくれたらいいな…なんて思ってしまった今回の競馬暇潰し名馬事典なのでした。


と言った所で今日はここまで…

また次回もよろしくお願いします。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その104

『初見参の中央の重賞で上位人気になったけど結果が出なかった○地馬or□地馬と言ったら?』

ラブミーチャン




runfor4 at 17:40コメント(8)トラックバック(0)マ行の名馬 

2017年02月14日

1603・サンライズキング

今回は、ダート馬シリーズで取り上げたマコトスパルビエロを書いている時に思い出したこちらの馬をいってみましょう。


『サンライズキング』





この馬は2000年代前半から後半にかけて長らく活躍したダート馬でしたよね…

やはり長く走った分、名前はよく憶えているんですが…

具体的にどんな馬だったのか?

さっそく振り返ってみましょう。


1999年生まれ…

タニノギムレットやシンボリクリスエスと同い年のサンライズキング…

父はワンダースピードやナムラコクオーと同じキンググローリアス…

母の父はノーザンテースト…

半兄にサンライズアトラス…

と言うなかなかの血統の馬だったんですけど…

2歳の暮れのデビューからダートを使われ…

いきなり2着・1着・1着と来て、オープン特別でも1番人気でハナ差2着に好走…

上々のスタートを切る…

ただ、その後は9着・12着・4着(芝)と連続凡走…

自分、ダビスタの影響からなのか、キンググローリアス産駒に早熟のイメージを持っていましたからね…

サンライズキングもこのまま消えていくと思ったんですが…

消えるどころか、ここから息の長〜い活躍をするんですよね〜

まず5ヶ月の休養を経て3歳11月に復帰すると…

そこから4歳5月まで2着・1着・2着・2着・2着・2着・1着と7戦連続連対でオープン入り…

で、重賞初挑戦となったアンタレスSこそ11着に敗れるものの…

その後は準オープンを2連勝して再オープン入り…

オープン入り後も、オープン特別〜G3で5着・9着・6着・2着・1年休養・6着(芝)・4着・2着・3着とまずまず好走を続け…

迎えた6歳6月…

プロキオンSで2着に入り重賞初連対…

さらに続くオープン特別を勝ってオープン初勝利…

すっかりオープンに定着し…

その年はその後も4戦してオープン特別で3着と5着、重賞で5着に好走…

7歳なった翌年も、8戦してオープン特別で1勝・2着1回、重賞の3着が1回…

そして、現役最終年となった8歳シーズン…

ここでも6着・6着と来て、オープン特別で4着・1着・3着と最後まで好走し続けて引退…


…と、サンライズキングはこんな感じの成績だったんですけど…

長らく安定した走りを続け、オープン特別と準オープンを3勝ずつして、獲得賞金約3億円…

通算44戦して内24戦で3着内(9勝、2着11回、3着4回)、4着〜6着が10回…

素晴らしい馬でしたよね…

しかも、これだけダートで活躍していて地方の交流重賞出走は0回ですからね〜

前回のダノンカモン同様…いや、それ以上に中央のファンにとって愛着のわく存在だったんですよね。


それだけに、重賞を1つも勝てなかったのは残念なんですけど…

ただ、サンライズキングは重賞タイトルこそ保持していないものの…

1つとんでもなく派手な記録の保持者であるんですよね〜

それは何かと言うと…

ズバリ!ダート1700mの日本レコードホルダーなのです!(7歳時の阿蘇Sで記録樹立)


…あ、これだけだとちょっとピンとこないかもしれませんが…

このレコードが打ち立てられた時はけっこう盛り上がったんですよね〜

だって、サンライズキングの前のダート1700mの日本レコードホルダーって、あのタケシバオーですからね?!

そう!

当時日本最古のレコードであり、37年以上も守られてきたレコードでしたから…

それを7歳の重賞未勝利馬が更新したって事で、けっこう皆が驚いた記憶があるんです。

これは重賞タイトル以上に輝くサンライズキング最高の勲章ですよね。

…この先、このレコードが更新される時が来ても、サンライズキングが『あのタケシバオーのレコードを更新した!』って事に変わりはないですからね…

文句なく歴史に名を刻む名馬と言っていいと思います。

今日はそんなサンライズキングについて書く事が出来て良かったです。


と言った所で、今日も時間がなくなってしまったのでこれでおしまい。

また次回もよろしくお願いします。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その103

『多くのレースに出走したけど重賞未勝利のダートのオープン馬と言ったら?』

ミスタートウジン




runfor4 at 17:57コメント(26)トラックバック(0)サ(ザ)行の名馬 

2017年02月12日

1602・ダノンカモン

どうも取り上げる馬が決まらず、すっかり間隔が空いてしまいましたが、またまったりやっていきたいと思います。

で、ようやく決まった今回取り上げる馬はこちらの馬です。


『ダノンカモン』





この馬も先のダート馬シリーズで取り上げた馬達と近い世代のダートの活躍馬…

中央で走る事が多かった分、愛着のようなものがあるんですが…

さっそくどんな馬だったのか振り返ってみましょう。


2005年生まれ…

ロジユニヴァースやブエナビスタと同世代の牡馬ダノンカモン…

父がシンボリクリスエスって事で、最初はクラシック候補っぽい馬だったんですよね。

2歳9月のデビューから新馬戦・いちょうSと芝のマイル戦を連勝し、東スポ杯では2番人気に推されていましたからね…

で、ここではナカヤマフェスタの4着に敗れてしまうんですけど…

それでもですね、個人的にはダノンカモンの評価はそれほど落ちなかったんですよ…

だって…

東スポ杯で先着を許した3頭はナカヤマフェスタ・ブレイクランアウト・サンカルロと、その後も引き続き結果を残した馬達だったし…

前年の朝日杯勝ち馬ゴスホークケンも東スポ杯では4着でしたからね…

ダノンカモンもここから巻き返すと思っていたんですけど…

この後はどうも流れに乗れないんですよね…

暮れのオープン特別で人気を裏切り6着に敗れると…

3歳になっても…

きさらぎ賞・6着…

京都新聞杯・8着…

と、期待に応えられず…

これで調子が狂ったのか、夏場には準オープンで2戦続けて二桁着順…

すっかり評価を落としてしまったんですよね…

ただ、ここでようやく転機が訪れます…

そう、ダートに転向するのです…

よくよく見てみると、ダノンカモンの血統って…

母の父はバトルラインを出したオジジアンで…

父のシンボリクリスエスもダートの活躍を多数輩出…

さらに半兄に名古屋グランプリ勝ち馬ワイルドソルジャーがいますからね〜
(ちなみに半妹にはクィーンズバーン…)

全然ダートもいけそうな感じ!

なもんで、あれだけ勝てなかったダノンカモン…

ダート転向初戦の準オープンをいきなり3馬身半差で圧勝してしまうんですよね〜

いや〜、この時のダノンカモンは本当にカッコよかった!

クラシック候補と思いながら伸び悩んでいた馬がダートでいきなりこの変わり身ですからね〜

『これは快進撃が始まる!』と言う予感がしたんですが…

ここから約1年、別の意味でダノンカモンは自分を惹き付けるんですよね…

え〜と、ダート転向初戦を圧勝した後のダノンカモンの成績…

全て1番人気で3着・2着・4着・3着・5着・4着!

なかなかの走りをしながら勝ちきれない!

これ、全部オープン〜準オープンでの成績ですからね…

なんて言うか、ホント『よく見かける馬』って感じだったんですよ…

ますます愛着がわいてきた訳ですが…

ダノンカモンはさらに愛着を増幅させる…

迎えた4歳秋、ここで全盛期がスタート!

準オープンを勝ってオープンに帰り咲くと…

それから5歳終了までの成績が…

11戦3勝、2着6回、4着5着各1回!

と、オール掲示板内!

しかも、4着と5着はそれぞれフェブラリーSとジャパンCダートなので、中央のG1以外では9戦9連対!

いや〜、全盛期のダノンカモンってこんなに素晴らしい成績だったんですね〜

改めて見直してみてビックリしちゃいました…


ただ、『らしい』のは重賞を勝っていなかった事!

武蔵野S(4歳&5歳時)・根岸S・プロキオンS・南部杯と、強敵相手に5度の2着がありながら、3つの勝利は全てオープン特別!

全盛期に重賞を勝つ事が出来なかったんですね…


と言う訳で、ますます愛着のわく存在になったダノンカモンだったんですが…

ここからはちょっと迷走…

6歳になり、根岸S5着・フェブラリーS4着と相変わらずの成績を残していたものの…

久しぶりに芝のレースに2回出走して8着・15着に敗れると…

続く武蔵野Sでは3着するものの…

ジャパンCダートではダートでは初めて掲示板を外す14着…

さらに…

7歳になっても根岸S9着・フェブラリーS8着…

一瞬『終わってしまったか?』となるも…

この後はまた…

かきつばた記念・2着…

オープン特別・1着…

プロキオンS・3着…

と相変わらずの成績を残し…

そこから7ヶ月休んで…

8歳頭に根岸S9着・フェブラリーS7着と来て…

続く名古屋大賞典で遂に悲願の重賞初制覇!

なんとか重賞ウイナーの仲間入りを果たし…

その後は9歳半ばまで走り…

だいぶ惨敗も喫するようになったものの…

かきつばた記念・3着…

日本テレビ盃・2着…

武蔵野S・4着…

佐賀記念・3着…

など重賞好走を果たし、引退していく事になるのでした…


…と、ダノンカモンはこんな感じの成績の馬だったんですけど…

いや〜!思っていた以上に安定感のある馬だったんですね〜

これだけ多く中央のレースに出走していて、ダートでの通算掲示板キープ率73%!

8歳の5月にさきたま杯で9着するまで、根岸SとG1以外で一度も掲示板を外していませんからね〜

これは凄い!

で、勝ちみに遅いのかと言うと準オープンとオープン特別は芝を含めて計7勝していて面白い感じだし…

交流重賞をたくさん勝っている馬でも平気で惨敗する中央の根岸S・武蔵野S・プロキオンSと言ったタフなG3…

この辺りで2着4回、3着2回、4着5着各1回と好走しまくってるのも好感度高い…

とにかく、自分みたいな中央のメインレースしか買わない者からすると、凄く愛着の持てる存在だったんですよね〜


ちなみに2017年2月現在、現役で活躍中のダノンリバティ…

この馬も芝からダートに転向して活躍し始め、第2のダノンカモンになる事を期待していたんですけどね…

芝で再復活して今はまた芝で活躍していますね…

この馬の今後も楽しみです。


あ、ところでダノンカモン…

引退後すぐに亡くなってしまったんですか?

どうやら種牡馬になる予定だったみたいで、残念でなりませんが…

その分ダノンリバティ他、後輩達の頑張りに期待したいです。


と言った所で、時間がなくなってしまったので今日はここまで…

どうも更新速度が上がりませんが、よろしかったらまたお付き合いください。


それでは、また…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その102

『根岸S・プロキオンS・武蔵野Sなど中央のマイル前後のダートG3で活躍した馬と言ったら?』

ワイルドワンダー




runfor4 at 13:55コメント(8)トラックバック(0)タ(ダ)行の名馬 

2017年02月06日

1601・メイショウトウコン

さて、それではぼちぼちいってみましょうか。

またしばらく、お馴染みの『いつか書こうと思う馬メモ』にメモってある馬を取り上げていこうと思うんですが…

まずはなんとしても取り上げたい馬が1頭います。

こちらの馬です。


『メイショウトウコン』





この馬は…

メイショウベルーガと並び、このブログの元常連さんであるバルキーさんを思い出させる大切な存在なんですよね…

なもんで、種牡馬として産駒がデビューしたら…と大事に取っておいたんですけど…

少し前に何気なく調べてみてビックリ!

種牡馬入りの噂があったものの、産駒は1頭もおらず、すでに乗馬に転身してしまっていたんですね〜!

…これはどういう事なんでしょ?

種牡馬にならなかったんですかね?

それとも、なったけど何らかの理由で産駒が産まれなかったんですかね?

とにかく、こう言う状況になっているのなら取り上げない理由は一切ありません!

心機一転となる今回、この馬で再スタートを切らせてもらいたいと思います!


2002年生まれ…

ディープインパクト世代の牡馬メイショウトウコン…

父はマヤノトップガン…

母の父はジェイドロバリー…

ってな感じの芝でもダートでもどちらでもいけそうな血統だったんですけど…

マヤノトップガンにダートのイメージはあまりなかったからなんですかね?

2歳12月のデビューからずっと芝のレースを使われ…

え〜と…

4歳の5月終了まで18戦1勝、2着3回、3着4回…って程度の500万下条件馬だったんですよね…

ただ、そんなメイショウトウコン…

4歳夏に初めてダートのレースを使われると豹変!

いきなり500万下を6馬身差で圧勝すると…

続く1000万下特別では直後にジャパンダートダービーを勝利するマンオブパーサーの半馬身差2着に好走…

さらにその後1000万下特別・準オープンと2連勝!

一気にオープン入りを果たし、4歳を終える事になる…


…で、この時のメイショウトウコンの事を自分はなぜか知っていたんですよね…

準オープンのレースを偶然見たとかだったのかな?

とにかく、メイショウトウコンはダート馬としては珍しく後方から追い込むスタイルの馬で…

これだけでもカッコいいのに、準オープンの勝ち時計が優秀(ダート1800mを1分49秒2)でしたからね…

芝で勝てなかった馬がダートで豹変と言うドラマと相まってけっこう注目していたんですよ…


そして、忘れもしない5歳初戦の平安S(当時1月施行)ですね…

たまにしか馬券を買わない友人にレース前に『馬券買うんだけど何か面白い馬いない?』って聞かれたんです…

なもんで『面白い』って意味でメイショウトウコンを紹介したんですよ…

実際プロフィールが面白いですからね…

ただ、面白いのと馬券は別…

紹介はしたものの『好走するかは分からないよ』って注意したんですよね…

実際、脚質が極端だから重賞初挑戦で強豪達相手に好走する絵は想像できませんでしたし…

何より自分は迷った挙げ句メイショウトウコンの馬券は買わなかったし…

軽い気持ちでの紹介だったんです…

…ところがどうですか?

結果はビックリ!

道中15番手、4コーナー13番手から追い込んだ9番人気メイショウトウコン…

なんとサンライズバッカスを僅かに交わして重賞初挑戦初制覇を達成してしまうんですよね〜

…いや〜、この時は複雑だった!

目を付けていたメイショウトウコンが勝ったのは嬉しかったものの…

それを馬券に生かせなかった訳ですからね〜

『やっちまった!』って感じでしたよ…

レース後少し経ってから、友人から御礼の電話がかかってきましたが、苦笑いしかできませんでしたよね…


と言う訳で、いきなり印象的な存在になったメイショウトウコン…

その後も印象的な走りを繰り返します。

まず、G1初挑戦となったフェブラリーSでは11着に敗れるものの…

その後は…

アンタレスS・3着…

東海S(当時5月施行)・1着…

エルムS・1着…

と、重賞連勝!

さらに…

ジャパンCダート・4着…

東京大賞典・3着…

とG1でも好走し…

6歳になっても…

平安S・2着…

フェブラリーS・8着…

名古屋大賞典・1着…

と相変わらずの成績を残していたんですが…

この後…

アンタレスS・14着…

東海S・10着…

と、前年は好走したレースで2連続二桁着順…

この時は『衰えてきたか?』なんて思いましたね…

何せ、ダートに転向する前に芝で1年半の間に18戦もしていた馬…

使い減りしていてもおかしくないですからね…

『終わってしまっていても仕方ない…』って感じだったんですけど…

メイショウトウコンはまだ終わらない…

クライマックスはこの後なんです。

続くブリーダーズGCを勝って復活すると…

エルムS・4着…

JBCクラシック・3着…

と来て…

7番人気で迎えたジャパンCダート!

このレースには同い年の強豪ヴァーミリアン・カネヒキリ・サンライズバッカス…

3歳のサクセスブロッケン・カジノドライヴ…

さらに、アメリカから、9戦8勝・2着1回の成績で前走のインディアナダービーでパイロを破ってきたティンカップチャリスが参戦していましたからね〜

メイショウトウコンは7番人気と言っても単勝25倍台…

勝ち負けまではどうか?って感じだったんですけど…

このレースでメイショウトウコンは(個人的な)ベストパフォーマンスを見せるんですね。

3・4コーナー、早めにマクっていき大外をぶん回すかなりコースロスのあるレースをしたものの…

その脚は衰えず…

最内を付いたカネヒキリめがけて、真ん中を通ったヴァーミリアンと共追い込む!


実況
『内からカネヒキリ!
内からカネヒキリ!

外からヴァーミリアンと!
ヴァーミリアンとメイショウトウコンだ!

サンライズバッカス!
ブルーコンコルド!

追い込み勢が怒涛の如く押しかける!

カネヒキリ!

カネヒキリ〜!


カネヒキリです!

カネヒキリ!

僅かに2着はメイショウトウコン!

ヴァーミリアン敗れました!』


カネヒキリ・ヴァーミリアンと言った歴史的ダート馬2頭に対し、かなりロスのあるコース取りで…

1着カネヒキリ
アタマ差
2着メイショウトウコン
クビ差
3着ヴァーミリアン

って感じでしたからね〜

メイショウトウコンの力を示した1戦でしたよね。

それだけに…

翌年以降のG1制覇を期待したんですが…

このレースで燃え尽きたのか、その後のメイショウトウコンは…

名古屋グランプリ・2着…

(年を越し7歳に…)

名古屋大賞典・3着…

アンタレスS・8着…

東海S・8着…

マーキュリーC・8着…

JBCクラシック・4着…

ジャパンCダート・7着…

名古屋グランプリ・4着…

と、緩やかに成績を落とし…

8歳以降も現役を続けたものの、復帰する事はなく引退していく事になってしまうのでした。


…と、メイショウトウコンはこんな感じの成績だったんですけど…

いや〜、カッコいい馬でしたよね〜!

追い込みって脚質もカッコいいですけど…

成績もカッコいい!

地方で行われる交流重賞で活躍する馬が多いダート界において…

一番得意としたのが、失礼な話、ある意味地方の交流G1より勝つのが難しそうな激戦区『中央の1800m前後の重賞』ですもんね〜

この『レースが厳しければ厳しいほど燃える!』って感じが良いですよね〜


さすがバルキーさんが好きだった馬…

そんな馬を心機一転となる今回取り上げる事が出来て良かったです。


と言った所で、時間がなくなってしまったので今日はここまで…

また次回もよろしくお願いします。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その101

『スマートなレースより厳しいレースの方が燃えるってイメージの馬と言ったら?』

ステイゴールド




runfor4 at 18:45コメント(16)トラックバック(0)マ行の名馬 

2017年02月02日

1600・スマートファルコン

と言う訳で、けっこう時間がかかってしまいましたけど、なんとか1600回の節目に到達する事が出来た競馬暇潰し名馬事典です。

本当にいつもいつも、こんな自分がやっているブログにお付き合いいただきありがとうございます。

…1600回…

『800回×2』って感じですか?

800回更新を達成したのがついこの前って印象で…

『1000回までの8割』って事でかなりの達成感があったんですけどね…

そこからまた800回やってこられたんですね…

これも日頃訪問してくださる皆さま方のお陰…

これからも皆さんと一緒に1日でも長く続けていきたいと思います。


さて、それではそろそろ本題に入りましょうか…

第5回ダート馬シリーズの最終回…

記念すべき今回はこちらの馬をいってみましょう!


『スマートファルコン』





この馬もホント凄い馬でしたよね〜

前回取り上げたトランセンドと比べ『どちらの方がが名馬度が上?』って聞かれたら、個人的にはトランセンドを選ぶと思うんですけど…

それでもなんて言うのかな?

そんな事を吹き飛ばすほど日本競馬史上異次元の数字を叩き出した馬だったんですよね…

現役時代の事を思い出しつつ振り返ってみる事にしましょう。


2005年生まれ…

エスポワールシチーと同じくダートの名馬ゴールドアリュールの初年度産駒に当たるスマートファルコン…

しかも、お兄さんが東京大賞典勝ち馬ワールドクリークでしたからね…

いかにも2000mの地方交流G1で活躍しそうな血統だった訳ですけど…

想像通りの舞台で活躍するようになるまで、かなりの遠回りをします…

…あ、遠回りって言うのかな?

小遣い稼ぎ…?

いや、小遣いってほど小さい額でもないけど…

とにかくその珍しい成績を具体的に書いてってみます。


2007年、2歳の10月にデビューしたスマートファルコン…

2歳時は血統のイメージ通り、ダートで1着・2着・1着と素晴らしい成績を残す…

ただ、3歳初戦ですね…

これはオーロマイスターの所でも書いたんですけど…

芝のジュニアCで同じゴールドアリュール産駒のオーロマイスターを2着に引き連れ見事1着…

普通にクラシック候補になってしまう…

なもんで、そこからはクラシックを意識したようなローテになり…

共同通信杯・7着…

アーリントンC・10着…

皐月賞・18着…

と連続惨敗…

それを受けまたダートに戻り、次走はジャパンダートダービーに出走…

そして2着に好走するんですけどね…

ただ、まだ地味な印象がありました…

だって、スマートファルコンを3馬身半ちぎって勝ったのが、ダービーでも3番人気に推された大注目のサクセスブロッケンでしたからね…

スマートファルコンには目がいかなかったんですよね…

それでも、その後…

夏にオープン特別を勝ち…

10月の白山大賞典で重賞初制覇を果たしたスマートファルコン…

再びJBCでG1獲りに挑んだんですけど…

バンブーエールに僅かに届かずまたも2着…

…これがスマートファルコンの運命を大きく変えたんですかね?

この後、スマートファルコンは誰もが想像はした事あったものの、実際は誰もやらなかった事をおっぱじめるんですね…

…どういう事かと言うと…

G1級の能力を持っていながら、G1には目もくれず交流G2〜G3だけに出走し続けたのです!

具体的に書きますと…

まず、浦和記念・兵庫ゴールドTを連続圧勝して3歳を終えると…

4歳になり…

佐賀記念・名古屋大賞典・かきつばた記念・さきたま杯とG3を4連勝して、前年からトータル重賞6連勝…

続くマーキュリーCは2着に敗れて連勝は止まるものの…

その後はまたブリーダーズGCをレコード勝ち…

この頃にはさすがに『ちょっとやり過ぎなんじゃない?そろそろG1出ないの?』ってムードが漂い初めてましたよね…

自分としても、何せまだスマートファルコンはG1を勝った事がありませんでしたから…

『元気なうちにG1を1つ勝たせてあげたい。このまま衰えしまうのが心配…』と思うようになっていましたよね…

で、その心配は的中…

スマートファルコンは4歳最終戦の浦和記念でデビュー以来ダートでは初めて連を外す7着に敗れてしまうんですよね…

『ほら!馬の全盛期なんてそんなに長くないんだから、調子がいい内にG1に出走しなくちゃいけないんだよ!』なんて思ったのを憶えています…

…ただ、そんなスマートファルコン…

5歳になっても何も変わらず…

かきつばた記念・さきたま杯をG1馬スーニ相手に連続圧勝…

これでG1未勝利ながら重賞は10勝…

さすがに陣営も『そろそろG1に出走させなきゃかな?』ってなったんですかね…

満を持して帝王賞に出走したんですけど…

まさかの6着!

しかも、続く秋初戦の日本テレビ盃でも3着敗退!

これでダートでは初めての連敗!

しかも2戦続けて連対出来ず!

『これはやってしまったな…』って思いましたね…

今までずっと安定した走りをしていたスマートファルコンのこの連敗…

しかも、G1の帝王賞では完敗…

『この馬はせっかくG1を勝つ能力があったのに、そのチャンスを完全に逃した!』と思いましたよ…

確かにG1に出続けていたら、これほどの成績は残せなかったでしょう…

それでも、ゴールドアリュールの子でワールドクリークの弟…

2000mのG1を1つくらい勝てたんじゃないかと思ったんですが…


…もう、なんて言うんですかね?

この後、スマートファルコンは自分の常識を粉々に打ち砕いてくれます…

武豊騎手とコンビを組むようになり、サイレンススズカ的な逃げ馬になったのが良かったんですかね?

とにかく…

5歳秋の時点でG1未勝利…全盛期は終わったと思ったスマートファルコンの6歳終了時までの成績は以下のようになりました…

JBCクラシック・フリオーソ相手に圧勝…

浦和記念・圧勝…

東京大賞典・フリオーソ相手にレコード勝ち…

(年を越し6歳に…)

ダイオライト記念・圧勝…

帝王賞・エスポワールシチー相手に圧勝…

日本テレビ盃・圧勝…

JBCクラシック・トランセンドを破って連覇達成…

東京大賞典・ワンダーアキュートを破って連覇達成…


相変わらず中央のレースには出ないし、なぜか律儀にG2にも出走し続けたものの…

G1・5勝を含む重賞8連勝!

さらに翌年初戦の川崎記念もレコードで圧勝しますからね?!

最後の最後にG1・6勝を含む重賞9連勝!

で!

締めにドバイワールドCに遠征して、不利などもあり10着に敗れて引退!


…いや〜、ホントある意味空前絶後の馬でしたよね〜!

G1に出ずにG2・G3ばかりに出走して重賞10勝に到達…

これだけでもかなりインパクトあったのに…

衰えたと思わせておいてのG1・6勝を含む重賞9連勝!

凄すぎですよね…

なもんで、スマートファルコンはグレード制導入後の中央の馬としては何もかも記録ずくめで…

重賞9連勝はタイキシャトル・テイエムオペラオーを超え単独1位…

重賞19勝は2位のヴァーミリアン・ホクトベガに6勝の差を付ける圧倒的1位…

通算23勝も2位のエスポワールシチーに6勝差を付ける圧倒的1位…

もう、異次元の成績ですよね…


しかも凄いのは…

そんなスマートファルコンと近い世代に…

1歳上フリオーソ…

同い年エスポワールシチー…

1歳下トランセンド…

と歴史的ダート馬が3頭もいて、それぞれしっかり共存していた事…

現役時代はただ漠然と『どの馬も凄く強い!』としか思っていたかったんですけど…

実はちゃんとキャラ分けが出来ていたんですよね…

フリオーソは地方代表で2着の多さも売りだった馬…

エスポワールシチーは実は勝ったG1のほとんどが1600mだった馬…

トランセンドは実は地方では未勝利だった馬…

で、スマートファルコンは…

実は3歳秋に白山大賞典で重賞初制覇を達成して以来一度も中央のレースには出走していなくて、さらにダート1600mの重賞には一度も出走しなかった馬だったんですよね〜

中央で走っていなかったのはなんとなく分かっていたんで、トランセンドとはあまり絡まなかったのは分かりますが…

1400mの重賞を5勝もしていて、JBCスプリント(1400m)でも2着したスマートファルコンが1600mの重賞に一度も出ていないのは意外でした…

だから同い年のエスポワールシチーとも思った程は絡んでいなかったんですね。


いや〜、とにかく何から何まで凄い!

現役時代は中央のレースに出なかった為、エスポワールシチー・トランセンドほど評価はしていませんでしたが…

やはりこの馬を1600回に持ってきて良かったです!

今後は種牡馬としての活躍に期待したいと思います!


と言った所で、1600回目の競馬暇潰し名馬事典…そして第5回ダート馬シリーズも無事終了です!

ちょっと前に書きました通り、長期的な予定はなんとなく立っているものの、この後すぐはどうするか決まっていないので、これからどうなるか分かりませんが…

とりあえずはまたしばらくまったりやっていこうと思っておりますので、よろしかったら引き続きお付き合いください。


それでは、また次回!


ありがとうございました。


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その100

『自身・同い年・1歳上・1歳下の4頭で一番強そうな組み合わせと言ったら?』

ナリタブライアン
サクラローレル
ビワハヤヒデ
マヤノトップガン


…意外と難しい(^_^;)




runfor4 at 18:36コメント(12)トラックバック(0)サ(ザ)行の名馬 

2017年01月30日

1599・トランセンド

さぁ、いよいよ1599回目の競馬暇潰し名馬事典…

第5回ダート馬シリーズの第19弾となる今回は、こちらの名馬が登場です!


『トランセンド』





最後まで1600回に取り上げようか迷った超名馬…

さっそくどんな馬だったのか振り返ってみましょう。


多数のダートの名馬が現れた2006年生まれ世代…

最終的にその頂点に立ったトランセンド…

…ただ、なんて言うか、決してスムーズに現在のような高評価の馬に辿り着いた印象はないんですよね…

それどころか、こんな馬になるなんて思っていなかったと言うか何と言うか…

どんどんこちらの予想を超えていった記憶があります。


2009年、3歳の2月にデビューしたトランセンド…

父はダートのイメージがあるワイルドラッシュだったものの…

母がトニービン産駒で芝の短距離で活躍したシネマスコープでしたからね…

デビュー戦は芝のレースに出走し、1番人気で2着…

ただ、やはり父の遺伝が強かったのか、ダートの方が得意…

続くダートの未勝利戦を勝利すると…

同じくダートの500万下も圧勝…

さらに次走、芝の京都新聞杯は9着に敗れたので、ここからはダートに専念…

古馬相手の1000万下特別をレコードで圧勝し…

さらに新設重賞のレパードSもスーニ相手に圧勝…

ダート無傷の4連勝で重賞ウイナーに輝く…


…で、この時は自分もかなりトランセンドに期待していたんですけど…

物事そうスムーズにいかないんですよね…

続くエルムS(この年はレパードSと同じ新潟1800mで施行)で人気を裏切り4着に敗れると…

武蔵野Sでも6着…

『あれ?』って感じになる…

そして、3ヶ月の休養を挿み、4歳2月に復帰…

幸先よくアルデバランSをレコード勝ちしたものの…

その後はまた…

アンタレスS・8着…

東海S・2着…

日本テレビ盃・2着…

と、悪くはないものの重賞が勝てない…

で、ようやく次走の新設重賞みやこS…

ここを勝って重賞2勝目を挙げるんですけど…

それでも…なんて言うんですかね?

個人的には若干物足りない感じで、まだまだ一流馬相手にはキツいんじゃないか?ってイメージだったんですよね…


…ただ、そんな素人の評価をよそに、ここからトランセンドの流れは変わってきます…

続くG1初挑戦となったジャパンCダート…

個人的にはトランセンドがG1を勝つ絵は想像できなかったんですけど…

それでもエスポワールシチー・スマートファルコンと言った超大物は不在(8歳のヴァーミリアンはいた)…

と言う訳で、トランセンドは1番人気に推される事になるんですね…

…いや、これは実は自分も納得の1番人気だったんです…

だって、確かにトランセンドがG1ってイメージはなかったものの…

とにかく馬券的に当てにできる馬がいませんでしたからね…

それなら『前哨戦を勝っている4歳馬』トランセンドが一番買いやすかったんですよ…

なので、馬券予想が難しかったこのレース…

自分は確か三連複をけっこうたくさん勝ったんですけど…

最後のおまけに『でも、結局こんな結果になっちゃうんでしょ?』みたいな感じに三連複では買っていない『前哨戦を勝った4歳』2頭…トランセンド→グロリアスノアの馬単を勝ったんですよね…

そしたらどうですか…

結果はまんまその通り…

逃げたトランセンドがグロリアスノアの追撃を僅かに振り切り見事勝利!

あっさり初挑戦でG1を勝利してしまうんです…


で、そんなトランセンド…

翌年初戦のフェブラリーSでも同じような流れになります…

またしても、エスポワールシチー・スマートファルコン不在って事で…

『前走ジャパンCダート1着の5歳馬』と言うデータ的に最高なシチュエーションのこの馬以外に本命は考えられない!

って感じに、またまた1番人気に推されたんですけど…

人気に応えてまたも1着!

あっさりG1・2勝馬に輝いてしまう。


…と言う訳で、ここまではあれよあれよって感じに出世してきたトランセンドだったんですけど…

ここからですね…

本当の実力を見せ付けるのは…

まず、ドバイワールドCに遠征するんですが…

ドバイワールドCと言ったら、もうすでに『日本馬が好走するとしたらダート馬ではなく芝で活躍している馬』みたいな雰囲気になっていましたからね…

ブエナビスタ・ヴィクトワールピサの2頭と共にレースに挑むトランセンドは、個人的に一番好走の可能性が低いと思っていたんですよ…

…しかし、ここでトランセンドは真の実力を発揮する!

堂々と先手を奪うと…

最後の最後まで粘り、勝ったヴィクトワールピサの半馬身差2着に好走!

史上初の日本馬による同レース制覇に花を添える日本馬ワンツーに貢献し…

史上初めて日本のダート馬として同レース連対を果たすのでした。


で、これで一気に評価が上がったトランセンド…

その年はその後も一気に駆け抜けます!

まず、帰国初戦…

東日本大震災の影響で東京競馬場で行われた南部杯を人気に応えて勝利すると…

JBCクラシック・スマートファルコンと1馬身差の2着を挿み…

ジャパンCダートを完勝して史上初の同レース連覇達成!

これにより空前絶後の中央ダートG1年間3勝も達成!

前年のジャパンCダート前には『G1を勝つ絵が想像できない』なんて思っていた馬が、僅か1年でこの大活躍!

もう、ぐうの音も出ない感じでしたね…


と言う訳で、当然トランセンドは翌年のフェブラリーSにも圧倒的人気で出走したんですけど…

ホントなんて言うか、この馬『読めない馬』なんですよ…

これまでは自分の数々の低評価を覆してきた訳ですけど…

今度は逆!

自分の圧倒的な高評価を覆えすのです!

これはテスタマッタの記事で書いた事なんですけど…

フェブラリーSは圧倒的に5歳以下の若い馬が強いレース…

でも、この年は5歳以下馬が3頭しか出てきませんでしたからね…
(9番人気馬と11番人気馬と初ダートのグランプリボス)

トランセンドには『フェブラリーSを連覇した馬は過去に存在しない』と言うジンクスくらいしか不安要素はないと思っていたんですよ…

ところがどうですか?

あれだけの強さを見せてきたトランセンドが全く伸びずに7着惨敗!

信じられなくて、レース後、呆然としちゃいましたよ…

しかも、トランセンドはその後も…

ドバイワールドCでシンガリ負けを喫すると…

帰国初戦のJBCクラシックでは勝ち馬から1.6秒も離された3着…

ジャパンCダートではなんとシンガリ負け!

東京大賞典でも7着に完敗し…

結局、翌年引退する事になってしまうんですよね…


…いや〜、ホント読めない馬でした…

レパードSを勝った時に期待するも、その後はイマイチ…

G1勝つ絵が想像できなかったのに、サラッとジャパンCダート・フェブラリーS連勝…

なもんで、そこまでは評価していなかったのに…

ドバイワールドC・2着!

東京で行われた南部杯・1着!

ジャパンCダート・史上初めて連覇を達成し、年間中央ダートG1を3勝!

これで評価が急上昇!

で、フェブラリーS謎の惨敗!

…なんなんだろう?

他の方はどうなのか分かりませんけど、個人的には驚かされてばかりだった記憶があります。


…って言うか、この馬…

プレミア付きな重賞好走が多いんですよね…

レパードSは初代勝ち馬…

みやこSも初代勝ち馬…

日本ダート馬初のドバイワールドC連対…

東京で行われた南部杯制覇…

ジャパンCダートを史上初の連覇…

空前絶後の中央ダートG1年間3勝…

これらの今までにない事を達成しまくった結果が、この『読めない』と言うイメージに繋がっているのかな?

ダートグレード制導入後の最強ダート馬としてはこれまた空前絶後の『地方未勝利』ですからね…

全く常識が通用していないんですよね…


…そんなトランセンドが、今度は種牡馬として自分を驚かせるような活躍をしてくれる事を期待しています。


と言った所で突然ですが時間がなくなってしまったので今回はここまで。

次回はいよいよ1600回!

よろしかったらまたお付き合いください。


それでは、また…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その99

『ダートグレード制導入後のダートの名馬で、地方G1より中央G1で活躍したイメージの馬と言ったら?』

ウイングアロー




runfor4 at 17:52コメント(8)トラックバック(0)タ(ダ)行の名馬 

2017年01月28日

1598・エスポワールシチー

と言う訳で、いよいよ1600回まで残り3回!

第5回ダート馬シリーズもここからは超大物3連発です!

で、今回取り上げる馬なんですが…

ちょっと勘違いしてまして、まだ産駒がデビューしていなかったんですよね…

まぁただ、一応今年(2017年)の夏には産駒がデビューしますし、今さら予定変更するのもメンドーなので、このままいっちゃいます!

こちらの馬です!


『エスポワールシチー』





いや〜、凄い馬でしたよね〜

同馬主の先輩タップダンスシチーと同じ『主戦の佐藤哲三騎手に育てられた強い先行馬』ってだけでも華があるのに…

残した実績もとんでなかったですもんね〜

さっそくどんな馬だったのか簡単に振り返ってみましょう。


2005年生まれ…

ディープスカイ世代の牡馬エスポワールシチー…

父はダートの名馬ゴールドアリュールで…

その初年度産駒だったんですけど…

恥ずかしながら、自分がその存在を本格的に意識し始めたのは4歳になってから…

そこまでエスポワールシチーは…

3歳3月のデビューから…

芝で3着・2着・5着・6着・2着・1着・7着…

と来て…

8月からダートに転向して一気に覚醒!

500万下・圧勝…

1000万下特別・1着…

準オープン・圧勝…

そして…

暮れにはオープン特別も快勝し、ダート無傷の4連勝…

4歳初戦の平安Sで1番人気に推されていたんですよね…

まぁただ、この4連勝が全て逃げ切り勝ちでしたからね…

こう言った馬はクラスが上がるとけっこう苦戦するもの…

と言う訳で、個人的にエスポワールシチーの評価は半信半疑って感じだったんですけど…

平安Sで逃げてワンダースピードのクビ差2着に好走すると…

続くフェブラリーSでも逃げて0.2秒差の4着に好走!

この時はけっこうテンション上がりましたよね〜

『これは楽しみな馬が現れた!』と思ったのを憶えています。


…でも…

『楽しみな馬』と言っても、最強ダート馬とかそう言うのではなかったんですよ…

だって…

エスポワールシチーが4着だったフェブラリーSって『1着4歳のサクセスブロッケン、2着これまた4歳のカジノドライブ』と、早い時期から注目されていた同い年の馬達のワンツーで…

この2頭が『遂にカネヒキリ・ヴァーミリアン世代の牙城を崩した!』って感じでしたからね…

次期最強ダート馬争いはサクセスブロッケンとカジノドライブが中心で、エスポワールシチーは2頭とはまた別の立ち位置…交流重賞をたくさん勝ちそうって意味での楽しみでしかなかったんですよ…


…しかし…

やはり自分は見る目がない…

もうここから日本ダート界におけるエスポワールシチー時代はいきなり幕をあけてしまうのです!

続く圧倒的人気で迎えたマーチS…

ここでダートでは初めて4コーナー2番手で勝利をおさめると…

かしわ記念では道中中段待機で圧倒的人気のカネヒキリを撃破!

あっさりG1ホースに登り詰め…

さらに秋になると…

南部杯でこれまた1番人気のサクセスブロッケンをちぎり捨てG1連勝!

最強ダート馬にリーチをかけ…

ジャパンCダートは堂々の1番人気で逃げて圧勝!

その年の最優秀ダート馬に輝き、あっと言う間に名実とも最強ダート馬に登り詰めてしまうのでした。


で、翌年になってもエスポワールシチー時代は続き…

フェブラリーSを人気に応えて完勝すると…

ドバイには向かわず出走したかしわ記念も快勝…

これで春秋中央ダートG1を含むG1・5連勝!重賞6連勝!

完全に無敵状態に入り、秋にはブリーダーズCクラシックに挑戦する事になるんですが…

ここからちょっとおかしくなるんですよね…

まず、復帰初戦の南部杯でオーロマイスターに完敗の2着に敗れると…

ブリーダーズCクラシックも10着…

で、翌年初戦の名古屋大賞典はレコードで圧勝したものの…

その後は…

かしわ記念・3着…

帝王賞・スマートファルコンに9馬身離された2着…

南部杯・4着…

みやこS・1着…

ジャパンCダート・3着…

G3は勝ててもG1が勝てない!

さらに7歳になると…

遂にG3の平安Sでも2着に敗れ…

フェブラリーSでも国内ダートで過去最低着順となる5着…

この時は『エスポワールシチーは終わったな…』と思いましたね…

もう歳も歳ですからね…

G1を勝つのは厳しいんじゃないか?って感じだったんですけど…

ここでも自分は見る目がない…

エスポワールシチーは終わってはおらず…

その直後から…

かしわ記念・1着(3度目の制覇)…

帝王賞・2着…

エルムS・ローマンレジェンドのクビ差2着…

南部杯・圧勝…

と、G1で2勝、2着1回!

この歳になってこの活躍…

感動しましたね…

で、その後は衰えたのか…

ジャパンCダート・10着…

東京大賞典・5着…

と、成績を落としてしまうんですけど…

年が明けたらもう8歳…昔で言ったら9歳の馬ですからね?

これはさすがに仕方ないですよね…

『今までよく頑張った!』って感じでした…


…ただ!どこまでもこちらの常識を覆してくるエスポワールシチー!

8歳になった翌年もまたまた復活!

年明け初戦のフェブラリーSでいきなり9番人気ながらグレープブランデーの0.1秒差2着に好走すると…

かしわ記念では4歳年下の新最強ダート馬候補ホッコータルマエの2着に好走!

これだけでも凄いのに…

秋になると…

なんとホッコータルマエを破って3度目の南部杯制覇!

さらにJBCスプリントも勝ってG1連勝!

…いや〜、とんでもない馬ですよね〜

で、続く引退レースのジャパンCダートでは7着に破れてしまうんですけど…

それでもこの辺りの流れがカッコよくて…

エスポワールシチー最後の1年って、主戦の佐藤騎手が落馬負傷で騎乗できなかったんですよね…

それでいろいろな騎手が騎乗していたんですけど…

最後の3戦で手綱を取ったのが、逆に落馬負傷による長期休養から復帰したばかりの後藤浩輝騎手。

エスポワールシチーはそんな後藤騎手に交流G1・2勝をプレゼントし…

ジャパンCダートでも4番人気と言う高評価を受けましたからね〜

後藤騎手にG1連勝をプレゼントしたエスポワールシチー…

エスポワールシチーにG1連勝させた後藤騎手…

ホントあの時の二人はカッコよかった。


…と、簡単にエスポワールシチーの成績を紹介させてもらったんですけど…

やはり思っていた通り素晴らしい成績の馬でしたね…

4歳〜8歳までずっと一線級で活躍し…

重賞12勝!(2着8回)

G1・9勝!(2着5回)

獲得賞金10億円!

とんでもない名馬だと思います。


逆に思っていたイメージと違ったのはその得意距離…

漠然と1800mくらいがベストと感じていたんですけど…

成績表を見てみると思ったより短い距離が得意だったんですね…

勝ったG1はジャパンCダート以外全部マイル以下の距離のレースだし…

ダートで5着以下に破れた5回中4回は1800m以上の距離ですからね…

…って事はエスポワールシチーって…

ダートのマイル以下だとフェブラリーSの5着が1回ある以外全て4着以上…

=生涯掲示板を外さなかったんですね…

うわ〜、これは凄い…

今後は是非そんなスピードを産駒に伝えていってもらいたいです。


と言った所で時間がきてしまったので今日はここまで…

また次回も超大物ダート馬が登場する予定なので、よろしかったらお付き合いください。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その98

『同一レースを3連覇ではなく3回勝った馬と言ったら?』

キンタロー




runfor4 at 19:09コメント(7)トラックバック(0)ア行(ヴ含む)の名馬 

2017年01月25日

1597・ミラクルレジェンド

いや〜、しつこいようですがまたまたやってしまいました。

月曜日、平日に振り替え休日と言う事で家族を朝から晩まで遊園地に連れていったんですが…

寒い中1日中外にいましたからね…

昨日(火曜日)の午後から体温がぐんぐん上がり、39度近くまでいってしまいました。

で、数年ぶりのインフルエンザを覚悟したんですが…

よく寝たら今朝には熱も下がり、病院で検査してもらったらインフルエンザでもないとの事…

最悪の事態は免れました…

でも、嫌ですね…

そう言う歳って事なんですかね?

とにかく若い時の感覚が通用しない!

これからは自分の体力を過信しないようにしたいと思います。


さて、どうでもいい話はこれくらいにしてそろそろ本題に入りましょう。

今回は第5回ダート馬シリーズの第17弾…

前回もけっこう名前の出たこちらの牝馬をいってみたいと思います。


『ミラクルレジェンド』





この流れは去年の最後に取り上げたケイアイガーベラの記事と同じになってしまうんですけど…

今回のミラクルレジェンドも『現役時代も強いと思っていたけど、改めて成績を調べてみると思っていた以上に強かった』って感じの名牝なんですよね〜

さっそく具体的に紹介させてもらいます。


2007年生まれ…

ここ最近取り上げてきたダート馬達の1歳下…

アパパネやヴィクトワールピサと同い年の牝馬ミラクルレジェンド…

父はフジキセキ…

1つ下の半弟に東京大賞典の勝ち馬ローマンレジェンド…

と言う血統だったんですけど…

2歳時は芝を3戦して6着・3着・6着と未勝利に終わったものの…

5ヶ月休養して3歳4月からダートを走り始めると本当に素晴らしい成績を残します…

まず、未勝利戦を圧勝した後…

500万下・1000万下特別も勝利すると…

ジャパンダートダービーで勝ったマグニフィカと0.1秒差の4着…

レパードSで牡馬を破って重賞初制覇…

3ヶ月の間隔をあけて暮れのクイーン賞で古馬を撃破…

素晴らしい形で3歳シーズンを終える…

で、このままダート牝馬のトップに立つ勢いだったんですけど…

古馬になったミラクルレジェンドに強敵が立ち塞がるんですね…

…そう、1つ年上のラヴェリータ…

ミラクルレジェンドはTCK女王盃・エンプレス杯と年明け2戦で差は僅かながらラヴェリータの2着・3着に敗退…

返り討ちにあってしまう…

しかも、それで調子が狂ったのか、続くマーキュリーCでは勝ったゴルトブリッツに2秒以上の差を付けられる5着に敗退…

すっかりダート牝馬のトップからは遠ざかってしまうのでした。


ただ、このままでは終わらないミラクルレジェンド…

1から出直します…

夏の新潟でオープン特別を勝利すると…

その年から創設されたJBCレディスクラシックの前哨戦レディスプレリュードでラヴェリータを撃破!

さらに本番のJBCレディスクラシック…

ここでも本命のラヴェリータをレコードで破り…

遂にダート牝馬のトップに立つ!


で、ジャパンCダート6着で4歳シーズンを終えたミラクルレジェンド…

5歳になっても…

マリーンC・1着…

東海S・5着…

帝王賞・5着…

スパーキングレディーC・3着…

と来て…

レディスプレリュードとJBCレディスクラシックを連勝!

ダート牝馬トップの座を守り…

ジャパンCダート・6着…

6歳初戦の東海S・6着…

を挿み…

エンプレス杯で有終の美を飾り引退していくのでした。


…と、ミラクルレジェンドはこんな感じの成績だったんですけど…

まずなんと言っても印象的だったのが『ダート1800mでの強さ』!

これは現役時代から言われていた事なんですけど、やっぱり凄いですよね…

ダート1800mでは通算…

13戦9勝、2着1回…
(13戦[9.1.0.3])

連を外したのは、2度出走したジャパンCダートと東海S(全て6着)の3回だけですからね…

牝馬としてはとんでもない安定感ですよね…


さらに思った以上に1800m以外でも結果を出していて…

マリーンC(1600m)…

エンプレス杯(2100m)…

の他…

2度目のJBCレディスクラシックも1600m…

勝手に1800m専用機って思い込み、引退レースのエンプレス杯を勝った時は『おお!距離を克服した!』なんて感動していたんですけど…

意外と距離関係なく活躍した馬だったんですね…


で、印象的な事がもう1つ!

これもちょっと前に取り上げたランフォルセの記事とかぶってしまうんですけど…

ミラクルレジェンドってランフォルセ同様『6着以内率が高い馬』なんですよね〜

…あ、いや、6着以内率が高いも何も、生涯通して6着以内率100%ですからね…

これ、凄くないですか?

芝での3戦…

2度出走したジャパンCダート…

ジャパンダートダービー…

帝王賞…

中央牡馬相手の東海S…

これら込みで7着以下なしですからね…

安定感って意味でも相当凄かったって事ですよね…

この辺り、改めて成績表を見て感動してしまいました…


…と、今日はこんな所ですかね…

39度の熱を出した翌日ですから、これくらいにしておきたいと思います。

さぁ、次回からはいよいよ超大物3連発で1600回を目指す形になります。

よろしかったらまたお付き合いください。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その97

『前哨戦&本番を揃って連覇した馬と言ったら?』

メジロマックイーン




runfor4 at 19:20コメント(16)トラックバック(0)マ行の名馬 

2017年01月20日

1596・ラヴェリータ

第5回ダート馬シリーズの第16弾…

またまた2006年生まれの馬なんですけど…

今回は久しぶりの牝馬となるこちらの馬をいってみましょう。


『ラヴェリータ』





この馬はホント素晴らしい成績を残した馬でしたよね〜

さっそくどんな馬だったのか簡単に振り返ってみましょう。


2006年生まれ…

アメリカ産の芦毛の牝馬ラヴェリータ…

父がアンブライドルズソング…

そして…

母の叔父に北米リーディングサイアー・スマートストライク…

母の叔母にカナダ三冠馬にしてスキャターザゴールド等の母ダンススマートリーや、ハッピースプリントの祖母Whispered Secret(読めない)…

と、かなりの良血だったんですね…


で、競走馬としてもやはり優秀…

2歳7月にデビューして、最初の2戦は芝で9着・5着に敗れたものの…

ダートに転向すると成績が一変…

未勝利・500万下特別と2連続圧勝して2歳を終える事になる…

そして3歳になっても…

ヒヤシンスS・0.1秒差3着…

フィリーズレビュー・6着…

と来て…

昇竜S…

関東オークス…

スパーキングレディーC…

と3連勝…

早くも古馬相手に重賞を勝つまでになる…

で、その後は…

ローズS・13着…

武蔵野S・5着…

ジャパンCダート・13着…

兵庫ゴールドT・3着…

と、芝や牡馬相手のG1で成績を落としたものの…

4歳になるとまた成績が安定…

エンプレス杯・2着…

名古屋大賞典・1着…

マリーンC・2着…

東海S・9着…

オープン特別・1着…

スパーキングレディーC・1着…

シリウスS・2着…

そして…

JBCクラシック・8着…

ジャパンCダート・7着…

と言う成績を残す…


で、ここまでのラヴェリータのダートでの成績を見ると、なんとなく『どこまではいけて、これ以上はキツい』って言うのが見えてきますよね…

牝馬相手なら国内トップクラス…

連対率100%…

で、牡馬が相手でもG3までならかなり安定した成績…

武蔵野S・5着以外全て3着内…

複勝率約93%…
掲示板内率100%…
(牝馬限定戦も含んだ数字)

ただ、牡馬相手のG1・G2になると一気に成績が落ち…

4戦全て7着以下…

…こんな感じなので、G1制覇とは無縁の強豪って感じだったと思うんですが…

現役最終年となる5歳シーズンのラヴェリータは一味違ったんですね…

TCK女王盃・1着…

エンプレス杯・1着…

と牝馬相手に相変わらずの強さを見せていたものの…

続くマーチSでG3では初めて14着に惨敗すると…

ここで何かのスイッチが入ったのか…

逆に牡馬相手のG1かしわ記念でフリオーソとエスポワールシチーの間に割って入る2着に好走!

G1初好走を果たす…

で、その後は…

さきたま杯・5着…

スパーキングレディーC・3連覇となる1着…

と、また相変わらずの成績を残していたんですが…

そんなラヴェリータの前に思いがけない目標が現れるんですね…

それは日本で初となる『牝馬のダート日本一決定戦』JBCレディスクラシック!

まぁ、当時はまだ『G1』と言う格付けはされていなかったものの、ここ2年牝馬ダート路線を引っ張ってきたラヴェリータにとって何としても欲しい勲章!

前哨戦のレディスプレリュード→本番JBCレディスクラシックと、2戦続けて堂々の1番人気でレースに臨んだんですが…


…ホント運がないと言うか何と言うか…

約半年前にはTCK女王盃・エンプレス杯と2戦続けて負かしていた1つ年下のミラクルレジェンド…

この馬がこのタイミングでもうワンランク成長!

2番人気だったレディスプレリュードでラヴェリータに1と3/4馬身差を付け勝利すると…

再び2番人気だったJBCレディスクラシックでもラヴェリータに3/4馬身差を付けレコード勝ち!

見事に世代交代を果たし、初代牝馬ダート日本一に輝いてしまうんですね〜


いや〜、ホント運がなかった…

決してラヴェリータがミラクルレジェンドより弱かった訳ではないと思うんですよ…

実際ラストランとなったジャパンCダートでは…

ラヴェリータ・10番人気4着…

ミラクルレジェンド・6番人気6着…

と先着し、通算対戦成績では3勝2敗と勝ち越しましたからね…

ただただ『初代JBCレディスクラシック覇者』と言う勲章を獲り逃して残念!って感じなんですよね…


…まぁでも、JBCレディスクラシックは勝てなかったですけど、そんな事関係なく素晴らしい成績を残した馬でしたよね。

牝馬ダート重賞では10戦6勝、2着4回!

驚異のパーフェクト連対!

その他にも牡馬相手に名古屋大賞典を勝ち…

かしわ記念でも2着…

中央では途端に弱くなるこの手のタイプの馬としては珍しく、牡馬相手にオープン特別を2勝し、シリウスSでも2着、ジャパンCダートでも4着…

やはり相当の能力があったんでしょうね…

…この強さでこの血統!

ホント繁殖牝馬としての活躍が楽しみです!


…と雑にまとめた所で今回はここまで…

また次回もよろしくお願いします。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その96

『牝馬ダート重賞に5回以上出走して連対率100%の馬と言ったら?』

メーデイア
(勝率も100%)




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2017年01月17日

1595・テスタマッタ

引き続き第5回ダート馬シリーズ…

第15弾となる今回取り上げるのは、またまた2006年生まれの牡馬となるこちらの馬…


『テスタマッタ』





いや〜、自分この馬の事かなり誤解していました!

現役時代のテスタマッタに自分が持っていたイメージ…

それは『安定感はないけど爆発力のある馬』と言うカッコいい感じのもので…

いつ爆発するか分からない不安定さが魅力だと思っていたんですけど…

…このイメージ…

けっこう間違っていたんですね…

そんな事を踏まえつつ、さっそくテスタマッタがどんな馬だったのか振り返ってみましょう。


前述したように2006年生まれ…

父はUAEダービー馬ラニと同じタピット…と言うアメリカ産馬テスタマッタ…

2歳10月に芝の新馬戦でアーリーロブストを破っていきなり勝ち上がったものの…

その後は芝のレースを使われ4着→7着→10着→12着…

3歳5月末にダートに転向する事になる…

で、ダートを走り始めると本領発揮!

1400mの500万下・1200mの1000万下を連勝すると…

ジャパンダートダービーまで完勝!

一気に世代ダート馬の頂点に立つ…


…ただ、期待されたその後はなかなか勝てない…

復帰戦の武蔵野Sで11着に敗れると…

浦和記念でも3着…

4歳時も…

川崎記念・3着…

フェブラリーS・2着…

と良い感じできたものの、ここで骨折して…

復帰後は…

日本テレビ盃・4着…

南部杯・6着…

で、ようやく久しぶりの勝利にありつけたのは5歳になってから…

オープン特別3着をステップに臨んだマーチSを勝利するんですが…

この勝ち方が鮮やかでしたからね…

『完全復活を果たした!またG1を勝ち負けするようになる!』と思ったんですよね…

…ただ、そんな事はなく…

テスタマッタはまた連敗街道突入…

東海Sで4着に敗れると…

オープン特別で7着・2着…

武蔵野S・7着…

ジャパンCダート・12着…

またしても評価急落…

その後は…

東京大賞典・3着…

年明け初戦の根岸S・3着…

と若干巻き返したんですけどね…

続くフェブラリーSは5歳以下の若い馬が圧倒的に強いレース…

6歳になったテスタマッタの評価は下がったまま…

しかし!

実はこの年のフェブラリーSには5歳以下の出走馬は僅か3頭!

=テスタマッタも若い部類!

と言う事で、テスタマッタは素晴らしい脚で完勝してしまうんですね〜

いや〜、この時は驚きました…

この時の印象が『爆発力のある馬』と言うのに繋がっているんだろうな〜


で、見事G1・2勝馬に輝いたテスタマッタ…

この後ももう1つでも2つでもG1を勝ってほしいと思ったんですけど…

さすがにそこまで甘くはなく…

フェブラリーSの後は13戦するも、勝ったのはG2のさきたま杯のみと言う成績で引退していく事になるのでした…


…と、テスタマッタはこんな感じの成績の馬だったんですけど…

改めて成績表を見てみて、イメージと全然違っていてビックリしました…

いったいどんな所がイメージと違っていたのかと言うと…

それは、その安定感!


テスタマッタって、全然安定感のない馬じゃなかったんですね!

ハショってしまいましたけど…

実は『さきたま杯しか勝てなかった』と書いた晩年も…

6歳時…

かしわ記念・3着…

帝王賞・3着…

JBCクラシック・5着…

7歳時…

かしわ記念・4着…

帝王賞・5着…

JBCスプリント・4着…

と、G1で好走しまくってるし…

その他にも…

6歳時のブリーダーズGCと7歳時の東京盃でも2着…

それによくよくフェブラリーSを勝つ前の成績を見てみると…

浦和記念・3着…

川崎記念・3着…

フェブラリーS・2着…

日本テレビ盃・4着…

東海S・4着…

東京大賞典・3着…

根岸S・3着…

と、重賞好走多数…

どこが安定感がない馬なんだ?!


しかもですね、これは成績表を眺めると分かるんですけど…

初勝利から6戦挿んでジャパンダートダービー制覇…

ジャパンダートダービーから7戦挿んでマーチS制覇…

マーチSから7戦挿んでフェブラリーS制覇…

フェブラリーSから7戦挿んでさきたま杯制覇…

と、まんべんなく重賞を勝っていて…

さらに重賞制覇の後2〜4戦後に必ず2着があるんですよね…

なので成績表のパッと見が美しいんですよ…

そんな事もますます『安定感がなかった』ってイメージを崩しているんですよね〜


まぁでも、安定感がないってイメージになってしまった理由も、これまた成績表を見て分かりました…

この馬、2番人気でさきたま杯を勝った以外、勝ったレースのほとんどでそれほど人気になっていないんですよね…

デビュー戦が単勝16.5倍の5番人気…

500万下が単勝24.1倍の7番人気…

1000万下が単勝8.6倍の5番人気…

ジャパンダートダービーが単勝11.8倍の4番人気…

マーチSが単勝12倍の7番人気…

フェブラリーSが単勝24.3倍の7番人気…

この辺りが安定感がなく爆発力があるってイメージに繋がったと思うんですが…どうでしょう?


とにかく、引退後は韓国で種牡馬入りしたとの事なので、韓国でその爆発力を遺憾なく発揮してもらいたいです!


と言った所で簡単ですが今回はここまで…

また次回もよろしくお願いします。


それでは…


さよなら…


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巻末ミニコーナー

競馬なんでもクエッション・その95

『安定感はないけど爆発力がある馬と言ったら?』

イナリワン




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