2023年12月04日
2209・ウインファビラス
と言う訳で、チャンピオンズCも終わったんですが…
レモンポップと坂井騎手…
鮮やかな勝利でしたね〜
自分はレモンポップを軽視してしまったんで、ぐうの音も出ない感じでした。
気持ちを切り換えて頑張りたいと思います。
で、そんな今週行われるのが2歳女王決定戦の阪神JF…
今回はそれにちなんだ馬をいってみましょう。
こちらです…
『ウインファビラス』
この馬は、香港G1を2勝した名馬ウインブライトの1歳上の全姉(父ステイゴールド、母サマーエタニティ)で…
個人的には名前くらいしか憶えていなかったんですけど…
いや〜、改めて調べてみると、弟のウインブライト同様なかなか面白い成績だったんですね〜
さっそくどんな成績だったのか簡単に紹介させていただきますね。
2013年生まれ…
メジャーエンブレムやジュエラー・シンハライト・ヴィブロスなんかと同期の牝馬ウインファビラス…
弟のウインブライトは『11月〜3月にかけて活躍し、4月〜10月に成績を落とす』と言う個性がありましたが…
この馬にも個性がありました。
それはズバリ!
『掲示板に載る(5着以内に入る)のは5番人気以下の時だけ!』と言うもの!
2歳6月のデビューから…
新馬戦・3番人気3着…
未勝利戦・2番人気1着…
と初勝利を挙げた後はずっとそうなんですよね。
まず、2歳時は…
新潟2歳S・12番人気2着…
アルテミスS・5番人気5着…
阪神JF・10番人気2着…
と言う成績を残し…
穴馬のイメージはあったんですけど…
期待された三冠路線では…
チューリップ賞・10着…
桜花賞・12着…
オークス・14着…
紫苑S・8着…
秋華賞・12着…
って感じでしたからね。
『早熟の穴馬』と思い込んでいたんですけど…
その後もけっこう掲示板に載っていて、それが全て5番人気以下でのものなんですよね。
具体的に見てみると…
3歳暮れのターコイズSで8番人気ながら5着に入ると…
4歳初戦のオープン特別で5番人気3着…
その後は1年間、6着→9着→14着→10着→8着と絶えず人気以下の着順に敗れるものの…
5歳の2月頃から持ち直し…
準オープンで…
15番人気4着…
8番人気5着…
9番人気5着…
7番人気6着…
7番人気6着…
6番人気7着…
6番人気5着…
と来て…
暮れに7番人気で念願の2勝目を挙げ、オープンに返り咲き…
ただ、6歳になるとさすがに衰えたのか…
8着→9着→8着→10着→11着→15着と、1年間全敗を喫してしまうんですけど…
現役最後のレースとなった7歳初戦のオープン特別ですね…
ここで13番人気で4着し存在感を示すんですね。
…と、ウインファビラスはこんな感じの成績だったんですけど…
個人的には『2歳で燃え尽きた早熟馬』だと思っていたのでいろいろ驚きましたね。
7歳まで走っていたのも驚きましたし…
最後まで穴馬キャラを押し通していたのにはもっと驚かされました。
初勝利を挙げた後に11回掲示板に載っているんですけど…
それぞれ人気が…
12番人気
5番人気
10番人気
8番人気
5番人気
15番人気
8番人気
9番人気
6番人気
7番人気
13番人気
って感じですからね…
さすがステイゴールドの娘と言うか…
さすがウインブライトの姉と言うか…
物凄く個性的な成績ですよね。
今年の阪神JFからもこう言った長く活躍する個性派が現れてくれたら嬉しいです。
と言った所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
レモンポップと坂井騎手…
鮮やかな勝利でしたね〜
自分はレモンポップを軽視してしまったんで、ぐうの音も出ない感じでした。
気持ちを切り換えて頑張りたいと思います。
で、そんな今週行われるのが2歳女王決定戦の阪神JF…
今回はそれにちなんだ馬をいってみましょう。
こちらです…
『ウインファビラス』
この馬は、香港G1を2勝した名馬ウインブライトの1歳上の全姉(父ステイゴールド、母サマーエタニティ)で…
個人的には名前くらいしか憶えていなかったんですけど…
いや〜、改めて調べてみると、弟のウインブライト同様なかなか面白い成績だったんですね〜
さっそくどんな成績だったのか簡単に紹介させていただきますね。
2013年生まれ…
メジャーエンブレムやジュエラー・シンハライト・ヴィブロスなんかと同期の牝馬ウインファビラス…
弟のウインブライトは『11月〜3月にかけて活躍し、4月〜10月に成績を落とす』と言う個性がありましたが…
この馬にも個性がありました。
それはズバリ!
『掲示板に載る(5着以内に入る)のは5番人気以下の時だけ!』と言うもの!
2歳6月のデビューから…
新馬戦・3番人気3着…
未勝利戦・2番人気1着…
と初勝利を挙げた後はずっとそうなんですよね。
まず、2歳時は…
新潟2歳S・12番人気2着…
アルテミスS・5番人気5着…
阪神JF・10番人気2着…
と言う成績を残し…
穴馬のイメージはあったんですけど…
期待された三冠路線では…
チューリップ賞・10着…
桜花賞・12着…
オークス・14着…
紫苑S・8着…
秋華賞・12着…
って感じでしたからね。
『早熟の穴馬』と思い込んでいたんですけど…
その後もけっこう掲示板に載っていて、それが全て5番人気以下でのものなんですよね。
具体的に見てみると…
3歳暮れのターコイズSで8番人気ながら5着に入ると…
4歳初戦のオープン特別で5番人気3着…
その後は1年間、6着→9着→14着→10着→8着と絶えず人気以下の着順に敗れるものの…
5歳の2月頃から持ち直し…
準オープンで…
15番人気4着…
8番人気5着…
9番人気5着…
7番人気6着…
7番人気6着…
6番人気7着…
6番人気5着…
と来て…
暮れに7番人気で念願の2勝目を挙げ、オープンに返り咲き…
ただ、6歳になるとさすがに衰えたのか…
8着→9着→8着→10着→11着→15着と、1年間全敗を喫してしまうんですけど…
現役最後のレースとなった7歳初戦のオープン特別ですね…
ここで13番人気で4着し存在感を示すんですね。
…と、ウインファビラスはこんな感じの成績だったんですけど…
個人的には『2歳で燃え尽きた早熟馬』だと思っていたのでいろいろ驚きましたね。
7歳まで走っていたのも驚きましたし…
最後まで穴馬キャラを押し通していたのにはもっと驚かされました。
初勝利を挙げた後に11回掲示板に載っているんですけど…
それぞれ人気が…
12番人気
5番人気
10番人気
8番人気
5番人気
15番人気
8番人気
9番人気
6番人気
7番人気
13番人気
って感じですからね…
さすがステイゴールドの娘と言うか…
さすがウインブライトの姉と言うか…
物凄く個性的な成績ですよね。
今年の阪神JFからもこう言った長く活躍する個性派が現れてくれたら嬉しいです。
と言った所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
2023年11月28日
2208・リドパレス
と言う訳で、楽しみにしていたジャパンCが終わってしまいました。
って言うか、先週が思ったより楽しい1週間にならなかったのは自分だけでしょうか?
週中は『イクイノックスとリバティアイランドどっちが勝つんだろう?』くらいしか考える事はできず…
『何はともあれ枠順次第だな…内に入った方を優位に取ろう…』なんて思っていたら…
まさかの2頭とも1枠!
それでも苦しみながら一生懸命予想して三連単を少ない買い目で的中できたんですけどね…
苦労した割に配当は付かず…
なんとも言えない感覚です。
それでもまぁ、歴史に残るレースだったのは間違いないので、後々良い思い出に変わってくれたらいいなと思います。
って言うか、イクイノックスどうするんですかね?
今引退したら超種牡馬価値高そうだけど…
まだ走りを見たい強さ…
ここまで悩ましいパターンも珍しいですよね。
…と、雑談が長くなってしまいましたが、そろそろ本題に入りましょう。
今週はチャンピオンズCと言う事で、それにちなんだ馬を取り上げようと思ったんですけど…
最近の連対馬は軒並み取り上げちゃってたんですね。
一時は『ナムラビクターに決定!』なんて思ったら、3年前に取り上げちゃってましたしね…
と言う訳で、ここはちょっと変わった所で、こんな馬をいってみる事にしました。
『リドパレス』
…え〜と、クロフネが歴史的勝利をおさめた第2回ジャパンCダートで、クロフネに次ぐ2番人気だったアメリカ馬ですね。
あのレースの2番人気は前年の覇者ウイングアローだったと勝手に思い出が改竄されていたので意外だったんですけど…
確か、アメリカのG1を連勝して遠征してきていて…
前年の第1回ジャパンCダートでは重賞未勝利のアメリカ馬(ロードスターリング)が3着していましたからね…
改めて考えると納得の2番人気だった気がします。
…と言うように、今まで自分はリドパレスについてあまり深く考えた事がなかったんですけど…
調べてみると、想像していたのとはけっこう違う感じの馬なんですよね。
まず、そもそも最初はチリの馬だったみたいなんです。
チリで産まれて…
父はリッチマンズゴールドと言う、フォーティナイナー産駒のアメリカの重賞未勝利馬…
チリは馬産のサイクルが日本と違うみたいで、生まれは1997年の9月…(エアシャカール世代の半年後、クロフネの半年前生まれ…)
で、チリでデビューし…
チリで言う2歳時(日本で言う3歳前半)に、1着→1着→2着→4着→2着と来て次走でG1初制覇を果たし…
チリで言う3歳前半(日本で言う3歳後半)にG1を4回走り、1着→1着→2着→1着と言う素晴らしい成績を残していたんですね。
それで、ここでけっこうややこしかったのがチリの三冠レース…
リドパレスはチリの2000ギニーとセントレジャーを勝ち、ダービーで2着だったので『あれ?エアシャカール的な二冠馬だったのか?』と思ったら…
どうやらチリの三冠には2000ギニーは含まれないらしく、エアシャカール的二冠馬ではなかったみたいなんですよね。
って言うか、チリには俗に言う三冠以外にも競馬場ごとの三冠があったり、三冠レースに芝とダートが両方が含まれていたり(ちなみにダービーは芝でセントレジャーはダート)と、三冠達成が難しいらしく…
今年(2023年)三冠を達成した馬がいたらしいんですが、30数年ぶりとかだったんですって…
そんな中、よく分かりませんがリドパレスは史上初めて『チリのダート三冠』と言うものを達成しているみたいです。
…と、何はともあれ3歳時にチリで素晴らしい成績を残したリドパレス…
4歳(チリ的には3歳後半)初戦にドバイのUAEダービーに挑戦…
そこで3着に好走すると、アメリカに移籍する事になるんですね。
で、アメリカに移籍して最初の2戦はG2で2着だったものの…
その後はホイットニーH・ウッドワードSとG1を2連勝!
そして、前述のジャパンCダートに出走してクロフネの8着に敗れるんですが…
翌年も現役を続け…
G2で4着→2着…
ホイットニーH・3着…
と来て…
ウッドワードSを連覇!
さらにジョッキークラブGCでも2着に好走し…
一般戦→G2と連勝して引退しますからね…
…知りませんでした…
リドパレスってジャパンCダートで8着に敗れた以外、全てのレースで4着内に好走していたんですね。
最初はチリの馬でそこでかなりの活躍をしていたって事以上にこの成績には驚かされました。
なんだか、昔はこんな馬が遠征してきてくれていたと思うと胸が熱くなります。
またチャンピオンズCにアメリカの大物が来日してきてほしいと思うんですが…
そんな事関係なく、今週は馬券的には面白そうですね!
やはりイクイノックスみたいな最強馬が圧勝するのもいいですが、馬券予想のし甲斐のあるレースもいいですよね。
先週とは別の意味で今週も競馬を楽しみたいと思います。
それでは、また次回…
さよなら…
って言うか、先週が思ったより楽しい1週間にならなかったのは自分だけでしょうか?
週中は『イクイノックスとリバティアイランドどっちが勝つんだろう?』くらいしか考える事はできず…
『何はともあれ枠順次第だな…内に入った方を優位に取ろう…』なんて思っていたら…
まさかの2頭とも1枠!
それでも苦しみながら一生懸命予想して三連単を少ない買い目で的中できたんですけどね…
苦労した割に配当は付かず…
なんとも言えない感覚です。
それでもまぁ、歴史に残るレースだったのは間違いないので、後々良い思い出に変わってくれたらいいなと思います。
って言うか、イクイノックスどうするんですかね?
今引退したら超種牡馬価値高そうだけど…
まだ走りを見たい強さ…
ここまで悩ましいパターンも珍しいですよね。
…と、雑談が長くなってしまいましたが、そろそろ本題に入りましょう。
今週はチャンピオンズCと言う事で、それにちなんだ馬を取り上げようと思ったんですけど…
最近の連対馬は軒並み取り上げちゃってたんですね。
一時は『ナムラビクターに決定!』なんて思ったら、3年前に取り上げちゃってましたしね…
と言う訳で、ここはちょっと変わった所で、こんな馬をいってみる事にしました。
『リドパレス』
…え〜と、クロフネが歴史的勝利をおさめた第2回ジャパンCダートで、クロフネに次ぐ2番人気だったアメリカ馬ですね。
あのレースの2番人気は前年の覇者ウイングアローだったと勝手に思い出が改竄されていたので意外だったんですけど…
確か、アメリカのG1を連勝して遠征してきていて…
前年の第1回ジャパンCダートでは重賞未勝利のアメリカ馬(ロードスターリング)が3着していましたからね…
改めて考えると納得の2番人気だった気がします。
…と言うように、今まで自分はリドパレスについてあまり深く考えた事がなかったんですけど…
調べてみると、想像していたのとはけっこう違う感じの馬なんですよね。
まず、そもそも最初はチリの馬だったみたいなんです。
チリで産まれて…
父はリッチマンズゴールドと言う、フォーティナイナー産駒のアメリカの重賞未勝利馬…
チリは馬産のサイクルが日本と違うみたいで、生まれは1997年の9月…(エアシャカール世代の半年後、クロフネの半年前生まれ…)
で、チリでデビューし…
チリで言う2歳時(日本で言う3歳前半)に、1着→1着→2着→4着→2着と来て次走でG1初制覇を果たし…
チリで言う3歳前半(日本で言う3歳後半)にG1を4回走り、1着→1着→2着→1着と言う素晴らしい成績を残していたんですね。
それで、ここでけっこうややこしかったのがチリの三冠レース…
リドパレスはチリの2000ギニーとセントレジャーを勝ち、ダービーで2着だったので『あれ?エアシャカール的な二冠馬だったのか?』と思ったら…
どうやらチリの三冠には2000ギニーは含まれないらしく、エアシャカール的二冠馬ではなかったみたいなんですよね。
って言うか、チリには俗に言う三冠以外にも競馬場ごとの三冠があったり、三冠レースに芝とダートが両方が含まれていたり(ちなみにダービーは芝でセントレジャーはダート)と、三冠達成が難しいらしく…
今年(2023年)三冠を達成した馬がいたらしいんですが、30数年ぶりとかだったんですって…
そんな中、よく分かりませんがリドパレスは史上初めて『チリのダート三冠』と言うものを達成しているみたいです。
…と、何はともあれ3歳時にチリで素晴らしい成績を残したリドパレス…
4歳(チリ的には3歳後半)初戦にドバイのUAEダービーに挑戦…
そこで3着に好走すると、アメリカに移籍する事になるんですね。
で、アメリカに移籍して最初の2戦はG2で2着だったものの…
その後はホイットニーH・ウッドワードSとG1を2連勝!
そして、前述のジャパンCダートに出走してクロフネの8着に敗れるんですが…
翌年も現役を続け…
G2で4着→2着…
ホイットニーH・3着…
と来て…
ウッドワードSを連覇!
さらにジョッキークラブGCでも2着に好走し…
一般戦→G2と連勝して引退しますからね…
…知りませんでした…
リドパレスってジャパンCダートで8着に敗れた以外、全てのレースで4着内に好走していたんですね。
最初はチリの馬でそこでかなりの活躍をしていたって事以上にこの成績には驚かされました。
なんだか、昔はこんな馬が遠征してきてくれていたと思うと胸が熱くなります。
またチャンピオンズCにアメリカの大物が来日してきてほしいと思うんですが…
そんな事関係なく、今週は馬券的には面白そうですね!
やはりイクイノックスみたいな最強馬が圧勝するのもいいですが、馬券予想のし甲斐のあるレースもいいですよね。
先週とは別の意味で今週も競馬を楽しみたいと思います。
それでは、また次回…
さよなら…
2023年11月19日
2207・シュヴァルグラン
さぁ、マイルCSが終わり、次はいよいよ待ちに待ったジャパンC!
イクイノックス対リバティアイランド…
果たしてどんな結果になりますかね?
馬券抜きにして単純に楽しみです!
…と、そんな今回取り上げますのは…
2200回の時に宣言した通り、こちらの名馬にしてみましょう!
『シュヴァルグラン』
ご存知、大魔人・佐々木主浩さんの所有馬で…
同馬主のヴィルシーナの弟、ヴィブロスの兄に当たる馬な訳ですが…
この馬にもいろいろ驚かされましたよね〜
さっそく、どんな馬だったのか簡単に振り返ってみたいと思います。
2012年生まれ…
ドゥラメンテやキタサンブラックと同期の牡馬シュヴァルグラン…
自分がちゃんと意識しだしたのは古馬になってからなんですけど…
なかなかテンションの上がる存在だったんですよね。
まず、2歳9月のデビューから3歳春までは、なんと言うか『迷走』って感じ…
2歳時に…
新馬戦・クビ差2着…
未勝利戦・1着…
京都2歳S・0.1秒差3着…
エリカ賞・3着…
と、まずまずの成績を残すも…
3歳初戦の若駒Sを取り消すと…
重賞に格上挑戦して…
毎日杯・5着…
京都新聞杯・8着…
結局、1勝馬で終わる事になる…
ただ、3ヶ月休んで8月末に復帰すると順調…
500万下でアルバートの2着した後…
500万下→1000万下→準オープンと3連勝を達成し…
年が明けると…
日経新春杯・レーヴミストラルの2着…
阪神大賞典・1着…
ってな形で重賞初制覇…
…そんな状況のハーツクライ産駒ですからね?!
『これは同期のクラシックホース達との次期最強馬争いに割って入ってくるんじゃないか?』なんて思いましたよね。
ただ、さすがにそんなに甘くはなかった…
その後のシュヴァルグランは『悪くはない』んですけど…
ライバル達に徐々に差を付けられていき…
『G1未勝利の脇役』ってのが板に付いてきちゃうんですよね。
まず、G1初挑戦となった春の天皇賞でキタサンブラックの3着に敗れると…
宝塚記念では、同期のドゥラメンテ・キタサンブラックが2・3着する中9着に完敗(勝ったのはマリアライト)…
秋は初戦のアルゼンチン共和国杯を勝利するも…
ジャパンCはキタサンブラックに完敗の3着…
有馬記念は、キタサンブラックがサトノダイヤモンドのクビ差2着に好走する中6着…
さらに5歳になっても…
阪神大賞典でサトノダイヤモンドの2着…
春の天皇賞でキタサンブラックの2着…
宝塚記念はこれまた同期のサトノクラウンの8着…
秋初戦の京都大賞典は1番人気で3着…
と、名脇役街道まっしぐらでしたからね…
正直もうG1を勝つ可能性は限りなくゼロに近いと思っていました。
…それだけに驚きましたね〜!!
日本G1未勝利のボウマン騎手と初コンビで5番人気で臨んだジャパンC…
ここで1番人気のキタサンブラックを競り落とし…
追い込んできた2番人気のレイデオロも完封して勝ちきっちゃった時は!
『まさか、あのシュヴァルグランが!G1で!こんな強い方をするなんて!』って感じでした。
あの時は個人的にかなり衝撃を受けましたね。
で、G1馬に輝いたシュヴァルグラン…
その後もちょいちょい自分を驚かしてくれるんですよね。
まず、有馬記念でキタサンブラックの3着に好走して5歳を終えると…
6歳初戦の大阪杯で13着に惨敗したのに…
続く春の天皇賞では1番人気に推され、結果もレインボーラインのクビ差2着…
秋は…
京都大賞典・1番人気4着…
ジャパンC・アーモンドアイに完敗の4着…
と来て…
9番人気で臨んだ有馬記念…
このレースはただでさえ6歳以上馬が弱いのに…
超々不利な8枠15番に入ったにも関わらず3着好走…
存在感を示し…
引退の予定を撤回して臨んだ翌年も…
スワーヴリチャード・レイデオロと言った5歳馬に注目が集まった初戦のドバイシーマクラシックで、日本馬最先着の2着に好走すると…
その後は好走はなかったものの…
キングジョージ・6着…
英インターナショナルS・8着…
と海外のビッグレースに挑み…
最後の秋にはジャパンC9着をステップに、ラストランの有馬記念では14番人気で6着に頑張りましたからね…
初めて存在を意識した時は、まさかこんな印象に残る馬になるとは夢にも思いませんでした。
…やはり、ジャパンC勝ち馬と言うのは印象に残るって事だと思うんですよね。
今年のジャパンCも是非いい意味で強烈に印象に残るレースになってくれたらいいなと思います。
と言った所で今回はここまで…
ジャパンC…ホント楽しみですね。
ワクワクしながら1週間を過ごしましょう。
それでは!
(※って言うか、同期のライバル達が軒並み種牡馬として活躍してるので、シュヴァルグランも種牡馬として楽しみな存在ですよね。)
イクイノックス対リバティアイランド…
果たしてどんな結果になりますかね?
馬券抜きにして単純に楽しみです!
…と、そんな今回取り上げますのは…
2200回の時に宣言した通り、こちらの名馬にしてみましょう!
『シュヴァルグラン』
ご存知、大魔人・佐々木主浩さんの所有馬で…
同馬主のヴィルシーナの弟、ヴィブロスの兄に当たる馬な訳ですが…
この馬にもいろいろ驚かされましたよね〜
さっそく、どんな馬だったのか簡単に振り返ってみたいと思います。
2012年生まれ…
ドゥラメンテやキタサンブラックと同期の牡馬シュヴァルグラン…
自分がちゃんと意識しだしたのは古馬になってからなんですけど…
なかなかテンションの上がる存在だったんですよね。
まず、2歳9月のデビューから3歳春までは、なんと言うか『迷走』って感じ…
2歳時に…
新馬戦・クビ差2着…
未勝利戦・1着…
京都2歳S・0.1秒差3着…
エリカ賞・3着…
と、まずまずの成績を残すも…
3歳初戦の若駒Sを取り消すと…
重賞に格上挑戦して…
毎日杯・5着…
京都新聞杯・8着…
結局、1勝馬で終わる事になる…
ただ、3ヶ月休んで8月末に復帰すると順調…
500万下でアルバートの2着した後…
500万下→1000万下→準オープンと3連勝を達成し…
年が明けると…
日経新春杯・レーヴミストラルの2着…
阪神大賞典・1着…
ってな形で重賞初制覇…
…そんな状況のハーツクライ産駒ですからね?!
『これは同期のクラシックホース達との次期最強馬争いに割って入ってくるんじゃないか?』なんて思いましたよね。
ただ、さすがにそんなに甘くはなかった…
その後のシュヴァルグランは『悪くはない』んですけど…
ライバル達に徐々に差を付けられていき…
『G1未勝利の脇役』ってのが板に付いてきちゃうんですよね。
まず、G1初挑戦となった春の天皇賞でキタサンブラックの3着に敗れると…
宝塚記念では、同期のドゥラメンテ・キタサンブラックが2・3着する中9着に完敗(勝ったのはマリアライト)…
秋は初戦のアルゼンチン共和国杯を勝利するも…
ジャパンCはキタサンブラックに完敗の3着…
有馬記念は、キタサンブラックがサトノダイヤモンドのクビ差2着に好走する中6着…
さらに5歳になっても…
阪神大賞典でサトノダイヤモンドの2着…
春の天皇賞でキタサンブラックの2着…
宝塚記念はこれまた同期のサトノクラウンの8着…
秋初戦の京都大賞典は1番人気で3着…
と、名脇役街道まっしぐらでしたからね…
正直もうG1を勝つ可能性は限りなくゼロに近いと思っていました。
…それだけに驚きましたね〜!!
日本G1未勝利のボウマン騎手と初コンビで5番人気で臨んだジャパンC…
ここで1番人気のキタサンブラックを競り落とし…
追い込んできた2番人気のレイデオロも完封して勝ちきっちゃった時は!
『まさか、あのシュヴァルグランが!G1で!こんな強い方をするなんて!』って感じでした。
あの時は個人的にかなり衝撃を受けましたね。
で、G1馬に輝いたシュヴァルグラン…
その後もちょいちょい自分を驚かしてくれるんですよね。
まず、有馬記念でキタサンブラックの3着に好走して5歳を終えると…
6歳初戦の大阪杯で13着に惨敗したのに…
続く春の天皇賞では1番人気に推され、結果もレインボーラインのクビ差2着…
秋は…
京都大賞典・1番人気4着…
ジャパンC・アーモンドアイに完敗の4着…
と来て…
9番人気で臨んだ有馬記念…
このレースはただでさえ6歳以上馬が弱いのに…
超々不利な8枠15番に入ったにも関わらず3着好走…
存在感を示し…
引退の予定を撤回して臨んだ翌年も…
スワーヴリチャード・レイデオロと言った5歳馬に注目が集まった初戦のドバイシーマクラシックで、日本馬最先着の2着に好走すると…
その後は好走はなかったものの…
キングジョージ・6着…
英インターナショナルS・8着…
と海外のビッグレースに挑み…
最後の秋にはジャパンC9着をステップに、ラストランの有馬記念では14番人気で6着に頑張りましたからね…
初めて存在を意識した時は、まさかこんな印象に残る馬になるとは夢にも思いませんでした。
…やはり、ジャパンC勝ち馬と言うのは印象に残るって事だと思うんですよね。
今年のジャパンCも是非いい意味で強烈に印象に残るレースになってくれたらいいなと思います。
と言った所で今回はここまで…
ジャパンC…ホント楽しみですね。
ワクワクしながら1週間を過ごしましょう。
それでは!
(※って言うか、同期のライバル達が軒並み種牡馬として活躍してるので、シュヴァルグランも種牡馬として楽しみな存在ですよね。)
2023年11月12日
2206・ダイゼンシルバー
いや〜…エリザベス女王杯…
テーオーケインズが勝ったチャンピオンズCを思い出しましたね。
先週まで…って言うか未だに名前もよく分からないキャリア4戦の重賞未勝利馬が1番人気…
普段なら真っ先に切るんですけど…
菊花賞のドゥレッツァと同じく、自分が参考にしているいろいろな予想サイト(全部全く関係ない別々のサイト)…
血統・調教・馬体・展開…
それら全てがその1番人気の馬を推していたんですよね。
『これだけ推されたら、そりゃ買うけど…』って感じに何も考えずに単勝買って的中はしたんですけど…
この『みんなが推してるよく分からない馬の馬券を買って古馬G1的中』ってのはなんか変な気分で、こんなのはテーオーケインズのチャンピオンズC以来です。
…と、どうでもいい事は置いておきまして…
エリザベス女王杯の次はマイルCS!
そこで今回はマイルCSの勝ち馬…具体的にはステルヴィオ辺りを取り上げようと思ったんですが…
ステルヴィオって今年(2023年)種牡馬になったばかりだったんですね。
しかも、ステルヴィオより前のマイルCS勝ち馬も全て取り上げ済みですから…
仕方ないので、ここは第1回のマイルCSに出走していた名馬を取り上げてみる事にしました!
こちらです!
『ダイゼンシルバー』
こんな馬がいたんですね〜
記念すべき第1回のマイルCS…
今までこのレースは自分の中で…
『前年の最優秀スプリンターであるニホンピロウイナー』
と…
『ニホンピロウイナー不在の春の短距離三冠を制したハッピープログレス』…
この2頭が激突し…
1番人気ニホンピロウイナーがハッピープログレスを半馬身退けた2頭の名勝負だと思っていたんですけど…
ここにダイゼンシルバーを加えるとまた違うものに見えてくるんですよね。
ダイゼンシルバーはニホンピロウイナーの1歳下…だからシンポリルドルフと同世代の牡馬…
コインドシルバー産駒の関西馬だったんですけど…
第1回のマイルCSに出走した後は…
1年休養→第2回マイルCSで9着→引退…って形になるので…
第1回マイルCSがクライマックスのような成績なんですよね。
で、そこまでどんな成績だったのかと言うと…
2歳9月のデビューから1着→7着→2着→1着と短距離で結果を出し…
きさらぎ賞7着をはさんで…
マイル戦を2戦し圧勝→2着…
まずまずの形で3歳春を終え…
半年休んで9月に復帰すると…
復帰戦のマイル戦でいきなり5馬身差のレコード勝ち!
さらに続く神戸新聞杯(2000m)で重賞初制覇!
かなり素晴らしい成績になってくる。
そしてですね…
次走はスワンSに出走予定だったみたいなんですが、出走取消になっているんですよね。
なので、マイルCSに直行する訳なんですが…
ダイゼンシルバーが取り消したスワンS…
このレースの結果が…
ニホンピロウイナーが7馬身差でレコード勝ち!
ハッピープログレスは2着シャダイソフィアからも2馬身半遅れた3着!
って感じだったんですよね。
それにより、マイルCSの人気はこんな感じだったんですよ…
1番人気ニホンピロウイナー
2番人気ダイゼンシルバー
3番人気ハッピープログレス
で、結果は…
1着ニホンピロウイナー
2着ハッピープログレス
そして…
3着ダイゼンシルバー
って感じですからね…
…そう、第1回のマイルCSって…
ニホンピロウイナー対ハッピープログレスの対決ってだけでなく…
見ようによっては世代の違う3頭による3強対決だったとも言えなくもないんですよね。
そう考えるとダイゼンシルバーもなかなか歴史的存在に思えてしまいます。
ちなみにそんなダイゼンシルバー…
種牡馬として、中央で6勝を挙げ1億円稼いだマイネルタクトを出したんですが…
半弟のモガミプレジデントも種牡馬になっていて…
この馬がなかなか凄いんですよね…
新馬戦圧勝→2戦目惨敗→引退…って成績で…
デビューを果たした産駒は僅か2頭しかいないんですけど…
その内の1頭がザゴールドって馬なんですよ。
『なんか聞いた事ある馬だな?』と思ったんですけど…
このザゴールド…
オープン特別2勝を含む5勝を挙げ、ダービーにも出走しているんですよね〜
このダービーを自分が観に行っていたから名前を憶えていたんだと思います。
獲得賞金はダイゼンシルバーの代表産駒マイネルタクトには及ばないものの…
僅か2戦で引退した種牡馬の2頭しかいないデビューにこぎ着けた産駒の内の1頭がオープンを2勝してダービーにも出走したのは素晴らしいですよね。
ちょっと感動してしまいました。
…と、何について書いているのか分からなくなった所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
テーオーケインズが勝ったチャンピオンズCを思い出しましたね。
先週まで…って言うか未だに名前もよく分からないキャリア4戦の重賞未勝利馬が1番人気…
普段なら真っ先に切るんですけど…
菊花賞のドゥレッツァと同じく、自分が参考にしているいろいろな予想サイト(全部全く関係ない別々のサイト)…
血統・調教・馬体・展開…
それら全てがその1番人気の馬を推していたんですよね。
『これだけ推されたら、そりゃ買うけど…』って感じに何も考えずに単勝買って的中はしたんですけど…
この『みんなが推してるよく分からない馬の馬券を買って古馬G1的中』ってのはなんか変な気分で、こんなのはテーオーケインズのチャンピオンズC以来です。
…と、どうでもいい事は置いておきまして…
エリザベス女王杯の次はマイルCS!
そこで今回はマイルCSの勝ち馬…具体的にはステルヴィオ辺りを取り上げようと思ったんですが…
ステルヴィオって今年(2023年)種牡馬になったばかりだったんですね。
しかも、ステルヴィオより前のマイルCS勝ち馬も全て取り上げ済みですから…
仕方ないので、ここは第1回のマイルCSに出走していた名馬を取り上げてみる事にしました!
こちらです!
『ダイゼンシルバー』
こんな馬がいたんですね〜
記念すべき第1回のマイルCS…
今までこのレースは自分の中で…
『前年の最優秀スプリンターであるニホンピロウイナー』
と…
『ニホンピロウイナー不在の春の短距離三冠を制したハッピープログレス』…
この2頭が激突し…
1番人気ニホンピロウイナーがハッピープログレスを半馬身退けた2頭の名勝負だと思っていたんですけど…
ここにダイゼンシルバーを加えるとまた違うものに見えてくるんですよね。
ダイゼンシルバーはニホンピロウイナーの1歳下…だからシンポリルドルフと同世代の牡馬…
コインドシルバー産駒の関西馬だったんですけど…
第1回のマイルCSに出走した後は…
1年休養→第2回マイルCSで9着→引退…って形になるので…
第1回マイルCSがクライマックスのような成績なんですよね。
で、そこまでどんな成績だったのかと言うと…
2歳9月のデビューから1着→7着→2着→1着と短距離で結果を出し…
きさらぎ賞7着をはさんで…
マイル戦を2戦し圧勝→2着…
まずまずの形で3歳春を終え…
半年休んで9月に復帰すると…
復帰戦のマイル戦でいきなり5馬身差のレコード勝ち!
さらに続く神戸新聞杯(2000m)で重賞初制覇!
かなり素晴らしい成績になってくる。
そしてですね…
次走はスワンSに出走予定だったみたいなんですが、出走取消になっているんですよね。
なので、マイルCSに直行する訳なんですが…
ダイゼンシルバーが取り消したスワンS…
このレースの結果が…
ニホンピロウイナーが7馬身差でレコード勝ち!
ハッピープログレスは2着シャダイソフィアからも2馬身半遅れた3着!
って感じだったんですよね。
それにより、マイルCSの人気はこんな感じだったんですよ…
1番人気ニホンピロウイナー
2番人気ダイゼンシルバー
3番人気ハッピープログレス
で、結果は…
1着ニホンピロウイナー
2着ハッピープログレス
そして…
3着ダイゼンシルバー
って感じですからね…
…そう、第1回のマイルCSって…
ニホンピロウイナー対ハッピープログレスの対決ってだけでなく…
見ようによっては世代の違う3頭による3強対決だったとも言えなくもないんですよね。
そう考えるとダイゼンシルバーもなかなか歴史的存在に思えてしまいます。
ちなみにそんなダイゼンシルバー…
種牡馬として、中央で6勝を挙げ1億円稼いだマイネルタクトを出したんですが…
半弟のモガミプレジデントも種牡馬になっていて…
この馬がなかなか凄いんですよね…
新馬戦圧勝→2戦目惨敗→引退…って成績で…
デビューを果たした産駒は僅か2頭しかいないんですけど…
その内の1頭がザゴールドって馬なんですよ。
『なんか聞いた事ある馬だな?』と思ったんですけど…
このザゴールド…
オープン特別2勝を含む5勝を挙げ、ダービーにも出走しているんですよね〜
このダービーを自分が観に行っていたから名前を憶えていたんだと思います。
獲得賞金はダイゼンシルバーの代表産駒マイネルタクトには及ばないものの…
僅か2戦で引退した種牡馬の2頭しかいないデビューにこぎ着けた産駒の内の1頭がオープンを2勝してダービーにも出走したのは素晴らしいですよね。
ちょっと感動してしまいました。
…と、何について書いているのか分からなくなった所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
2023年11月09日
2205・パワーライフ
前回はエリザベス女王杯3年連続2着だったクロコスミアを取り上げた訳ですが…
今回も『2着』と縁のある馬を…
miyachandesさんがオーテモンのコメント欄で『シルバーコレクターと言ったら…』と紹介してくださった、こちらの名馬をいってみたいと思います。
『パワーライフ』
いや〜、とんでもない成績の馬ですね…
『わざと?』ってレベルのシルバーコレクターっぷり…
miyachandesさんが『今にして思えば早熟タイプだったんでしょうか。』と言うように、見せ場はデビューから3歳終了時までなのかな?って感じなんですけど…
その3歳終了時までの成績がインパクト抜群なんですよね〜
1969年生まれ、花の47年組の牡馬…
パーソロン産駒の関東馬パワーライフ…
2歳9月のデビューから2着→1着と2戦目で勝ち上がると…
続く黄菊賞でタカイホーマの2着…
で、次走のさざんか賞ではタカイホーマ(3着)に先着するもメイジザオウにハナ差敗れて2着…
5番人気だった朝日杯では圧倒的1番人気トモエオー(3着)に先着するも、牝馬のトクザクラに敗れて2着…
3歳初戦のヴアイオレットSではトーヨーアサヒ(3着)・ストロングエイト(8着)と言った後の名馬に先着するもイシノヒカルにアタマ差敗れ2着…
1番人気に推された青葉賞(当時条件戦)ではヴアイオレットSで5馬身先着したトーヨーアサヒに敗れ2着…
で、弥生賞で4着に敗れ初めて連対を外すんですが…
このレースの1・2着は後のダービー馬ロングエースと皐月賞馬ランドプリンスですからね…
実質2着みたいなものですよね。
そして、次走も2着に敗れ…
4ヶ月休んだ秋初戦で4着した後も…
2戦続けて2着…
3歳最終戦の条件戦でようやく2勝目を挙げるんですけど…
ここまで13戦2勝、2着9回、4着2回…
13戦[2.9.0.2]…
とんでもないシルバーコレクターっぷりですよね…
しかも、4着だったのはクラシックホース2頭に先着を許した弥生賞と休み明けのレースの2回だけで…
強敵に負けても2着…
強敵に先着しても2着…
って感じですからね…
ここまでこだわりを感じさせるシルバーコレクターもなかなかいないですよね。
で、そんなパワーライフ…
4歳になった翌年も…
4歳初戦・2着…
初ダートとなった4歳2戦目・10着…
芝に戻った4歳3戦目・2着…
と、芝ではデビューから通算15戦2勝、2着11回と相変わらずの成績を残したんですけど…
次走で初めて3着に敗れると、心が折れたのか普通の馬になってしまいます。
その後は4年間で38戦し、条件戦で4勝を挙げ、3着も7回あるものの…
2着は1回だけで引退する事になるのでした。
…と、パワーライフと言うのは現役生活の後半の方が勝率が高かったものの…
結局条件馬のまま終わってしまった馬だったんですけど…
それでも、4歳のはじめまでの成績は歴史に残るシルバーコレクターと言っていいレベルのものですよね。
この馬も立派な47年組の名馬の1頭だと思います。
今日はそんな名馬について知る事ができて良かったです。
miyachandesさん、素晴らしい馬をご紹介してくだりありがとうございました。
と言ったところで簡単ですが今日はこの辺で…
さよなら…
今回も『2着』と縁のある馬を…
miyachandesさんがオーテモンのコメント欄で『シルバーコレクターと言ったら…』と紹介してくださった、こちらの名馬をいってみたいと思います。
『パワーライフ』
いや〜、とんでもない成績の馬ですね…
『わざと?』ってレベルのシルバーコレクターっぷり…
miyachandesさんが『今にして思えば早熟タイプだったんでしょうか。』と言うように、見せ場はデビューから3歳終了時までなのかな?って感じなんですけど…
その3歳終了時までの成績がインパクト抜群なんですよね〜
1969年生まれ、花の47年組の牡馬…
パーソロン産駒の関東馬パワーライフ…
2歳9月のデビューから2着→1着と2戦目で勝ち上がると…
続く黄菊賞でタカイホーマの2着…
で、次走のさざんか賞ではタカイホーマ(3着)に先着するもメイジザオウにハナ差敗れて2着…
5番人気だった朝日杯では圧倒的1番人気トモエオー(3着)に先着するも、牝馬のトクザクラに敗れて2着…
3歳初戦のヴアイオレットSではトーヨーアサヒ(3着)・ストロングエイト(8着)と言った後の名馬に先着するもイシノヒカルにアタマ差敗れ2着…
1番人気に推された青葉賞(当時条件戦)ではヴアイオレットSで5馬身先着したトーヨーアサヒに敗れ2着…
で、弥生賞で4着に敗れ初めて連対を外すんですが…
このレースの1・2着は後のダービー馬ロングエースと皐月賞馬ランドプリンスですからね…
実質2着みたいなものですよね。
そして、次走も2着に敗れ…
4ヶ月休んだ秋初戦で4着した後も…
2戦続けて2着…
3歳最終戦の条件戦でようやく2勝目を挙げるんですけど…
ここまで13戦2勝、2着9回、4着2回…
13戦[2.9.0.2]…
とんでもないシルバーコレクターっぷりですよね…
しかも、4着だったのはクラシックホース2頭に先着を許した弥生賞と休み明けのレースの2回だけで…
強敵に負けても2着…
強敵に先着しても2着…
って感じですからね…
ここまでこだわりを感じさせるシルバーコレクターもなかなかいないですよね。
で、そんなパワーライフ…
4歳になった翌年も…
4歳初戦・2着…
初ダートとなった4歳2戦目・10着…
芝に戻った4歳3戦目・2着…
と、芝ではデビューから通算15戦2勝、2着11回と相変わらずの成績を残したんですけど…
次走で初めて3着に敗れると、心が折れたのか普通の馬になってしまいます。
その後は4年間で38戦し、条件戦で4勝を挙げ、3着も7回あるものの…
2着は1回だけで引退する事になるのでした。
…と、パワーライフと言うのは現役生活の後半の方が勝率が高かったものの…
結局条件馬のまま終わってしまった馬だったんですけど…
それでも、4歳のはじめまでの成績は歴史に残るシルバーコレクターと言っていいレベルのものですよね。
この馬も立派な47年組の名馬の1頭だと思います。
今日はそんな名馬について知る事ができて良かったです。
miyachandesさん、素晴らしい馬をご紹介してくだりありがとうございました。
と言ったところで簡単ですが今日はこの辺で…
さよなら…
2023年11月05日
2204・クロコスミア
いや〜、今週はG1の谷間なんて思ってましたが、盛りだくさんでしたね〜
JBCの3競走では全てのレースで新たなG1馬が誕生し…
本場のBCでも、クラシックのデルマソトガケ2着など日本馬が活躍…
そして、全くのノーマークだったオオバンブルマイが、オーストラリアのG1を勝って賞金5億円獲得!
いや〜、凄いですね。
谷間どころか、ここ最近で1番楽しい週だったかも…
この勢いでますます秋競馬を楽しんでいきたいです。
で、次に行われるのは秋の女王決定戦であるエリザベス女王杯…
強い牝馬がいろんな路線に分散しちゃった分、ちょっとメンツは寂しいですけど…
これはこれでレインボーダリアが勝った年(って言うかヴィルシーナが圧倒的人気で2着だった年)を思い出してワクワクしますよね。
そこで今回はそんなエリザベス女王杯にちなみ、こちらの名牝を取り上げてみたいと思います。
『クロコスミア』
いや〜、ある意味歴史的名馬ですよね。
自分の中ではステイゴールドの牝馬の代表産駒です。
とにかく成績が面白くて、実績以上に記憶に残っているんですよね〜
さっそく簡単に成績を振り返ってみましょう。
2013年生まれ…
メジャーエンブレム・ジュエラー・シンハライト・ヴィブロスなんかと同期の牝馬クロコスミア…
タフにレースに出走し続け、重賞では単勝5番人気以下、単勝オッズ10倍以上じゃないと馬券に絡まない…と言う特性があり…
2歳6月のデビューから3歳春までの成績が下記のような感じ…
新馬戦・5着…
未勝利戦・3着…
未勝利戦・1着…
コスモス賞・4着…
札幌2歳S・8番人気3着…
アルテミスS・6番人気3着…
阪神JF・8着…
(年を越し3歳に…)
チューリップ賞・7着…
フローラS・14着…
で、5ヶ月休んで秋に復帰すると、そこに『逃げ先行脚質』と言う魅力が加わり…
ローズS・11番人気でシンハライトのハナ差2着…
秋華賞・6着…
ターコイズS・14着…
(年を越し4歳に…)
阪神牝馬S・4着…
福島牝馬S・7着…
1000万下特別・1着…
クイーンS・4着…
準オープン・1着…
府中牝馬S・5番人気1着…
と、ここまでは普通に正統派なのか個性派なのか分からない感じなんですが…
この後はもう面白に全振り…
9番人気で出走したエリザベス女王杯でモズカッチャンのクビ差に好走すると…
5歳時も…
京都記念・8着…
ドバイターフ・7着…
札幌記念・8着…
府中牝馬S・5着…
と人気を落として…
2年連続9番人気で出走したエリザベス女王杯でリスグラシューのクビ差2着…
この時点でかなり面白い存在になる。
ただ、クロコスミアの面白さはこれで終わらず…
香港ヴァーズ10着の後、6歳になった翌年も現役を続け…
中山牝馬S・6着…
阪神牝馬S・5着…
と敗れて…
ヴィクトリアマイル・11番人気でノームコアと0.1秒差の3着!
札幌記念・7着…
府中牝馬S・5着…
と敗れて…
エリザベス女王杯・7番人気でラッキーライラックの2着!
そして、有馬記念で最低人気シンガリ負けを喫し引退するのでした。
…と、クロコスミアはこんな感じの成績だったんですけど…
それにしても面白いですね〜
エリザベス女王杯3年連続2着ってだけでも面白いのに…
重賞で8回馬券に絡んで全て5番人気以下の単勝オッズ10倍以上!
さらに古馬になってから出走した牝馬限定G1では全て馬券に絡んでるんですもんね〜
そりゃ記憶に残るってもんですよ。
今年のエリザベス女王杯からもこう言った面白い個性派が現れてくれたら嬉しいです。
と言った所で簡単ですが今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
JBCの3競走では全てのレースで新たなG1馬が誕生し…
本場のBCでも、クラシックのデルマソトガケ2着など日本馬が活躍…
そして、全くのノーマークだったオオバンブルマイが、オーストラリアのG1を勝って賞金5億円獲得!
いや〜、凄いですね。
谷間どころか、ここ最近で1番楽しい週だったかも…
この勢いでますます秋競馬を楽しんでいきたいです。
で、次に行われるのは秋の女王決定戦であるエリザベス女王杯…
強い牝馬がいろんな路線に分散しちゃった分、ちょっとメンツは寂しいですけど…
これはこれでレインボーダリアが勝った年(って言うかヴィルシーナが圧倒的人気で2着だった年)を思い出してワクワクしますよね。
そこで今回はそんなエリザベス女王杯にちなみ、こちらの名牝を取り上げてみたいと思います。
『クロコスミア』
いや〜、ある意味歴史的名馬ですよね。
自分の中ではステイゴールドの牝馬の代表産駒です。
とにかく成績が面白くて、実績以上に記憶に残っているんですよね〜
さっそく簡単に成績を振り返ってみましょう。
2013年生まれ…
メジャーエンブレム・ジュエラー・シンハライト・ヴィブロスなんかと同期の牝馬クロコスミア…
タフにレースに出走し続け、重賞では単勝5番人気以下、単勝オッズ10倍以上じゃないと馬券に絡まない…と言う特性があり…
2歳6月のデビューから3歳春までの成績が下記のような感じ…
新馬戦・5着…
未勝利戦・3着…
未勝利戦・1着…
コスモス賞・4着…
札幌2歳S・8番人気3着…
アルテミスS・6番人気3着…
阪神JF・8着…
(年を越し3歳に…)
チューリップ賞・7着…
フローラS・14着…
で、5ヶ月休んで秋に復帰すると、そこに『逃げ先行脚質』と言う魅力が加わり…
ローズS・11番人気でシンハライトのハナ差2着…
秋華賞・6着…
ターコイズS・14着…
(年を越し4歳に…)
阪神牝馬S・4着…
福島牝馬S・7着…
1000万下特別・1着…
クイーンS・4着…
準オープン・1着…
府中牝馬S・5番人気1着…
と、ここまでは普通に正統派なのか個性派なのか分からない感じなんですが…
この後はもう面白に全振り…
9番人気で出走したエリザベス女王杯でモズカッチャンのクビ差に好走すると…
5歳時も…
京都記念・8着…
ドバイターフ・7着…
札幌記念・8着…
府中牝馬S・5着…
と人気を落として…
2年連続9番人気で出走したエリザベス女王杯でリスグラシューのクビ差2着…
この時点でかなり面白い存在になる。
ただ、クロコスミアの面白さはこれで終わらず…
香港ヴァーズ10着の後、6歳になった翌年も現役を続け…
中山牝馬S・6着…
阪神牝馬S・5着…
と敗れて…
ヴィクトリアマイル・11番人気でノームコアと0.1秒差の3着!
札幌記念・7着…
府中牝馬S・5着…
と敗れて…
エリザベス女王杯・7番人気でラッキーライラックの2着!
そして、有馬記念で最低人気シンガリ負けを喫し引退するのでした。
…と、クロコスミアはこんな感じの成績だったんですけど…
それにしても面白いですね〜
エリザベス女王杯3年連続2着ってだけでも面白いのに…
重賞で8回馬券に絡んで全て5番人気以下の単勝オッズ10倍以上!
さらに古馬になってから出走した牝馬限定G1では全て馬券に絡んでるんですもんね〜
そりゃ記憶に残るってもんですよ。
今年のエリザベス女王杯からもこう言った面白い個性派が現れてくれたら嬉しいです。
と言った所で簡単ですが今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
2023年11月01日
2203・ダノンレジェンド
今週は中央のG1はないですけど、地方ではJBCが行われますね。
そこで、レリューさんからリクエストをいただいたJBCスプリントの勝ち馬…
こちらの名馬をいってみたいと思います。
『ダノンレジェンド』
2023年現在、産駒が地方競馬で大活躍中のダノンレジェンド…
ただ、大変お恥ずかしい話なんですが…
自分、ダノンレジェンドって、ずっと同じJBCスプリントの勝ち馬で年齢が3歳しか違わないタイセイレジェンドと同じ馬だと思っていたんですよね…
なので、あまり細かい事は憶えていなかったんですけど…
調べてみると、いろんな所に『成績がサウスヴィグラスに似ているので、地方のリーディングサイアーに8度輝いたサウスヴィグラスのような大種牡馬になってくれるのに期待したい…』みたいな事が書かれているんですよね。
サウスヴィグラスと言ったら、5歳まではそれほど安定感がなく重賞未勝利だったものの…
6歳になり覚醒…
重賞初制覇を果たした後、フェブラリーS6着をはさんでダート短距離重賞4連勝を達成。
ただ、骨折して大目標のJBCスプリントに出られず、G1制覇のビッグチャンスを逃すも…
7歳になった翌年…
再び重賞を休みながら連勝し…
前哨戦の東京盃で完敗の2着に敗れ、3番人気と人気を落として出走したJBCスプリントを勝って有終の美…
…みたいな感じの馬だったんですけど…
改めて見てみると、確かにダノンレジェンドの成績と似てますね…
ダノンレジェンドも最初は安定感がなかったんですよ…
2歳11月のデビューから4歳秋に準オープンを勝ってオープン入りするまで、主にダート短距離で、勝つ時はけっこう圧勝が多いのにコロコロ負けも喫し…
16戦5勝、2着3回、3着1回…
しかも、続くオープン特別で5着に完敗しちゃいますからね?
とてもじゃないけど、サウスヴィグラスみたいに…なんて言えない状況だったんですよね。
ただ、次走から突然覚醒しちゃいます。
12番人気で臨んだ暮れのカペラS…
ここを5馬身差で圧勝すると…
5歳になった翌年は…
黒船賞・1着…
東京スプリント・1着…
北海道スプリントC・3着…
クラスターC・1着…
東京盃・1着…
と、快進撃!
迎えたJBCスプリントでは圧倒的1番人気に推される事になるんですね。
…そして、ここからサウスヴィグラスと似たルートを進みます。
まず、1番人気だったJBCスプリントで痛恨の2着惜敗!
G1制覇は翌年に持ち越しになるんですけど…
翌年は…
黒船賞・1着…
東京スプリント・3着…
北海道スプリントC・1着…
クラスターC・1着…
と来て…
東京盃で5着に負けちゃうんですね!
それにより、JBCスプリントではサウスヴィグラス同様3番人気と人気を落としたんですけど…
ハナ差で勝ったサウスヴィグラスとは違い、3馬身差で圧勝!
それを花道に引退するのでした。
…と、ダノンレジェンドはなかなかサウスヴィグラスと似た成績の馬だったんですけど…
実は生まれも同じアメリカだったんですよね。
なので、余計に『サウスヴィグラスみたいに…』って期待されてるんでしょうね。
ただ、同じアメリカ産馬でも、ダノンレジェンドの血統はサウスヴィグラスとはかなり違うんですよね。
そう言った部分も込みでレリューさんはリクエストしてくださったんです。
サウスヴィグラスの父がミスプロ系のエンドスウィープだったのに対し…
ダノンレジェンドの父はヒムヤー系のマッチョウノ!
ヒムヤー系!
マッチョウノ!
ごめんなさい!どっちも分かりません!
調べてみると…
ヒムヤーは1875年生まれのアメリカの種牡馬…
20世紀のはじめに父系が大きく繁栄するも、その後衰退…
それでも、自分でも知ってるドクターフェイガーとかブロードブラッシュとかホーリーブルとかがその父系から現れていたんですよ…
ただ、ドクターフェイガーは早くに亡くなり…
ブロードブラッシュは後継を上手く出せず…
残るは『ホーリーブル→マッチョウノ→ムーチョマッチョマン』の父系くらい…
2013年のBCクラシックを勝ち、このブログでもちょっと話題に出たムーチョマッチョマン…
父として、ペガサスワールドカップの勝ち馬を出してるみたいなので、ヒムヤー系の存続はこの馬にかかっているのかな?って思ったんですけど…
どうやらムーチョマッチョマンも種付けが減っていて、全然先が明るい訳じゃないんですってね。
…そこで注目なのがムーチョマッチョマンと同じマッチョウノ産駒のダノンレジェンドなんですよ!
どうやら現在、世界中のヒムヤー系の種牡馬で種付け頭数が年間100を超えてるのはダノンレジェンドだけみたいですからね!
ある意味、ダノンレジェンドにヒムヤー系の未来がかかっているのです!
しかも、種牡馬入りしたタイミングもカッコいいですよね。
ちょうどサウスヴィグラスの種牡馬最終年に種牡馬入りしていますからね…
『ヒムヤー系の命運を背負い、ポスト・サウスヴィグラスを目指す!』
…そう考えると、もう応援せずにはいられませんよね。
また1頭、応援する対象が現れて嬉しいです。
レリューさん、素晴らしいリクエストをありがとうございました。
と言った所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
そこで、レリューさんからリクエストをいただいたJBCスプリントの勝ち馬…
こちらの名馬をいってみたいと思います。
『ダノンレジェンド』
2023年現在、産駒が地方競馬で大活躍中のダノンレジェンド…
ただ、大変お恥ずかしい話なんですが…
自分、ダノンレジェンドって、ずっと同じJBCスプリントの勝ち馬で年齢が3歳しか違わないタイセイレジェンドと同じ馬だと思っていたんですよね…
なので、あまり細かい事は憶えていなかったんですけど…
調べてみると、いろんな所に『成績がサウスヴィグラスに似ているので、地方のリーディングサイアーに8度輝いたサウスヴィグラスのような大種牡馬になってくれるのに期待したい…』みたいな事が書かれているんですよね。
サウスヴィグラスと言ったら、5歳まではそれほど安定感がなく重賞未勝利だったものの…
6歳になり覚醒…
重賞初制覇を果たした後、フェブラリーS6着をはさんでダート短距離重賞4連勝を達成。
ただ、骨折して大目標のJBCスプリントに出られず、G1制覇のビッグチャンスを逃すも…
7歳になった翌年…
再び重賞を休みながら連勝し…
前哨戦の東京盃で完敗の2着に敗れ、3番人気と人気を落として出走したJBCスプリントを勝って有終の美…
…みたいな感じの馬だったんですけど…
改めて見てみると、確かにダノンレジェンドの成績と似てますね…
ダノンレジェンドも最初は安定感がなかったんですよ…
2歳11月のデビューから4歳秋に準オープンを勝ってオープン入りするまで、主にダート短距離で、勝つ時はけっこう圧勝が多いのにコロコロ負けも喫し…
16戦5勝、2着3回、3着1回…
しかも、続くオープン特別で5着に完敗しちゃいますからね?
とてもじゃないけど、サウスヴィグラスみたいに…なんて言えない状況だったんですよね。
ただ、次走から突然覚醒しちゃいます。
12番人気で臨んだ暮れのカペラS…
ここを5馬身差で圧勝すると…
5歳になった翌年は…
黒船賞・1着…
東京スプリント・1着…
北海道スプリントC・3着…
クラスターC・1着…
東京盃・1着…
と、快進撃!
迎えたJBCスプリントでは圧倒的1番人気に推される事になるんですね。
…そして、ここからサウスヴィグラスと似たルートを進みます。
まず、1番人気だったJBCスプリントで痛恨の2着惜敗!
G1制覇は翌年に持ち越しになるんですけど…
翌年は…
黒船賞・1着…
東京スプリント・3着…
北海道スプリントC・1着…
クラスターC・1着…
と来て…
東京盃で5着に負けちゃうんですね!
それにより、JBCスプリントではサウスヴィグラス同様3番人気と人気を落としたんですけど…
ハナ差で勝ったサウスヴィグラスとは違い、3馬身差で圧勝!
それを花道に引退するのでした。
…と、ダノンレジェンドはなかなかサウスヴィグラスと似た成績の馬だったんですけど…
実は生まれも同じアメリカだったんですよね。
なので、余計に『サウスヴィグラスみたいに…』って期待されてるんでしょうね。
ただ、同じアメリカ産馬でも、ダノンレジェンドの血統はサウスヴィグラスとはかなり違うんですよね。
そう言った部分も込みでレリューさんはリクエストしてくださったんです。
サウスヴィグラスの父がミスプロ系のエンドスウィープだったのに対し…
ダノンレジェンドの父はヒムヤー系のマッチョウノ!
ヒムヤー系!
マッチョウノ!
ごめんなさい!どっちも分かりません!
調べてみると…
ヒムヤーは1875年生まれのアメリカの種牡馬…
20世紀のはじめに父系が大きく繁栄するも、その後衰退…
それでも、自分でも知ってるドクターフェイガーとかブロードブラッシュとかホーリーブルとかがその父系から現れていたんですよ…
ただ、ドクターフェイガーは早くに亡くなり…
ブロードブラッシュは後継を上手く出せず…
残るは『ホーリーブル→マッチョウノ→ムーチョマッチョマン』の父系くらい…
2013年のBCクラシックを勝ち、このブログでもちょっと話題に出たムーチョマッチョマン…
父として、ペガサスワールドカップの勝ち馬を出してるみたいなので、ヒムヤー系の存続はこの馬にかかっているのかな?って思ったんですけど…
どうやらムーチョマッチョマンも種付けが減っていて、全然先が明るい訳じゃないんですってね。
…そこで注目なのがムーチョマッチョマンと同じマッチョウノ産駒のダノンレジェンドなんですよ!
どうやら現在、世界中のヒムヤー系の種牡馬で種付け頭数が年間100を超えてるのはダノンレジェンドだけみたいですからね!
ある意味、ダノンレジェンドにヒムヤー系の未来がかかっているのです!
しかも、種牡馬入りしたタイミングもカッコいいですよね。
ちょうどサウスヴィグラスの種牡馬最終年に種牡馬入りしていますからね…
『ヒムヤー系の命運を背負い、ポスト・サウスヴィグラスを目指す!』
…そう考えると、もう応援せずにはいられませんよね。
また1頭、応援する対象が現れて嬉しいです。
レリューさん、素晴らしいリクエストをありがとうございました。
と言った所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
2023年10月29日
2202・シーザー
いや〜、イクイノックス凄かったですね〜
1分55秒2って…
しかも横綱相撲で…
アーモンドアイの最初のジャパンCを思い出してしました。
ホント、最近はちょっと前には考えられなかったようなスーパーホースが次から次に現れますよね。
リバティアイランドの三冠に感動した2週間後にまたこの感動…
近い将来『白毛の牝馬が牡馬三冠を達成』みたいな事が起こっちゃったりして…
…と、冗談は置いておきまして…
次はG1の谷間…
そこでちょうど2202回と『2』が3つも入った回に、それに相応しい『2』…って言うか『2着』と縁のある馬をアカネテンリュウさんがリクエストしてくださいました。
もしかしたら今年もドラフト会議について書くかも…なんて思ってましたが…
今年のドラフトに関しては『西武がクジを当てられて嬉しい!』って事くらいしか、ドラフトやプロ野球に興味ない人達に向けて書ける事はないので、やめておきまして…
その馬をいってみたいと思います。
こちらです!
『シーザー』
いや〜、シーザー!
まだ取り上げていなかったんですね〜
宝塚記念の後にホマレーヒロを取り上げた時に『これで第1回から第60回までの宝塚記念勝ち馬をコンプリート』みたいな事を書いていますから…
ずっと取り上げた気になっていたって事ですよね。
で、そんなシーザー…
細かい成績は分かりませんが、ニックネームがジュリアス・シーザーをもじった『ジリ脚シーザー』で…
アカネテンリュウさんもシルバーコレクターと称していましたからね…
漠然と惜敗ばかりのイマイチ君なのかと思っていたんですけど…
調べてみたら、そうでもない感じなんですよね。
さっそく具体的にどんなだったのか簡単に紹介させてもらいますね。
1957年生まれ…
二冠馬コダマと同期同馬主の関西馬シーザー…
1954年の年度代表馬ホクリヨウ産駒の牡馬だったんですけど…
2歳時は2戦して3着→6着と未勝利だったんですよね。
ただ、3歳になると成績が安定し…
条件戦で1着→2着→2着→1着→1着と好走して…
5番人気で出走したダービーで3着…
で、その後は…
夏にオープンを勝ち…
秋は…
神戸杯・2着…
阪神大賞典・2着…
菊花賞・4着…
…確かにここまでは『ジリ脚』って感じですよね。
オープンまでなら勝てるのに、重賞では全て惜敗ですもんね。
ただ、そんな状況は次走から早くも解消されます…
菊花賞の後から4歳春終了までのシーザーの成績は…
オープン・1着…
朝日CC・1着…
(年を越し4歳に…)
オープン・1着…
中京記念・1着…
京王杯SH・2着…
春の目黒記念・2着…
オープン・1着…
春の天皇賞・2着…
阪急杯・1着…
鳴尾記念・1着…
宝塚記念・1着…
って感じですからね?
重賞5勝を含む11戦8勝、2着3回!
素晴らしい成績ですよね?
まぁ、確かにその後は…
関東に遠征して…
秋の目黒記念・4着…
秋の天皇賞・4着…
クモハタ記念・4着…
有馬記念・4着…
(年を越し5歳に…)
東の金杯・2着…
AJCC・2着…
京王杯SH・2着…
と、ジリ脚っぽい成績になりますけど…
次走からまた…
春の目黒記念・1着…
スワンS・1着…
と、重賞を連勝しますからね…
で…
春の天皇賞・2着…
春の京都記念・2着…
(4ヶ月休養)
オープン・3着…
オープン・1着…
秋の天皇賞・5着…
阪神大賞典・5着…
(年を越し6歳に…)
迎春賞(京都金杯)・5着…
と言う成績を残して引退…
…って、あ…
シーザーがなんでジリ脚って言われてたのか分かった気がします。
確かに宝塚記念を含む重賞7勝、通算15勝を挙げていますけど…
『ビッグレース=八大競走』と考えると、かなり歯がゆい成績なんですね…
要は、菊花賞までは『オープンまでなら勝てるのに重賞では惜敗』だったのが…
その後は『重賞までなら勝てるのに八大競走では惜敗』に変わった感じ…
シーザーの成績から八大競走だけをクローズアップすると…
3歳時…
ダービー・3着…
菊花賞・4着…
4歳時…
春の天皇賞・1番人気2着…
秋の天皇賞・3番人気4着…
有馬記念・3番人気4着…
5歳時…
春の天皇賞・2番人気2着…
…そして、ライバルが引退や勝ち抜けでみんないなくなって1番人気に推された秋の天皇賞…
ここで5着に負けちゃってるんですもんね〜
確かにこれはジリ脚かもしれない…
今日はそんな事に気付けて良かったです。
アカネテンリュウさん、素晴らしいリクエストありがとうございました。
…と言った所で、突然ですが時間がなくなってしまったので今日はここまで!
また来週も秋競馬を楽しみましょう!
それでは!
1分55秒2って…
しかも横綱相撲で…
アーモンドアイの最初のジャパンCを思い出してしました。
ホント、最近はちょっと前には考えられなかったようなスーパーホースが次から次に現れますよね。
リバティアイランドの三冠に感動した2週間後にまたこの感動…
近い将来『白毛の牝馬が牡馬三冠を達成』みたいな事が起こっちゃったりして…
…と、冗談は置いておきまして…
次はG1の谷間…
そこでちょうど2202回と『2』が3つも入った回に、それに相応しい『2』…って言うか『2着』と縁のある馬をアカネテンリュウさんがリクエストしてくださいました。
もしかしたら今年もドラフト会議について書くかも…なんて思ってましたが…
今年のドラフトに関しては『西武がクジを当てられて嬉しい!』って事くらいしか、ドラフトやプロ野球に興味ない人達に向けて書ける事はないので、やめておきまして…
その馬をいってみたいと思います。
こちらです!
『シーザー』
いや〜、シーザー!
まだ取り上げていなかったんですね〜
宝塚記念の後にホマレーヒロを取り上げた時に『これで第1回から第60回までの宝塚記念勝ち馬をコンプリート』みたいな事を書いていますから…
ずっと取り上げた気になっていたって事ですよね。
で、そんなシーザー…
細かい成績は分かりませんが、ニックネームがジュリアス・シーザーをもじった『ジリ脚シーザー』で…
アカネテンリュウさんもシルバーコレクターと称していましたからね…
漠然と惜敗ばかりのイマイチ君なのかと思っていたんですけど…
調べてみたら、そうでもない感じなんですよね。
さっそく具体的にどんなだったのか簡単に紹介させてもらいますね。
1957年生まれ…
二冠馬コダマと同期同馬主の関西馬シーザー…
1954年の年度代表馬ホクリヨウ産駒の牡馬だったんですけど…
2歳時は2戦して3着→6着と未勝利だったんですよね。
ただ、3歳になると成績が安定し…
条件戦で1着→2着→2着→1着→1着と好走して…
5番人気で出走したダービーで3着…
で、その後は…
夏にオープンを勝ち…
秋は…
神戸杯・2着…
阪神大賞典・2着…
菊花賞・4着…
…確かにここまでは『ジリ脚』って感じですよね。
オープンまでなら勝てるのに、重賞では全て惜敗ですもんね。
ただ、そんな状況は次走から早くも解消されます…
菊花賞の後から4歳春終了までのシーザーの成績は…
オープン・1着…
朝日CC・1着…
(年を越し4歳に…)
オープン・1着…
中京記念・1着…
京王杯SH・2着…
春の目黒記念・2着…
オープン・1着…
春の天皇賞・2着…
阪急杯・1着…
鳴尾記念・1着…
宝塚記念・1着…
って感じですからね?
重賞5勝を含む11戦8勝、2着3回!
素晴らしい成績ですよね?
まぁ、確かにその後は…
関東に遠征して…
秋の目黒記念・4着…
秋の天皇賞・4着…
クモハタ記念・4着…
有馬記念・4着…
(年を越し5歳に…)
東の金杯・2着…
AJCC・2着…
京王杯SH・2着…
と、ジリ脚っぽい成績になりますけど…
次走からまた…
春の目黒記念・1着…
スワンS・1着…
と、重賞を連勝しますからね…
で…
春の天皇賞・2着…
春の京都記念・2着…
(4ヶ月休養)
オープン・3着…
オープン・1着…
秋の天皇賞・5着…
阪神大賞典・5着…
(年を越し6歳に…)
迎春賞(京都金杯)・5着…
と言う成績を残して引退…
…って、あ…
シーザーがなんでジリ脚って言われてたのか分かった気がします。
確かに宝塚記念を含む重賞7勝、通算15勝を挙げていますけど…
『ビッグレース=八大競走』と考えると、かなり歯がゆい成績なんですね…
要は、菊花賞までは『オープンまでなら勝てるのに重賞では惜敗』だったのが…
その後は『重賞までなら勝てるのに八大競走では惜敗』に変わった感じ…
シーザーの成績から八大競走だけをクローズアップすると…
3歳時…
ダービー・3着…
菊花賞・4着…
4歳時…
春の天皇賞・1番人気2着…
秋の天皇賞・3番人気4着…
有馬記念・3番人気4着…
5歳時…
春の天皇賞・2番人気2着…
…そして、ライバルが引退や勝ち抜けでみんないなくなって1番人気に推された秋の天皇賞…
ここで5着に負けちゃってるんですもんね〜
確かにこれはジリ脚かもしれない…
今日はそんな事に気付けて良かったです。
アカネテンリュウさん、素晴らしいリクエストありがとうございました。
…と言った所で、突然ですが時間がなくなってしまったので今日はここまで!
また来週も秋競馬を楽しみましょう!
それでは!
2023年10月23日
2201・オーテモン
と言う訳で、今週は豪華メンバーが揃った秋の天皇賞!
個人的には昨日の菊花賞でようやくG1の連敗が止まったので、ここはテンション高く近年の秋の天皇賞で好走した大物を取り上げたい所だったんですが…
改めて調べてみたら条件に合う馬が全然残っていないんですね。
と言う訳で、例の如く秋の天皇賞の歴史をさかのぼってみました所…
60年以上さかのぼって、ようやくまだ取り上げていない馬が見つかりました!
こちらです…
『オーテモン』
聞いた事あるような無いような名前の馬なんですが…
1955年生まれ、ダイゴホマレなんかと同期の牡馬で…
馬主はあのトキノミノルと同じ永田雅一さん…
父ライジングフレーム…
母の父プリメロ…
母のカネユキはオークス2着などの活躍馬…
と、なかなかエリートっぽいプロフィールなんですよね。
ただ、成績の方はイメージと逆!
どちらかと言うと大器晩成の苦労人でスポ根漫画の主役みたいなんです。
…え〜と、まず…
2歳10月のデビューから4歳春までは、とにかく重賞で連対ができない!
ガンガンレースに出走して、非重賞戦では何度も連対してるし、ビッグレースでも好走しているのに、なぜか重賞で連対できないんですよね〜
具体的に見てみると…
2歳時は…
朝日杯の1番人気3着があるものの、6戦1勝、2着3回…
3歳時は…
菊花賞で3着するものの、17戦2勝、2着3回…
ちなみに皐月賞とダービーでは14着、有馬記念は9着…
スプリングS3着、オータムハンデ4着、セントライト記念4着、カブトヤマ記念4着等の重賞好走あり…
4歳前半は…
安田記念やダイヤモンドSで3着するものの、9戦1勝、2着1回…
…と、ここまで32戦して1度も重賞で連対できないでいたんですけど…
4歳後半になると、ついに重賞で連対できるようになります。
オープンを勝って臨んだ日本経済賞で2着して重賞初連対…
さらにその後6着→1着→11着と来て…
秋の目黒記念でも2着して重賞2度目の連対…
続く秋の天皇賞ではなんと1番人気と、重賞初制覇どころかビッグレース初制覇のチャンスまで巡って来ちゃうんですね。
ただ…
名牝ガーネツトにハナ差敗れ痛恨の2着!
有馬記念でも4着に敗れ、重賞未勝利のまま4歳を終える事になるのでした。
それでも、5歳になるとオーテモンはさらに成長!
初戦の京王杯スプリングH4着をステップに臨んだ東京記念と言うレース…
ここを勝ってついに悲願の重賞初制覇を果たすんですね。
さらにその後も…
6着→3着→9着と来て…
日本経済賞を勝って重賞2勝目!
『こうなったらビッグレースもいっちゃおう!』って感じだったと思うんですけど…
世の中そうは上手くいきません。
日本経済賞を勝った後、5着→6着→5着→5着と敗れると…
なんと前年1番人気だった秋の天皇賞で8番人気と人気急落!
『こんなんなら、前年なんとしても勝っていれば良かった…』って感じなんですが…
オーテモンって面白いですね。
秋の天皇賞を8番人気で勝って、八大競走勝ち馬に登り詰めてしまうんですよね。
で、続く1番人気だった有馬記念はスターロツチの2着…
八大競走で1番人気に推されると牝馬に勝ちを譲る習性があったんですかね?
…と、冗談はさておき…
その後は6歳の頭に2戦して4着→10着に敗れて引退したんですけど…
だんだんとステップを登るような成績で好感が持てますよね。
デビューから悪くない成績なのにずっと重賞で連対できない…
ようやく重賞で連対できるようになるも、勝つには至らない…
重賞を2勝したのに、肝心の天皇賞で8番人気…
それでも天皇賞制覇!
いや〜、良いですね。ドラマチックで…
思いがけない形ででしたけど、今日はオーテモンについて知る事ができて良かったです。
今週末の天皇賞も是非ドラマチックなものになってもらいたいです。
(後、今週は1年で1番楽しみなイベントであるプロ野球のドラフト会議もあるので、そちらも良い結果になってほしい!)
と言った所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
個人的には昨日の菊花賞でようやくG1の連敗が止まったので、ここはテンション高く近年の秋の天皇賞で好走した大物を取り上げたい所だったんですが…
改めて調べてみたら条件に合う馬が全然残っていないんですね。
と言う訳で、例の如く秋の天皇賞の歴史をさかのぼってみました所…
60年以上さかのぼって、ようやくまだ取り上げていない馬が見つかりました!
こちらです…
『オーテモン』
聞いた事あるような無いような名前の馬なんですが…
1955年生まれ、ダイゴホマレなんかと同期の牡馬で…
馬主はあのトキノミノルと同じ永田雅一さん…
父ライジングフレーム…
母の父プリメロ…
母のカネユキはオークス2着などの活躍馬…
と、なかなかエリートっぽいプロフィールなんですよね。
ただ、成績の方はイメージと逆!
どちらかと言うと大器晩成の苦労人でスポ根漫画の主役みたいなんです。
…え〜と、まず…
2歳10月のデビューから4歳春までは、とにかく重賞で連対ができない!
ガンガンレースに出走して、非重賞戦では何度も連対してるし、ビッグレースでも好走しているのに、なぜか重賞で連対できないんですよね〜
具体的に見てみると…
2歳時は…
朝日杯の1番人気3着があるものの、6戦1勝、2着3回…
3歳時は…
菊花賞で3着するものの、17戦2勝、2着3回…
ちなみに皐月賞とダービーでは14着、有馬記念は9着…
スプリングS3着、オータムハンデ4着、セントライト記念4着、カブトヤマ記念4着等の重賞好走あり…
4歳前半は…
安田記念やダイヤモンドSで3着するものの、9戦1勝、2着1回…
…と、ここまで32戦して1度も重賞で連対できないでいたんですけど…
4歳後半になると、ついに重賞で連対できるようになります。
オープンを勝って臨んだ日本経済賞で2着して重賞初連対…
さらにその後6着→1着→11着と来て…
秋の目黒記念でも2着して重賞2度目の連対…
続く秋の天皇賞ではなんと1番人気と、重賞初制覇どころかビッグレース初制覇のチャンスまで巡って来ちゃうんですね。
ただ…
名牝ガーネツトにハナ差敗れ痛恨の2着!
有馬記念でも4着に敗れ、重賞未勝利のまま4歳を終える事になるのでした。
それでも、5歳になるとオーテモンはさらに成長!
初戦の京王杯スプリングH4着をステップに臨んだ東京記念と言うレース…
ここを勝ってついに悲願の重賞初制覇を果たすんですね。
さらにその後も…
6着→3着→9着と来て…
日本経済賞を勝って重賞2勝目!
『こうなったらビッグレースもいっちゃおう!』って感じだったと思うんですけど…
世の中そうは上手くいきません。
日本経済賞を勝った後、5着→6着→5着→5着と敗れると…
なんと前年1番人気だった秋の天皇賞で8番人気と人気急落!
『こんなんなら、前年なんとしても勝っていれば良かった…』って感じなんですが…
オーテモンって面白いですね。
秋の天皇賞を8番人気で勝って、八大競走勝ち馬に登り詰めてしまうんですよね。
で、続く1番人気だった有馬記念はスターロツチの2着…
八大競走で1番人気に推されると牝馬に勝ちを譲る習性があったんですかね?
…と、冗談はさておき…
その後は6歳の頭に2戦して4着→10着に敗れて引退したんですけど…
だんだんとステップを登るような成績で好感が持てますよね。
デビューから悪くない成績なのにずっと重賞で連対できない…
ようやく重賞で連対できるようになるも、勝つには至らない…
重賞を2勝したのに、肝心の天皇賞で8番人気…
それでも天皇賞制覇!
いや〜、良いですね。ドラマチックで…
思いがけない形ででしたけど、今日はオーテモンについて知る事ができて良かったです。
今週末の天皇賞も是非ドラマチックなものになってもらいたいです。
(後、今週は1年で1番楽しみなイベントであるプロ野球のドラフト会議もあるので、そちらも良い結果になってほしい!)
と言った所で今回はここまで…
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
2023年10月16日
2200・アスクビクターモア
と言う訳で、リバティアイランドが牝馬三冠を達成した翌日…
お陰様で節目の2200回を迎える事ができた競馬暇潰し名馬事典なんですが…
今回は何を取り上げるか決めるのが難航しましたね〜
まず、前々から漠然と『そろそろ切りのいい所で最終回にするか?それなら取り上げるのはアーモンドアイ?コントレイル?それともオジュウチョウサン?』みたいな事を考えていたんですけど…
ダラダラやっていたら、そんなムードには持っていけなかったのでボツにしまして…
では、何にするのか?となると…
最近、けっこう大物を惜しげもなく登場させちゃってるので、全然候補がいないんですよね。
強いて言えばシュヴァルグランくらい?
で、一旦はシュヴァルグランに決めかけたんですけど…
さすがにシュヴァルグランを取り上げるならジャパンCの週なんじゃないかと思い直し…
それなら海外の大物…
前々から取り上げてみたかったウィンクスやブラックキャビアと言ったオセアニアの名馬も考えたんですが…
ピンと来ず…
結局、菊花賞ウィークと言う事で2023年現在記憶に新しい、こちらの名馬を2200回目の名馬事典で取り上げる事にしました!
『アスクビクターモア』
いや〜、アスクビクターモア…
短い期間でしたけど、本当にいろいろな記憶を残してくれた馬でした。
2019年生まれの鹿毛の牡馬…
社台ファーム生産のディープインパクト産駒だったんですけど…
なんと言っても印象的だったのは母の父がレインボウクエストだった事…
レインボウクエストと言ったら1985年の凱旋門賞馬で、サクラローレルのお父さんでお馴染みな訳ですが…
個人的には物凄く『重厚』なイメージがあったんですよね。
…重厚…
良く言えば力強く成長力がある感じですが…
悪く言えば重苦しく仕上がりが遅い…
ディープインパクト産駒って、けっこう母の父に影響を受けますからね。
アスクビクターモアも重苦しいタイプの馬って印象がありました。
実際、2歳6月のデビューから…
東京の新馬戦・1番人気に推されるもジオグリフの3着…
中山の未勝利戦・2番人気で1着…
アイビーS・1番人気に推されるもドウデュースの3着…
500万下・1番人気で1着…
と、『東京で人気を裏切り→中山で勝利』を繰り返し…
次走の弥生賞で、先行して1番人気ドウデュースの追撃をクビ差凌いで重賞初制覇を果たしましたからね…
これで完全に『アスクビクターモア=重厚』ってイメージになりましたね。
なもんで、春のクラシックではダービーより皐月賞の方がチャンスが大きいと思ったんですけど…
逃げて完敗の5着…
仕上がりの早さと直線でのスピードがものを言う良馬場のダービーでは用なしだと確信しましたね。
しかも、この年のダービーってセットで名前がゴッチャになる馬達が多く…
アスクビクターモアの他にアスクワイルドモアが出走していたし…
他にも…
ジャスティンパレスとジャスティンロック…
マテンロウレオとマテンロウオリオン…
後…
ダノン軍団はダノンベルーガしか出ていませんでしたが、NHKマイルCの勝ち馬にダノンスコーピオンがいましたからね…
なんて言うか、アスクビクターモアもたくさんいる、どれがどれか分からない馬の1頭ってくらいの感じだったんですよ…
…それだけに驚かされました。
アスクビクターモアがダービーの直線で堂々と抜け出し3着に粘った時は…
『あれ?思ったより馬力型ではないのか?』って感じでしたよ。
で、さらに秋初戦のセントライト記念では、得意の中山で2着に負けちゃいましたからね。
『もしかして、クラシックでは1番ダービーが向いているタイプの馬だったのか?』ってなり…
『そうすると、阪神で行われる菊花賞で消耗戦になったら厳しいんじゃないか…』なんて思ったんですけど…
菊花賞でまたも驚かされてしまいます。
春のクラシック連対馬不在で、セントライト記念勝ち馬のガイアフォースに次ぐ2番人気で出走…
1000m通過が58.7秒と言うハイペースを2番手で進めると…
3〜4コーナーで先頭に立って直線半ばで独走!
最後はボルドグフーシュに迫られるもハナ差で退け、見事勝ちきってしまうんですね〜
しかも、勝ち時計は3分02秒4のレコード!
『これは強い!』と思いましたね。
ダービーで3着に入るスピードと、菊花賞でこんな勝ち方のできるスタミナを持ったレインボウクエストの孫…
古馬になってからがホントに楽しみでした。
…ただ、そんなアスクビクターモア…
古馬になった今年(2023年)は別の意味で自分を驚かせました。
まず、タイトルホルダーを抑え1番人気に推された日経賞…
不良馬場の中、出遅れて9着に惨敗すると…
その後は天皇賞も宝塚記念も4番人気で11着…
そして、夏に放牧中に熱中症で亡くなってしまうんですよね。
この時は本当にショックでしたね。
現役の前年の菊花賞馬が…ってのもありましたし…
何より菊花賞の後にさらにその力を証明するようなレースができなかったのが悔しかったです。
かなり期待していましたからね。
ただ、悲しんでいても仕方ないですね。
アスクビクターモアが示した強さは自分の中にこれからも残り続けますので、それを忘れないようにしていきたいです。
と言った所で今回はここまで…
今年の菊花賞はどうなりますかね〜
アスクビクターモアを思い出させる『ダービーで好走したセントライト記念2着馬』と『ダービーで好走した弥生賞馬』が人気になりそうですが…
難しそうですよね。
まぁ、リバティアイランドがいた先週よりは予想のしがいはありそうなので、また頑張ります。
それではまた次回…
さよなら…
お陰様で節目の2200回を迎える事ができた競馬暇潰し名馬事典なんですが…
今回は何を取り上げるか決めるのが難航しましたね〜
まず、前々から漠然と『そろそろ切りのいい所で最終回にするか?それなら取り上げるのはアーモンドアイ?コントレイル?それともオジュウチョウサン?』みたいな事を考えていたんですけど…
ダラダラやっていたら、そんなムードには持っていけなかったのでボツにしまして…
では、何にするのか?となると…
最近、けっこう大物を惜しげもなく登場させちゃってるので、全然候補がいないんですよね。
強いて言えばシュヴァルグランくらい?
で、一旦はシュヴァルグランに決めかけたんですけど…
さすがにシュヴァルグランを取り上げるならジャパンCの週なんじゃないかと思い直し…
それなら海外の大物…
前々から取り上げてみたかったウィンクスやブラックキャビアと言ったオセアニアの名馬も考えたんですが…
ピンと来ず…
結局、菊花賞ウィークと言う事で2023年現在記憶に新しい、こちらの名馬を2200回目の名馬事典で取り上げる事にしました!
『アスクビクターモア』
いや〜、アスクビクターモア…
短い期間でしたけど、本当にいろいろな記憶を残してくれた馬でした。
2019年生まれの鹿毛の牡馬…
社台ファーム生産のディープインパクト産駒だったんですけど…
なんと言っても印象的だったのは母の父がレインボウクエストだった事…
レインボウクエストと言ったら1985年の凱旋門賞馬で、サクラローレルのお父さんでお馴染みな訳ですが…
個人的には物凄く『重厚』なイメージがあったんですよね。
…重厚…
良く言えば力強く成長力がある感じですが…
悪く言えば重苦しく仕上がりが遅い…
ディープインパクト産駒って、けっこう母の父に影響を受けますからね。
アスクビクターモアも重苦しいタイプの馬って印象がありました。
実際、2歳6月のデビューから…
東京の新馬戦・1番人気に推されるもジオグリフの3着…
中山の未勝利戦・2番人気で1着…
アイビーS・1番人気に推されるもドウデュースの3着…
500万下・1番人気で1着…
と、『東京で人気を裏切り→中山で勝利』を繰り返し…
次走の弥生賞で、先行して1番人気ドウデュースの追撃をクビ差凌いで重賞初制覇を果たしましたからね…
これで完全に『アスクビクターモア=重厚』ってイメージになりましたね。
なもんで、春のクラシックではダービーより皐月賞の方がチャンスが大きいと思ったんですけど…
逃げて完敗の5着…
仕上がりの早さと直線でのスピードがものを言う良馬場のダービーでは用なしだと確信しましたね。
しかも、この年のダービーってセットで名前がゴッチャになる馬達が多く…
アスクビクターモアの他にアスクワイルドモアが出走していたし…
他にも…
ジャスティンパレスとジャスティンロック…
マテンロウレオとマテンロウオリオン…
後…
ダノン軍団はダノンベルーガしか出ていませんでしたが、NHKマイルCの勝ち馬にダノンスコーピオンがいましたからね…
なんて言うか、アスクビクターモアもたくさんいる、どれがどれか分からない馬の1頭ってくらいの感じだったんですよ…
…それだけに驚かされました。
アスクビクターモアがダービーの直線で堂々と抜け出し3着に粘った時は…
『あれ?思ったより馬力型ではないのか?』って感じでしたよ。
で、さらに秋初戦のセントライト記念では、得意の中山で2着に負けちゃいましたからね。
『もしかして、クラシックでは1番ダービーが向いているタイプの馬だったのか?』ってなり…
『そうすると、阪神で行われる菊花賞で消耗戦になったら厳しいんじゃないか…』なんて思ったんですけど…
菊花賞でまたも驚かされてしまいます。
春のクラシック連対馬不在で、セントライト記念勝ち馬のガイアフォースに次ぐ2番人気で出走…
1000m通過が58.7秒と言うハイペースを2番手で進めると…
3〜4コーナーで先頭に立って直線半ばで独走!
最後はボルドグフーシュに迫られるもハナ差で退け、見事勝ちきってしまうんですね〜
しかも、勝ち時計は3分02秒4のレコード!
『これは強い!』と思いましたね。
ダービーで3着に入るスピードと、菊花賞でこんな勝ち方のできるスタミナを持ったレインボウクエストの孫…
古馬になってからがホントに楽しみでした。
…ただ、そんなアスクビクターモア…
古馬になった今年(2023年)は別の意味で自分を驚かせました。
まず、タイトルホルダーを抑え1番人気に推された日経賞…
不良馬場の中、出遅れて9着に惨敗すると…
その後は天皇賞も宝塚記念も4番人気で11着…
そして、夏に放牧中に熱中症で亡くなってしまうんですよね。
この時は本当にショックでしたね。
現役の前年の菊花賞馬が…ってのもありましたし…
何より菊花賞の後にさらにその力を証明するようなレースができなかったのが悔しかったです。
かなり期待していましたからね。
ただ、悲しんでいても仕方ないですね。
アスクビクターモアが示した強さは自分の中にこれからも残り続けますので、それを忘れないようにしていきたいです。
と言った所で今回はここまで…
今年の菊花賞はどうなりますかね〜
アスクビクターモアを思い出させる『ダービーで好走したセントライト記念2着馬』と『ダービーで好走した弥生賞馬』が人気になりそうですが…
難しそうですよね。
まぁ、リバティアイランドがいた先週よりは予想のしがいはありそうなので、また頑張ります。
それではまた次回…
さよなら…