2018年06月12日
1782･サンエムエックス
今日は前回のトウカイオーザと同じレースに出走していて思い出したこちらの馬をいってみたいと思います。
『サンエムエックス』
この馬は重賞は勝っていないものの、個人的に『ビワハヤヒデの代表産駒』と言う事で記憶に残っているんですよね。
さっそく簡単にどんな馬だったのか振り返ってみましょう。
1996年生まれ…
テイエムオペラオー世代の牡馬サンエムエックス…
３歳の５月とかなり遅くにデビューして、最初はダートばかりを走り７戦２勝…
で、11月からは芝の中距離を使われるようになるんですけど…
11着→４着→１着→５着→５着→７着→８着→７着→４着→４着→４着→４着とイマイチ弾けきれない…
そんな中、きっかけになったのは４歳夏に出走した函館の900万下特別・みなみ北海道Sだったんですかね？
このレースは芝2600mと言う長めの距離で…
そこでこれまでの差しではなく先行する競馬をしたんですけど…
すると見事勝利！
この『長めの距離で先行』と言うのがサンエムエックスに合っていたのかな？
続く中距離の準オープンこそ差す競馬をして４着に敗れますが…
次走から『長めの距離で先行』に専念すると成績は安定！
まず格上挑戦のオープン特別で４着すると…
続く準オープンを圧勝！
さらに…
準オープン・２着…
ステイヤーズS・３着…
(年を越し５歳に…)
日経新春杯・２着…
と好走を繰り返し…
この時は『ビワハヤヒデ産駒の重賞初制覇待ったなし！』って感じだったんですけどね〜
サンエムエックスの全盛期は早くもここで終了…
続く阪神大賞典で７着に敗れると…
春の天皇賞でも10着…
さらに金鯱賞11着→札幌記念９着と連敗し…
この後、故障か何かしたのか１年４ヶ月の休養…
７歳１月に地方で復帰するも結局勝利は挙げられずに引退する事になってしまうのでした。
…と、サンエムエックスはこんな感じの馬だったんですけど…
これだけだとちょっとインパクトがないですかね？
『長らく準オープン〜オープンで活躍したマイティスピードの方が芦毛って事も込みでビワハヤヒデの代表産駒っぽいんじゃないの？』って感じかもしれませんが…(ちなみにサンエムエックスは鹿毛)
それでもサンエムエックスの全盛期となった４戦…
やはりこれがかなりポイント高いんですよね〜
まず圧勝した準オープン…
これは京都芝2400mを８馬身差で勝ったんですけど…
なんと勝ち時計が2分22秒6と言う、あのメジロマックイーンのレコードを破るもので…
(2018年６月現在)今も更新されていませんからね…
これだけでもかなりのインパクト…
しかも、続く２着だった準オープン(京都芝3000m)…
これも実は勝ったタガジョーノーブルがレコードを叩き出していて…
サンエムエックスも従来のレコードより早いタイムで走破しているんですよ。
さらにその後も…
３着だったステイヤーズSは圧倒的人気のナリタトップロード(４着)に先着してるし…
２着だった日経新春杯も、直後にドバイシーマCを勝つステイゴールドと0.2秒差の２着ですからね…
ホント、この時のサンエムエックスは輝いていたんです！
まぁ、確かに輝いた期間は短かったかもしれませんが…
それでも圧勝で叩き出した京都芝2400mのレコードは18年近く経った今でも残っていますからね…
そんな事も踏まえ、このサンエムエックスをビワハヤヒデの代表産駒と呼ばせてもらいたいと思います(ちなみに獲得賞金も一応僅差で１位)。
と言った所で簡単ですが今回はこれでおしまい。
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
さよなら…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
巻末ミニコーナー
競馬なんでもクエッション・その282
『条件戦で叩き出された印象的レコードと言ったら？』
ツジノワンダーの新潟芝2000m・1分56秒4
『サンエムエックス』
この馬は重賞は勝っていないものの、個人的に『ビワハヤヒデの代表産駒』と言う事で記憶に残っているんですよね。
さっそく簡単にどんな馬だったのか振り返ってみましょう。
1996年生まれ…
テイエムオペラオー世代の牡馬サンエムエックス…
３歳の５月とかなり遅くにデビューして、最初はダートばかりを走り７戦２勝…
で、11月からは芝の中距離を使われるようになるんですけど…
11着→４着→１着→５着→５着→７着→８着→７着→４着→４着→４着→４着とイマイチ弾けきれない…
そんな中、きっかけになったのは４歳夏に出走した函館の900万下特別・みなみ北海道Sだったんですかね？
このレースは芝2600mと言う長めの距離で…
そこでこれまでの差しではなく先行する競馬をしたんですけど…
すると見事勝利！
この『長めの距離で先行』と言うのがサンエムエックスに合っていたのかな？
続く中距離の準オープンこそ差す競馬をして４着に敗れますが…
次走から『長めの距離で先行』に専念すると成績は安定！
まず格上挑戦のオープン特別で４着すると…
続く準オープンを圧勝！
さらに…
準オープン・２着…
ステイヤーズS・３着…
(年を越し５歳に…)
日経新春杯・２着…
と好走を繰り返し…
この時は『ビワハヤヒデ産駒の重賞初制覇待ったなし！』って感じだったんですけどね〜
サンエムエックスの全盛期は早くもここで終了…
続く阪神大賞典で７着に敗れると…
春の天皇賞でも10着…
さらに金鯱賞11着→札幌記念９着と連敗し…
この後、故障か何かしたのか１年４ヶ月の休養…
７歳１月に地方で復帰するも結局勝利は挙げられずに引退する事になってしまうのでした。
…と、サンエムエックスはこんな感じの馬だったんですけど…
これだけだとちょっとインパクトがないですかね？
『長らく準オープン〜オープンで活躍したマイティスピードの方が芦毛って事も込みでビワハヤヒデの代表産駒っぽいんじゃないの？』って感じかもしれませんが…(ちなみにサンエムエックスは鹿毛)
それでもサンエムエックスの全盛期となった４戦…
やはりこれがかなりポイント高いんですよね〜
まず圧勝した準オープン…
これは京都芝2400mを８馬身差で勝ったんですけど…
なんと勝ち時計が2分22秒6と言う、あのメジロマックイーンのレコードを破るもので…
(2018年６月現在)今も更新されていませんからね…
これだけでもかなりのインパクト…
しかも、続く２着だった準オープン(京都芝3000m)…
これも実は勝ったタガジョーノーブルがレコードを叩き出していて…
サンエムエックスも従来のレコードより早いタイムで走破しているんですよ。
さらにその後も…
３着だったステイヤーズSは圧倒的人気のナリタトップロード(４着)に先着してるし…
２着だった日経新春杯も、直後にドバイシーマCを勝つステイゴールドと0.2秒差の２着ですからね…
ホント、この時のサンエムエックスは輝いていたんです！
まぁ、確かに輝いた期間は短かったかもしれませんが…
それでも圧勝で叩き出した京都芝2400mのレコードは18年近く経った今でも残っていますからね…
そんな事も踏まえ、このサンエムエックスをビワハヤヒデの代表産駒と呼ばせてもらいたいと思います(ちなみに獲得賞金も一応僅差で１位)。
と言った所で簡単ですが今回はこれでおしまい。
また次回もよろしくお願いします。
それでは…
さよなら…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
巻末ミニコーナー
競馬なんでもクエッション・その282
『条件戦で叩き出された印象的レコードと言ったら？』
ツジノワンダーの新潟芝2000m・1分56秒4
コメント一覧
1. Posted by りっこ 2018年06月13日 23:13
実は今回のクエスチョンで、気になった馬の戦績を見にいったら、アレ？
みたいなことがありました。
キヨヒダカ
中山ダート1800ｍのレコードホルダー
今も競馬新聞に燦然と輝くその名前を目にする人が多いでしょう。
で、そのレースなんですが
「初春賞」
ずっとオープンだと思いこんでいたのですが、今戦績を見たらば
「格」1800万下戦
あれ？
オープンじゃないの？
条件戦なの？？？
しかも1800万下？？
と、今、頭に「？」が飛び交っています
(^-^;
みたいなことがありました。
キヨヒダカ
中山ダート1800ｍのレコードホルダー
今も競馬新聞に燦然と輝くその名前を目にする人が多いでしょう。
で、そのレースなんですが
「初春賞」
ずっとオープンだと思いこんでいたのですが、今戦績を見たらば
「格」1800万下戦
あれ？
オープンじゃないの？
条件戦なの？？？
しかも1800万下？？
と、今、頭に「？」が飛び交っています
(^-^;
2. Posted by ゴットマスタング 2018年06月14日 00:52
うーん…。
「当時の1800万円以下＝1300万円以下とオープン競走の中間のレース」と僕は考えていますが…。
（このレースで２着だったロバリアアモンは、その後４戦1300万円以下で走っています）
一応、クエスチョンで書こうと思っていたのは、
「グリュイエールの中京芝2200�叩Γ科�９秒９」でしたが、この週の中京はやたら速いタイムが出る馬場だったので（メインレースの高松宮記念もレコード決着でした）。
オープン特別もありなら、アグネスワールド・マグナーテン・グランデッツァも思いつきますが…。
夜分遅くに失礼しました。
「当時の1800万円以下＝1300万円以下とオープン競走の中間のレース」と僕は考えていますが…。
（このレースで２着だったロバリアアモンは、その後４戦1300万円以下で走っています）
一応、クエスチョンで書こうと思っていたのは、
「グリュイエールの中京芝2200�叩Γ科�９秒９」でしたが、この週の中京はやたら速いタイムが出る馬場だったので（メインレースの高松宮記念もレコード決着でした）。
オープン特別もありなら、アグネスワールド・マグナーテン・グランデッツァも思いつきますが…。
夜分遅くに失礼しました。
3. Posted by runfor4 2018年06月14日 09:05
おはようございます。
1800万下条件…
これは全く意識した事なかったんですが、準オープンとオープンの中間みたいな感じだったんですか？
で、キヨヒダカのレコードはそんな条件のレースで出されていたんですね。
キヨヒダカのお陰で思わぬ勉強ができました。
感謝しなくちゃいけませんね(^_^;)
それからグリュイエール…
準オープンでこんなタイムを出していたんですね〜
まさかこのタイムが出た時は、グリュイエールが『２年休養→準オープン１着→エプソムC３着』なんて成績になるなんて誰も予想しなかったでしょうね(^_^;)
1800万下条件…
これは全く意識した事なかったんですが、準オープンとオープンの中間みたいな感じだったんですか？
で、キヨヒダカのレコードはそんな条件のレースで出されていたんですね。
キヨヒダカのお陰で思わぬ勉強ができました。
感謝しなくちゃいけませんね(^_^;)
それからグリュイエール…
準オープンでこんなタイムを出していたんですね〜
まさかこのタイムが出た時は、グリュイエールが『２年休養→準オープン１着→エプソムC３着』なんて成績になるなんて誰も予想しなかったでしょうね(^_^;)
