今日で事故から丁度5年経ちました。朝は覚えていたのに、ちょうど事故した時間には仕事しててスッカリ忘れていました。こんなもんですかね。
事故から1年後の3月25日は、一年ぶりに自転車に乗った(駒沢公園内でミニベロですが)日でもあります。
同じ頸髄損傷者の多くは車椅子(漕げないから電動)、以前の仕事も難しいのに、自分は今ではロードバイクに乗れるようになっていて幸運に感謝ですが、麻痺していて洗濯バサミを使いにくかったり、ペットボトルを開けられなかったり、手足が勝手にが震えて止まらなかったり(痙性と言います)、全身痺れていたり、風呂に入っても体の大部分で温度が分からなかったり、冷たいものが痛いものに感じたり、排泄に問題があったりと、根本的にはなにも治っていません。そもそも重力が1.5倍くらいに感じているので、何をやるにも重たい。ただそれが普通になって慣れたんですね。
再生医療もようやく一般化して来ました。コロナが収まったらやろうと思います。ただ、脊髄に直接細胞を移植する技術が開発されていないので、点滴で細胞を投入すると言う、気が遠くなるような話です。他の組織とか臓器の一部とかは大分再生可能になって来ている様ですが、脊髄に針を刺すのはリスクが高すぎます。とくにこれだけ日常が送れるのであれば、これ以上求めなくても良いとも考えられます。
でもダメ元でやってみたいですよね。期待値は下げていますが、ほんの少しだけでも麻痺が減って、10メートルでも全力ダッシュで走ってみたい。
来年の3月25日は、何か変化が起こっているだろうか?
と言う気持ちを書いておきます。