船橋で走る壮年ランナーFのブログ

船橋の海老川近辺で走っている壮年ランナーのブログです。月間走行距離はだいたい550kmぐらい

【2022青葉の森リレー レポ3】大混戦と着地衝撃





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9時56分


第4走者の自分から、第5走者の貴公子にリレー。
この時点で我がチーム「奏坂RC」は第4位。
我ら「奏坂RC」の面々は平均的な走力が高いので、このまま上位で戦っていけると確信していた。



風はやや強めだが、日差しは出てきたり、陰ったりを繰り返す感じで、気温については暑すぎないちょうどいい感じだろうか。




第5走者 貴公子
第6走者 シン君



この流れの中で、とうとう3位に踊り出たが、3位~5位は秒差の大混戦。
我ら奏坂RC、そしてチーム雷神、富津合同練習会A。これら3チームが3位~5位にひしめく状況。さて、最後はどうなるのか。







【着地衝撃】




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自分の一回目の走りが終わったので、一旦ジョグシューズに履き替えてうろうろしているところ(笑)。





このあたりで「あきひろ君」と久々に会って話をした。
この日、2位で走っていたチーム風神のメンバー「あきひろ君」。
彼はもと市立船橋高校陸上部出身で、当然めちゃくちゃ速い。この前10kmレースを走ったら、31分50秒とのこと。さすがさすがだなと思った。



彼はかつて「海老川の力」の練習に参加していたランナーの一人。ビルドアップのラストフリーで、彼はいつもみんなをぶっちぎっていた。「海老川の力」・・・今はもう活動しておらず、あの時のメンバーもバラバラに散らばっているけど、こうやって大きな大会になると久々に会えたりする。



どうやら彼は故障明けだったようなんだけど、この青葉の森リレーに向けて少しづつ調子を上げている最中のようで、この日彼は異次元レベルのタイムをたたき出していた。



そんな彼がこんなことを言っていた



「あまり走っていなくても、着地衝撃にならしておけば、本番はだいたい走れます」




なるほど、なるほど。うん、面白い感覚だなと思った。
自分もそういえばそういう感じでやっているかもしれない。



今回の青葉の森リレーに向けて、自分も距離はあまり走れていないけど、本番のスピード感、動き、着地衝撃感というものは意識してやっていた。




距離を踏んでいなくても、このやり方で案外なんとかなるな、という手ごたえはあった。実際、この日の1本目、去年とあまり変わらないタイムで走れた。



そうか、着地衝撃か。「あきひろ君」の言葉を受けて、自分が無意識でやっていたことを意識化されたような気がした。




色々なランナーと話しているとこういう収穫がある。そういえば、この日、「海老川の力」の代表だった「ゆたさん」の姿もあった。走ってはいなかったけど、その姿が見れてなんだか嬉しかった。



僕は、「ゆたさーん」と満面の笑みで手を振って、「ゆたさん」も応えてくれた。その瞬間、なんだか海老川の・・・あのジョギングロードを思い出した。みんなそれぞれの場所で頑張って生きている。自分ももっと頑張ろう。








【2回目の走り】



第7走 ホッケーさん
第8走 ニコマッチョさん



相変わらず3位~5位での激戦が続く。ほんとに秒差で、目まぐるしく順位が入れ替わる。
ここで我らがリーダー「テルさん」の出番だ。



テルさんが珍しく少し緊張しているように見えた。テルさんとマッチアップする「雷神」のランナーは僕が知っているランナーでもあるので、走る直前テルさんにこう言った




「大丈夫、あのランナー僕知ってますけど、テルさんの方が走力上ですから。だから自信をもって、いつも通り走れば大丈夫です!」



そしてテルさん渾身の走り。
ここで我らが「奏坂RC」は競り合っていた「雷神」を抜き去り3位に浮上。
さすがさすがテルさん。すごい。良い走り。




その後も競り合いが続く。


第10走 A田さん
第11走 RYO君
第12走 次郎さん




とりわけRYO君の走りは良かった。二回目でも一回目と同タイムで走れていて、ああ、RYO君本当に強くなったなと思った。なんだか最近、若い子の躍進を見るのが楽しい。



さあいよいよ自分の二回目の走りだ。
この時点で、3位争いは我らと「雷神」に絞られた。
まさに抜きつ抜かれつの展開。おもしれえ。ほんとおもしれえと思った。こんなに上のレベルで戦えていることに喜びも感じていた。



さあ、「雷神」と我ら「奏坂RC」どちらが先に来るか・・・
そして、僕とマッチアップする雷神のランナーは「けんたろうさん」。


いやあ、面白いよ。今日ほんとおもしれえなと思いながら、第12走者の次郎さんを待つ。



つづく


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【2022青葉の森リレー レポ2】あの頃の自分とマラソン




9時50分頃




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ゼッケン番号6、「奏坂RC」の第4走者としてスタート。第3走者の次郎さんからのリレー。
今年も去年と同様のエアタッチリレー方式。これ、行田公園リレーでもそうだったから、だいぶ慣れた(笑)。



シューズはタクミセン8。この日も、周りはヴェイパーやアルファといったナイキ勢が多かったけど、僕はいつも通り一番大好きなタクミセン8。



順位は目視で7番手だと思った。良い位置でスタートできる。それもこれも1走~3走のランナー達・・・A田さん、RYO君、次郎さんの奮闘の賜物。


 

自分の状態はどうか・・・未知数。出たとこ勝負だなと思った。でも、走る前はなぜかワクワクしていた。なぜだろう。ワクワクしながら走るリレーは初めてかもしれない。







【帰還】



走り出したとき、数十メートル先にランナーが1人、100メートルぐらい前方にランナーがもう一人見えるといったところ。今日は風が強いのだけど、無我夢中で走り出すとそこまで気にならなかった。



そして数十秒走って、前方のランナー二人の動きを見てこう思った。



「確実に自分の方が上だ」



なんとなく後ろから動きを見ていればどういうランナーかはわかる。かなり無理してスピード出しているなとか、動きに無駄が多いなとか、そういう諸々でなんとなくわかる。自分の方が明らかにレベルが上だ。



スタートして数百メートルいくかいかないかのところでまず1人目のランナーを追い抜き、6位浮上。




そして1km通過する手前でもう一人のランナーを追い抜き5位に浮上。




1km通過は3分5秒。




無理せず走ってこのペースは良いと思った。そんなに苦しくはない。ただここから長く続く上り坂は苦しい。ここさえ乗り切れば、あとは最後の直線を頑張るだけ。




そう思っていたところ、前方にさらにランナーが見えた。ゼッケン番号4・・・チーム「雷神」だ。この瞬間思った。多分、今日僕ら「奏坂RC」は「雷神」と競り合える。



苦しい登り坂を走りながらどんどん前の「雷神」ランナーとの差を詰めていく。スピード感は明らかにこちらの方が上だ。多分捕まえられる。そんな風に思っていたら、苦しいはずなのに、なんだかとても楽しくなってきた。ああそうか。そうか。こういうのだったか。こういう感じだったよね、かけっこって。思い出した。思い出せた。





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大学院の試験に合格したあたりから、どんどんマラソンから気持ちが遠ざかっていた。それは致し方ない。最初から分かっていたことだから、マラソンの記録狙いの走りに区切りをつけようなんて前から思っていて、実際ブログでもそう宣言をした。



実際に大学院に通いだすと、益々マラソンから気持ちが遠ざかっていた。どこまで遠ざかってしまうのだろう。早朝ランニングは継続していたものの、マラソンから遠ざかっていくことに少し寂しさのようなものもいつからか感じ始めていた。



大学院の若い子たちと案外うまくやれていると思っている。こちらは良い大人として聞き手に回ると、彼ら、彼女らは色々と自分のことを話してくれる。運転免許をとろうと思っているんですとか、内定は出たんですけどまだ就職活動をしようと思っているんですとか、時々卑屈な気持ちになるときがあるんですとか、研究テーマで悩んでいるんですとか、色々。



僕はそのたびに、変なマウントや説教、自分語りはできるだけせずに、受け止めるというスタンスで接している。僕が語るのではなく、彼ら・彼女らに語らせるというスタンスで。



そんな風にしていくと、いつの間にか一応この大学院の中での自分の居場所やポジションみたいなものを見いだせた。この歳でそんなことを体験できるのはなかなかない。それなりに刺激的な日々を送らせて頂いている。



この青葉の森リレー直前の木曜日に、判例研究の報告会があった。僕は僕なりに渾身の資料を作り、報告を行った。



誇張抜きに、絶賛の嵐だった。



担当教授からも、ものすごく高い評価を頂けた。



家に帰ったら、ワンワン泣いた。「おれ、大学院でなんとか通用している・・・」そんな風に思って、むせび泣いていた。




でもその時、ふとマラソンが恋しくなった。なぜだろう。なぜなんだろう。遠くへ行くほど、マラソンが恋しくなるときがある。その恋しさは、この青葉の森リレーに向けたワクワク感へと変わっていった。




そして僕は今、こうしてここで、「あの頃」のように走っている。



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1.5kmあたり。登り坂の中、一番苦しいところ。
でも、ゼッケン番号4、チーム「雷神」のランナーにいよいよここで追いついた。



そして並ぶことなく一気に抜き去り、4位に浮上。



そして坂を登り切った最後の直線。
大丈夫。おれ、今日ちゃんとやれた。大丈夫。まだおれは終わっていない。ランナーとして終わっていない。



まだゴールしていないのに、なんだか少し泣きそうになっていた。




渾身の力を振り絞り第5走者の貴公子へリレー。去年も彼とリレーだった。だからだろうか、安心してリレーゾーンに飛び込めた。





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9時56分、第5走者へリレー。
3人抜いて順位は4位。


タイムは1.98kmを6分9秒(キロ3分6秒)



自分がまだランナーであることの証明はできたと思った。



つづく


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【2022青葉の森リレー レポ1】チーム紹介と、リレースタート




【5月22日】



青葉の森リレーに参加するため、家から青葉の森公園に向かった。スタートが9時30分だから、8時15分ぐらいに現地に着けばいいかなと思っていたんだけど、みんな到着が早くて、「Fさんい今どこですか?」という連絡がグループLINEに入ってしまった(笑)。
 


そんなこんなで青葉の森公園のリレーゾーンに到着。今年は去年よりもだいぶ参加チームが増えている感じで、ゼッケン番号を見るに、おそらく90チーム~100チームぐらいといったところだろうか。実際現地を歩いていると、去年よりも明らかに人が多いのがわかる。でも僕が初めて青葉の森リレーに参加したのは3年前だけど、あの時はもっと参加チーム数が多かった。少しづつ以前のように戻りつつあるけれど、まだ完全には戻り切っていないといったところだろうか。



Aブロックのリレーゾーンあたりにある我ら「奏坂RC」の陣地に到着。単身赴任中の貴公子とはかなり久しぶり。そうか、去年の青葉の森リレーのことをこのブログで書いたときに一度チームメンバー紹介をさらっとやっているけど、今回の走順・メンバー紹介もさらっと以下のとおりやっておこう。




1走、10走、19走:A田さん
通称「太ももマッスル」なんだけど、前程マッスルじゃなくなってる気もする。陸上部出身者で、我がチームのエース格。10kmベストは33分13秒


2走、11走、20走:RYO君
かつては「ぶっこみのRYO」なんて言われていたこともあったが、今はスタミナもついてとてもバランスの取れた良いランナーに成長した。今もぐんぐん成長中で、このチームに勢いをもたらしてくれている。


3走、12走、アンカー:次郎さん
陸上部出身で、半年ぐらい前にこのチームに加わった実力者。半年前の関東ロードレースでは僕やロンリーゆばさんに競り勝っている。落ち着いた話し方が特徴的。


4走、13走:船橋のF
現役大学院生ランナーと化してしまったが、大学院のみんなは僕がマラソンをやっていることをまだ知らない(笑)。10kmベストは33分6秒


5走、14走:貴公子
陸上部出身者。現在兵庫県尼崎に単身赴任中。最近の休日の過ごし方は、飛行機が良く見える公園でぼーっと飛行機を眺めていることらしい。大丈夫でしょうか、大丈夫でしょうか。


6走、15走:シン君
30代前半という若さのスピードランナー。本日はご家族が来ており、あまり人見知りしない娘様の前で良い姿を見せたいところ。


7走、16走:ホッケーさん
このチームの練習に通算で一番出ているのではと思われる、テルさんの女房的存在。ちなみにこのリレーの後、ホッケーの試合があるというタフネスぶりなのだが、なんかこの前の行田公園リレーの時もそうだった気がする(笑)。


8走、17走:ニコマッチョさん
糖質をとりすぎないように気にするというランナーらしからぬところがあるのだが、プロテインに異常に詳しい。なんか筋肉仲間が多そうで、ここら辺のマッチョはだいたい友達。


9走、18走:テルさん
このチームのリーダー。日々の鍛錬のみならず、近隣の強者ランナーをスカウトしていくという辣腕ぶりでチームをどんどんと強化している。








【2022年青葉の森リレーマラソン スタート】



第1走のスタートが9時30分。僕は第4走だから、おそらく9時50分ぐらいに走り出すことになるだろうと見積もって、9時ぐらいにカフェイン錠剤を摂取し、それからジョグを始める。




「今日は割と風が強いな」



それがまず真っ先に感じたこと。僕は今回を入れて計3回青葉の森リレーに出ているのだけど、今回が一番風が強く、且つ朝の雨で地面がスリッピーなので、タイムは出しづらそうだなと感じた。



なのでジョグをしながら、タイムを狙いすぎない感じでいこうと思った。変に気負いすぎず。自分の今の状態からして、どうしたって去年のタイムを超えることはできないのはわかっているから、今できる100%の結果を出せばよい。そんな風に思っていた。



A田さんがスタート地点に行って、9時30分スタート。相変わらずスタートの迫力はすごい。




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第1走はやや距離が長く、だいたい2.3kmぐらいらしいのだが、6分過ぎぐらいに最初のランナーが帰ってきた。どうやら箱根駅伝をこの前走ったばかりのランナーらしいのだが、異常なスピードでリレー。その後上位常連チームがリレーしていき、われらも15番手ぐらいでリレー。だいたい去年第1走を務めてくれた伊藤さんの時と同じぐらいの順位とタイムでスタート。さすがA田さん。



僕らのチームは穴がないから平均タイムで勝負。ここからどんどん上げていけるはずだ。



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第2走のRYO君が走り出す。


なんとなく1本目は絶対やってくれそうな気がしていたんだけど、RYO君は想像以上に見事な走りで、1.98kmを6分12秒(km3分7秒)。順位を上げて3走目の次郎さんにリレー。



良い流れをRYO君が作ってくれた。



さあ、次郎さんの次は僕だ。緊張は・・・程よくしている。緊張しすぎずのちょうどいい感じ。あとは出たとこ勝負。120%は目指さずに、100%を出そう。そういう心境だった。



そろそろかなあとリレーゾーンで待つ。次郎さんの姿が見えた。だいぶ順位を上げてきたみたいで、目視でおそらく7番手かなと思った。すごく良いタイムで来たんだろうと思った。最後の動きもすごくいい。だから僕は「良いよ!いいよ!すごく良いよ!」って声を掛けながらリレーをした。





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シューズはタクミセン8。
さあ走り出せ。
自分がまだランナーであることを証明するために。



つづく


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プロフィール

runnerF

船橋で走る中年ランナーFのブログ
・年齢:41歳
・性別:男性(白髪、髭、メガネ)
・身長及び体重:176cm 55kg
・走歴:2020年12月時点で7年
・走っている場所:船橋の海老川近辺、長津川親水公園
・月間走行距離:550km前後
・陸上競技経験:なし
・よく履くランニングシューズ:アディゼロボストン、ジャパン4m、ペガサスターボ
・座右の銘:一寸の虫にも五分の魂
・所属チーム:海老川の力

【自己ベスト】
フルマラソン:2時間36分47秒
30km:1時間47分51秒
ハーフ:1時間12分49秒
10km:33分6秒

趣味的なもの
プロレス観戦(FMW、W★ING)、映画鑑賞

2019年~20年シーズンの結果
6/15ベジタブルマラソン立川
10km 34分11秒

7/28 はてブロ駅伝(城南島リレーマラソン)
42.195km 2時間29分37秒

8/4 行田公園100kmリレー(トルネードと海老川の力)
約100km 4時間53分3秒

10/20 高島平ロードレース
10km 34分32秒

10/27 手賀沼エコマラソン
ハーフ 1時間15分9秒

11/10 船橋市民マラソン
5km 16分33秒

11/24 つくばマラソン
フル 2時間36分47秒

12/8 香取小江戸マラソン
10km 33分50秒

12/22 ジェフRUNRUNフェス
ハーフ 1時間13分3秒

1/12 習志野マラソン
10km 33分16秒

1/19 鎌ヶ谷マラソン
10km 33分6秒

2/9 守谷ハーフマラソン
ハーフ 1時間12分49秒
今後のレース予定


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