
9時56分
第4走者の自分から、第5走者の貴公子にリレー。
この時点で我がチーム「奏坂RC」は第4位。
我ら「奏坂RC」の面々は平均的な走力が高いので、このまま上位で戦っていけると確信していた。
風はやや強めだが、日差しは出てきたり、陰ったりを繰り返す感じで、気温については暑すぎないちょうどいい感じだろうか。
第5走者 貴公子
第6走者 シン君
この流れの中で、とうとう3位に踊り出たが、3位~5位は秒差の大混戦。
我ら奏坂RC、そしてチーム雷神、富津合同練習会A。これら3チームが3位~5位にひしめく状況。さて、最後はどうなるのか。
【着地衝撃】

自分の一回目の走りが終わったので、一旦ジョグシューズに履き替えてうろうろしているところ(笑)。
このあたりで「あきひろ君」と久々に会って話をした。
この日、2位で走っていたチーム風神のメンバー「あきひろ君」。
彼はもと市立船橋高校陸上部出身で、当然めちゃくちゃ速い。この前10kmレースを走ったら、31分50秒とのこと。さすがさすがだなと思った。
彼はかつて「海老川の力」の練習に参加していたランナーの一人。ビルドアップのラストフリーで、彼はいつもみんなをぶっちぎっていた。「海老川の力」・・・今はもう活動しておらず、あの時のメンバーもバラバラに散らばっているけど、こうやって大きな大会になると久々に会えたりする。
どうやら彼は故障明けだったようなんだけど、この青葉の森リレーに向けて少しづつ調子を上げている最中のようで、この日彼は異次元レベルのタイムをたたき出していた。
そんな彼がこんなことを言っていた
「あまり走っていなくても、着地衝撃にならしておけば、本番はだいたい走れます」
なるほど、なるほど。うん、面白い感覚だなと思った。
自分もそういえばそういう感じでやっているかもしれない。
今回の青葉の森リレーに向けて、自分も距離はあまり走れていないけど、本番のスピード感、動き、着地衝撃感というものは意識してやっていた。
距離を踏んでいなくても、このやり方で案外なんとかなるな、という手ごたえはあった。実際、この日の1本目、去年とあまり変わらないタイムで走れた。
そうか、着地衝撃か。「あきひろ君」の言葉を受けて、自分が無意識でやっていたことを意識化されたような気がした。
色々なランナーと話しているとこういう収穫がある。そういえば、この日、「海老川の力」の代表だった「ゆたさん」の姿もあった。走ってはいなかったけど、その姿が見れてなんだか嬉しかった。
僕は、「ゆたさーん」と満面の笑みで手を振って、「ゆたさん」も応えてくれた。その瞬間、なんだか海老川の・・・あのジョギングロードを思い出した。みんなそれぞれの場所で頑張って生きている。自分ももっと頑張ろう。
【2回目の走り】
第7走 ホッケーさん
第8走 ニコマッチョさん
相変わらず3位~5位での激戦が続く。ほんとに秒差で、目まぐるしく順位が入れ替わる。
ここで我らがリーダー「テルさん」の出番だ。
テルさんが珍しく少し緊張しているように見えた。テルさんとマッチアップする「雷神」のランナーは僕が知っているランナーでもあるので、走る直前テルさんにこう言った
「大丈夫、あのランナー僕知ってますけど、テルさんの方が走力上ですから。だから自信をもって、いつも通り走れば大丈夫です!」
そしてテルさん渾身の走り。
ここで我らが「奏坂RC」は競り合っていた「雷神」を抜き去り3位に浮上。
さすがさすがテルさん。すごい。良い走り。
その後も競り合いが続く。
第10走 A田さん
第11走 RYO君
第12走 次郎さん
とりわけRYO君の走りは良かった。二回目でも一回目と同タイムで走れていて、ああ、RYO君本当に強くなったなと思った。なんだか最近、若い子の躍進を見るのが楽しい。
さあいよいよ自分の二回目の走りだ。
この時点で、3位争いは我らと「雷神」に絞られた。
まさに抜きつ抜かれつの展開。おもしれえ。ほんとおもしれえと思った。こんなに上のレベルで戦えていることに喜びも感じていた。
さあ、「雷神」と我ら「奏坂RC」どちらが先に来るか・・・
そして、僕とマッチアップする雷神のランナーは「けんたろうさん」。
いやあ、面白いよ。今日ほんとおもしれえなと思いながら、第12走者の次郎さんを待つ。
つづく

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