東葛地域に位置する松戸周辺にも数少ないものの“湿地”と呼ばれるフィールドがある。そこは城址歴史公園で、湿地帯と樹林から成る豊かな自然が残っており、一味違った四季の移り変わりが楽しめる。


ミクリ(実栗)の群生 
2012/6/30


 ミクリ科ミクリ属。池や沼の浅い水中に生える多年草で高さ
0.5~1.5m. 名前の由来は小さな果実が球形に集まった集合果をクリのイガに見立てたもの。葉は直立して茎より長く、幅は0.8~2 cm。雌雄同株で、枝の上部に雄頭花が多数つき、下部には雌頭花が1~3個つく。頭花はどちらも球形であるが、雌頭花の方が一回り大きい。雌頭花の花柱の先には糸状の柱頭があって目を引く。花期は6月~8月。二つの違ったタイプの頭花とイガに似た堅果が印象的である。千葉県では数少ない種であるが、ここでは群生がみられる。

120630 ミクリ(松戸)s
120630 ミクリの花(松戸)s
撮影場所はいずれも松戸市内    (文・写真 
K.M.