ムラサキシキブは雑木林の縁に生える落葉低木。花も実もとても綺麗で、とくに女性に人気が高い。学名のCallicarpaは「美しい実」の意味で、英語でもやはりbeautyberry (美しい実)という一般名があります。アメリカの南東地方にもムラサキシブの仲間が生えます。このアメリカムラサキシキブ(Callicarpa americana)は日本のコムラサキに似ているが、昔からその葉を虫除けの民間薬として広く使われてきました。最近、アメリカの農政省の研究機関が実験調査を行って、ムラサキシキブの仲間の葉に蚊などの虫をよける効果が実際にあると確認されました。小枝を切って犬や猫の首輪に押し込んで、または生の葉っぱをクラッシュして自分の皮膚に擦りつけることができます。虫除けの効果は市販の化学製品とは全く負けないほど高いらしい。日本のムラサキシキブ(Callicarpa japonica)の葉にも同じ成分が含まれているといいます。
 
1,ムラサキシキブの葉と果実

 葉は長楕円形です。ふちに細かい鋸葉があります。果実は球形で、紫色に熟します。

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2,ムラサキシキブの花のつくり

 花冠の長さは3~4㍉、上部は4裂し、裂片は平開します。雄しべは4個、雌しべは1個です。雄しべと雌しべは花冠の外へ突き出ます。

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     (2012/7/13 ケビン・ショート)