ナツツバキ(夏椿)はツバキ科ナツツバキ属で夏に花が咲くことからこの名前がついた。別名をシャラノキ(沙羅樹)というが、これはインド原産で、お釈迦様の涅槃の際、臥床の傍らにあったという“沙羅双樹”でよく知られたサラジュというフタバガキ科の常緑高木と誤認したもの。ちなみに沙羅双樹は平家物語の冒頭の件に出てくる。この他に、花や高さなどサイズが一回り小さいヒメシャラがある。


1,ナツツバキの葉と花
  2012/6/30

 葉は互生で、楕円形~長楕円形。葉裏は粉白色を帯び、長い伏毛が生える。葉の基部は鋭形。花は両性花。花期は6~7月で直径5~6㌢の白い花を上向きに咲かせる。花弁は5個、花弁の縁は波打ち、細かい鋸歯がまばらにある。花は一日で終わる短命。

120630ナツツバキの葉と花(松戸)s

2,ナツツバキの樹皮  2012/7/13

 ナツツバキは高さが10~15㍍にもなる落葉高木。一番の特徴は樹皮がサルスベリに似てなめらかで、4~5年枝は灰褐色で、10年ほど経つと剥げ落ちて淡い灰赤褐色となり、時が経つと灰色から淡灰白色に変わり、さらに樹皮が剥げ落ち、独特の斑紋となる。

120713ナツツバキの樹皮(松戸)s

撮影場所はいずれも松戸市内。      (文・写真 K.M.)