イグサ科イグサ属の多年草。湿地に自生、また水田で栽培される。地下茎を持つ。茎は細く、高さは約1メートル。イ(藺)はふつうイグサとも呼ばれ、栽培種の茎は畳表や花筵として使われており、身近な植物といえる。


1.湿地の水辺に咲くイ:  
2012/7/13
 葉は退化し、茎の基部で褐色の鞘となる。56月頃、茎の先端に花穂をつけ、その上部に茎のように伸びた苞がある。このため花序は茎の途中についているようにみえる。120716イ藺 (松戸) (1)

2.イの花:  
2012/7/16
 花は小さく、集散花序。雄しべはふつう3本。イグサ科はイネ科やカヤツリグサ科と違って小穂をつくらない。
120710フトイ(松戸) (1)

3.茎と髄のサイズ比較:  
2012/7/16
 茎中に白色の髄がある。髄は灯心に使われていたので別名をトウシングサとも呼ぶ。写真の上側はフトイの茎と髄。下側の細い方がイの茎と髄。なおフトイはカヤツリグサ科 (No.73の「フトイ」 を参照乞う)
120716イ藺 (松戸) (2)

参考文献:「野に咲く花」(山と渓谷社)   
     
撮影場所はいずれも松戸市内      (文・写真 K.M.