アブラゼミ(セミ科)は、7月下旬頃から鳴き始めます。もっとも身近なセミといえます。夕方の散歩時に羽化したばかりで、翅の周囲と模様がまだ青白い本種に出合いました。

1,アブラゼミ  2012/8/8  

 体長は36~38㍉、褐色の不透明な翅をもつ大型のセミです。

3,120808アブラザミ (北総花の丘公園)s

2,アブラゼミの羽化  2012/8/6

 枯れ枝や幹、電柱などに産卵します。卵は冬を越して翌年の6月頃に孵ります。幼虫は地中に入り、木の根から汁を吸って育ちます。産卵から6~7年経って、成長した終齢幼虫が地上に出て羽化します

1,120805アブラザミ (北総花の丘公園)s
2,120806アブラゼミの脱皮(北総花の丘公園)s

3,アブラザミの死骸  2012/8/5

 成虫の寿命は2~3週間。その間に雄と雌は出合い、交尾を行います。 
4,120805アブラザミ (北総花の丘公園)s

*本種のように翅に色が付いているセミは世界的に見て珍しい種類だそうです。参考までに、奥本大三郎編・訳「ファーブル昆虫記3」(集英社文庫)の中にはファーブル先生がセミの生活の不思議をいろいろ調べたことを書いてあります。

参考資料;今森光彦著「ヤマケイハンドブック⑩野山の昆虫」(山と渓谷社1999/4)
写真は、印西市内です。  (写真・文 S.S.)