カントウヨメナ(関東嫁菜)


キク科ヨメナ属の多年草で畔や川べり生える。高さ0.51メートルで地下茎を伸ばして増える。名前の由来は中部地方以西に咲くヨメナ(別名カンサイヨメナ)に対して関東以北に分布するヨメナという意味。

葉は披針形ないしは卵状長楕円形でざらつく。葉はユウガギクより厚く、つやがあって長卵形のヨメナの葉より薄い。また中~下部の葉は細長く粗い鋸歯があるのは共通しているが、ユウガギクは不規則に羽状に切れ込む。 ほかに日本のノギクの代表であるシオン属のノコンギクがよくみられるが、葉の両面に短毛がありざらつく。葉の幅は35センチと広めで縁に大きくまばらな鋸歯、葉の基部に翼があるのが特徴。 
カントウヨメナ1カントウヨメナ21

花期は710月。頭花は淡青紫色で直径約3センチ。冠毛はヨメナが0.5ミリ、ノコンギクが46ミリで目で確認できるのに対して0.25ミリしかないので目では確認しづらい。頭花はノコンギクだけ小ぶりで枝先にたくさんつくのが特徴。

カントウヨメナ3

キク科は変異をおこしやすく双子葉植物の中で最も進化しているといわれる。ヨメナの仲間はよく似ていて区別がつきにくいが染色体数を比較するとすぐわかるとのこと。

 

参考文献:「野に咲く花」(山と渓谷社)

撮影場所はいずれも松戸市内                 (文・写真 K.M.