広辞苑によれば、「吉祥」はめでたいきざし、よい前兆という意味で、キチジョウあるいはキッショウと読みます。そこから、めったに咲かないが、植えてある家に吉事があると開花するという言い伝えにキチジョウソウ(吉祥草)の名前の由来があります。晩秋の暖かい日、林内の日陰で見つけました。


キチジョウソウ(吉祥草

  1.ユリ科キチジョウソウ属の常緑多年草

茎は地を這い、先端近くに根を出す。葉は根生、長さ1030センチの広線形の葉を密に出す。関東以西で普通にみられる。

121123キチジョウソウ(印西)
2. 
淡紅紫色の小花

紅紫色の花茎は高さ812センチ、淡紅紫色の小花を穂状につける。花期は810月だが、花が少なくなったった11月の終わり頃ひっそりと咲いているのを見つけるとうれしくなる。

121123キチジョウソウ2(印西)
3. 
花被片が反り返り雄しべがよく見える

花被片は長さ0.81.2センチで下部は筒状に合着する。花は花序の下から咲いていく。両性花がいくつか咲いた後、雄花がつくとみられている。写真は全て雄花であるが、雄花の中の雌しべは小さい。液果は赤く熟す。

121123キチジョウソウ3(印西)

参考文献:「野に咲く花」(山と渓谷社)他

撮影場所はいずれも印西市内                                  (文・写真 K.M.