いつも散歩する散策路でモズ(百舌)に出合いますと、“團十郎!成田屋!”と呼びかけています。それはくちばしの付け根から目を通ってほおまで延びる黒い帯があり、歌舞伎役者の隈取りに似ているからです。

1,モズ(スズメ目モズ科)  

 モズのくちばしは、鋭く曲がった猛禽類の形です。121227 モズ♂(北総花の丘公園E) s
               冬羽   2012/12/27
 雄の夏羽は後頭部から背中にかけて灰色になります。                          
② 090713モズ(丑久保)夏羽s
              夏羽   2009/7/13
2,モズの高鳴き  

 夏に山地にいたモズは、秋になると里山へ下りてきて、電線や見晴らしのよい場所で、「キィーキィキィキィ」と縄張り宣言を行います。これを「モズの高鳴き」と呼んでいます。秋から雌雄とも1羽ずつでなわばりをもって生活します。

③ 101006モズの高鳴き(牧ノ原公園)s
              高鳴き  2010/10/6                        
④ 111216モズのつがい(西根)s
              2羽   2011/11/16
3,モズの採食 2012/12/20

 主に昆虫類、カエル、ミミズ、魚類などを食べます。また小さい木の実なども食べます。

⑤ 121220虫を銜えたモズ(北総花の丘公園E) s
⑥ 121220虫を銜えたモズ(北総花の丘公園E) s

*捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、枝股に挟む行為の「はやにえ」について日本民話集「小鳥になった人たち」(作品社)の中の「モズのこと(群馬県)」から引用します。「モズは、アマガチゲエロ(雨蛙)とかカマギッチ(かまきり)をとって、桑の枝にさしておく。そのとき、空に浮いている雲を目印にさしておく。ところが、雲が動いてしまって、場所が分からなくなって、そのままになって、カエルなどはミイラになっているのだという。」と書いてあります。獲物のおおかたを残したり、食べなかったりするのは、縄張りを主張しているからだとも考えられていますがその理由はよく分からないそうです。
写真は、印西市内です。  (写真・文 S.S.)