オナガガモ(尾長鴨)は冬鳥です。夜間に水田や湿地などで水草の種子、水生昆虫などを採食します。
1,オナガガモの雄(カモ目カモ科) 2011/1/31
派手な羽色を持つカモ類の多い中にあって、オナガガモは長い尾が目立つ程度です。でも本種のように胸の白い部分が大きいカモ類はほかにいません。求愛ディスプレイの時はこの頸から胸にかけての白い部分を膨らませるようにします。
2,オナガガモの雌 2010/2/10
頭部は褐色で、胸と脇腹は淡黒褐色です。他のカモ類に比べて中央尾羽の長いのが特徴です。
3,オナガガモの群れ 2008/12/30
ハクチョウなどに給餌する場所では、オナガガモの大きな群を見ることが出来ます。そうではなくて自然のままで採餌するニュータウンの調節池などでは小さめの群のようです。そして最近ではあまり姿を見せなくなりました。どうやら近隣の餌やりする場所を知って、そこで群がっているのかも知れません。
*ハクチョウ・カモ類への餌やりについては、野生生物との関わりが変わりつつあるので考え直す時期に来ていると思います。
参考:大橋弘一著「散歩で楽しむ野鳥の本 街中編」山と渓谷社2008年11月
写真は、印西市内です。(円内;全て我孫子市内) (写真・文 S.S.)