サンシュユ(山茱萸)は早春を代表する花木のひとつです。別名を春黄金花(ハルコガネバナ)と呼ばれるように、樹木全体を見事な黄色で包みます。

1,サンシュユの花(ミズキ目/ミズキ科)  2013/3/12  

落葉小高木で、葉が展開する前に開花します。淡黄色の花を多数つけます。花弁と雄しべは4個です。

① 130312 サンシュウユの花満開(北総花の丘公園C)s
①-2 130312サンシュウの花(北総花の丘公園C)s

2,サンシュユの葉と樹皮  

葉は対生です。葉裏の葉腋に褐色の毛叢があります。樹皮は灰黒褐色で、薄く剥がれます。

③ 110615サンシュユの葉(北総花の丘公園C)s
            2011/6/15
 ② 110315サンシュユの樹皮(北総花の丘公園C)s
      2011/3/15

3,サンシュユの果実  2011/12/12

サンシュユは江戸時代に薬用植物として渡来し、栽培されるようになりました。果肉(偽果)を乾燥して薬用にします。

④ 111212サンシュユの赤い実(北総花の丘公園 C)1s
*1,冬から早春にかけてロウバイが咲き始め、続いてマンサク、サンシュユ、レンギョウなどの黄色い花が春の到来を知らせてくれます。黄色は明るい色なので、見ているだけで心が弾み、春の気分にさせてくれます。       

*2,宮崎民謡の稗搗節(ひえつきぶし)で歌われるている”庭のさんしゅ の木 鳴る鈴かけてよ-お- ほい”、の「さんしゅ」とは「山椒」か「サンシュユ」について調べてみました。山椒(サンショウ)の木に鈴を掛けるのは南九州地方の風習という説と昭和初期に酒井繁一氏が椎葉に伝わる大八と鶴富姫の悲恋物語を題材にして創作した歌詞が、現在の稗搗節なので、「サンシュユ」という説がありました。因みに宮崎県椎場村役場のHPでは「山椒」の歌詞が使われています。

参考:太田和夫他解説「樹に咲く花 離弁花②」(山と渓谷社、2009/10)
写真は、印西市内です。 (写真・文 S.S.)