ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)は、山地の林縁などに生える多年草です。「金紋草」は錦衣(ニシキゴロモ)の別名です。筑波山で最初に見つかったのが和名の由来です。

1,ツクバキンモンソウ(シソ科キランソウ属)  2013/4/12  

ニシキゴロモが主に日本海側に産するのに対し、太平洋側を中心に分布します。

① 130412ツクバキンモンソウ(房総の村)s

2,ツクバキンモンソウの花と葉  2013/4/12

葉脇に花径1センチくらいの唇形をした淡い紫色の花をつけます。花冠上唇は短かく長さ1㍉に達しません。母種のニシキゴロモは上唇の裂片が約3㍉と長いです。
② 130412ツクバキンモンソウの花(房総の村)s

葉は長い楕円形で、対生です。葉脈に沿って紫色の斑が入るのが特徴です。
③ 130412ツクバキンモンソウの葉(房総の村)s

*北総地域ではニシキゴロモは自生していません。そこで本種によく似たキランソウやジュウニヒトエの野草と比べます。キランソウは、茎は地面に沿って伏していて、草姿が本種とはまったく違います。またジュウニヒトエやセイヨウジュウニヒトエでは茎頂に円錐塔状の花穂をつけますので区別できます。 

参考② 130409キランソウ(北総花の丘公園)s
     キランソウ  2013/4/9              
参考① 130328ジュウニヒトエ(北総花の丘公園)s
     ジュウニヒトエ  2013/3/28
参考資料:山渓ハンディー図鑑2、改訂版監修/門田裕一「山に咲く花」(山と渓谷社2013/3)他
写真は、印西市内です。 (写真・文 S.S.)