市内各地の路傍や神社、仏閣の境内などに、石造の仏をはじめ、各種の供養塔や社寺奉賽物、祈念碑の類が数多くあります。いずれも私たち先祖の人たちのありとあらゆる願いや祈りがこめられたものです。市内でも船穂地区(松崎~武西)は石造物の数が特に多い地区です。その中から里山水系を歩くPart19「結縁寺を歩こう」のウオーキング途中で出合った二つの石造物を紹介します。

①-1猿田彦の石造物 (1)
            古事記に纏わる猿田彦の解説(2012/5/27)

1,猿田彦大神(船尾宗像神社)

 奥郷講中二十人によって造立された神道系猿田彦命の刻像塔で、この種のものは市内唯一の貴重なものです。

①-3猿田彦の石造物 (3)
           文久2年(1862)造立の猿田彦大神

2,馬頭観音(松崎)

 松崎の集落に入る中郷入口には馬頭観音の石造物が三体あります。その中央にあるのが馬頭観音像が彫られた舟形の馬頭観音です。左右の二つは馬頭観世音の銘文のみです。

②-1馬頭観音他の石造物(多聞院へ)
              中央が寛政7年(1795)造立の馬頭観音

 頭上に馬頭を載せているところから持馬の守護神として運送や農作業に従事する馬の無事を祈ったり、死んだ馬の供養をする対象となりました。江戸時代に広く信仰されました。他の観音は温和な面相ですが馬頭観音だけは恐ろしい面相をしています。

  *参考資料;印西町石造物第五集「船穂地区調査報告書」印西町教育委員会(1987/3)