しばし、個人的事情もあってブログを休止していました。まあ書かなくても誰も呼んでいないだろうと思っていたのですが、いく人かの方々から再開のお問い合わせをいただきましてありがとうございます。

政治情勢は、緊迫しているのかしていないのかさっぱりわからない状況の中、元防衛庁事務次官である守屋氏がついに逮捕された。この守屋氏の逮捕自体は、数ある役人の汚職事件の一つであり格段珍しいことではないが、ちょっと興味を持ったのは、夫婦で逮捕という点である。夫婦で汚職というのは、ちょっと珍しいのではないかと思う。

通常我々日本人の感覚からいけば、行き過ぎた旦那を妻が覚めた目で見る。みたいな状況を期待しやすいが、どっこい今回は、旦那である元事務次官のほうが、セーブに回っていたようだ。ご婦人自身も元々は、防衛庁職員であったという。旦那が出世していくと自分自身も偉くなったような勘違いをするご婦人を私もよく拝見するが、その典型なのであろう。無論当事者たる守屋氏には、重大な問題があるが、やはりパートナー選びは慎重でなければならないと、改めて考えてしまう。

当の守屋氏にしてみれば、今回の逮捕で失うものは何もないといった状況であろう。普通に考えればである。多くの方々に同意していただけるのではないかと思うが、今回の事件の本質は、守屋夫婦が何回接待ゴルフに行ったかではない。やはりこの数兆円とも言われる防衛利権の金の流れをどこまで解明できるかであろう。

今後改めて取り上げたいが、沖縄の基地移転の問題も非常にきな臭い。沖縄利権といわれるほど沖縄の問題は、利権とは切っても切れない関係にある。しかしながら歴史的な沖縄復興の問題と絡まりなんとも切り込みにくい構造になっている。誤解を恐れずに言えば一時の被差別問題と類似性があるのではないか。

「癒着は、地域の潤滑油」という言葉がある。初めて聞いたときに笑ってしまった。言いえて妙である。「清き水に魚住まず」ともいう。
私は、これまでのキャリアの中で上層部の巧妙な利益誘導や癒着構造を多く見てきた。法的にいえば問題ないのかもしれないが、公正な官と民の関係とは思えないものである。
これらをやむを得ないと言い切ってしまう風潮が、彼らの中に少なからずある。しかしながら、守屋氏の件でもそうだが、不透明な中での業務進行により本来まじめに職務を全うしようとしている職員のやる気をそぎ、場合によってその職域を侵すことがあるとすれば、国の根幹にかかわる由々しき事態である。

清貧という言葉が一時はやった。私は、政治や公務に携わるものたちに対しては、一定以上の給金を支払うべきであると考える。十分な給金をもらい自己投資にまわしてもらうことは、国家にとって結果的には、よい作用を及ぼすと思う。また、民間トップ企業に比べて見劣りする待遇では、そもそも有能な人材を確保することすら難しくなるであろう。我々国民のためにしかるべき働きをする人には、それなりの待遇を与えるべきであるし政治家や役人たちは、我々国民が納得行く仕事をしていかねばなるまい。

政治家の多くに比べてはるかに見識と力量を持った人間が民間には、たくさんいる。このような人たちが政官のリーダーになってもらわなければ、日本の国はあやうい。無論贈収賄で公務の筋を曲げる場合は、厳しく罰しなければならない。

防衛省の汚職事件における守屋氏の贈収賄は、決して許されることではない。無論彼は、司法の手でしかるべき判断を下されるべきである。しかし、この事件を単にゴルフの回数を聞き羨望と嫉妬で酒の肴にするとすれば、結果的に巨悪を眠らせることになる。


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