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家庭用の精米機を購入したお話を。



我が家の場合、お米はいつも玄米で購入しておりまして精米は車に玄米を積み込んで「コイン精米機」まで出掛けて精米してました。

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コイン精米機の精米料金は10kg当たりで大体100~200円くらいでしょうか。

一回で30kgほどを精米して、精米したお米を出来るだけ涼しくて暗くて風通しの良い場所で保管・・・も厳しくて食品棚の中で保管している状況でした。

精米したお米は酸化などで劣化がどんどんと進んでいきますので精米したお米の美味しく食べられる期限は約一週間が目安との事。

玄米から精米するのがベストでお米も美味しく食べることが出来ますし、保管は「精米したお米」よりも「玄米の状態」で保存した方が何かとメリットが多いです。

なので食べる分のお米をその度に精米して炊飯した方が保管にも良いですし、味も落ちずに美味しく頂けるのです。


ですが家庭用精米機を購入したきっかけは、こんな素晴らしい理由で購入したわけでなく、単純にコイン精米機まで行くのがものすごく面倒に感じた為でした。


前置きはこのくらいにして、家庭用精米機の検討へ

家庭用の精米機の価格帯ですが、1万円前後から高いもので5万円以上

お安いタイプで1万円ほどで購入できるという現実的な価格が後押しとなり、製品比較へ



■精米方法の違い


大きく分けると【かくはん対流式】と【圧力式】の二つに大別出来ます。

 *圧力式は【圧力一回通し式】が大半で【圧力循環式】もあります。



【かくはん対流式】

メッシュ形状のかごの中で羽根が回転する事で玄米同士がぶつかり合ったり、かごにぶつかる摩擦で精米します。

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この方式ですと精米時の米の温度上昇が抑えられる為、味が落ちないといったメリットや、構造がシンプルなので精米機の価格もリーズナブルです。逆にデメリットとしては作動音が大き目だったり、お米の欠けが発生しやすい傾向にあります。

【圧力式】

これは玄米に圧力をかけて玄米同士をこすり合わせることで精米するのでお米が割れにくく精米時の作動音も静かです。デメリットとしては圧力によって温度上昇してしまうのでお米の味に影響が出やすい事と、本体価格が高めになる傾向です。

この発生する熱を抑えるため圧力を弱めてお米を何度も循環させて精米する方式が圧力循環式です。


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トータルバランスでかくはん式を選択

色々調べてみた結果、大きさと価格などで「かくはん式」の精米機を選択して検討することに。


価格が第一ですが、口コミなど情報収集して候補になったのが「ツインバード製 MR-E751W」




これよりも下位機種ですと実売価格が1万円以下という魅力的な価格でしたが、蓋を回して脱着する仕様のため使い勝手が悪そうでしたので候補から脱落。


そして購入した山本電気 美鮮YE-RC41W



蓋がスケルトンでは無いので精米してる様子が見えないのが気掛かりでしたが、静粛性のための構造という事と蓋の開閉のしやすさ、そしてデザインに惹かれて第一候補に。

そして肝心のモーターはDCモーターを採用している事も決め手に。

DCモーターと言えば「扇風機」で搭載が相次いでましたが、静粛性に優れていて細かい制御が出来るといったメリットがあります。

最後はスペックで決定した感がありますが、購入へ


レビュー


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とりあえず展開してみると、炊飯器のようなイメージですね。

説明書と一緒にレシピ本も付いてきます。

そしてブレード

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お米の割れや欠けを防ぎ、精米の効率を上げるブレードを採用。



ぬかボックスを本体に入れ、さらにかごを入れます。

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かごに付いている突起にブレードを装着

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これで完成

直感的に分解して掃除も出来ますし、組み立ても簡単です。



それでは精米していきます


玄米用の計量カップが付属してきますので、これで玄米を計ります

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とりあえず3合を精米してみる事に。


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玄米を投入して量を設定を確認

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蓋を閉めて「スタート」

どれほどの音が出るのか身構えていましたが、予想に反して想像よりは静かだったのが意外でした。

音量はドライヤーを「中」くらいの設定で使っているくらいでしょうか。

「音質」は、コイン精米機を使った経験の有る人だと分かると思いますがコイン精米機を使用している時と同じような感じで、低めの音質です。

人によっては「うるさい」と評価するかもしれませんが「精米」していることを考えるとこの精米機はすごく静かだと思います。



そして本当に「あっ」と言う間に精米完了


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すごく簡単で拍子抜け。

 お米のかごを取り出すと、ぬかボックスの状態はこんな感じ

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かご、ぬかボックス、ブレードは丸洗い出来るのでメンテも簡単でした。

早速、精米したお米を炊いてみました 

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   画像はイメージ (笑)


あ、これは美味しい。

普通の電気炊飯器で炊いてみましたが、炊きあがったお米が違います。

いつもは30kg単位で精米してましたので、食べているうちに段々とお米が傷んできていても気付かずに食べていたんですね。

精米したてのお米はやっぱり美味しいです。

家庭用精米機、もっと早く買えば良かったですね。



そして次のステージ

我が家で残っていた2年前の玄米「古古米」 が残っていたので 、これを試してみます。


保管も特に気にせず食品庫という棚の奥に放置した状態で2年が経過してます

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たくさん削った方が良いのかな?という簡単な発想と、やってみたかったという理由で「無洗米コース」で精米。



音は通常と変わらない大きさで精米時間が延長されており、だいたい6分強ほどの精米時間

はい、完成

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古古米と言う事と、保存方法が良くなかったので、「無洗米コース」で精米してから更に水で研ぎました。

もしも匂いがするようであれば炒飯なんかに使おうかと考えながら炊飯してみました。

実食。

はい普通に 食べれましたし、普通に美味しいご飯を頂きました。

これは得した気分です。


「再精米」のモードもありますので、精米してから時間の経過したお米も再度リフレッシュさせることも可能ですよ。

そして、胚芽を食べたいけどちょっと苦手という方には 「胚芽 白米仕立て」モードがありますので白米に近い状態で精米することも出来ます。

「かくはん式」のお安い機種と比べれば少しだけ高めの設定ですが 、機能を考えればお買い得。

お勧めの精米機です





ちなみに精米したお米をすぐに炊かずに一時保管する際は「米びつ」を。

味の劣化を抑える密封容器で、冷蔵庫での保管に適したサイズなので使い易いです。