2011年12月

イメージしてごらん!<天国も地獄もあるってことを>

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イエスさまは、死者の中から復活され、人間に天国の門を

開いてくださいました。それで、私たちにとって死は終わり

ではなく、永遠の命への希望であります。天国への道は

この世から始まっているのです。天国は神さまがおられて

亡くなった霊魂たちは、神さまを愛し、神さまから愛されて

永遠の愛に生きています。人間の生きる目的が天国の幸福

にあるからです。神さまは愛であり、善でありますから、私たち

に悪(罪)があれば、神さまと交わることができません。

そのために、悪魔の欲望を捨てることが求められているの

です。人間は、悪魔に欲望へ誘惑され悪を知り、罪を犯して

しまいました。それで、霊魂(心)の愛と平和を失い、死の恐怖

と未来の不安に苦しめられて生きています。人間が悪魔に

罪(欲望)で支配され、死を避けて生きている理由です。

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悪魔は欲望で人間の脳と心をコントロールしているので、

私たちは自分の望む善いことをしないで、却って望んでい

ない悪いことに従ってしまうのです。神さまの敵である悪魔は、

人間に欲望を与えることで、この世の神となっています。

悪魔は人間が憎いので、霊魂を地獄で滅ぼすために欲望

を与え、罪を後悔しないように働いています。人間に生きて

いる間がすべてであると信じ込ませています。

人間が神さまを信頼しないで、悪魔の欺瞞を信頼している

のは、人間の知恵が悪を知ったためです。人間が生きて

ゆくために必要なのは、悪魔の欲望ではなく、神さまの

生命であります。善と悪を知る木の実を食べた人間は

欲望に目覚め、悪魔に依存しているのです。人間が永遠

に生きるためには、神さまの生命を食べることでした。

紫陽花

イエスさまが「私は生命である。」と、言われたのは、霊的

食物であると言う意味です。それは、霊魂に必要な神さま

の聖寵(愛)であります。マリアさまが聖寵満ちみてるお方

であったのは、マリアさまの霊魂には罪の汚れがなく神さま

の愛で満ち溢れていたからです。神の母となる特権のために

マリアさまは、無原罪でお生まれになったからです。

そして、人間の完成されたお方となり、人類の救済のために

新しいエバとなり、人類の母となられたのです。

人類の先祖であるエバ(女)は、神さまの命令に背いて、

悪の実を盗って食べました。神さまはエバに教えられたの

です。「この楽園の生命の木の実は食べてもよいが、中央

にある善と悪を知る木の実は食べてはならない。それを

食べるとあなたたちは、死ぬから。」神さまは先祖に永遠の

生命を約束するために、神さまのことばを守るように命じ

られました。そこへ蛇の姿をした悪魔がやって来て言います。

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「神のことばなど信じるな。神はお前たちに生命の幻しか

与えていない。動物でさえ子孫を残すことができるのだ。

お前たちもこの知恵の実を食べると目が開け、神のように

なれるのだから。」と、エバを性の罪に誘惑します。

私たち人間に性を教えたのは、悪魔であります。人間の

純粋な愛が悪魔によって、不純なものとなり、悪魔と人間

の不正な交際が始まりました。悪魔は神さまに造られた

天使でありましたが、その心に悪が芽生え、神さまの愛に

反逆する霊となり、悪魔、悪霊となって、天国を追放され

地獄の火で滅ぼされてしまいます。けれど人間の罪が増すと

地獄のフタが開けられて、悪魔、悪霊は人間を罪に誘惑

するためにこの世に出てきます。それは、神さまが霊魂を

救い、罪を清めて改心の恵みを与え、天国に導くためです。

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人間は神さまの愛を失い、罪のために苦しむようになり

ました。神さまは人間を罪から救うために、イエスさまを

この世にお遣わせになり、人間の罪の身代わりとされ、

十字架の上でお亡くなりになりました。神さまは人間をご

自分の愛のためにお造りになれれたことを、イエスさまの

死を通して証明されました。「神はわが子を与えられるほど

この世を愛された。神はこの世を裁くためではなく、おん子

イエスによって、この世を救うためである。」と、聖ヨハネは

教えておられます。

fatima

マリアさまは、霊魂を救うために人間に罪を悔い改めて神さま

に立ち帰り、ロザリオを祈るように励ましておられます。私たち

が罪を後悔するのは、人間の意思ではなく、聖霊(神の霊)のお恵み

であると思います。マリアさまはやさしいロザリオの祈りでイエスさま

の聖霊を取り次いで、天国の恵みに導いて下さっているのです。

イエスさまが聖霊によって、マリアさまからお生まれになったことを

想像して見ましょう。神さまには出来ないことは何もないからです。

神さまを信じられたマリアさまは謙遜であり、その教えに従われ

ました。神さまはマリアさまの霊魂を高められたのです。先祖エバ

は悪魔の言葉と自分の知恵を信頼し、傲慢となって、神さまの教え

に反抗し霊魂は堕落してしまい、その子孫である私たちも先祖と

同じ道を辿っているのです。マリアさまの教えを信頼しロザリオ

を唱え、罪を償い神さまの愛と救いを求めましょう。






マリアさまは人類を世界の滅亡から救う!

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その昔、神さまがイエスさまを人間と神さまとの仲介者と

なされたように、イエスさまは、マリアさまと共に人類の罪

を贖い、神の座におられます。そして、人間とイエスさまの

仲介者として、人類を滅亡から救うためにこの世をマリア

さまにお任せになっておられます。マリアさまは新しいエバ

となり、人類の母となってご自分の子供たちの救いに気を

配っておられます。

私たちに日本人は、東日本の大震災が起きるまで、大切な

生命を犠牲にし、経済の豊かさを求めて生きてきたのです。

けれども、大津波は人間の生命も、財産もすべてを奪って

しまったのです。愛する人を失い、住む家も、頼っていたすべて

のものを奪い去ってしまいました。生き残った方たちは命だけは

助かったのだからと言っておられます。まるで、戦争の悲惨さで

あります。そこに、原発事故が発生し、放射能の危険性が日本

から世界中に発信されました。私たちは豊かさを求めて、便利

さに慣れ、原発の危険性に目を瞑っていたからです。私たちは、

危険を隠し、恐ろしいものを見ないようにして、生きてきたのです。

原発という恐ろしい悪魔の発明器を生活に受け入れて、稼動させ

ると止めることも出来ず、廃炉することもできず、核のゴミを処理

することもできず、人類は原発地獄を盲目的に進んでいたのです。

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福島の原発事故が発生していなければ、原発は増設されよう

としていました。2010年に閣議決定された現行の

「エネルギー基本計画」が打ち出され、原子力発電設備を

20年までに九基、30年までに十四基新増設する予定であり

ました。このことは、橘川武郎一橋大学院教授が指摘されて

います。その背景に「鳩山イニシアチブ」が存在していたこと

を明らかにされて、一昨年デンマークで開催されたCOP15

(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)において、

「すべての主要排出国の参加による意欲的な目標の合意」

を前提条件にして、日本としては、20年までに温室効果ガス

排出量を1990年比で25%削減すると言う方針を打ち出して

いるからである。これが鳩山イニシアチブであるが、その講想

どおり、25%を国内において真水方式で実行しようとすれば

省エネだけでは目標を達成できないので、原子力発電の増強

しかないのである。原発事故により、鳩山イニシアチブが破錠

したことは、否定のしようがない。」橘川教授は雑誌・プレジデント

で、日本は国際社会において地球温暖化防止の主導的役割

を果すことができると言ってこられました。

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「温室効果ガスの中心を占めるのは二酸化炭素(CO2)で

あるが、CO2排出量を、原子力発電を使って減らす代わり

に石炭火力発電を使って国内で減らす代わりに、石炭技術

の海外移転を通じて国外で減らせばよいからである。

国際的にみて中心的な電源である石炭火力発電の熱効率

に関して、日本は世界トップクラスの実績をあげている。

従って、日本の石炭火力発電でのベストプラクティス

(最も効果的な発電方式)が諸外国に普及すれば、それだけ

で、世界のCO2排出量は大幅に減少することになる。」と。

このことを詳しくお知りになりたい方は、過去のブログ

<石炭火力発電のべストプラクティス>をご覧ください。

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米国のオバマ大統領は、福島の事故後に原発をクリーン

エネルギーであると言われていました。放射能を撒き散

らし人びとの生活を脅えさせる原発のどこがクリーンなの

でしょうか。ビン・ラディン容疑者を殺害して罪を正等化し、

国際法に違反しているのと同じではないでしょうか。

私は、原発を増設させる目的のために、打ち出されたの

が、温室効果ガスCO2削減であったのではないかと考え

ています。本当にCO2削減が目的であれば、橘川教授が

何度も繰り返し言っておられることを、なぜ政府は実行し

ないのでしょうか。裏工作があるとしか思えないのです。

日本は脱原発に向って進んでいます。浜岡原発の停止を

決断された菅直人前首相に心から感謝しています。

国民投票しなくても、人びとは原発依存から脱出するため

に「危険な原発は必要ない!」と立ち上がったのです。・・・・

日本の救いのために、被災地で厳しい冬を過ごされ犠牲に

なられた皆さまに神さまの豊かな祝福とマリアさまのご保護

がありますようにお祈りしています。

霊魂は神さまに与えられた、尊い命です。天国の恵みに

入るまで、神さまに希望して大切にいたしましょう。

亡くなられた方たちが神さまのもとで幸せでありますよう

に日々お祈りしましょう。



















米ロックフェラー財団元会長、フォスディック<原爆は無差別殺りく>

マリアと3人の子供たち

中日新聞12月25日には、次のように記載されています。

「広島と長崎に原爆が落とされて間もない1945年(昭和20年)

8月末、世界で最も影響力のある米ロックフェラー財団の会長

で国際連盟創設期に事務次長を務めてレイモンド・フォスディック

が原爆投下を批判した手紙が見つかった。米国で投下を正当化

する論調が圧倒的な中、無差別殺りく兵器の使用を厳しく批判し、

苦しい胸の内を吐露している。手紙は財団の自然科学部長だった

ウオーレン・ウィーバー宛て。ウィーバ−の分書を調べていた拓殖

大の日野川静枝教授が今夏、米ニューヨークの同財団資料館で

見つけた。フォスディックは、45年8月14日付のウィーバの手紙

に同年29日付で返信。ウィバーが「二つの爆弾が落とされた戦争

に勝ったことで、多数の米国人の命も救った」と記したことに反論

している。フォスディックはドイツが原爆を開発している情報を受け

て米国も原爆を開発した事情を認めた上で、

(1)米国が開発に成功した時、ドイツは降伏したいた。

(2)米国は日本が原爆をもっていないと知っていた。

「戦争に勝利するための未来のあらゆる兵器にお墨付きを

与えた。」と、批判した。さらに将来の核戦争を予測し

「私たちの手はきれいではない。」「私は良心の呵責に苦しん

でいる。」と煩悶していた。

光

フォスディックはその後、同年の財団年報で、原爆開発を主導

した、ロバート・オッペンハイマーらに財団が資金したことを明か

した。当時は原爆に繋がっているとは知らなかったと弁明し、「戦時

中は破壊的な結末にねじ曲げられる」として、一刻も早く、戦争を

止めなければならないと訴えた。

油井大三郎、(東京女子大教授)アメリカ現代史は「原爆

投下から時期的にも早く。ソ連が核兵器を開発するかどうか

分からない段階で核戦争の恐れを指摘している。フォスディック

は法律家なので、国際法の知識があり、民間人の無差別虐殺

が戦時、国際法違反と知っていたのだろう。」と語っておられる。

十字架

日本は、原爆が投下される以前に、奇襲作戦で真珠湾攻撃

を開始していました。米国に対して、最後通告をしないままで

攻撃をすることに山本五十六長官が何よりも恐れ、天皇も

首相以下にその一件を厳しく戒め、国際法上も違反であると

言われたのでした。近江兵治郎・元連合艦隊司令部従兵長

は著書「山本五十六とその参謀たち」の中で次ぎのように書いて

おられます。「ルーズベルト大統領は日本海軍による真珠湾

攻撃の計画を、事前に知っていたが、知らぬふりをしていたという

説もある。日本に先制攻撃させることで、参戦の口実作りとした

という話である。しかしこのような話は、山本長官の幕僚の中では

一人として話題に出したこともない。政略的な事柄は軍令部の管轄

で、実戦部隊である連合艦隊司令部は、このようなことは取り上げて

関知することが無かったかと思われる。」

天使

恐ろしい戦争は、絶対してはならないのです。国家間で互いが

国際法を守っていれば、残虐な原爆投下には至らなかったの

です。国際法に戦争を起こさないという取り決めが必要である

と思います。人間が戦争を正当化して罪を犯す限り、この世で

は平和は遠のくばかりです。人間が守ることができない法律は、

真の意味がないように思えます。法律よりも、人間一人ひとり

が罪を悔い改めて、神さまに立ち帰り、戦争や対立を仕掛ける

悪魔の欲望を捨て、心の愛と平和を求めることが大切であります。



















山藤章一郎さん<山本五十六司令長官、無上の愛>

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真珠湾攻撃から70年になる今年は、映画「聯合艦隊司令

長官、山本五十六」が上映されています。日本が過去に

起こした戦争を謙虚に反省するためにも、とても意義の

あることではないでしょうか。戦争は罪であります。私たちは

恐ろしい核戦争を反対しなければなりません。

山本五十六連合隊司令長官は、米国との戦争を強く反対

した人でした。けれども日本は開戦に踏み切ったのです。

国民の中にも、戦争を煽る群衆がいました。

神さまが人間に戦争をお許しになったのは、国の指導者

の反省を促がすためであったと言われています。

開戦の中で、日本人の良心が存在していたことは、私たち

にとって、誇りであります。週刊ポストに山藤章一郎さん

の記事がありましたので、ご紹介させて頂きます。

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この日の午後、山本五十六連合艦隊司令長官(57才)は

愛する千代子さん(37才)と銀座を歩いていました。今日

明日にも、戦争が始まろうとしていたのです。

山本長官は、千代子さんに薔薇の花を一束求めて、彼女

に渡し、「花びらの散る頃を見ていてください」と言い残して、

銀座で別れます。山本長官は、広島湾桂島に駐泊している

旗艦<長門>から上京し、天皇拝謁などあわただしい

時をすごし、その愛する人と会い、船に帰った翌日に山本

長官は、千代子さんに手紙を書いています。

「このたびはたった三日でしかもいろいろ忙しかったので

ゆっくり出来ず、それに一晩も泊まれなかったのは残念

ですが、堪忍してください。(中略)薔薇の花はもう咲きまし

たか。その一ひらが散る頃は、・・・・。」千代子さんが手紙を

受け取ったのは、七日であり、鏡台に活けてあった薔薇は

その日散った。この八年前の夏に山本海軍少佐は、筑地の

料亭<錦水>で千代子さんと初めて会いました。その後

また宴会場で会い、昼食をごちそうしてもらうことで、親密に

なりました。数日後、<ロンドン海軍縮会議予備交渉>の

日本代表として、横浜を出発します。翌年2月12日、帰国。

軍縮予備交渉は物別れに終わり、自分の無力、徒労感に

うちひしがれる。帰って来た東京駅の出迎えの中に千代子

さんの顔がありました。

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「ロンドンに行く時は、これも国家の興廃を双肩に担う意気と

覚悟をもっておりましたし、あなたと急速なる交渉の発展に

対する興奮もありまして血の燃ゆる思いもしましたがロンドンに

おいて、全神経を傾倒した会議も(中略)自分はただ道具に

すぎぬような気がして、誠に不愉快であり、また自分のつまら

なさも自覚し、実は東京に勤務しておるのが淋しくて淋しくてなら

ぬのです。それで孤独のあなたを慰めたいと思って居った自分が、

かえってあなたの懐ろに飛び込みたい気持ちなのです。こんな

自分の気持ちは、ただあなただけに今こうして初めて書くのですが、

どうぞ誰にも話をなさらないでくださいね。」山本長官には、南青山

に住む一回り年下の妻と四人の愛児がいました。千代子さんは、

25才のとき、零落した株屋の父と母を亡くし、資産家の囲われ

になっていましたが自殺を図ったり転変の激しい前半生を

送っていました。千代子さんは、薔薇の花びらが散った翌八日

の朝、ラジオのけたたましい臨時ニュースに耳をうたれました。

「<大本営海軍報道部発表>本八日早朝、帝国海軍航空部隊

により決行せられたるハワイ空襲において・・・。」(中略)

昭和16年11月17日、18日。集合命令が下り、宣言がありました。

「本機動部隊は12月8日未明を期して真珠湾を奇襲し、米太平洋

艦隊を撃滅する」・・・・。しかし、艦艇、航空機、鋼鉄、電力、・・・

敵はいずれも日本の数倍、数十倍の能力を有しているのです。

最重要の原油生産量は日産、米国384万バレル、日本5200

バレル。実に米国は日本の740倍の原油を生産しています。

戦争は回避すべきであるが、政府も軍も世論もひたすら必勝

の気で突っ走っている。山本長官は総員に必ず付け加えました。

「決して死に急いではならぬ。必ず生還するように」

大奇襲作戦の成果は、実に戦史にその比類を見ぬものが

あったのです。けれど後になって分かるのですが、天皇、山本

長官の危惧するとおりになりました。山本長官が何よりも怖れ

たのは、米国に対して、最後の通告をせぬまま、攻撃を開始

することでした。このことは、天皇も首相以下にそのこと一件を

厳しく戒め、国際法上も違反でありました。

最後通告はなされず、騙まし討ちをしたのです。ルーズベルト

大統領はこの日を米国の汚辱と議会で呼んだのです。

読売新聞の社説には、「今こそ帝国の前に燦たる光明の

路はひらかれた。」と記しています。

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千代子さんは、山本長官のことを兄さんと呼んで慕って

いました。兄さんからは、一週間とあげずに手紙が届き

ました。真珠湾攻撃の翌17年1月には5日に一通の手紙

が届きます。「たった一人の千代子の手紙ばかりを朝夕

恋しく待っております。写真はまだでしょうか」

三月に入り、千代子さんは結核に罹り、一時、酸素吸入を

する重篤に陥り、絶対安静の状態が続きます。

だけど、兄さんに助けを求めるわけにはいかない。

真珠湾作戦で国中を沸かせている英雄に易々と近づけない

からです。何よりもまだ兄さんは船の中であります。

「5月10日、兄さんは呉に帰港して、電話をかけてきてくれた

のだけど、咳きが出て話せない。ただ心焦るのみにて涙と

でどなく出ずる」と、日記に書いてあります。

そして、「死んでもと思って」看護婦の止めることも聞かない

で、夜の汽車で呉に向うのです。

14日午後4時、ホームに兄さんは出迎えに来てくれました。

眼鏡をかけ、マスクをし、背広姿で。

山本長官は、痩せた千代子さんを背負い、「軽くなったね」

と言って、駅前の人力車から旅館に運ばれる。

注射をされ、昏々と眠る千代子さんに、四晩付き添ったの

です。人目をはばかることなく、やつれて肉が落ちた千代子

さんを横抱きにして風呂に入れてくれました。

別れの時が来て、呉のプラットホームで、千代子さんは後

で日記に書いています。「あのまま汽車から飛び降りてあなた

の側にいたかった・・・・・。汽車が動きだしたとき(中略)

あなたはずいぶん強い力で、私の手を握って下さいましたね。

どこまでも私の手を離さないで連れて行って下さいませ。」

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この頃から総司令部は<長門>から<大和>に移っています。

世界一の巨艦であります。大和から兄さんの手紙が届きます。

「あの身体で精魂傾けて会いに来てくれた千代子の帰る思い

はどんなだったか。(中略)私の厄を皆引き受けて戦ってくれて

いる千代子に対しても、私は国家のため、最後のご奉公に精魂

を傾けます。その上は、万事を放擲して世の中から逃れてたった

ふたりになりたいと思います。」手紙の終わりには、「これからが

峠だよ。うつし絵にくちづけをしつつ幾たびか千代子と呼びて

けふも暮らしつ」と、歌で結んでいます。呉のホームで別離して

から12日後、山本長官は<ミッドウェー海戦>に<大和>で

出艦します。翌18年5月21日。

「大本営発表。連合艦隊司令長官山本五十六ハ本年四月十八日、

前線ニオイテ敵ト交戦飛行機上ニテ壮烈ナル戦死ヲ遂ゲタリ」

5月23日、遺骨がもどって、6月5日、日比谷公園で国葬が

ありました。千代子さんは夫婦養子をとり、沼津で料亭を開いて

85才で亡くなり、山本長官の死後47年を生きられました。

山本長官の妻は、保険外交員になり、四児を育てられました。

お二人の関係が公になったのは、戦後八年ほど経って、

『週刊朝日』が「山本元師の愛人」として報じてからでした。沼津

在中の医師、望月良夫さんが千代子さんと何度も会った貴重な

聞き書きでした。山本長官と千代子さんとの無上の愛です。

山本長官の生家は、新潟県長岡市になります。戦災で焼失し、

市が復元したものです。お墓は、駅から15分ほどの<長興寺>

にあります。まだ新しい菊の花が供えられていました。

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山本長官と千代子さんの<恋文>には、人を愛することの

大切さが伝わってきます。愛するとは、大切にすることなの

です。現代のように電話やメールで簡単に愛情を表現して

しまうと大切な心が伝わってこないのかもしれません。手紙は

何度も読み返すことができてよいものです。ケンカをしても、

言葉では素直に誤れなくても、手紙には素直な心が書けるの

ですから、皆さまも手紙を出されると大切な人との愛の絆を

深めてゆくことができるのではないでしょうか。














イエスさまは再臨し世界を支配する

聖母子

クリスマスのお祝いは、イエスさまが人間に愛と平和を与えるため

にお生まれになられたことにあります。世界を支配される神さまは

人間の心が世界の平和よりも、自分たちの国の経済的豊かさ

を求め、敵対していることを悲しんでおられます。キリスト教国と

イスラム教で敵対し、報復を繰り返しているからです。これでは

神さまを信頼しているとは言えないでしょう。日本はどうでしょうか。

日本には、聖ザビエルがキリスト教を伝道する以前に、ユダヤ教

景教として、伝道されていました。それが仏教や神道に分離され

ています。仏教や神道の経典がキリスト教に似ているのは、

聖書の教えを基本にしているためです。宗教が本来一つである

理由です。創造主である神さまの教えは、聖書に記されて、

それを人間に守るように教えておられるからです。

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神さまはユダヤ人に現れて、祝福されました。けれども、

ユダヤ人は神さまの愛のために掟を守るのではなく、自分

たちが掟を守ることで、正しい人間になれると信じたのです。

ですから神さまの掟を守ることができず、罪を犯してしまう人に

とても厳しく、裁いていました。その時にイエスさまが来られて、

病人を癒し、悪霊を祓い、罪をゆるしてくださったのです。

罪がゆるされた人びとは、改心し、神さまを信頼して生きる

ようになりました。現在の日本の社会も当時のユダヤの社会

によく似ています。この世の法律を自分勝手な解釈をして、

罪を正当化しています。それで、自分の罪を隠して、罪を犯し

た人たちを裁いているのです。これが私たち人間の罪深い

悪魔的な本質であります。

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神さまがユダヤ教からキリスト教を分離されたのは、掟から

解放してくださったからです。人間が正しい人になるのは掟

を守ることではなく、神さまの愛によるものであることを教え

られたのです。そのためにユダヤ教徒であり、律法(掟)に

熱心であった聖パウロをお遣いになりました。復活された

イエスさまは、聖パウロにご出現になり、聖霊の恵みを与え

られて、「目からウロコがおちる」体験をしました。(使徒行録

9・1〜18)神さまはユダヤ教にメスを入れられたのです。

私たちも、究極的には聖霊の恵みを頂いて、イエスさまを

神であると信頼できるのです。人間の知恵ではなく、神さま

の霊である聖霊の恵みによるものです。人間の知恵では

自己を超える神さまの真理を理解することはできないのです。

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聖パウロは異邦人の使徒であると言われ、そして自分のこと

を罪びとの頭であるとも言っているのです。神さまを信頼しない

人間は、悪魔の悪(罪)を心のうちにもって生きているからです。

それは、私たちが神さまの愛に反抗し、悪魔の誘惑に負けて

罪を犯しているためです。

聖パウロは律法に熱心で、それを守っていた正しい人であり

ました。それで、キリスト教徒であった聖ペトロ(初代教皇)や

弟子たちを迫害していたのです。けれど自分の考えが神さま

の教えとは違うことを聖霊によって悟ったのです。それで

聖パウロはキリスト教に回心します。そして、律法によっては、

ユダヤ人は救われないと説くようになり、今度はユダヤ教徒

から迫害されるようになりました。そして、人間は神さまへの

信仰によって、正しい者になれることを伝えるようになります。

神さまは律法を廃止されたのではなく、神さまの愛によって、

聖霊の力で律法を守ることができるためです。

イエスさまは、再臨し、この世の悪を終わらせ、悪魔を滅ぼし、

全世界を愛と平和で支配されるでしょう。悪魔はそれを知って

いるので、人間に欲望を与え、霊魂を滅ぼすために休むこと

なく働き、罪に誘惑しています。イエスさまは霊魂を悪魔から

救うためにこの世をマリアさまにお任せになりました。

マリアさまは、人びとがイエスさまをお迎えするために、悪魔の

罪を捨て、ロザリオを祈り、聖霊の恵みを与えて、罪を償い

改心するように導いておられます。

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デルコル神父、クリスマスは愛と信仰の贈り物

主の誕生

おそれることはない!すべての人びとのために大きな喜びの

知らせを、私はあなたたちに告げよう。今日、ダビデの町で、

あなたたちのために、救い主がお生まれになった、すなわち、

キリストである。(ルカ2・10〜11)と言う天使の声が聞こえる

かのように想像しましょう。私たちも羊飼いたちのように、

ベトレヘムに行って、主がお示しくださったその出来事を

急いで、マリアとヨゼフと、まぐさおけにおかれたみどりごを

見にに行きましょう。(ルカ2・15〜16)

イエス誕生

救い主がお生まれになりました。まぐさおけにおかれた

みどりごです。羊飼いたちの耳に、まだ天使たちの歌声

が響いています。「いと高き所には、神に栄光、地には

善意の人びとに平和!」この小さなみどりごは、私たちの

救い主です!か弱いおさなご!可愛いおさなご!

み手を伸ばして、私を招いておられます。

私の助けを願っておられます。けれども、天地万物をお造りに

なられた全能のお方であることを、私は固く信じています。

かれども、どうしてこんなに小さくおなりになる必要があった

のでしょうか?本当は必要なかったと言えましょう。

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それは、私たち人間が神にまで近づけなかったからこそ、

神は人間となったくださったのです。愛のきわみのうちに!

救い主が馬小屋にお生まれになったことは、私たちの心

の中にもいえす・キリストを生まれさせるということです。

マリアを母として、霊的に生まれるのです。

まず幼子にせっぷんしましょう。イエスは、私のせっぷんを

待っておられます。私たちはせっぷんをするためには

どうしても身をかがめなければなりません。それで、イエス

に近づくためには、まず謙遜な心が必要です。自己信頼

で傲慢に生きている自分がへりくだらなけれはなりません。

そして、自らへりくだるとき、イエスは私の心の中にお生まれ

になって、私を高めてくださいます。しかも、ご自分の命に、

超自然の命にあずからせて、下さり私を神の子としてください

ます。天の世継ぎにまで高められます。イエスの限りない

憐れみ深い愛のおかげで!

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そして、知恵の謙遜も必要です。幼子は、真理を告げる

神のみことばです。そのことばを聞くためには、謙遜な知恵

の耳で聞かねばなりません。謙遜な知恵の耳、それは信頼

です。清い心と、謙遜な知恵は、そのみ前にひざまずいて

礼拝します。ベトレヘムの幼子は、愛と信仰の贈り物です。

(デルコル神父著、ロザリオを祈りながら、愛心舘より)

ロザリオの祈りは、愛と信仰に生きるための神さまのお恵

みです。自己信頼の傲慢な心を神さまの謙遜へと導くのです。






安田貞治神父<クリスマスは愛と平和の喜び>

主の誕生 

「いと高きところでは神に栄光があるように。地上では

み心にかなう人びとに平和があるように」(ルカ2・14)

この言葉は、キリストがベトレヘムの郊外の貧しい馬小屋

でお生まれになった真夜中、羊飼いたちのたむろしている

ところへ、神の天使たちが現れて、歌ったものだといわれ

ております。今日の私たちが、一番求めているものは何か

と言えば、それは言うまでもなく平和でありましょう。

光

このことは一見矛盾とも見えますはれど、事実世界の至る

ところでは、人びとは平和を求めて戦っているのであります。

今の日本人の一番希望しているものは平和です。

いかにしたら「平和な家庭」「平和な社会」「平和な国」であり

えるか、それは当然政治に繋がるものでもありますが、

同時に宗教とどのようにして関連させることができるでしょ

うか。現代の私たちが、今必死になって平和を求め、それを

守ろうとしていることは確かですが、おかしなことに、世界

の人びとがそれを求めれば、求めるほど、逆に平和は

遠のいていくように見えます。まさか遠心分離の法側に従って

いるわけでもないでしょうに、一体これはどうしたわけでしょうか。

天使

多くの人びとが信じているように、平和というものは果たして

物質の豊かさや科学技術の進歩発達によってのみ、招来

しうるものでしょうか。私たちは今日物質的に非常に豊かな

社会に住んでいます。しかし心は何かそこに安住できないもの

を感じているのではないでしょうか。新たな渇きが何か満たさ

れない不満が、心の底にくすぶっているのではないでしょうか。

にもかかわらず、多くの人びとが追いかけているのは物質で

あり、気晴らしであり、官能の満足なのです。しかしそこから

得られるものは結局、空しさと疲労と焦燥に過ぎないでしょう。

天使

それは、ちょうど私たちが、物質や官能の世界から、人間

本来の霊魂の渇望である平和を求めても、何も出てこない、

ということと繋がっているようです。物質や官能の追求は、

人間の欲望の渇きをかきたて、一時的に満たし得ても、もっと

深い霊魂の渇望を満たし得ないからです。

クリスマスの喜びの歌は、人がその意義を知らずとも、全世界

の人びとに心に優しく語りかけます。天使の言葉は、静かな夜

に貧しい羊飼いたちに告げられた、神の子キリストの誕生を

祝う最初の歌声であり、また善意の人たちに贈られた平和の

告知でありました。「グロリア・イン・エクチェルシス・デオ」

<天には神に栄光あれ>と。それは天国の最も高いところの

神に、無限の光栄が永遠に輝きわたっていたように、この

地上の暗闇に住む人間にも、平和の恵みが訪れるように

との祈りであります。

祈り

私たちの地上の平和というものは、霊魂を奥底から愛で

満たす深い平和であって、それは神の賜である天よりの

恵みによって、清らかな永遠の喜びに参与することなの

です。もし、私たちが、霊魂の平和を神から与えられたと

すれば、その恵みの仲介者であるキリスト、すなわち神の

子の誕生によって、それは始まったと言えます。

平和な家庭生活を送るためには、何が必要でしょうか。

経済は条件の一つであっても原因とはなり得ないのです。

たとえ条件が揃っていても、もし、家族の一人ひとりに愛の

精神が欠けていたら、平和な家庭生活とういものは望み

得ないでしょう。

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このことは、人類の平和についても当てはまると思われ

ます。絶えることのない愛の精神が、人びの心から心へ

交流し合うことによって、初めて世界平和も実現をされる

のです。神の子キリストが第一に説いたのが、愛の教え

でありました。人間の第一に努むべきことは、「魂を尽くして

神を愛せよ。」第二が「隣人を自分のように愛せよ。」との

進めであります。キリストが「汝の敵をも愛せよ」と命じたの

は、人間の求めてやまぬ平和が、愛の精神によってのみ

確立されることを、啓示したものでありましょう。

この二つの愛こそ人間を本当の意味で救うものであり、

永遠の平和を与えるものであります。

人間は、キリストの愛に包れ、生かされて、確実に平和

を手にすることができるのです。

クリスマスの本当の意義は、神が人類に平和の恵み

をもたらす、第一歩であったと言えましょう。」

「空の鳥を見よ、安田貞治神父著より 」

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安田神父さまは、私を洗礼に導いてくださいました。その

時、「あなたは悪魔を捨てますか?」と言われ私は「はい」

と答えました。私たちの愛を可能にするために、神さまの

敵である悪魔(欲望の神)を捨てる決心をするのです。悪魔

を愛し、同時に神さまを愛することはできないからです。人間

の力ではできないので、マリアさまに心を開いて、ロザリオを

祈り、神さまの愛と強い力を頂くのです。すべては神さまの

お恵みによるものです。

マリアの家  ルルドの泉にいらっしゃい








袴田事件、弁護団がDNA型再鑑定<冤罪を裏付ける>

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毎日新聞12月23日には、「袴田事件、弁護団早期再審訴え」

DNA不一致「工作疑わせる」と記載されています。22日に

「袴田さんの無罪が99%明らかになった。」とされています。

袴田事件の第二次再審請求でDNA型再鑑定結果で、被害者

の返り血とされてきた血痕が被害者とは一致しないとの弁護

側鑑定は、確定判決の根幹を揺るがすものである。

袴田巌死刑囚(75)の冤罪を訴えてきた弁護団は、22日夕

東京都の弁護士会館で記者会見を開き、早期の再審開始

決定を訴えた。西嶋勝彦弁護団長が「弁護側と検察側の

鑑定人の鑑定結果は同じものではないと主張する。弁護側

鑑定人の結果について「袴田さん以外の何者かが着衣を

工作したということを強く疑わせる内容になっている」と評価

する。弁護団は検察側鑑定人の鑑定に「地裁から命じられ

た血液型の検討をしておらず、鑑定の体をなしていない」

と、疑問を投げかけている。

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元東京高裁判事の木谷明・法政大学法科大学院教授

(刑事法)は、次のようにお話されています。

『弁護側が推薦しした鑑定人は、衣類5点に付着した血痕

DNA型が被害者と一致しないとはっきりした結論を出した。

一方、検察側の鑑定人は、同一可能性を排除できないと

あいまいだ。弁護側に有利な結果になったと言えるだろう。

一日も早く再審を始めるべきだ。これ以上時間をかけるべき

ではない。』

DNA型鑑定が冤罪を裏付けた足利事件、再審請求で開示

された証拠が再審無罪につながった布川事件がある。」

(毎日新聞より)

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私は、この記事をとても喜んでいます。そしてこれ以上時間

をかけるべきではないと思います。袴田事件を担当された

元判事熊本典夫さんは、「袴田さんは犯人ではない。」と

はっきりと言われ、検察側の判決が多数決にあったことを

指摘されています。袴田さんご自身も自白を強要されたと

伝えられています。検察側は自分たちの考えを絶対視して、

絶対者である神さまを否定しているからではないでしょうか。

人間の正義は検察側にあるのではなく、人間を正義で裁く

神さまにあるのです。もし、国が無罪の人を一生暗い監獄の中

で閉じ込めるのなら、国はどうして人間に罪を償うことができる

のでしょうか。人間の正義とは裁くことにあるのではなく、事件

を正しく判断することにあります。神さまの正義は袴田事件の

再審を開始し、検察側には良心に添った正しい判断することを

求めておられます。

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神さまは生命の源である

fatima

神さまは人間の生命の源であります。人間の不幸は生命の

源である神さまから離れているからです。人間は生命の造り

主である神さまに反抗し、自分の力で生きることができると

錯覚して、自己信頼で傲慢に生きているのです。多くの人

は神さまを信頼しないで生きています。神さまの知恵と人間

の知恵には、大きな隔たりがあります。それは人間が神さま

の教えに従わないで、悪魔の教えに従って生きているから

です。悪魔が人間はサルが進化して形成されたと言うと人は

それを信じてしまうのです。自分の身に不幸や苦しみが生じる

と、土地が悪かったり、方位や名前や、配偶者との相性や前世、

悪霊のせいにしてしまうのです。人間は悪魔の迷信や間違い

に惑わされて、不安になって生きています。

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人間に善と悪の正しい判断を与えてくださるのが、神さま

の知恵であります。人間に生命を与え、神さまの知恵を求める

ように教えてくださいました。もし、私たちが悪魔の欲望を愛し、

信頼しているとして、神さまを裏切ったとしても、神さまは人間

を裏切ることはありません。人間に愛を与え、正しく生きるよう

に導いてくださるのです。人間が生きる目的を知り、未来に希望

をもつためには、神さまに信頼することが大切です。人間の不幸感

や苦しみは、神さまの救いを求めるチャンスであると思います。人間

が第一に求めるものは生命の源である神さまであります。

お金や物質的豊かさは、人生の目的ではなく、人間の生きるため

の手段であります。いつの間にか手段が目的と摩り替わってしま

い人間が生きる目的を喪失しているのです。

天使

人間の生きる目的は、神さまを愛し、神さまから愛されて、

人を愛することです。神さまの愛のために生きて、来世は

神さまとともに、天国で幸福に生きるためであります。

地上の人生は、永遠の生命の目的のためであり、来世に

希望をもって生きることができるためです。この天国への

目的がなければ、人間には死があり、人生を暗いものに

して、心は憂うつになり、生きる力が失われてしまいます。

マリアさまは、人間の中で唯一神さまを信頼され、謙遜で

ありました。マリアさまは神さまのなさることをすべてを

理解されたのではなく、神さまは善いお方であるからと信じ

て、神さまの知恵に従われたのです。神さまを信頼された

マリアさまがイエスさまと共に歩んで来られたのがロザリオ

の道であります。マリアさまは人間が神さまを信頼できるよう

に、ロザリオの祈りに導いてくださっているのです。

光

マリアの家   ルルドの泉にいらっしゃい






マリアさまの恵みで改心する

主の横顔

苦しみは幸福になるチヤンスであると思います。それは、

苦しみを通して神さまに救われ、神さまの愛を知ることが

できるからです。イエスさまは人間を悪魔から救うために、

この世に来られたのですから。私のように大きな罪を犯し

ても、後悔もしないで滅びの道を進んでいる憐れな霊魂を

救い、改心させてくださるのです。

イエスさまは人間に悪魔を捨てて、改心の恵みを与え

神さまの愛で、正しく生きるように導いてくださるのです。

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神さまは愛でありますから、人間に改心するチャンス

を与えてくださっているのです。それは生きている間に

罪を告白して、許しを願い、罪を償うためです。もし、それ

ができなければ、来世で償うことになるのです。

罪が許されていない霊魂は、地獄の火で永遠に滅ぼされ

ることになります。神さまは、人間に愛を与え幸福に

するためにお造りになりました。けれども、人間の意志が

神さまの掟に背き罪を犯したために、天国の生命を失い、

悪魔に罪で支配されるようになりました。悪魔は人間を

罪に誘惑し、改心しないように働いています。

私たちが神さまを信頼できないのは、悪魔の欲望による

ものです。悪魔は人間に欲望を与え、経済的に豊かに

なれば、幸福になれると信じ込ませたのです。人間は

物質的に豊かになっても、霊魂は満たされることがありま

せん。霊魂は神さまの愛に渇いているのですから。

十字架

神さまは、人間を悪魔の支配から救うためにイエスさまを

救世主として、この世に送って下さり、罪を許して下さるの

です。神さまが完全な善であるということは、人間はすべて

悪い者であるということです。そこが人間の救いであり

ます。私たちの心にある悪、この世の悪、そして悪魔

の悪から救ってくださるために神さまは存在しておられ

ます。人間が善人であれば、救われる必要はなく、神さま

のように完全な善人になるために改心が必要なのです。

そのために、天使祝詞の祈りでマリアさまに「罪深い私たち

のために、今も、臨終のときもお祈りください。」と唱えるの

です。人間が謙遜に祈るからこそ、マリアさまの仲介で

イエスさまの憐れみが天から降り、改心して、幸福に生きる

ことが出来るのです。

天使

マリアの家  ルルドの泉にいらっしゃい























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