2009年08月
2009年08月27日
佐藤正午「身の上話」光文社
ちょっと前に、読み終わっていたのだけれども、この本はおそらく、今年の私的ベスト3に入ることは間違いない気がする。
ちょっとした決断。
そして、お金にまつわるあれやこれや。
それらを起点に展開する、人にとって決断とは何か? 決断は自分で選びとったものなのか、それとも、他人によって決断させられるものなのか…
一気読みです。
アマゾンの書評ではべた褒めされてます。
確かに、「ジャンプ」や「Y」を超える代表作になるほど緻密に練られ、そして構成されたすばらしい作品だと思います。
あ、あと、最近、ロベールボワイエ「脱グローバリズム宣言」藤原書店を読んでいるけども、これも社会科学部門では、ベスト3に入るだろうなぁ、という本。
この本は、資本主義のモデルは、アメリカ型(アングロサクソンモデル)に収れんするのか?という問題意識のもと、いや、そうではないということを論証するもの。
このような本が、アメリカの資産バブル崩壊の前に出されていたこと、そして、ボワイエの母国であるフランスという国の位置について考え、同時にその底力を感じる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
判決かくのが、なかなかつらいなぁ。
弁護側も、検察側も一生懸命だからこそ、見落としがないようにしないとね。
日曜は、ゆっくり選挙ステーションでも見ている余裕があるのだろうか…。
ちょっとした決断。
そして、お金にまつわるあれやこれや。
それらを起点に展開する、人にとって決断とは何か? 決断は自分で選びとったものなのか、それとも、他人によって決断させられるものなのか…
一気読みです。
アマゾンの書評ではべた褒めされてます。
確かに、「ジャンプ」や「Y」を超える代表作になるほど緻密に練られ、そして構成されたすばらしい作品だと思います。
あ、あと、最近、ロベールボワイエ「脱グローバリズム宣言」藤原書店を読んでいるけども、これも社会科学部門では、ベスト3に入るだろうなぁ、という本。
この本は、資本主義のモデルは、アメリカ型(アングロサクソンモデル)に収れんするのか?という問題意識のもと、いや、そうではないということを論証するもの。
このような本が、アメリカの資産バブル崩壊の前に出されていたこと、そして、ボワイエの母国であるフランスという国の位置について考え、同時にその底力を感じる。
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判決かくのが、なかなかつらいなぁ。
弁護側も、検察側も一生懸命だからこそ、見落としがないようにしないとね。
日曜は、ゆっくり選挙ステーションでも見ている余裕があるのだろうか…。
2009年08月25日
2009年08月20日
最後の一回
またまた、例の覚せい剤の事件だけども、TVで、いつ覚せい剤を使用したかわからないから、起訴は難しいのでは、みたいなことをおっしゃっている人がいたけど…
一応、覚せい剤自己使用の訴因としては、最後の一回という意図であれば、概括的な特定も許されるんだよね。
そうすると、ある程度日程がわかれば、何月何日から何日の間に、注射または吸引の方法によって、という概括的記載で足りるのではないだろうかなぁ、と思ったり。
もともと、かくせーざいは、いつやったかかが分かりにくい類型だからね。
ま、いいんだけど。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
PD叢書「女詞 太宰治アンソロジー」を読了。
この本は、太宰の女性に仮託した一人称独白体の短編を集めたもの。
やっぱり、太宰の真骨頂は、この女性の一人語りによるものに限る、ということを再認識。
解説もなかなか面白かったです。
解説の中にも描かれていたけど、「自己愛惜」が太宰文学を読み解く上でのキーワードであり、また、だからこそ、太宰のファンは、自分自身に向かって太宰が語りかけている、これは自分のことを言っているのだ!!
って思うんだよね。
関連して思うのは、結局、世の中では、人は、みんな自己愛惜という心を持っていて、なんとかして自分の方を向いてもらいたい、自分はこんなに大変なのだ!! こんなことをしている自分はすごい!とだれかに認めてほしい
という気持ちを持っていると思う。
そいう点からすると、私にとって、“神”という存在があるとすれば、まったく自分自身の利害を考えない、という存在だと思う。
卑近の例では、たとえば、飲み会の幹事なんかを進んでやる人がいるとする。
そして、おそらく、お疲れさま、大変だねぇ、などと声をかけられるだろう。
しかし、それは人のためにやっているわけではないと私は意地悪くも考える。
つまり、自分自身の満足のためにやっているのだ。そのような自分が好きなのだ。
これは、おそらくボランティアもそうなんだろうなぁ、と思います。
が、なかなか、こんなこと世間的には言えないよね。こういうことを考える人は、底意地が悪いですけども、しょうがない。。。
という自分自身も、そう書くことによって、自分はこんなことを考えているぜぃ、と自己の虚栄心?を満足させているのであります。
要するに、そういうことに自覚的であれ、ということ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
深夜の読書中:佐藤正午「身の上話」光文社
光文社のPR雑誌「本が好き!」に連載されていた小説。連載中もちらっと読んでたんだけど、再読。
人は、その生涯に置いて、意識的にあれ、無意識的にでもあれ、計画的にでもあれ、突発的にでもあれ、ある決断をし、ある行動をする。
その一つの行為が、後の行為へと連鎖的につながっていく。。。
っと、「Y」や「ジャンプ」や佐藤正午さん特有の、ある決断が、その後どうなるか。その人にとってどういう意味を持つのかを描いた作品。
ぐいぐい読ませます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日書いた答案:二通
一応、覚せい剤自己使用の訴因としては、最後の一回という意図であれば、概括的な特定も許されるんだよね。
そうすると、ある程度日程がわかれば、何月何日から何日の間に、注射または吸引の方法によって、という概括的記載で足りるのではないだろうかなぁ、と思ったり。
もともと、かくせーざいは、いつやったかかが分かりにくい類型だからね。
ま、いいんだけど。
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PD叢書「女詞 太宰治アンソロジー」を読了。
この本は、太宰の女性に仮託した一人称独白体の短編を集めたもの。
やっぱり、太宰の真骨頂は、この女性の一人語りによるものに限る、ということを再認識。
解説もなかなか面白かったです。
解説の中にも描かれていたけど、「自己愛惜」が太宰文学を読み解く上でのキーワードであり、また、だからこそ、太宰のファンは、自分自身に向かって太宰が語りかけている、これは自分のことを言っているのだ!!
って思うんだよね。
関連して思うのは、結局、世の中では、人は、みんな自己愛惜という心を持っていて、なんとかして自分の方を向いてもらいたい、自分はこんなに大変なのだ!! こんなことをしている自分はすごい!とだれかに認めてほしい
という気持ちを持っていると思う。
そいう点からすると、私にとって、“神”という存在があるとすれば、まったく自分自身の利害を考えない、という存在だと思う。
卑近の例では、たとえば、飲み会の幹事なんかを進んでやる人がいるとする。
そして、おそらく、お疲れさま、大変だねぇ、などと声をかけられるだろう。
しかし、それは人のためにやっているわけではないと私は意地悪くも考える。
つまり、自分自身の満足のためにやっているのだ。そのような自分が好きなのだ。
これは、おそらくボランティアもそうなんだろうなぁ、と思います。
が、なかなか、こんなこと世間的には言えないよね。こういうことを考える人は、底意地が悪いですけども、しょうがない。。。
という自分自身も、そう書くことによって、自分はこんなことを考えているぜぃ、と自己の虚栄心?を満足させているのであります。
要するに、そういうことに自覚的であれ、ということ。
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深夜の読書中:佐藤正午「身の上話」光文社
光文社のPR雑誌「本が好き!」に連載されていた小説。連載中もちらっと読んでたんだけど、再読。
人は、その生涯に置いて、意識的にあれ、無意識的にでもあれ、計画的にでもあれ、突発的にでもあれ、ある決断をし、ある行動をする。
その一つの行為が、後の行為へと連鎖的につながっていく。。。
っと、「Y」や「ジャンプ」や佐藤正午さん特有の、ある決断が、その後どうなるか。その人にとってどういう意味を持つのかを描いた作品。
ぐいぐい読ませます。
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今日書いた答案:二通
またも紛失
今度は、じれーけんきゅうぎょーせーほーを紛失!!
どこに埋もれているのやら。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
立川アレアレアのラーメンスクエアに新しくできた、
「横浜家系ラーメン 無限大門家」に行ってみた。
普通に美味しいんだけど、これは!!
ってほどの感動はなかったかな。
なかなかラーメンも奥深いですなぁ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんか、髪の毛から覚せい剤出たみたいですなぁ。
毛髪から出るっていうのは、相当やってないとでないらしいですよ。
尿検査で残留していなくても、長期間やっていると髪の毛から出るんだよね…。
さて、起訴便宜主義をどう考え、使うか、見ものでございます。
どこに埋もれているのやら。。。
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立川アレアレアのラーメンスクエアに新しくできた、
「横浜家系ラーメン 無限大門家」に行ってみた。
普通に美味しいんだけど、これは!!
ってほどの感動はなかったかな。
なかなかラーメンも奥深いですなぁ。
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なんか、髪の毛から覚せい剤出たみたいですなぁ。
毛髪から出るっていうのは、相当やってないとでないらしいですよ。
尿検査で残留していなくても、長期間やっていると髪の毛から出るんだよね…。
さて、起訴便宜主義をどう考え、使うか、見ものでございます。
気づいたら、8月中旬。
ぐわ。
なんだか、まったくもって、時間的余裕がない日々の今日この頃。
先週で、みんじのもぎさいの主要なところは終わり。直前は、夜中に添付つきメールが飛び交いました。
国際けーざいほーのしゅーちゅーこーぎ、面白いけど、どっぷりつかれますなぁ。
どっきーんほーのはんれーひょうしゃく課題、6000字はなかなか厳しいのぉ。
裁判員制度の第1号は、否認事件じゃないから、事案としてはそれほど複雑ではないですな。
もう少しして(公判前せーり手続きが終わって)、否認事件が出てき始めたら、裁判員は厳しい選択をせまられるだろうなぁ、って思ったり。
最近読んだ本:佐伯啓思「大転換」NTT出版
青木昌彦「私の履歴書 人生越境ゲーム」日経
両者とも、色々語りたいことがあるけど、またの機会があれば…
なんだか、まったくもって、時間的余裕がない日々の今日この頃。
先週で、みんじのもぎさいの主要なところは終わり。直前は、夜中に添付つきメールが飛び交いました。
国際けーざいほーのしゅーちゅーこーぎ、面白いけど、どっぷりつかれますなぁ。
どっきーんほーのはんれーひょうしゃく課題、6000字はなかなか厳しいのぉ。
裁判員制度の第1号は、否認事件じゃないから、事案としてはそれほど複雑ではないですな。
もう少しして(公判前せーり手続きが終わって)、否認事件が出てき始めたら、裁判員は厳しい選択をせまられるだろうなぁ、って思ったり。
最近読んだ本:佐伯啓思「大転換」NTT出版
青木昌彦「私の履歴書 人生越境ゲーム」日経
両者とも、色々語りたいことがあるけど、またの機会があれば…