2009年08月

2009年08月31日

外国人810万人を国外へ退去、自国民の就労保護で―ロシア

外国人810万人を国外へ退去、自国民の就労保護で―ロシア
8月27日20時5分配信 Record China

26日、ロシアが自国民の就労優先権を保護するため、経済危機以降、800万人以上の外国人を国外へ退去させていることがわかった。写真はモスクワの中国人商業区。
2009年8月26日、香港誌「亜洲週刊」によると、ロシアが自国民の就労優先権を保護するため、経済危機以降、800万人以上の外国人を国外へ退去させていることがロシア連邦移民庁の報告からわかった。環球時報が伝えた。

記事によると、2008年にロシア国内に在留していた外国人の数は1350万人だったが、今年1〜7月までに在留外国人の3分の2にあたる810万人もの外国人を退去させており、現在在留しているのは主にタジキスタンやウズベキスタンなど旧ソ連の独立国家共同体(CIS)に属する国々の国民約540万人ばかりだという。

ロシアは肉体労働を中心に労働力が不足しており、違法に外国人労働者を雇用するケースが多く、その罰金は累計12億ルーブル(約35億4500万円)に達している。特にCISに属する国はロシアと相互に査証免除(ノービザ)の関係を結んでおり、ロシアに流入する失業者が跡を絶たないという。(翻訳・編集/岡J田)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000027-rcdc-cn

2009年08月30日

ソ連、ロシア国歌の作詞者、詩人のS・ミハルコフ氏が死去

ソ連、ロシア国歌の作詞者、詩人のS・ミハルコフ氏が死去
8月28日0時29分配信 産経新聞

 ロシアのラジオ局エホ・モスクブイによると、ソ連とロシアの国歌を作詞したことで知られる児童詩人で作家のセルゲイ・ミハルコフ氏(96)が27日、モスクワ市内の病院で死去した。老衰とみられる。

 メドベージェフ大統領とプーチン首相は同日、息子の映画監督、ニキータ・ミハルコフ氏ら遺族に弔意を伝えた。

 セルゲイ・ミハルコフ氏は第二次大戦中の1943年、独裁者、スターリンの命でソ連国歌を作詞。プーチン前政権期の2001年にも、ロシアの国歌として復活したソ連国歌の歌詞改訂を担った。(モスクワ 遠藤良介)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000503-san-int


露においしさ伝われ 二十世紀梨をテスト出荷 鳥取

露においしさ伝われ 二十世紀梨をテスト出荷 鳥取
8月28日0時34分配信 産経新聞

ロシアへの出荷作業に追われるJA鳥取中央東郷梨選果場(盤指彬子撮影)(写真:産経新聞)
【ふるさと便り】

 鳥取県から初めてロシアにテスト輸出される二十世紀ナシが27日、同県湯梨浜町のJA鳥取中央東郷梨選果場で箱詰めされ、出荷された。7月にテスト輸出したスイカに続いて全農鳥取県本部が挑戦。6月末に就航した同県境港市と韓国、ロシアを結ぶ定期貨客航路を利用して送られる。

 今回出荷されたのは、3Lの大玉で糖度11度以上の厳選されたナシ。専用の機械で糖度や熟度を計測した後、保護用のネットをかけて箱詰めされ、ロシア語で「TOTTOPИ(鳥取)」、漢字で「極」(輸出用のブランド名)と記されたシールが、ナシ一つひとつに張り付けられた。

 発送された5キロ入り150ケース(750キロ)は積出港の境港で28日に通関手続きを受け、30日に出港。ロシア・ウラジオストク港には9月1日に入港し、5日にも販売が始まる。

 50ケース分は試食やプレゼントにあてるため、販売されるのは100ケース分。ウラジオストク市の高級食材を扱うスーパーマーケットの売り場に並ぶ。現地での価格は輸送経費と関税が上乗せされるため、国内での相場の約3倍の1個500円になるという。

 同市では来月6日から「鳥取週間」が始まることから、同日には平井伸治知事も現地入りし、行政府や報道機関を訪問してPRする。県農政課は「鳥取ブランドの二十世紀ナシのおいしさを知ってもらい、継続的な輸出に結びつけたい」と話している。

 同県の二十世紀ナシは今年、米国、台湾、香港など十数カ国に約1200トンが輸出される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000504-san-soci


2009年08月29日

大戦70年 露、歴史見直し拒否 「解放者」地位譲らず

大戦70年 露、歴史見直し拒否 「解放者」地位譲らず
8月28日7時57分配信 産経新聞

ノモンハン事件当時の満州周辺(写真:産経新聞)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアが近隣諸国による第二次大戦の歴史見直し機運に強く反発している。1939年に日本の関東軍とソ連軍が衝突したノモンハン事件について、メドベージェフ大統領は「この勝利の本質を変える捏造(ねつぞう)は容認されない」と強調。欧州での独ソ戦(41〜45年)をめぐっても、ソ連をナチス・ドイツと並ぶ「占領者」とみる東欧・バルト諸国と対立を深めている。「欧州の解放者」を自負するロシアは、「無謬(むびゅう)の戦勝国」というスターリン史観を国際的影響力のテコとし続けたい思惑だ。

 メドベージェフ大統領は26日、モンゴルの首都ウランバートルで行われた、ノモンハン事件の70周年行事に出席。モンゴルのエルベグドルジ大統領とともにノモンハン事件での司令官、ジューコフ将軍の記念碑に献花した。

 モンゴルでは同事件について「(モンゴルは)日ソ両国の犠牲になった」とする解釈も出ているが、メドベージェフ大統領は事件を日本に対する「(ソ連、モンゴル)共通の勝利」と位置づけ、同じ歴史認識に基づいて友好関係を築くことを訴えた。

 メドベージェフ氏はまた、「(戦闘で)関東軍は壊滅的打撃を受けた」とし、事件は「対ソ開戦しないとの日本の決定に影響を与えた」と指摘。これを受けて「(ソ連は)41年に極東からモスクワに大戦力を移動できた」と述べ、ノモンハン事件での勝利が西部での対独戦勝利につながったとの考えも示した。

 独ソ戦をめぐっては23日、両国が東欧・バルト諸国の勢力圏分割を約した秘密議定書「モロトフ・リッベントロップ協定」も締結から70年を迎え、その評価をめぐる議論が再燃している。

 戦後のソ連支配を「新たな占領」とみる東欧・バルト諸国では、「協定はナチス・ドイツのポーランド攻撃を可能にし、第二次大戦の原因となった」との認識が主流だ。23日にはバルト三国首脳が「20世紀の2つの全体主義(ナチスとソ連)についての誠実な評価」を欧州連合(EU)に求める宣言に署名した。

 他方、ロシアでは、特務機関の対外情報局(SVR)が「協定は当時の状況において可能な唯一の防衛策だった」との公式見解を発表。当時の英国やフランスがソ連との対独共闘を渋ったことにその責任を帰した。

 ロシアは今年5月、治安・特務系省庁の代表者らを中心とする大統領直属の「反歴史捏造委員会」を創設し、国内外の非官製史観を封じる意思を鮮明にしている。

 ■ノモンハン事件 1939年5月、ソ連の影響下にあったモンゴルと、日本の傀儡(かいらい)だった旧満州国の国境をめぐる衝突から発展した大規模戦闘。関東軍は大本営の戦闘不拡大方針に反して攻勢をかけたものの、ソ連軍の総攻撃の前に大敗を喫した。同年9月に停戦成立。死傷者は日本側約2万人、ソ連側約2万6千人とされる。日本で対ソ開戦論が後退、南進論が優勢となる契機ともなった。

 ■モロトフ・リッベントロップ協定 1939年8月、ソ連のモロトフ外務人民委員(外相)とナチス・ドイツのリッベントロップ外相の間で調印された独ソ不可侵条約の付属秘密議定書。この中で両国はポーランドとバルト沿岸諸国の勢力範囲を画定。ソ連はフィンランド、エストニア、ラトビアとポーランド東部を、ドイツはリトアニアとポーランド西部を「利益圏」とした。ドイツは同年9月にポーランド侵攻を開始した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000057-san-int

2009年08月28日

チェチェン首都で自転車を利用した自爆攻撃=通信社

チェチェン首都で自転車を利用した自爆攻撃=通信社
8月22日3時28分配信 ロイター

 [グロズヌイ(ロシア) 21日 ロイター] ロシア南部チェチェン共和国の首都グロズヌイで21日、爆発があり少なくとも警官4人が死亡した。ロシアのインタファクス通信が伝えた。
 検察当局者は自転車を利用した自爆攻撃が連続的に実行されたと述べた。
 ある目撃者はロイターに対し、爆発音を2回聞いたと語った。5回爆発があったとの報道もある。
 タス通信(ITAR・TASS)によると、複数の攻撃が1時間弱の間隔で実行された。
 ロシアの非常事態省や警察当局者はロイターに対し、死者数は把握できていないと述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090822-00000297-reu-int