横田栄司ブログ“帰ってきた よこちん'S Diary

文学座所属の役者 横田栄司さんのブログです。

2008年09月

上陸!!

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ゴマちゃん、福岡上陸。

海を泳いで川に迷い込んで、
顔を上げたら中洲の中ジョッキの中でした。

今回の遠征、ダーツを通して、
どんな人達と出会えるんでしょうね。
ワクワク。

↑仕事しろ。

サラバ!!

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名作の発信地。
“ベニサン”

“ベニサン・ピット”という小劇場と、
“ベニサン・スタジオ”
という7つの稽古場から成る
東京の演劇人のメッカ。

もともとは染め物工場だったのを、
新宿で一時代を築き、
劇団を解散した頃の蜷川さんの芝居に
先代の紅三の社長が惚れ込み、
「君は本物だ。ウチの工場で稽古しなさい。」
って言って、
工場の一部を劇場兼、稽古場にしちゃった、
てのが、始まり。
日本にもあったパトロン伝説!!

その後、
実験的な演劇をやる(貧乏な)劇団がこの地に集まり、
数々の名作が生まれました。

写真にある稽古場は、その中で一番広い
“第一スタジオ”。
今回の松竹公演や、大掛かりなお金持ちカンパニーが使います。
幸四郎さんのバンテリンのCMも
ここが舞台でしたね。

壁には、見えますかね?
この稽古場で稽古した芝居のポスターが
ベッタベタと貼られています。

“世界のニナガワ”と呼ばれるきっかけになった
『NINAGAWAマクベス』の海外公演用のポスターも
貼ってありました。
社長の見る目は間違ってなかったと
証明するかのように。

この“ベニサン”、
来年の1月をもって閉鎖されます。
理由は諸説様々。
老朽化とか、税金高いとか。
芝居好きなら、引退しないでなんとかしろよ
小泉さん!!

今日、最後の稽古が終わったので、
ここに通うのも今日で最後。
帰り道、何度も何度も振り返りました。

悲しい。
寂しい。
さらば、ベニサン!!

プロ!!

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両国の稽古場に通っています。

場所中なんで、お相撲さんがやたらといます。

この前ここに写メを載っけた立ち食いソバ屋では、
髪の伸びきらない若い力士が、
「天ぷらソバの大盛り!!」との声。
若くても声のしゃがれかたは、往年の高見山ばり。
(古い?)

そんなんで足りんの?って思ってたら、
「あと、単品でチクワ天とナス天、
いなり寿司二個!!」
さっすが~、そーこなくっちゃ!!

って、思った瞬間、
「それと、カレーライスにコロッケ乗せて!!」
だって。

これ聞いてて、むせて鼻からソバが出ました。

さて、件の写真。
稽古場近くのお弁当屋さん。
パッケージには¥525のシールが貼ってありますが、
看板に偽り無く、¥390。
肝心の、味よし、量よし、値段よし。
さすが下町。

僕が食べたのは中華弁当。
他にも、ハンバーグ弁当とか、焼肉弁当、
焼き魚弁当など、7、8種類ぐらいあります。

この日居合わせたお相撲さん二人。
一人はこのお弁当を4個、もう一人は、
3個とカップラーメンを買って行きました。

パシリじゃなく、自分で全部食べるんでしょうね。
“仕事”だもんね。

いろんなプロがいるもんです。
アッパレ!!

創作!!

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稽古休み。

近所のショッピングモールで回転寿司食べて、
外に出たら隣に“LEGO”があったんで、
『お船』を作って署名してきました。

教訓。
ヒマな役者はろくな事をしない。



…教訓になってないし。

組み合わせ!!

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差し入れで頂いたシャンパン、ヴゥーヴ・クリコ。
名作シャンパン。

つまみは魚肉ソーセージとフランスパン。
両方合わせて¥100。

合わせて飲み食いすれば、ヴェルサイユ宮殿のおやつ。

お試しあ…

試さなくていいです。

麺!!

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昔っから『麺が好きな人間に悪い奴はいない』
なんて申しますが…。

え、言わない!?
おかしーなー。
ま、いいや。

ぼくは、そば、ラーメン、パスタ、うどん…。
みんな好きです。
大好きです。

もっと言えば、
安っぽい麺が好き。

そばだったら立ち食いそば。
写真は両国『文殊』の“ざるそば定食”
¥550。
立ち食いなのに、そばは茹でたて。
名店。

ラーメンは、なんでも好き。
新宿とか荻窪の名店のものから、
町の中華屋、王将とか日高屋のラーメンも好き。
鋼太郎さんのとんこつラーメンは絶品。

パスタ、ってゆーか、スパゲッティ。
喫茶店のナポリタン。
なるべく太いのが好き。
ママーで言ったら1.8ミリ以上。
もっさもさのが好き。

うどんも太くて硬いのが好き。
写真はさいたま市の『藤原』の
“肉汁うどん、中盛り”
¥850。
激ウマ。

ソース焼きそば大好き。
玉ねぎ、ピーマン、ニンジンが入ってなくて、
必死こいて探さないと
キャベツも豚コマも見つからない、
味の濃いのが好き。

写真はチェーンの居酒屋、
『はなの華』の“下町のソース焼きそば”。
¥480
具材、サービスしすぎだって。
(ホントはちょっと嬉しい)

最近食べ物ネタばっかり…。

役者のブログです。
一応、念のため。

思い出!!

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ふあんふあん。
とろんとろん。
ぷりんぷりん。

パンダの名前じゃないよ。

写真のオムライスを口に入れた時の感触です。

東銀座、歌舞伎座並びにある老舗喫茶店『YOU』。

最初にこれを食べさせてくれたのは、今は亡き、
北村和夫さんでした。
ま、その後食べさせてくれた人はいないんですが。

当時僕は劇団員になりたてで、仕事も無く、
アルバイトをしたり、
北村さんのセリフを覚える相手や、
映画やテレビの撮影現場で、
北村さんの付き人みたいなことをやって
おこずかいを頂いたりしてました。
『ちゅらさん』とか、『極妻』とかね。

ある日、新橋演舞場に出演中の北村さんの楽屋に、
別の仕事のセリフを覚える相手をしに行ったんです。

その時に
北村さんが出前で注文しておいてくれたのが
このオムライスです。

「食え。ビックリするぞ。」
と、例のダミ声と、あの、誰もが好きな
ニヤッとした、イタズラ少年の様な笑顔。

ひと口食べて、本当にビックリしました。
『うんっめー!!』
と、目の前に大先輩がいるのを忘れて叫んでました。

「ガハハハ!!、な?」

と、これもいつもの豪快な笑い声。

今、稽古で東銀座に来ているんですが、
この街に通うたびに、
一度は『YOU』に立ち寄ります。

演舞場に出演してる時は、
この思い出話をするために後輩を無理やり 連れて行きます。

北村さーん!!
今日も稽古場では
北村さんのエピソードに
花が咲いてますよー!!

稽古場に
枯れないチェリーの
花が咲く

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『ガラスの仮面』、北九州千秋楽の日。

飛行場へ向かうバスを待ち
時間をもてあます
出演者陣。

この人は最後まで楽屋を楽しませてくれました。

川久保拓司26歳。

不安にさいなまれながらも活力のある挑戦前の瞳。

食べ終えて自分が誰なのか、
ここがどこなのかさえ分からなくなってしまった
表情。
「よこちんさん、一言言っていいっすか?」
「何ナニ!?」
「気持ちわり~っす。」
爆笑。百点。

拓ちゃん、
あなたのお陰で、まるまる1ヶ月、
本当にハッピーな楽屋でした。

またね!!

わそー!!

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稽古着。

和物なんで荷物が多いぞ。

浴衣、袴、帯、腰紐、雪駄足袋。
上の方に写っているT字型の木は袴板。
帯の結び目に挟み込んで、
袴の背中の板を乗っけるんです。

久しぶりに着るんで、
自分で着られるか実験。

うん、着られる。

とゆーことで、陰干しして、アイロンかけて
(これが結構タイヘン)、たたんで、
風呂敷に包んで…。

台本やら筆記用具やら合わすと4~5キロになる
バッグをかついで出勤です。

ゆうべ行ったガラスの仮面の打ち上げ、
みんなの開放的な元気な顔とバカ話で
パワー注入されました。

さ、今日から立ち稽古!!

秋!!

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『夏目漱石読んでるか?
藤村は?荷風は?…』

今回は、
明治の終わり頃、
流行作家(近藤正臣さん)の一番弟子で
才能はあるが、やさぐれた若い作家の役です。

冒頭のセリフは弟弟子、
草助(岡本健一さん)に説教するシーンの一部。

自分のセリフに説得力を持たすために、
セリフに出てくる作家の本を読んでいます。
これも立派な役作り。
台本暗記から現実逃避してる訳じゃありません。
断じて。

セリフには出てこないけど、
流行りの小林多喜二もあったんで読んでいます。
『蟹工船』ね。
現実逃避じゃ…。

まさに、
読書の秋。
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