2005年11月14日

博多調査の総括

さて、総括。今回えらそうなことを言います(笑)。最初にいっておきます。この記事だけは読まない方が良い!
じつは、ある仮説を検証するために、福岡へ行きました。
それは、「福岡のラーメンは近い将来、岐路に立たされる」というものです。
もつ鍋は食べられませんでしたが、まあしょうがありません。私は調査員です^^;

今回の調査を表現すると、一緒だったkyoui師が図らずも指摘していた「博多はとんこつしかないからなぁ」という言葉に集約されます。極論ではあるが、本質を突いている。

これまでとんこつブームを経験し、福岡=とんこつというイメージが定着してます。いまでは、地元のイメージ=全国のイメージというところですか。そのような商圏拡大過程の中で、味の平坦化・一般化が進み、あっさりの傾向が強くなるだけだったようにも見えます。
地元の人でも、昔はもっとこってりだったということの正体はおそらくそんなところでしょう。

過去を回顧すれば、それは歴史の選択であり、当然の帰結かと思う。
みそラーメン、正油らーめん、塩ラーメンとは別軸としてスープそのものが味の主体というブランドの特殊さが、画一化・同質化が進んでいる理由の1つかもしれません。少なくとも多様性が少ないことが足かせとなっていると思う。
それらの、いろいろな要素がが合わさり、同質性のなかでの味競争、価格競争となり、地元の人すら持つという「ハズレが多い」というイメージにつながっているのではないでしょうか。

あるいは、これは札幌のラーメンがかつて通った道と通じるところがあるかもしれない(ハズレが多いかは別として)。たとえば、いまの札幌のラーメン業界では、ハイブリッドな傾向が強くなり、昔のラーメンを継承はしているが、うまく変わり続けてきた=変容(trasformation)してこれたと思う。とんこつラーメンはどちらに行くのか。なにが変わるべきで、なにが変わらざるべきか。
たまたま、札幌人は新しい物好きだったというのもあるでしょう。

それとは話が変わりますが、福岡のラーメン業界では、必要多様性を保持するメカニズムが成熟していないように見受けられた。同質化が進みすぎている。うまいラーメンにも会えましたが。それとこれとは別。
そういった意味では、一風堂がプロデュースしているという五行の「こげこげなラーメンの斬新さを通り越してやり過ぎな感じ」や、TAIZOの「なぜメニューにあるかわからない醤油らーめんの違和感」などは、必要な異質性である分、期待できる要素です。

たしかに、近いうちに、福岡のラーメンは変わる可能性はある。
あるいは、このまま変わらないことが良いかもしれない。
今後、どのようなブランドになるか注目です。良い調査でした。

それでは!

rva01 at 12:02│Comments(0)TrackBack(0)コザカイ雑記 

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