2007年07月25日

学校だよりへの想い(13) 若さをいただく4

f989b452.JPG ここのところ、重たい話題が続いている。今日は、お口直し(?)に、一つ、軽い話題といきたい。

 なお、今日、掲載する記事内容のいくつかとテーマは、かつてとり上げたことがあり、重複してしまうことは、あらかじめお詫びしたい。

 それでは、学校だより、本文をどうぞ。




 若さをいただく。


 朝の昇降口に立っていました。登校して来る子どもたちと、挨拶をかわします。
「おはよう。」
「おはようございます。」

 挨拶だけでなく、声をかけてくれる子もいます。
「校長先生。今日は、何でそんな格好をしているの。いつもは格好いいのに。」
「ええっ。そうかい。今日は、格好悪いかい。・・・。みんなの遠足についていくからかな。」
背広姿でないことを、こんなふうに言われたのでした。

 「校長先生。これ見て。何だか、分かる。」
「分かるよ。毛糸だろう。」
「違うよ。何に使うかということだよ。」
「ああ。そういうことか。・・・。図工で使うのかな。」
「ピン、ポン。今日ね。図工があるのだよ。版画で使うの。」
「そう。張り切っているから、いい作品ができそうだね。」

 また、別の子です。
「校長先生。何でいつもここに立っているの。」
「そうだな。なんでかな。・・・。そうだ。みんなと挨拶するためにいるのだよ。」
「ふうん。『おはようございます。』って言うためにいるのか。じゃあ、もう一度、おはようございます。」

 次の子は、張り切って報告してくれました。
「校長先生。わたしねえ。きのうの交通安全教室で勉強したことを全部守って学校へ来たのだよ。」
「そうか。それはえらいね。交通事故にあわなくてすむね。これからも、そうしてね。」

 別な日のこと。
「校長先生。昨日は、(地域の10小学校の)音楽会に来てくれてありがとうございました。」
「ああ。どういたしまして。みんな上手に歌えていたから、よその学校の先生がほめてくれたよ。よかったね。」


 次は、校内のことではありません。近所の幼稚園、保育園の運動会にお邪魔したときのことです。本校の児童も大勢いました。
「あっ。校長先生だ。」
「校長先生。何で来たの。」
「校長先生も、この幼稚園に弟か妹がいるの。」
「ええっ。それはちょっと違うなあ。それを言うのなら、『孫』でしょう。」
 思わず苦笑をうかべながらも、ふと思いました。もしかしたら、この子たちは、わたしを友達のように扱ってくれたのかもしれません。


 次は、まちのお祭りでのことです。
 A中学校のB校長先生がおみこしに乗り、それをA中の生徒がかついていました。B校長は、てなれた様子で、生徒たちの掛け声に合わせ、手を振っていました。B校長を慕い、大好きに思っている生徒の気持ちがうかがえて、いい光景だなあとジーンとしてしまいました。

 そうしたら、次は、わたしまで乗せられてしまいました。かついでくださったのは地域の方々。保護者の方も大勢いらっしゃいました。もう、大変恐縮してしまいました。そして、ありがとうございました。

 でも、わたしは、とても、B校長のようにはいかず、おみこしの綱に必死にしがみつきました。

 降ろしてもらうと、子どもたちが寄ってきました。
「校長先生。すごい。」
「格好よかったよ。」
「いやあ。格好悪かったと思うよ。初めてだったから、とってもこわかった。」


 最後は、また、昇降口前に戻ります。
「校長先生。校長先生は、今日もにこにこしているね。」
「校長先生。校長先生は、今日も、絶好調。」
駄洒落まで言ってくれる子どもたちです。

「でもね。いつも、みんながにこにこしているから、わたしは、つり込まれてにこにこしてしまうのだよ。みんなのおかげなの。」

 そうなのです。わたしの場合、仮に不機嫌な気分だったとしても、子どもの前に立てば自然に笑顔になってしまいます。


 わたしたち教員は、子どもから笑顔をもらっているのですね。

 いえ。笑顔だけではありません。わたしの場合は、若さまでいただいている気分です。





 本文は以上だが、・・・、


 今、本学校だよりを読み返してみて、つくづく思うのは、『笑顔、若さは、何も子どもたちからだけいただいているのではないな。』ということだ。

 まず、地域の方からも、さらには、教職員から。

 そして、今は、・・・、初任者から、また、このブログの読者の皆様からも。ただただ、感謝である。ありがとうございます。


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 じつは、今回とり上げた学校だよりには、もう一つ、『○年○組の○○です。』のエピソードも載せています。しかし、それはかつてメーンの記事としてとり上げたことがありますので、ここでは割愛しました。よろしければご覧ください。下記、『マニュアル』の後半部分です。
 ただし、学校だよりでは、『マニュアル人間にしようとしているようで、いやな気持ちがした。』という部分は割愛しています。
 ただ単にほほえましいエピソードとして掲載しました。

    平成18年1月10日  マニュアル

 それでは、今日も、1クリックお願いできますか。最近のクリック数からも、若さをいただいています。


rve83253 at 11:09│Comments(3)TrackBack(0)子どもと管理職と | 学校だより

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この記事へのコメント

1. Posted by きくちR   2007年07月25日 18:20
私は、toshi先生のこのブログから安心をいただいています。
toshi先生が、子ども達のことを第一に考えて子ども達に関わって
くださっていることに、感謝しています。
教育者ではないけど、近所のおばちゃん、または○○くんのお母さんとして、
toshi先生のブログからいただけるヒントを基に、出会う子ども達に
接していきたいと思いながら、いつも読んでいます。
2. Posted by toshi   2007年07月25日 23:52
きくちRさん
 いつもメールをくださるきくちさんでいらっしゃいますでしょうか。
 身にあまるお言葉をいただきました。ありがとうございます。
 時代がどう変わろうと、子ども第一の目線だけは、大事にしていきたいと思っています。
 保護者の方から見た場合は、『安心第一』なのですね。
 教育改革も、この目線だけは見失わないでほしいですね。
3. Posted by きくちR   2007年07月26日 06:13
toshi先生
 はい、いつもメールでお世話になっているきくちです。
 >保護者の方から見た場合は、『安心第一』なのですね。
 はい、子ども達が穏やかな気持ちで学校で過ごせるといいなぁと
 思っています。

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