2007年09月14日

あまりに不器用な、〜。3

943083d0.JPG 今回の、国のトップの退陣には、国民みんなが驚愕しただろう。所信表明演説をして、これからの施策への決意を述べ、野党の代表質問を受ける直前の退陣など、あっていいことではない。


 今回の事態について、数人の政治家の論調に、共感するものがあった。

「子どもが総理大臣をやっていたら、こういうこともあるかなと思います。そういう次元ですね。」
「朝、起きて、『ああ。今日はテストだ。それなのに、何も勉強していない。学校へ行きたくないなあ。』そう思って学校を休んじゃった。そんな子どものレベルだと思います。」
「おぼっちゃんの無責任内閣です。」


 わたしは、以前、領収書大臣、ばんそうこう大臣のことを、記事にしたことがあった。

    8月17日  姪から届いたメール(2)の後半です。

 あの時感じたのと同じことを、今回も感じた。

 人間関係調整力のなさ。

 いや。さらに付けたしたくなった。それは、生き方の不器用さ、あまりの不器用さだ。

 そう言えば、2回前の記事、『PTAと学校(1)』でも、いただいたメールを紹介したのだが、そのなかに、『PTAへの対応が不器用だとみなされてしまう校長』というのがあったっけ。
 また、先の『姪から届いたメール(2)』にいただいたコメントでは、『電話も満足にとれない一流大学生』のことが書かれていた。

 これらは、すべて、軌を一にしていると言えよう。


 先の政治家のコメントをもう一度見てみよう。ある意味、子どもレベルなのだ。

 知識のみ肥大化した、せまい意味の学力優秀生の、なれの果て、・・・、そう思う。


 いや。こんな言い方をしたら、子どもに失礼だよね。わたしがふれ合っている子どもの方が、はるかに、器用に生きていますよ。


 問題は、こういうのが、国のトップにいたということ。


 今朝のテレビが言っている。

「自民党は、次の総裁選の話題で活気づいているが、これでいいのか。あんなやめ方をしたトップを一年前に選出しておいて、それへの反省はないのか。国民へのお詫びもない。
 これでは、また、同じようなトップを選んでしまうおそれがある。(日本がこれからどうなってしまうか心配だ。)」
「お詫びはまだある。今は、国会の開会中だ。それなのに、こんな事態になり、長い政治空白を生んでしまう。それへのお詫びだってあるだろう。」

 (  )は、わたしの思いを付け足したもの。

 いやあ。ある意味、日本は危機だね。


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 決断力のなさも言えますね。やめ方も含め、多くの事態が、遅れを招いてしまいました。

 怒ってばかりもいられません。これらは、教育の責任でもあるのです。


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rve83253 at 09:41│Comments(4)TrackBack(0)エッセイ | 教育風土

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この記事へのコメント

1. Posted by きくちR   2007年09月14日 18:44
知識はあってもそれを活かすことができなかったり、自分で考えることができなかったり、というのであれば、学校、家庭を問わずですが教育の問題のような気がします。
家庭での教育のことですが、我が子が困難に陥らないように、なんとなく危ういものに近づかせたくない気持ちが働くときがあります。ただ、ずっと遠ざけておくことは不可能です。今日のtoshi先生のブログを読んで、内容にもよりますが、意外と恐れるものは少ないことを教え、不都合なことにどういう心構えで対処するかなど子どもと話してみようと思いました。
2. Posted by くるみ   2007年09月15日 05:39
toshi先生の懐の深さ、またまた感じ入っています。
一方的なことをおっしゃらず、ご自分のお立場から問題を省みる姿勢。今回の一件で、私達大人が一番気をつけたい大切なことだと思います。子どもはきっとそんなところを見ているでしょう。

そして、↑きくちRさんのご意見にもとても共感します。勇気をもって、そして、柔軟に生きていくことがどんなに大切かを子どもと語るチャンスにしたいなあと思いました。
3. Posted by toshi   2007年09月15日 08:40
きくちRさん
 お寄せいただいたコメントを拝読して、以前、わたしが記事にした、ある先輩の『やまなし』の授業を思い浮かべました。
http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/2006-10.html#20061015
 『人間の成長には、平和でのどかな場面だけではなく、こわかったり不安に思ったりすることも、必要なのだ。』と、子どもが読み取った授業でした。
《意外と恐れるものは少ないことを教え、不都合なことにどういう心構えで対処するかなど子どもと話してみようと思いました。》
 そうですね。ほんとうに、こういう力を身につけることが、人生を豊かにするのでしょう。いい意味の楽天家と言えるかもしれません。
4. Posted by toshi   2007年09月15日 08:44
くるみさん
 今回の件は、教育に携わるものとして、どうしても、子どものときの教育の大切さと結び付けて考えざるを得ませんでした。
 また、今回のようなことがあると、ほんとうに、政治家の人となりがよく分かるものだなと感じました。ふだんはなかなかそこまで分かりませんものね。もっとも、『分かった気がした。』くらいのことかもしれませんが。

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