2007年09月26日

理科の総合化 チョウの名前を調べる(1)5

理科と理科学習の総合化とをとり上げてきたこのシリーズ。今回は、この『ベニシジミかな。』をめぐっての調べ学習をとり上げる。

 

 そのまえに、このシリーズをお読みでなかったら、前記事からどうぞ。

 

    ベニシジミかな?

    ベニシジミかな?(2) 総合的な学習の時間とは、(2)

 

 

 冒頭、A先生は、

 

「Bちゃんが、『ベニシジミかな。』って言っていたよね。ベニシジミかどうか、どうしたら、分かるかな。」

と投げかけた。

ヒメアカタテハ5 

 これは、いい。

 

わたしは、『ベニシジミかな?』の記事に書いたとおり、

「子どもには、〜、『図書室で調べてみようよ。』と言いなさい。」

と、A先生に言ったのだった。これでは、『学び方』を、指導者が規定してしまっている。

 

 しかし、A先生の発問は、そうではなかった。『学び方』を子どもに問うている。そこまで子どもに考えさせようとする姿勢に心うたれた。

 

たいしたものだ。わたしより、いいね。

 

 

 それで、子どもからは、

「外へ見に行く。」

「図書室へ行って図鑑で調べる。」

「教室のパソコンで調べる。」

の3つの考えが出た。

 

 

そうしたら、さっそく、反論が出た。

「外へ行ったって分からないかもしれないよ。チョウがいなければ分からない。」

「いたって、ベニシジミかどうかは分からない。」

「そうだよ。チョウチョウが、『ぼくがベニシジミです。』なんて答えてくれるわけないじゃん。」(爆笑!)

「ぼくたちが、チョウチョウにくわしくなって、『ベニシジミはこれ。』ってよく分かるようになってからでないと、外へ行ったって、分からないままだよ。」

 

 この意見にみんなが納得し、『パソコンか図書室の図鑑で調べよう。』ということになる。やっぱり、『学び方』を考えさせたことはよかったね。

 

 

 このやり取りから感じたことはまだある。

 

 わたしが、チョウチョウを撮影し、Bちゃんが、『ベニシジミかな。』と言ったときは、Bちゃん一人の興味・関心だったと思う。しかし、この授業では、大いに盛り上がっている。多くの子が、興味・関心をもっているようだ。

これは、その後、A先生が折にふれ、話題にしていたからだろう。よかった。

 

 

ぱそこん1 さあ、それで、パソコンを使いこなせるCちゃんら4人が教室に残り、あとの20人は図書室へ行って調べることになった。

 

 

 

 図書室へは、わたしが同行した。

 

 子どもたちは、調べ学習に慣れているようだった。いつまでも図鑑のたぐいを探している子はいない。みんな思い思いの場所から図鑑を引っ張り出して、調べ始めた。



rve83253 at 23:17│Comments(0)TrackBack(0)理科指導 | 総合的な学習の時間の指導

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