2008年02月19日

新学習指導要領改定案の公表3

6c4c79ec.JPG 今回ほど、国民的な関心の高い改定はなかったのではないか。

 『不易と流行』と言うが、その、『流行』の部分で、ここ数年、騒がしかったものね。その騒がしさに、強い影響を受けての改定のように思える。


 今回の改訂も、やはり、基礎・基本の徹底と、個性を生かす教育との両論併記だ。これは、毎回繰り返されていることだから別に驚かないが、いかにも、『今どき』の曖昧さだなと思えることがあった。それは、『ゆとり教育』を見直すと言っていながら、『生きる力』を育むという理念は変えないと強調しているところだ。その教育観、理念は不明としか言いようがない。


 グーグルニュースで、マスコミ等の論調をのぞいてみた。おおむね、的確なものが多いかなという印象をもった。

〇内容が過密になったことは確かだ。ある新聞は、『文科省は、時間増の割には、それほどふやしたわけではないと言っているが、はたしてそうか。小学校国語の指導項目だけでも、78から131に増えている。』と書いてあった。まあ、よく数えたものだね。

〇わたしが、もっとも共感したのは、『文科省が目指しているのは、基礎的な知識の習得だろう。だが、今の教育現場で深刻なのは、子どもたちの学ぶ意欲そのものの低下なのである。時間増により、授業に拘束する時間が増える。ただでさえ午後は学習に集中できない子どもたちが増えているのに、これでほんとうに学力低下に歯止めがかかるのだろうか。』

 そうだ。その通り。目先のことを気にして、反復訓練、教え込みなどに走れば、子どもの学習意欲は間違いなく萎える。荒れるケースだってふえるだろう。

 だから、教員一人ひとりは、『子どもが主体的、意欲的に学ぶ学習』をいかに保障していくか。そのあたりの指導力を、これまで以上に、問われることになる。

 もう少し、具体的に言うと、

 総合的な学習の時間は、減となった。

 しかし、『総合』における、『自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに、学び方やものの考え方を身につけ、問題の解決や探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む力を育て、自己の生き方を考えることができるようにする。』のは、教科の指導においても、大事なことだ。


〇『不易と流行』と言う。その、『不易』な部分を大切にしてほしい。

 以前も書いたが、『馬を水場に連れて行くのはたやすい。しかし、飲ませることはむずかしいのだ。』

 そう。自ら水を飲もうとする心情を養うことが、何にも増して大事なのである。



 大変だと思う。

 世の風潮は、短兵急を求めるであろう。目先の成果を問うであろう。

 しかし、そのようなことに惑わされてはならない。公立校においては、『好きこそものの上手なれ。』そこに確信をもってほしい。意欲的に学ぶ子どもを育むことが、基礎・基本の確実な定着への近道なのだとの信念のもと、自信をもって取り組んでほしい。


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 道徳が教科にならなかったのは、よかったと思います。道徳的心情を養うことが大切なのですから、・・・。これは、学ぶ意欲とも、深くかかわるでしょう。

 ここでも、子どもの内面を育むべく、師弟同行の精神で、がんばってほしいと思います。

 それでは、今日も、皆様の1クリックをよろしくお願いします。

rve83253 at 02:54│Comments(0)TrackBack(0)教育制度・政策 | 教育観

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