2008年05月11日

むすめへのメール(1)4

f70422ae.JPG 近年、我が家のゴールデンウイークは様変わりした。むかしのようにどこかへ出かけるというのではなく、むすめたち夫婦の来訪を待つようになった。

 ふだんは夫婦2人だけだから静かなものだが、この時期は、姉妹それぞれの夫婦に孫が3人くわわるので、にぎやかなものだ。


 休むことなく動き回る孫たち。大声をはり上げるし、身体は小さくとも足音は大きいし、ときにはけんかもある。階下には養母もいるが、この期間だけは大目に見てくれる。


 何かあるたびに、娘夫婦は、どちらも機敏に動く。

「そんなことをしちゃだめでしょう。」
「うわあ。えらいねえ。Aちゃんに貸してあげたんだあ。」
ご夫君方も、一緒に遊んでやったり、抱き上げたり、お馬さんになってあげたりして、大変ほほえましい。

 まあ、とにかく、ほめたり、叱ったり、食事中もひざにのせたり、・・・、まあ、大変なことだ。


 かつて自分たちもやってきたとは言え、『これが四六時中続くわけだから、息抜く間もないやなあ。大変だ。』などと、感慨深げに、のんびり見ている。


 でも、ときには、

「おじいちゃん。遊んでよ。〜をやってえ。」
などと、孫の関心が、こっちへ向かってくることもある。

 お相手はするが、でも、いいところ、5分から10分くらいしかもたないのだよねえ。体力的にというよりも、根気が続かないのだ。



 そう言えば、仕事の面でも、似たことがある。

 初任者が一日研修のために出張するとき、わたしが全日経営することがある。これは、孫相手と違って、仕事だから、根気が続かないなどという次元ではなく、がんばるが、子どもが帰った後は、正直のところ、どっと疲れがでる。

 『かつては毎日やっていたことなのに。』と思うとなさけなくなるが、しかし、これがけっこう心地よい疲れでもある。(ああ。そう言えば、70歳過ぎても、非常勤講師として、毎日学級経営されている方もいると聞いたことがある。すごいなあ。尊敬してしまう。)



 ああ。すみません。話をもとへ戻そう。


 前回、長女夫婦が来たのは、春休みだったかな。そのとき、ちょっと孫のことで気になることがあった。それで、帰ってから、メールを送った。



 以下、そのメールを書いてみる。


 〜。

 それにしても、子育ては毎日のことだから大変だよなあ。まあ、よくやっているなあと感心している。ご苦労さん。

 ところで、今回はちょっと気になることがあった。それは、Bちゃん(長女の長男)が、親の顔をうかがい見るようになっていたことだ。何かやろうとするたびに、親の顔色を見ていた。

 ごめんな。

 わたしがかつて、C(長女)たちにどう接していたかをたなにあげて、以下のようなことを言うのは、ほんとうに気が引けるのだが、この歳になったからこそ言えるという面もあると思うので、あえて、言わせてもらうね。

 最近、Bちゃんに対して、怒りっぽくなっているということはないかい。なければいいのだが、ちょっと気になった。

 もし、『そうだなあ。怒りっぽくなっているかもしれないなあ。』と思うのだったら、少し気をつけた方がいい。親だってずっと子どもと一緒にいるわけにはいかないのだから、このままでいくと、親のいないところで、あるいは、親の目を盗むようにして、よくないことをするようになってしまうと思うよ。

 だからと言って、ぜんぜん叱らないというわけにもいかないのだから、叱るのはこれとこれというように、ほんとうに問題となることだけにしぼった方がいい。また、できるだけほめる材料を見つけてほめる努力をすることも大切だ。

 もう一つ。叱った後のフォロー。

 叱った後は必ずやめるだろう。そのタイミングを逃さず、
「うわあ。うれしいなあ。さっとやらなくなったね。」
「すぐ言うことがきけるって、すてきね。」

 言葉は何でもいいから、そのようなことを言ってほめてやる。

 そうすれば、親の顔色をうかがうなどということはすぐなくなると思うよ。


 話は変わるが、

 いつだったか、Cと、こんな話をしたよね。

「お父さん。これから、少しでいいから、Bに、いろいろなことを教えてやってくれないかなあ。」

「いろいろなことって何だい。まさか、勉強のことを言っているのではないだろうな。一月に、一度くらいしか会っていないのに、教えることなんてないよ。」

「うううん。そうじゃない。お父さんが、ブログに書いているようなことよ。」


 それで、OKしたのだったが、でも、よく考えてみると、おじいちゃんとしては、Bに教えるというよりも、Cに言いたくなるのだよね。やはり、子どもにとっては、親が一番の環境なのだから、これは仕方ないだろうね。

〜。



 メールは以上です。


 すぐ、Cから返信があった。

「お父さん。ありがとう。

 確かに最近、Bに対して怒りっぽくなっていたと思う。D(長女の次男)とけんかすることがふえてきたからかなあ。つい、お兄ちゃんの方を叱ってしまうのだよね。
これから気をつけます。

 でも、お父さんも、〜には気をつけてね。」

 
 最後は、このときとばかり、注文をつけられてしまった。
 

 

 それで今回、気をつけるともなく、Bの態度に注目していたが、たいしたものだ。親の顔色をうかがうようなことは見事になくなっていた。そして、弟のDに対しても、また、いとこのEに対しても、やさしかったり逆に泣かしたりしていた。もっとも逆にお兄ちゃんが泣かされてしまうこともあるのだけれどね。

 何はともあれ、もとのペースに戻ったので、『ああ、よかった。』と思った。

 むすめを大いにほめたことは言うまでもない。
 

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 写真は、昨年のある日、わたしの孫の手を孫が使っているので、ついおもしろくなり、撮ったものです。孫の手の使い方など、教えたことはないのに、わたしがやっているのを見ていたのでしょうか。

 そう。子どもって、気づかないうちにいろんなことをどんどん覚えていきますね。

 そう言えば、テレビがいつか、3歳から5歳くらいは、毎日、15くらい単語を覚えていくと言っていました。

 でも、ほんとうかなあ。毎日15も覚えたら、すごいことになりはしないかなあ。

 まあ、たぶん、そういう日もあるということではないでしょうか。



rve83253 at 14:45│Comments(0)TrackBack(0)エッセイ 

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